[改造] 簡単・低予算で戦前型PPK「エーレンヴァッフェ」を作る
 グリップの複製も、とにかく[簡単・低予算]に徹した。型取りはお湯まる君で行い、注型はポリパテにした。ちゃんと出来るのかそんなんで。細かいことは気にしないの精神である。ちなみに銀ダンPPK/Sはフレーム幅がだいぶ厚いのでバックストラップ部分には複製パーツが使えない。本来のコの字構造は諦め、端折ってPPK/Sの様にする事にした。


注形中。これは初めに作った厚めのやつ。

大量生産ではなく、厚み決まらず試行錯誤。黒いのは全部ベタベタで失敗。

 ところでPPKのグリップの厚みは片面約5mmだ。銀ダンPPK/Sのグリップ部は7mmなので、それを2mmまで削り複製グリップは厚さ3mmにしようとしたのが、よくよく考えるとフレーム自体オーバーサイズなのであまり意味が無い。CAW-PPKもマルシンPPK/Sもフレーム幅は16mmだが、銀ダンPPK/Sは約19mmもある。はからずも(計ったが)厚い厚いと言われるマルゼンPPK/Sの18mmより厚い。


♪フレーム中はスカスカ。でもハートはサバイバー。

♪ポリパテと酒と私〜。とりあえず、酔うの。

♪ポリパテで裏を打つ〜ヘイヘイホー。


 それにフレームの内側をポリパテで補強した上でグリップ部分をまるまるカットする技術と道具は自分に無かった。地道にチェッカー部まで削るとグリップ部は
3mmになり、複製のグリップは2mmまで削り込んで、同素材のポリパテで接着した。

(左上)グリップのチェッカリング部分をひたすら削っているところ。辛い。
(右上)この段階でやり切った感。
(左)PPKのグリップを接着し、現物合わせで切断する。実は角度が違う事がこの段階で判明(焦。