気分は喧嘩腰だったと思う。態度に表れていなかったかどうかは自信がない。よく考えると私がApple Store Ginzaを弾んだ気持ちで訪れたことは今まで無かったように思う。
iBook修理完了の連絡が入っていた。1年前にこの1台目iBookが、LCDケーブル交換後2年程度で画面が全く映らなくなったために、私は今の2台目を購入した。ところがこれもLCDケーブル不良と、その後画面が映らなくなるトラブルに見舞われた。
この画面のトラブルはチップに起因するものとしてリコールが行われている。それによって今使っているiBookは無償修理をしたという話は最近書いた。この時、ひょっとして1台目も同じなのではないかと考え、今回の持ち込みに至ったのである。
症状はほぼ同じ。ところがリコール対象のS/Nではないそうなのである。初代のDual USBだからチップの仕様が違うのかも知れない。それは諦めるしかないだろう。
しかし、妻・娘用に1台と考えていたので修理する方向で考える。見積は46,500円。2.5万か5万という2段階「のみ」の修理料金体系ではなかったのか訊ねたところ、この料金「のみ」に変更となったそうだ。つまり今後iBookユーザーは、あの脆弱なLCDケーブル1本のためだけでもこんな大金を払わされることになってしまったようだ。
ともかく修理は依頼することにした。水没など取り扱いの不備に起因する故障の場合は内容に応じて修理代金は上がるのだそうだ。「何にしても5万越えるようなら捨てるから事前に教えて下さい」と言った。
果たして引き取りに行くと無償修理になっていた。ジーニアスの人も事情は分からないようだった。とりあえず釈然としないものは残るが直って良かった。結果としては喜ばしいことだし話の順番によっては感謝すらされることなのに、アップル側も損している気がする。