先週、クルマが12ヶ月点検から戻って来た。特に調子が悪いわけでもないし、サービスフリーウェイも終わっているので何もディーラーに出すこともなかったかも知れないが、来年の車検を控えつつ例の"ワンボックス買い替え騒動"が持ち上がっていたりして、ちょっとまともな整備をしておこうかという気になった訳である。ディーラーはうちから4〜5キロの所にあるのだが、引き取り・納車は無料でやりますと随分愛想が良い。
で、見積が134,783円である。明細を見ると、2年経過したブレーキフルードとかがあり、タイミングとしてはそりゃ替えた方が良いのだろうが、とにかく足したら13万である。どうですかクルマ好きの皆さん、12ヶ月点検に13万って払いますか? 私はあまり払いませんが。
そんな訳であれこれ項目を削って抑えたが、それでも96,642円である。重くて馬力のあるクルマだからブレーキだけはケチらない方が良いだろうし、ウォーターポンプの漏れやステアリングフルードの滲みは交換せざるを得ないところだろう。安く済ませて構わない物や自分で出来ることは頼まないことにした。以前エンジンオイルは替えたつもりでいたがどうやら勘違いだったらしい。他に2台あるから記憶違いも仕方ない。
それからキーの電池が切れていたので、これは自分でやることにした。ドアロックのリモコンだけでなくイモビライザーも兼ねているので、E30のキーライトと違ってそのままには出来ない。もっともE30の様に日本の市販品でカバーできない規格の電池ではなく、CR2016というどこにでもある物である。これが1本につき2個で計4個必要になる。マイナスのミニチュアドライバでカバーを外してプラスで蓋を開ける。交換後は2本連続でイニシャライズしないと互換性がなくなる。ディーラーの見積では電池が1個900円で計3,600円。交換とイニシャライズの工賃が900円の合計4,500円となる。
電池は近所のディスカウント屋で1個200円。つまり工賃込み合計4,500円が800円となる。いやいやこれは何とも。別に得した気になった訳ではないし、高すぎると非難する気もない。何せそういうクルマなのだ。むしろ巷のオーナー諸氏が見積のまま払っているという事実の方に驚く。
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