MAC&OTHER
公文書

'07.4.23  mac&other

Apple iBook G3/iBook G4/MacBook は致命的欠陥を持っている可能性がある。

 「iBookの修理が完了しました」

 留守電のメッセージに思わず怪訝な表情になる。預ける際に作業範囲が未定ということだったので、一度連絡を貰うはずだった。そしてそれまでに後継機を用意する心の踏ん切りと金の算段が付いていたら、修理をキャンセルするつもりでいた。

 留守電の番号に折り返すと迷宮の様な自動応答の末に、そのまま待つかメッセージを入れたら折り返す(コールバック)という応答。その留守録を選択すると、なんちゃらというシステムだかで応答している旨の説明をわざわざ聞かされる。そして30分経っても何の折り返しもなし。こんな電話を待つほど暇な訳ではない。

 またしても仏頂面でそのままアップルストアへ。提示額を超えた場合に連絡をするという約束だったと言われる。そうだったかもしれないしそうでなかったかもしれない。いずれにしても上がってきてしまった修理品を引き取らないわけにはいかないし、引き取りの際に代金を支払わないわけにはいかない。そういう話だ。

 念のために、無償修理とならない理由を再度確認した。購入から3年経っていること。修理から90日以上経っていること。

 念のために、故障の原因を訊ねた。全く不明。ただ壊れている部品を交換しただけ。同じ故障を4度も体験している身としては、それではまたいずれ同じ故障は起き、そしてほぼ確実にまた45,150円を支払わされる不安を訴えるもまるで意味なし。以前の質問では、改良されているのか否かについても「仕様が公開されていないため不明」との答えだった。

 念のために、類例情報はストックしているのか訊ねる。してないんだと。しかし類例の存在は認めた。そういう客にはどう対応しているのか訊ねると、同じ対応(つまり原因不明で有料で部品交換)しか出来ないのだそうだ。

 「なにかできることがあれば」とおっしゃるが、そんなものはない。ジーニアスは不具合品の修理に関しては何の権限も知識もない単なる受付係だからだ。これらの対応に強い不満を抱く顧客が居ることを、機会があるなら“上”に伝えてくれと言ったが、彼らの報告もきっと何とかというシステムの留守録に吹き込まれて、折り返し(フィードバック)はナシだろう。

 同じ故障を繰り返す以上、iBook G3には構造的欠陥があると考えて間違いない。同じ構造をしているであろうiBook G4にも無いとは断言できず、同様に同系列のMacBookも「仕様が公開されていない」以上同じだ。Appleはそれらの構造欠陥について一切の説明をしない。

 クソまみれのwindowsをマジョリティであるが故仕方なく使っている事務屋同様、ケツまくりメーカーのクソマシンを仕事の道具だから仕方なく使っている広告屋が、つまり私である。


'07.4.17  mac&other

iBook、今年もまた画面映らず

 またiBookが壊れた。ほとんど毎年書いてるな、このフレーズ。そうか、iBookは2台持っているから、それぞれが隔年で壊れても毎年の様に感じてしまうんだな。…要するに2台ともおかしいって話なんだが。というか、iBookという製品そのものがおかしいのではないのか? いい加減うんざりである。

  画面にノイズが走りブラックアウト。暫くは何度再起動しても画面が表示されない。capsは点灯するので起動はしているらしい。運が良ければ表示されることもあるが、しばらくするとまたブラックアウト。自宅のモニタに繋いだ時は確認できなかったが、出社してからは外部モニタにも何も映らない。

  とにかく銀座に持ち込むべく予約を取る。予約システムは改良されおり、時間帯を選べるようになっていた。以前は予約が取れたはいいが10分後、なんてこともあったのだ。

  税込45,150円。「この金額の範囲内でトレーの修理もできる様に依頼できます」と、とてもお得なことのように案内される。

「無償修理ではないんですか?」
「3年以上(発売から?)経過しておりますので」
「リコールで交換した部分の不具合ですが」
「交換部分の保証は90日になっております」

  …まあ分かっていて訊いてるのだが、取り付くしまもない。もっとも、前回はそれでも無償になったのだが、今回はならないのだろう。毎度のことだが“ジーニアス”の人には何を言っても無駄。修理に関わるフローは全て工場の人間に一任されており、気に食わない時は床に叩き付け粉砕するかどうかの判断にも私たちは関与できないのです。なんて言う訳はないか。せめて「シールド板のネジくらいしっかり止めておけよ」と送りおきする位のことはしてくれよ。

  とか書きながら、既に12'powerbookG4の中古を物色して回っており、無償でなければiBookをすっかり見捨てる気でいる私だった。

■更新の続くiBook故障遍歴
1台目 '01.3 Dual USB発表時に予約購入。
  '02.2 LCDケーブル有償交換。2.5万
  '04.1 LCD表示不能。以後しばらく放置。
  '05.4 修理。見積4.6万。無償修理。
2台目 '04.1 ソフマップにてearly 2003中古購入。8.4万
  '04.9 LCDケーブル有償交換。2.5万
  '05.2 LCD表示不能。リコール無償修理。
  '05.12 LCD表示不能。リコール無償修理。
  '07.4 LCD表示不能。見積4.5万。


楽しい気分でこのビル見ることって皆無なんだよね。MOD行くとき見るわけだが、酒が不味くなる気すらするんだよね(言い過ぎですよ)。
という訳でまだ仮環境につき不安定更新が続く予定…。

'07.2.28  mac&other

整備

 だいぶ陽が高くなってから家を出る。明け方まで会社にいたのだが、帰って寝たらやはり結構な時間になっていた。ホワイトボードに書いておいた時間通りではある。

 昨夜は4台のマックのセッティングが必要だったのだが、結局1台半できて1台元に戻しただけだった。2台をバラして新しい2台に環境を移し、余る機体2台の内1台を3月からの新入社員用に組む。LANはハブを変えて新しくする。バラす2台はフル稼働中だから、翌日には前と全く同じコンディションにしなければならない。漠然と4時間くらいかなぁと想定していたが、結局7時間以上掛かっている計算になる。情けないとも、よくやったとも思う。本人が思うだけであるが。

 機械いじりは好きな方であるが、やはり仕事では厭だなぁ。失敗すれば他人に迷惑が掛かる。そんなの当たり前だろと思われるだろうが。私はSEではない。と言っても小さい会社では、それが本業かどうかは置いておいて出来る人が出来ることをやる、というものなのだけれど。

 3時を回って会社を出る。暫く感じたことの無かった深夜の空気を実感する。そういえば、自分のクルマを手放してから、繁華街でない深夜の街に出ることはなくなっていたな…。

 朝、出掛けにあまりに陽差しが暖かいのでこのまま自転車で出社するかと暫し本気で考える。電車でドアトゥドアが1時間10分。自転車だとサイコン値で約2時間。所要時間よりも着いてからのことを考えて思い留まったが、判断が正しかったことを外に出て認識。歩きづらい程の強風なのである。自転車なぞに乗れるわけがない。

 電車に乗り、読みかけの文庫を開く。そして改めて判断は正しかったと後で認識することになった。何せ、座って気が付いたら、既に目的駅の一つ手前になっていたのだから。


読書 角田光代「トリップ]」光文社文庫

 広げられた何枚ものカードは個々には何やら居心地の悪い部屋のようでもあるけれど、全体ではアパートか何かのようで、要するに人々が生きている情景というのはそういう感じということなのだろうか。人の“部屋”は、実は大半が居心地が悪い。