MAC&OTHER
公文書

'08.11.5  mac&other

今年のアップルストア銀座〜5度目の正直?

 iBookがまだ上がってこない。と前回(10.27)書いたが、記事をアップした日の午前中に修理完了の連絡があった。預けてから11日経っていた。

 引き取りに予約はいらないが、バックヤードからiBookが出てくるまで10分以上待つ。書類は修理確認書1枚で、見積書と同じ「Reed Switch and Vent Cover Kit」を交換して「HARDWARE REPAIR-LEVEL 2」の工賃と合わせて税込17,325円というだけの内容。サービス送りだったPB G4の様な修理報告書はない。

 これにはさすがに苦言を呈する。修理履歴を確認すれば画像表示系ばかり5回も故障したことは分かるわけだから、何のレポートもなく「直しました」だけで良い訳がないだろう。

 応対をした店員に話すと、ここからが今までと違うのだが、修理担当を呼んできた。アップルストア内での修理をしていなかった以前とは違い、少しは話の出来る人間がいるということである。

 以前「クイックガレージ」(GSS:日本NCRの子会社)に持ち込んだ時は細かい話もできたが、リコール修理が続いた際に結局はアップルに持って行かねばならず、その後もアップルストア銀座への持ち込みになっていた。しかしジーニアスバーはこの手のハード修理については単なる受付窓口で、大概は書類に書かれたことしか分からないという対応だった。

 で、まあ、話を聞いて、納得がいくかどうかというのとは別なのだけど。

 結局「画像表示系」と言っても故障箇所自体は、チップだったりケーブルだったり都度異なっており、それらがずれて交互に壊れていたという。逆に言えばそうとしか説明のしようもない。

 ちなみにこの“故障〜修理スパイラル”に嵌り続けるしかないのかと言えばそうではなく“救済の時”はある。

 保守パーツの期限は5年。私のiBook(early2003)は今年で修理受付自体が終了するのである。


もう少しでこのメガマックの1台となるところだったiBook。つうか、この5台のDuoはバッテリーさえ確かならちゃんと動くんだが。

'08.10.27  mac&other

今年のアップルストア銀座 後編

 PB G4をアップルストア銀座に持ち込むべくウェブで予約するが、一番早くて4時間後。予約の時間に到着するも、順番待ちモニタでは4人先になっている。何か前も待たされたなと思いながら、とうとう40分待つことになった。

 人が足りない。その上、iPodだかの電源ジャックの無償交換やらで続々お客が来てその対応をしている。そんな物は別コーナー構えておけよと、かなりイライラが増加する。

 やっと見積って貰うと、ジャック周辺だけの交換ならアップルストア内の作業で工賃15,800円+パーツ代。センター送りなら例の全込み一律料金49,000円。その場合は確認の電話をと言われたが即答で断る。選択肢はないんだよ。

 当面の代替機は先日画面消失が始まったiBook。いよいよバックライトが点かなくなってきたので外部モニタに繋いで使う。修理するにしても5万もあれば中古が買えるので、センター送りの一律料金となるならバラしてしまうことに決め、見積のために再びジーニアスバーの予約を取った。

 そしてまた予約時間から40分待たされた。都立病院の整形外科か何かのつもりか?

 私は「バックライトのケーブルが切れています。起動後は外部モニタを繋げて確認済み。横縞が走ったりはしていないのでボードの障害ではありません」と言い切る。

 間違いなく私の方が詳しい。パーツさえあれば自分で直せる。念のため以前の「在宅自己交換修理」の様な対応が出来ないか訊くが、パーツだけ売ることは出来ないそうである。700円パーツの交換に15,800円かよ。

 PB G4は16日に上がってきた。

 修理報告書には「DC-to-DCボードを交換致しました」とある。見積のDC-Inとは違う物だろうが、パーツリストの公開もなくこの名前だけでは何だか分からないからと訊ねる。DC-Inは電源ジャック〜L/B、DC-to-DCはL/B〜バッテリーのボードだそうだ。

 iBookはまだ帰ってこない。


バックライト消失のまま稼働中のiBook。左は社内の余剰機PowerMac G4(AGP)のモニタ。こいつのおかげでバックアップなどが間に合っている。

PowerBook G4の修理   iBookの修理
見積額
Board,DC-In
HARDWARE REPAIR-LEVEL 2

1,500円
15,800円
  見積額
Reed Switch and Vent Cover Kit

HARDWARE REPAIR-LEVEL 2

700円
15,800円
請求額
Flat Rate Repair Charge,PowerBook G4 12"(Board,DC-to-DCの交換)

49,000円
 
Flat Rate〜はサービス送りの際の一律料金(機種別)。HARDWARE〜LEVEL2はアップルストア対応で、分解を伴うもの。部品代別途。分解なし対応はLEVEL1。

'08.10.25  mac&other

今年のアップルストア銀座 前編

 PowerBookと言えば、私にとって愛すべき相棒だった。

 最近の読者の方はご存じないだろうが、私はApple社の特にノート型マシンについてはかなりの愛情を注いできた。PowerBookに特化したApple社公認ユーザーグループに参加して、かつては不具合を改善したり、パーツの自作で偏愛を深めたりしていた。

 拒絶したのはAplpleの方だと言えば言い過ぎか。単に保守パーツの市場供給(それとて公式ではなかったが)を中止しただけである。「だけ」? 違うな。正式サポートでのコストメニューすら提示しなくなってしまった。

 ユーザーは、修理に出すまでその料金の全体像を全く掴めない。つい最近まで2段階あったノート型Macの修理料金は3年前に高額な方に一本化された。それがいつの間にか「アップルストア内での対応」という選択肢が増えていた。とは言え、今回もその対象ではなくサービス送りとなったのだが。

 そう。また壊れたのである。つまり毎年、私はこのアップルストア銀座に通わされている訳だ。コミカルに激して書くのは、もう自分自身が白けてしまったのでやめることにした。

 10日の朝、出社してメールチェックを終えると、バッテリー残量が足りない旨アラートが出てPowerBook G4がシャットダウンした。

 昨夜うっかりACを繋がずに使ってしまったかと思い、ジャックを差すが状況変わらず。見るとACの通電表示が消えていた。

 実は会社に置いてあるACはG3 iBook用なので容量が足りていない。通電切れは理由不明だが、これも機会かとサードパーティだが適応品を買った。

 繋ぐとこれも通電表示が消えた。
かつてこの機種にはバッテリーの不具合があった。その記事を検索したが、しかし該当S/Nではなかった。

 では単にバッテリー寿命か。昨日まで問題なく使えてはいたが、なにせ中古である。新品の純正品を購入した。

 状況は変わらなかった。

つづく


わざわざ購入したACアダプターとバッテリー。対応としては概ね正しかったと思うが、結果、ほぼ無駄な投資だった。どうしたもんだかよ。

iBook/Powerbook故障履歴
'01.3 Dual USB 発表時に予約購入。
'02.8 Dual USB LCDケーブル有償交換。2.5万。於NCR
'04.1 Dual USB LCD表示不能。放置。early 2003を中古購入。
'04.9 early 2003 LCDケーブル有償交換。2.5万。於NCR
'05.2 early 2003 LCD表示不能。リコール無償修理。於アップルストア
'05.4 Dual USB 修理。見積4.6万。無償修理。於アップルストア
'05.12 early 2003 LCD表示不能。リコール無償修理。於アップルストア
'07.4 early 2003 L/B有償交換。4.5万。於アップルストア
'08.9 early 2003 LCD表示不能。放置。PowerBook G4 AL 12"を中古購入。
'08.10 PowerBook G4 AL バッテリー周りボード交換。5万。於アップルストア
'08.10 early 2003 LCDケーブル有償交換。2万。(予定)於アップルストア

読書 サタミシュウ「私の奴隷になりなさい」

官能小説という物を私は読まない。気取って書いてるのではなく、あまり文章のソリが合わないからだ。その意味ではこの小説は異色。普通の文章なのだ。もっともこれ1冊でもういいな。そもそもが、SM自体に興味が湧かない。
ところでこの覆面作家に関する噂話はまだ結論を迎えていない。本業で毎作ヒットの人気作家ということで、角川と縁の深い重松清説(元編集)と石田衣良説が有力らしいが聞きたくなかったなぁ(苦笑)。特に重松ファンでありながら、「なぎさの媚薬」シリーズを避けている私としては厭なんだよね。


'08.9.25  mac&other

PowerBook G4 Aluminum12"

 前回、ビデオカメラを買わざるを得なくなり「興味のない物に10万円使うのもまたストレス」と書いたばかりだが、今回はとても興味のある物に12万円使うことができた。これ程に幸福に充ち満ちた有意義な買い物があるだろうか。PowerBook G4 Aluminum 12"を買う機会に恵まれて私は幸せです。

 な、訳、ねぇーだろぉがッ! Appleふざけんなッこの○○○メーカーが! iBook毎年壊れてんじゃねぇぞ! また画面消失かよ、去年の修理代返せ! いい加減愛想が尽きんだよッ。俺の○○を舐めろ、この○○野郎が!!

 はっ。珍しく文体崩して興奮してしまった。失礼失礼。

 そんな訳で、例年通りiBookの画像表示系が壊れた。例年通りね、例年通り。毎年壊れてます。同じところが。

 もうね、これから年末まで忙しくなるわけですよ、うちの会社。OS9でAI8がフリーズする度に強制再起動でうちのボスなんか周りに当たり散らしてゴミ箱投げたりしますよ。会社の雰囲気最悪で部下なんか今年こそ辞めますとか言いますよ。それら全てのマックのシステム管理をしてんのが私ですよ。営業職ですけどね。その私のマックがこんなじゃ仕事にならないんですよ。なのにどこか壊れても経費で落ちませんがね。ケッ。

 はっ。珍しく文体崩して興奮してしまった。失礼失礼。

 とりあえず元に近い環境を再構築した。偉いなぁ。で、事情はともかく使用機がPowerBook G4に替わった。iBookは構造欠陥商品という事がつくづく分かったので、もうメインで使うのはやめたという次第。子供用の玩具だな。プリキュアの変身ケータイと同じ。

 しかし本欄のこのカテゴリー、見ればこの数年、携帯電話買い替えかiBook故障の話しか書いていないんだな。ともあれ、後者のネタはもう書かなくて済む様になった次第。


無論、こいつがトラップでないという保証も確証もない。購入店のサイトに「使用感あり」と書かれていたが全く問題のない程度だった。どうも企業で置きっ放しにしていた物の様だ。

読書 木村 聡「赤線跡を歩く」ちくま文庫

“藤沢周月間”なのにこれ読んでた。写真集みたいなものだから読書とは言わないか。当時の建築には細かいタイルがよく使われていたねと夕べ誰と話したんだっけ!?