bicycle
公文書

'09.8.24  bicycle 

で、失敗。
 機械弄りは好きな方だが、かと言ってそうそう腕に自信がある訳でもないので、自分がメンテした機械というと不安を持ってしまうことが多い。そのくせ風呂や冷蔵庫といった未知の物をカパカパとバラしてしまうのは学習能力がないのか挑戦者なのか。

 弄り慣れたトイガンやマックでも不安になることはあるので、言うまでもなく自転車なぞは不安だらけだ。命を預ける物を自分なんかに任せられるかという訳の分からないパラドックスである。RC20のリアディレーラー破損やボードウォークでの転倒なんかは思い出すだけでも怖ろしいが、こちらがびびっているとその気持ちを見透かした様にトラブルを吹っ掛けてくるのは他の生き物と同じなので…生き物じゃないか…なるべく気にせず対するようにはしている。

 主要な自転車は居間から見える位置にあるので、いつも視界に入っている。そうすると、しばしば「ここをこうしてみるのはどうだろう」と考えてしまったりする。

 真っ正面から見る私のJEDIは「ラピッドホーン」ハンドルが細身かつ直線的なため、スカスカで間延びして見える。そしてネットで見つけてしまったのが、画像のブルホーンハンドルである。ロード用は確かにバーハンドル用のパーツが付かない形状がほとんどだが、これの様なピスト用は変速用ケーブルの通る穴もなくちょうど良い具合に付けられそうだ。

 ヘルメットを買う時に一緒に買ってしまったのだが、いざハンドルを変えるとなれば、買い置きのバナナ管を付けたいし、それならケーブルは新しくした方が良いだろう。しかしならばいっそ9速化もしてしまい…いやそれよりホイールをA-class辺りのちゃんとした物にするのが先…だが、欠陥のFサスを加茂屋のシルキーbirdyに換装しないと高価な投資も無駄になるのでは。

 と、グルグル考え過ぎて結局面倒くさくなってしまったのでハンドルだけ替えてみたら…。何と径が合わずレバー類がはまらなかった。ヤスリで削り始めたのだが残り0.4mmになってテラスの蚊が多くなってきたのでやめてしまった。

ハンドルの細くて間延びした感じが草食動物ぽいんだよな(よく見えないか)。ダホンはいつ公用車デビューできるのか?


後ろに下がって、下に落ちて、前に突き出る。10cm程落ちるのは低過ぎだろ。


本文に全然関係ないが歌舞伎町の宮崎おでんの店「日南(ひな)」にて。おでん専門店なのにチキン南蛮しか食べたことないのだが。

なんだか娯楽の少なかった週末、妻の借りていたDVDを観る。長嶋有原作「ジャージの二人」と森下裕美原作「大阪ハムレット」。どちらも原作を読んでいた物だが、原作物を続けて観た割には文句はなし。「ジャージ〜」はピンと来ないみたいに妻は言っていたが、悪くはなかった様に思う。どちらも映画だからして、まあアレンジはそれなりあるが、この2本は悪くなかったかなぁ。



'09.8.17  bicycle 

夏の茅ヶ崎
 自分は食にこだわりの薄い方なので、昼飯時にも何を食べるか決まらず食べそびれることもある。このところナポリタンネタでよく記事を書いてはいるが、あれは食のこだわりとは違う様に思う。しかしこれと思うと止まらないこともある。

 炎天下でアイスクリームを食べたい。暑い日に自転車で走った後で食べるアイスは旨いだろうなぁ。近隣の自転車関係ブログでは多摩湖CRの武蔵村山「ヴェルデ」と、境川CRの藤沢「飯田牧場」の名前をよく見掛ける。「飯田牧場」だと自転車の目的地としてはちょうど良い。うちから見たら殆ど江ノ島なので、3年ぶりに茅ヶ崎まで行くかと思い立った。

 自転車の移動に「あっという間」はない。記憶にある通りのステップと時間でそこまで行くのだ。クルマに較べて移動速度が遅いため風景の記憶も細かく残っている。あの場所まであれとあれして1時間だなぁという記憶は、ほぼそのままの再現でそこへ至る。しばらく境川CR入り口まで往復していたことは、それでも自分の中で経路の記憶を類型化することで精神的な短縮を図る補助となった。

 能書きは煩いか。ま、いいや。全く予定通りに飯田牧場に着いたし。ともあれ旨かったし。

 江ノ島〜茅ヶ崎は結構あるというのが前回の記憶(あの時は輪行で茅ヶ崎駅起点)。スリックで砂の散るCRを走るのは気が引けてR134を走ったが、危ないとかより飽きてしまい途中から海岸ぺりを走ったらすぐに着いた。途中で軽く昼食をと考えていたのに人が多くて結局補給食しか口にしなかった。せめて水を浴びてと思えど、海岸沿いは概ね有料だし、では10代を過ごした浜見平団地でと考えていたら、団地内には蛇口自体がなかった。今はUR団地だし年寄りばかりだしなと、つまらない気持ちで帰路に。

 ドリンクを2回買って、3本目で勿体なくなり途中の公園で水を汲んだ。そしてふと、何も夏に茅ヶ崎へ行くこともないじゃないか、などと思ったりした。

憧れの飯田牧場(笑)。


ミルクをシングルで(私が言うと酒みたいだな)。


江ノ島が見えてきた♪

海岸に出ようとすると野生の鶏が襲ってきた。

ツェッペリンと書いてあったが…。

目的地(?)浜見平団地。

RC20の記録 自宅〜境川CR〜江ノ島〜茅ヶ崎浜見平団地
走行時間5h48m42s/走行距離135.55km/平均速度23.3km/h/最高速度(今回から記載しないことに…)/総走行距離6166.0km


'09.8.2  bicycle 

RC20で行くナポリタンの旅

 「ロードバイクに乗るには、思想が要る」とは高千穂遙の言葉だが、ただ走るための自転車であるから、他動的では続かない。とは言えロード乗りの方のブログでもレースやトレーニングの話は少数派で、パーツ・グッズネタのものか、多くはポタリング的な、食べ物や名所旧跡といった目的の走行の記事が多いように見える。要するにその方が記事にしやすいということもあるのだろうけれど。ロード乗りの思考と言うより、書き手の思考、という気がする。

 昔、カー雑誌を買っていた頃は、高級スポーツカーを駆ってわざわざ信州まで蕎麦を食いに行くという記事を怪訝に思っていたが、最近になって、ブログ記事というのはあれに似ているなぁなどと思ったり。

 さてこのところの私の走行場所は、専ら多摩湖CRか、鎌倉街道などを走って町田辺りまで。町田までというのは、気負わずに境川へ行けるようにという練習である。しかし、ただ走るために走った話は記事にならない。町田と言えばその先の南林間には炒めスパゲティの店「マルス」があったではないか。

 かくして多摩川を越えた辺りから、今回は「RC20で行くナポリタンの旅・南林間でカーボローディング」というタイトルが付いたのだった。と言ってもいつも通り走っただけだが。

 意外にあっさり到着。完全ローディな格好なので少し躊躇したが、自分で思うほどには誰も気には留めない。ランチタイム過ぎで土曜日のため店内カウンター8席は半分埋まっていた程度。地元と思しき一見客の熟年夫婦が食事を終えて店主と話し始める。まだ2年目なので定着するまでまだまだですよと言うので、ネットの情報見て来たんですよと話す。クチコミが何よりという話となる。自転車で来たと言うとやはり驚かれる。駅からすぐで交通の便は良い店なのだ。

 ジャポネに較べると油控えめだが、ばっちりロメスパである。近所ならリピートするが…境川のついでにまた来るかな。

地元らしき「喰撮」さんの記事
毎度おせわになります「ナポリタン×ナポリタン」

境川CR入り口を今回はパスする。
南林間駅前からすぐ。スナックなどの並ぶ道にある。
ナポリタン600円。太くて多い炒めスパ。
RC20の記録
往路:走行時間1h23m58s/走行距離34.41km/平均速度24.6km/h/最高速度61.0km/h
復路:走行時間1h32m35s/走行距離36.96km/平均速度24.6km/h/最高速度52.5km/h/総走行距離6030.4km


'09.7.28  bicycle 

栗を踏みながら走る

 週末は合間を見て走りに行こうと思えどあまりに強い陽射しに出掛けるのは夕方になった。風が強いので吹き晒しになる道は避けて多摩湖CRを走るが、強風で飛ばされた枝やらがそこら中に散らばっていた。まだ1000km程度なのに意外に痛んでいるタイヤを気遣いながら走る。ステルビオはディスコンなので次はどうしたものか。

 ところで最近ヘルメットの新調に合わせて購入したのがバンダナキャップ。緩めのゴムで頭に留めて後端を縛る物で、よくあるキャップタイプの物は私にはどれもきつくて使えないがこれなら大丈夫。専用品だけありバンダナを挟むより使い易い。この時期、汗でヘルメットを汚すのを抑えられるし、ヘルメットの多くは前頭部に穴があり日焼け止めを塗っても心許ないが、ここが焼けるのを避けられる。

 さて自転車絡みではあるが珍しく三面記事ネタで恐縮だが、先日、中国製違法電動自転車で奄美大島の公道を走る姿をワイドショーで流された女優夫婦の話。その後の対応を見る限り、現行犯ではないのでとりあえず謝って終わりという様なのだけど良いのだろうか。過日のタレントの猟銃“所持”事件は、特異な法律の専門知識をその場で唯一持っていたはずの猟友会員の明らかな過失だったが(許可を得た者以外は触れてもいけない)、これはそんなに違法性の分かりにくいものではないだろう。確かに普免を持ちながら車道の自転車に歩道へ上がれとわめく道交法無知はいまだにいるそうだが。しかも昨年これと同型の違法電動自転車を販売したとして大阪の業者が逮捕されたばかりである。最低でも夫にこれを販売した業者は逮捕されるべきではないか。電動アシスト自転車の普及は世間の潮流である様に思うが、安価に出回っているこれらの違法電動自転車を駆逐しなければそれも叶わないだろう。

これでパンクはしないが…。吹かれて落ちたまだ青い栗。
ちょっと海賊ぽいよ。
よく見たら額が出ていて無意味じゃん(苦笑)
RC20の記録 ランナーが多かった多摩湖。何かの大会が近いのか?
復路 走行時間1h17m38s/走行距離31.61km/平均速度24.4km/h/最高速度46.5km/h 総走行距離5958km

読書 井上荒野「ベーコン」集英社文庫

帯に書かれている通りに「食べることに絡めて〜」の短編集なのだとしたら、一作だけ異なる読後感をもたらす「目玉焼き」もこの本に包括される物であろうかとは思うが、いずれにしても当初想像していたものとは良い意味で違う内容だった。


読書 角田光代「薄闇シルエット」角川文庫

久々にきつかった気がする。ストーリーはそうでもなくていつもの角田なのかも知れないし、性別によっても異なるのだろうが。えー。もう40過ぎなのに困ったものだなぁ(苦笑)。



'09.7.7  bicycle 

日曜の自転車カフェ

 日曜の昼間に都心のカフェへ向かうというのは私には珍しいことで、さてどんな服装でと少し考えたが、結局サイクルジャージとレーパンというスタイルになった。何せ目的地は自転車カフェであるから。

 その日約束をしていた青鍛冶さんとは、ネットでお会いしたのは何年も前だが、実際にお会いするのは初めてだった。自転車カフェで会う事にはなったが、元々の繋がりは銃趣味。しかし私は暫くその事を忘れていた。趣味の多くが被っているためかも。銃、Mac、自転車。被らないのは私の酒と彼の音くらいだろうか。ああ、あと彼のカメラとコーヒーと…多趣味な人なのである。そんな話であっという間に2時間ほど経ってしまい帰路に着くことに。

 途中までがまんま通勤路なので、慣れていて良いとも言えるし、飽きるとも言える。日曜の都心部はこんなにも空いているのかと感じたが、繁華街はそうでもない。要するに道路を移動する人が少ない様だった。

 都心部を縦断する私の通勤路は殆どが一般車道で、道幅が極端に狭まり交通量も多い数カ所の交差点を除き、まず歩道へ上がることはない。平日の通勤時間帯ほど皆が急いでいる風ではないが、逆にちょっと詰まるとクラクションを鳴らし立てるクルマを何台も見掛けた(田舎者臭いネ)。自転車にそれをする様なのはいなかったが、それは逆にたまたまだったのかもしれない。

 車道を安全に走るコツは流れに乗ること、というのはクルマも自転車も変わらない。ただし自転車には物理的限界が多い。一気に40キロまで加速とか、そのまま巡航とか、そういうのは無理。大概脇に寄せて右手で「お先へ」とやる。しかしそればかりでは前に進まないどころか、路肩に寄せてばかりで結構自分が危ないのでクルマの後ろに着いて飛ばす羽目になるが、それはそれで危ない。

 青鍛冶さんのFRDの様に前後サスだと、歩道に上がらないまでも路面のギャップは気にしなくて良いかも。…あ、FRDの写真撮るの忘れた。

青鍛冶さんのブログ「ほびィすと。」
カフェ・カーネネーロご店主のブログ「agenda di skaory」


カフェ・カーネネーロにて。手前が炭酸飲料「IZZE」。奥が青鍛冶さん。

手土産を沢山頂き恐縮。生パスタはやはり麺ブローカー故(笑)。謎の(?)CD数枚。

多摩湖自転車道の西東京市内で3本1組みの車止めのセンターが外されている。走りやすいかと思いきや、留め具の突起が剥き出し。これでは転倒やバーストの危険もあるだろう。

RC20の記録
走行時間2h10m15s/走行距離54.94km/平均速度25.3km/h/最高速度51.0km/h 総走行距離5842.2km


読書 角田光代「ドラママチ」文春文庫

解説で翻訳家鴻巣友季子が書いている様に、本書のテーマは「待つ女」である。大概待つという行為はあまり望んで行うことではないと思うが、早めに着いてしまうという行為を含めて、待つことになってしまうのが目に見えている場合が多い気がする。しかしそれでも待つのは、決して好きで待つのではなく、気がついたらそうなっているという、必然なのである。ちなみに角田光代は著書「しあわせのねだん」によれば、待ち合わせには早めに行き、だから往々にして待たされることが多いそうだ。


'09.7.5  bicycle 

ヘルメットとペダルの更新

 半年に一度くらいは自転車にまとまった投資をしてみたいなと考える。

 「いや、あんたいつも何か買っているじゃないか」と突っ込まれそうだが、細かい余計な買い物ではなく、ここはばっちりバージョンアップしたいところというか、無駄使いではなく向上…みたいな…口上が言い訳臭いのではあるが。

 本当はこの夏こそちゃんとしたスポーツグラス(ルディみたいな)が欲しかった。あるいはRC20のホイールを1ランク上のキシリウム・エキップ辺りにしてみたかった。どちらも5万円コースである。しかし経済情勢がそれを許さず(世間のではなく自分の)、結局ちまちまとした物を買うに留まるのがオチであった。

 とりあえずヘルメット。スポーツ自転車を始めた3年前に買ったベル・トリトンはシルバーで色があまり気に入らないのと、内装が結構ボロボロになってきている。しかし頭周り63cmの私に合う物はほとんどなく、寸法表記が合っていても外人向けの多い自転車用は被ってみないことには形状が合わないことが多い。やはり頭が大きいと自称していたShiroさんお薦めのリマール・PRO104も、やっと試着が叶うも合わないということが分かっただけだった。デザインが許せて頭に合ったのがOGK・ガイアのXL/XXL。希望のマットブラックはいつの間にかのメーカー欠番で、ガンメタとなった。

 ヘルメットと一緒にJEDI用のペダルも注文した。片面SPDとしたが、これは少し旧い製品らしくあまり見掛けない。しかしkoskiと違って規格自体は現行汎用品同等の様だし、最近よく見掛ける他の片踏みペダルはデザインがどうも趣味に合わない。これを機に折れ曲がりで劣化が目立つケーブル類も刷新し、ついでにバナナ管を取り付けようかと考えたのだが、いざ買おうとすると結構値が張る。とりあえずこれにて。

本日はこれから青鍛冶さんと自転車カフェ訪問予定。銃繋がりだったのだが、初オフが自転車ネタという不思議(笑)。


OGKガイア 12,600円。こんなデザインあったっけ? 勿論手製。カッティングシートでRC20に合わせたデザインに。

紙を貼り付けラインを写し、厚紙を切り抜いて定規を作る。PC+プロッターカッターとかではなく手持ちの物で原始的に作成。結局一番大変なのはドライヤー駆使しての貼り付け作業なのだが。

ウエルゴPD-WG-003 5,350円。いけね、これリフレクター付かないじゃん。

'09.6.30  bicycle 

梅雨の晴れ間の自転車通勤

 今年度に入ってから、ボスが愛娘の幼稚園送りを始めたために以前より出社時間が早くなった。それは良いのだが、そのため私が遅く来るのが余計に気になるようになった模様で、仕方ないので少しずつ早く出るようにしている(少しずつかよ)。

 ところが職場の他の人と違い、遠距離の私は10分早く出るだけで通勤通学コアタイムに突っ込むことになる。これがもう苦痛で仕方がない。人の注意を無視し脚を拡げて座る学生の鞄を20分間ずーっとゲシゲシ蹴り続ける羽目に陥ったり(なんで?)、精神衛生上極めて劣悪な環境である。これなら自転車通勤で幅寄せしてくるクルマの天井にパンチくれてた方がなんぼか気が楽である。いや嘘です。どっちもやりません。

 まあそういう話はともかく久しぶりの自転車通勤。着替えと荷物の問題だけどうにかなるなら毎日でも良い。そこが一番なんともならないが。

 そしてPEOPLE'S DELIGHTの通勤初投入。この時期は主要得意先が夏期軽装期間となっており出入り業者もその習わしに従う。着替えがスラックスとシャツとインナーウェアで済むので、Lサイズのメッセンジャーバッグでなくボブルビーでも足りるかという目算である。

 それでもやはりPowerBookはな。それと、背中部分真ん中に通気路が確保されるデザインのはずが、荷物が多いとそこが膨らみ潰れてしまう。しかも背中のパッドは乾きが悪い。それでも重い荷物はバックパックでないとと実感した次第。

 前日が結構降ったため、フェンダー装備にした。日陰でも意外に水溜まりらしき物はなく、結局フェンダーの世話にはならなかった。

 帰路、残すところ1km程度の辺り、信号待ちの際向かい側に止まった軽装で自転車通勤の同年配が何やらニヤリ。シンパシーでも感じたかとやや口角を上げるも、数百メートルで雨粒が落ちてきて「これのことか!?」と穿っても考えたり。ま、そこですぐに家には着いたのだが。



お疲れ様でした。
RC20の記録
往路 走行時間1h2m32s/走行距離26.40km/平均速度25.3km/h/最高速度46.6km/h
復路 走行時間1h4m29s/走行距離26.77km/平均速度24.9km/h/最高速度47.6km/h 総走行距離5787.2km

'09.6.21  bicycle 

雨の日、小休止。

 雨だなぁ。日曜日の雨を嘆く様になって暫く経つ。もっとも、休日の度にひょいひょいどこかに出掛けていたら、いろいろ都合が悪くなるのだが。

 来週末には学童クラブ父母会関連の大きな行事があり、準備作業が多い。この週末は土曜の昼に会場下見で、夜はそれを会の集まりで周知するため会合に。明けて日曜早朝は小学校の父母会関連でリサイクルゴミの仕分け作業。

 日曜は家人の留守に走ろうかという目論見があったのだが、早朝目覚めた時には脆くも崩れ去った。

 ところで会合というと、市内のことなので自転車で移動される方が多い。そうすると私なぞはついつい自転車観察をしてしまう。最近は自転車ブームもあり、また勤務先が自転車通勤を推奨している人も多いらしい。圧倒的に多いのはいわゆるママチャリだが、真新しいクロスバイクや知人から譲り受けたというボロいMTBに混ざって、かなり走り込んだ旧いロードバイクも見掛けたりする。

 自転車と無関係な集まりで自転車ばかり見ているのも変な話だが、マニアックな自転車乗りの集まりなのに1台として自転車の姿がないという会合もあった。飲み会だから自転車で来ていないのは当然なのだが。

 「チーム カモネギ輪業」という東京近郊のサークルの飲み会に金曜、参加させていただいた。当サイトからリンクしている方も参加されている集まりで、以前の儀助さんの葛飾ポタで何人かの方とも面識があった。

 会場は渋谷の「ザ グリフォン」というビール専門店で、本欄でも時々登場のベアレンも交代で1銘柄が常備されている模様。八海山の地ビールなんて珍しい物もある。残念ながらハートランドはなかった。

 とても楽しい集いだったのだが、皆揃った後で到着した私に、面識のある人に気付いて貰えなかった。確かにRC20に跨っているときとは印象は違うとは思うが、スーツ姿で「小隊長です」と名乗るのも結構恥ずかしいのデスヨ(笑)>せんがさん

akisuteさん、おれさん、かぽさん(特に)、keithさんキルハさん、サミィさん、せんがさん、nebo.chitoさん、Rionさん、(なんと五十音順)お世話になりました。


ボブルビー夜間車道走行対策。色合いは趣味ではないが後方リフレクターは赤色と道交法で決まっているので。


JEDIのスタンドを買い直した。基部も途中も曲がって角度が付き過ぎており、止めていると車体が寝過ぎの上に安定が悪かった。


「うっかり飲み終えてから撮る病」みたいな。


'09.6.18  bicycle 

ボブルビー投入の時

 市内の公民館に月2回ほど父母会関連で通うためそれ用の自転車が欲しいという話を、3月辺りから自転車カテゴリーの記事でずっと書いていたが、実は自転車以外にも必要な物がある。それが鞄なのだ。

 ウェブ・ML・名簿管理の担当なので、ノートPC持参の方が良い事が多い。しかし私服用の鞄でそれに適した物は持っていないのだった。ノート用のインナーバッグに入れて何かで貰った黒いバックパックで運んでいるが、今ひとつ心許ない。

 そこで、眠っていたBOBLEB-E(ボブルビー)の投入となった。なぜ眠っていたかというと、色を塗り替えるつもりでバラし、樹脂の塗装剥離をいろいろ試して挫折しそのままになっていたのだった。また例によって自分の記事を検索してみたところ(苦笑)'06年の12月の話だった。2年半放置か。

 塗装は、前オーナーによる塗装面に重ねることにした。IPAもシンナーも効かないなら、剥げたり割れたりもしないだろう。細かいモールドは埋まるかも知れないが、実用に問題はない。本当はこんな湿度の高い時期に塗装するものではないのだが、それを気にし始めると塗装なんかできなくなる。青山辺りの街中を闊歩する訳でもなし仕上がりはそこそこで良い。

 しかし“青山辺りの街中”では別の問題があるかも。というのも、これが本物かどうかが分からないのだ。改めて調べようとすると、SAM購入当時の日本正規代理店「ZUJO」は昨年初旬に倒産しており、今はMJ-SOFTが正規代理店となっていた。本品の仕様は現行とはいろいろ異なるが、サイドがアルミというのは以前にあったそうだし、各パーツにあるロゴのモールドはクッキリしている。しかし自分のSAMと較べるとシェルの下端にモールドされる文字の内「MADE IN SWEDEN」の1行がないとかPAT表記の文字が潰れて判読できないなどの怪しい点もある。

 まあ本物の出来にも首を傾げたくなる部分は多々あるのだが。



直営のオンラインショップで買ったSAM(左)と、ヤフオクで個人から買ったPEOPLES DELITE(右)。
この緑色…「ファーングリーンメタリック」は、実はかつての愛車BMW328iの補修に備えて調色していたオーダーカラーの「ボデーペン」である。妻に言わすと「でんすけ西瓜色」だそうだが。

'09.6.14  bicycle 

髪切り/厄払い/補助なし

 土曜の朝は髪を切りに行った。

 前回から日が経ってしまい後ろ髪がかなりばらけてしまっていた。これでヘルメットを被って走ると、結構みっともないことになる。長髪の自転車乗り諸氏はご存知のことと思うが。まあその他の生活でも少々みっともないのではあるが。

 このところ、以前と比べると起きるのが早い。歳を取ったせいか前日深酒をしていても起きたりする。こんなことなら早い時間にしておけば良かったが、カットの予約は10時から。週末に修理からピックアップしたPowerBookでメールサーバに貯めておいた数日分のメールを落として整理し、仕事のファイルを会社のサーバにアップし、シャワーを浴びて髭を剃り2杯目のコーヒーを飲み、それでも時間にならないなと思っていると、妻と娘が何やら険悪な雰囲気で「起きてるなら起こしてよ」と下りてきた。

 家から15分の美容院だがRC20で行く。わざわざロードを引っ張り出すのは、日曜は雨の予報だったので少しでも乗っておきたかったというのと、カットの後に寄りたい場所があったから。

 厄払いに市内の神社へ。市の反対側の端の方にある。しかしいざ行くと、併設幼稚園の行事か何かで人で溢れている。この状況でお払いという気にもなれず、厄除けのお守りだけ頂いてきた次第。

 5月に入ってからのアクシデントが以下の通り。この他に運転免許を落としたり(1週間後出てきた)、本欄に書けないこともあった。

 ラパンのバッテリー上がりダホンで転倒。顎を3針PBG4、2度目の故障腰部捻挫PBG4、3度目の故障一家食中毒

 後厄もあと半年残っているのにひと月ばかりの間にこれではさすがに、である。

 とはいえ良いこともあった。モエギが補助輪なしに乗れるようになった。練習を始めて3回目でペダルを取り付け、1度も転けることなく乗れるようになった。

 「今日ピアノ(教室)これで行く」

 いや、まだそういうのは無理です。


家とかクルマに置くお守り。「何で家なのよ。自分が持ち歩けば良いんじゃない」とは妻の談。

ちょっと自転車が小さい気がする。自信を付けたらお姉ちゃんのお下がりに乗り換え。

結局ほんとにステムの前後入れ替えをしてみた。ポジションは格段に良くなった…が、見た目の違和感が(苦笑)。

前回同様に傾きを見てみると、JEDI並に改善されている。

読書 伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」祥伝社文庫

立て続けの映画化で話題の伊坂幸太郎だが、実は本書も先に映画を観ていた。と言っても読んでみようかと思ったのは「Story Seller」の短編を読んだからだが。ちょっと読んでみようかと思ったら、2冊ばかり文庫を貸してくれる人がいたので読んでいる次第。映画のイメージが強く残っているのではあったが、本書に関してはマイナスにはならず。



'09.6.8  bicycle 

事故原因調査委員会

 しばらく探していたグリップが見つかった。高価なものではないが細さとシンプルさがとても気に入っていた。全面が単純な細かいダイヤモンドチェッカー。こういうのは定番としてくれれば良いのにと思うが、最近黒を見掛けなくなっていた。実ダホンことダホン・ボードウォーク用である。

 これにて取りあえず完成。このままパチダホンと入れ替えても良いのだが、自宅で暫く乗ってみてからということにした。また変なトラブルがあったら厭だし。

 ところで先の事故、どうもヘッドの処理の問題ではなかった気がしている。

 転回中に前輪が予想外の方向を向いたため転けたと思っていたが、よくよく考えるに転けた後の前輪はそう異常な方向を向いていた訳ではなかった。

 どうもハンドルポストが前傾し過ぎている様に思うのだ。車体を倒し気味にハンドルを切ると、握った手が下手すると前輪より前に出る。他の小径車と較べて位置の低いトップチューブを支点にすると、ハンドルに掛けた体重でテコ状に前輪を反進行方向へ押してしまう。停車に近い速度でペダルに足が掛かっていなかったりすると、いとも簡単に前輪は“逆走”する。

 しかしこんな事で転倒するかなぁ。庭でぐだぐだやってみると確かにあり得なくはないのだが。

 ともあれ、こんなことが気になるくらいにポジションが出せていないということである。シートチューブがBBより後ろにあるダホンは、その分前寄りにしたサドルがデフォルト。しかしこれで乗ると重心が前に行き過ぎる。それでサドルを下げるのだが、それでなくとも遠いハンドルが更に遠くなる。

 ステムを後ろ向きに取り付けるっていうのは駄目か? ブルホーンを逆向きにとか。…それだとママチャリ用のプロムナードハンドルと形が同じだという気もしてきた。


VELO VLG-311というやつ。714円。


ポジションはこれで完成…かな。

右の線はヘッドチューブの傾き(=車体の傾き)。左はハンドルを握った位置の中心と前輪の先端を結んだもの。ハンドルを45°切ると、ボードウォークではこの位浅い角度でもハンドル先端が前輪の前に出る。

ちなみに同条件のJEDIだと、ここまで倒す必要がある。低速でこんなに車体を倒すことはないのではないか。

試しにママチャリでやってみると… 。自重で倒れるわな。

'09.5.24  bicycle 

「補助輪なし自転車」は「補助なし」で
 今年小学校に上がった次女が、週末毎に自転車の練習をしたがる。
今まではやや小さめの、お下がりで錆だらけになった補助輪付き幼児車に乗っていた。プラスチック部品は経年劣化で割れ、ゴム部分はガサガサになっている。プラホイールは古くなるとタイヤのはまり具合が悪くなってくる。そんな自転車でも練習をしようとする気持ちは、まあ大切だ。

 私が子供の頃は、広い空き地や運動場で親に後ろを支えて貰いながらひたすら漕ぐ、というのが補助輪外しの練習だった。最近は、違う方法が一部で推奨されているそうだ。

 補助輪なし自転車の走行で重要なのは、漕ぐことよりまず2輪でバランスを取ることの方にある。だからまず、ペダルを漕がずに、親の手による補助も外して、足で地を蹴りバランスを取りながら前に進む練習をした方が有効なのだという。

 しかしこの方法には、実行する前段階に高いハードルがある。足がぶつからないようにペダルを外さなければならないのだ。そんなの簡単だと言う方は、おそらく実作業をしたことがないのではないか。

 まず一つに専用工具が必要。どこの家にもあるモンキレンチ1本あれば良いと考えるかも知れないが、大概のペダルとクランクの隙間に一般的なモンキレンチは入らない。では薄めのスパナセットでもあればと思うかも知れないが、ペダルのナット部分の規格である15mmというのはあまり一般的ではなくてセットに含まれない場合もある。またそして、大概のペダルはそもそも固くて簡単には外れないのだ。

 さて自転車趣味が昂じて揃えた道具と経験でやっとペダルを外す。

 実際に練習を始めると、モエギは漕ぐのもたらたらで余所見もする。実は今までチャイルドシートで足りていたというのもあり、補助輪付き自転車自体にあまり乗っていなかった。つまり乗り方が三輪車のままなのである。これで本当に補助輪なし自転車に乗れる様になるのだろうか…。

タイヤ、外れかけてます。

外す前にはシリコンオイルをたっぷり吹きかける。ちなみに本文で色々書きましたが手持ちのモンキレンチは掛かりました。

固い場合はこの様に叩く手も。反時計回り。

ちなみに左ペダルはネジ山が逆なので外すには時計回り。
RC20の記録 多摩サイ〜羽村取水堰〜横田〜野山北公園自転車道〜多摩湖自転車道
走行時間2h31m47s/走行距離60.36km/平均速度23.8km/h/最高速度58.1km/h/総走行距離5650.6km

新青梅から、カブト虫モチーフの多い自転車道を見つけ、もしやと。

最後の自転車止めの先に横田トンネル入り口が…。

最後のトンネルの先、多摩湖CRを求めてSPD-SLで山を越えた。
読書 「Story Seller 2」新潮社

文芸誌にしてはあっさりした感じが気に入って購入。また人を食った表題で。実は沢木耕太郎の、吉行淳之介が出てくる酒場話に引っ掛かったのだけど、自転車話の近藤史恵に再会。他の作品も楽しめた。惜しむらくは(?)発行と同時に文庫の出た1の、ほとんどの話が続編になっているところか。そして文庫を買うのだった。


'09.5.10  bicycle

事故・負傷

 自転車で転倒して顎を3針縫った。

 と言ってもRC20で飛ばしている時ではなく、実ダホンで人通りの多い多摩湖自転車道をゆっくり、それも転回している時である。

 地元の駅近くの多摩湖自転車道で見覚えのあるロードとすれ違ったので声を掛け、少し先で転回しようとしたらこの有様である。お二人からは見えないところで良かった。…などと体裁を気にしている場合ではないな。何せ3針だし。

 しかし逆にそういう時で良かった。なにせろくに手を付くこともできずに顔面から落下である。まあ私の反射神経ではそんなものか。何にせよ歩く速度程度だから3針で済んだのかも。車道だったらと思うとぞっとする。

 転回を始めると一瞬のうちに車輪が外側へ向き転倒した。つまりステムの固定が甘かったのだ。

 本欄で書いている様に私の「実ダホン」ことダホンボードウォークは、ハンドル位置を下げるために固定式のハンドルポストを切断してシュレッドレスコンバーターでアヘッド仕様にしている。しかしポストにテーパーが掛かっているため、ただコンバーターを掛けたのでは斜めになるし固定が甘いかもと書いていた矢先にこれである。

 やはりコンバーター先端の臼に内径28.5のシムを内側から掛けて、その上でダミーになっているクランプが生きる様にポストにスリットを刻むのが確実か。というかそもそもが自分の技術でそれが確実にできるのか?

 その様に色々とグルグル考えたが、レンチを当てるとまだ1回転締められた。100の理屈よりまずネジ締めだろ、と自分に突っ込む。まあ、アスファルトに突っ込んでからでは時既に遅しなのだが。

 結局、休日時間外で市外のK大学病院に。少し遠いが形成外科医が確実にいる救急病院はここなのだそうだ。近隣医療施設勤務の学童で一緒のお母さん情報である。

 月曜日に再検診。金曜日に抜糸となる。そして医師の最後の一言が「血流の良くなる様なことは控えてください」。

 よりによって酒と自転車が駄目とは。途方に暮れた週末であった。


外見上完成していたハンドル周り。ホームセンターのOGK製グリップとママチャリ用ミラーというのが…。ゼファールのバーエンドミラーが1つ余っていたが、どうも似合わなくて。しかもこのミラー最初の仕事が、顔の傷の確認という皮肉。


曲がってますが…折り畳み時の固定用なので使わないから放っておく。

'09.5.6  bicycle 

5/4神奈川県藤沢市、5/5自宅庭
 連休3日目は境川CRに挑戦することにした。1日使えるなら100km位は走れそうだという訳でいざ江ノ島である。いざとか言いながら結局10時過ぎの出発になったのだが。

 境川CRは自転車関係諸氏にはお馴染み、町田から江ノ島までを境川沿いに走るサイクリングロードである。途中前を遮るのは道を横断する青大将位という快適な道だが、ずっと向かい風なのには参った。しかしこの道は良い感じ。入り口に着くまで家から約30kmあるのが玉に瑕だが。

 道程は例によってただ走るだけ。しかし疲弊の原因はその辺にもあるかも知れない。目的地でも何もしないから休憩が足りない。今回も海岸で持参の妻製赤飯握り飯を食べたのみ。結局帰路に休まざるをえなくなる。

 それ以前に、どうも一人で走るという事それ自体に何かしら克服しないとならない課題があるように思えた。現に帰路の後半、なぜだか厭な出来事や嫌いな人間のことに心が捕らわれてしまい気持ちがネガティブなスパイラルに入りかける。これではいかんと何も考えずにペダルを踏み続けることに徹するという、何やら精神修行の様相を呈して走り続けた。

 もっとも最後の数キロは、辿り着いてからのビールのことばかり考えていたのだが(笑)。

 
4日目は、やっと実ダホンに手を付ける。

 この改造最大の難関をハンドルポストの短縮と書いたのは誤りだったかも知れない。

 サイコン取り付け基部はエポキシパテで自作。整形して3回塗りで車体色と同系色に仕上げた。小物パーツ自作からが自転車弄りなのか?

 次にフェンダー。確かにカーブが合えば大概の物は取り付けられるが、純正でないこともありステーの切断が必須。これが思いの外大変で大型でもペンチでは文字通り歯が立たない。安物ながらも4mmの軟鉄までは切断できるワイヤーカッター導入となった。何かやる度に工具が増えるジレンマでもある。それもまあ楽しいのだが。

 最終日は連休明けの準備に費やす予定というのも何か皮肉。


明らかに江ノ島。

某海の家跡地(笑)。
'06年の輪行の様子は→[こちら]

ようやくの完成。ベル、ライト、グリップがまだだが。ペダルは以前JEDIに付けていた三ヶ島FD6に仮りで替えている。


エポパテって固まると硬いなぁと再発見。接合部には溶接痕を再現すべきだったか?(MM作ってんじゃないって)

意外に何とかなったハンドル周り。日東シュレッドレスコンバーターMTC-03(2,940円)、グランジタフエックスステム45mm(2,856円)、バズーカストレートハンドルバー(1,249円)。

3.2mmのステンレス製ステーの加工。V字状(一番下)のを半分にし、20mm切り詰める。専門工具でも硬くて革手袋必須。

アキ・コーポレーション20"用ポリカーボ製フェンダー(2,835円)。純正は高い上にいらないゴムパーツなどが付くのでやめた。後端はEV内での取り回しのためにカット。
RC20の記録 武蔵野〜町田〜境川CR〜江ノ島 往路は向かい風、復路は疲弊でプラマイゼロか?
往路 走行時間2h22m08s/走行距離56.06km/平均速度23.6km/h/最高速度60.6km/h
復路 走行時間2h22m48s/走行距離57.90km/平均速度24.3km/h/最高速度44.5km/h 総走行距離5644.6km

'09.5.1  bicycle 

「ねぇ、まだイかないの?」
 趣味に関わる物を手に入れる時、理由というのはあってないようなものである。従って「公民館通いで、呑んだ帰路にタクシーの荷室にも詰める折り畳み自転車が1台欲しい」という私の理由をまともに聞いている人は、おそらく誰もいないだろう。条件に合う所有車は辛うじてパチダホンだが、会社の置き自転車としても手放し難い。そのためこれに代替するエレベーター内で転回できるサイズの自転車をとあれこれ迷っていたが、それは意外にもあっさり転がり込んできた。

 さて市価の数分の一で入手できた極上程度の実ダホンことダホン ボードウォークD7であるが、パチダホンと置き換えるには幾つか手を入れる必要があった。フェンダーやライト、サイコンの取り付けの他、ハンドル位置の高さを変える必要があった。その方法をあれこれ悩んだり、ガシガシ手を動かしたりしたのが前回までの話。今回はとうとう仕上げ編である。

 切断部の傷と斜め具合を隠すため、ダミーのクランプを用意。しかし径が足りないので(4.4mmって結構あるね)プラ片で押し広げて填めた。ポスト内は防錆加工が綺麗に施されていたが、溶接痕があったので削る。やすった所は防錆剤を塗布して黒くなっている。

 置き自転車なのでサイコンは最安の物。ところがこれ、上位機種と違い縦方向のバイブには取り付けられない。仕方ないのでエポパテでマウントを自作。素材の色がベージュなので要塗装となる。コードの切り詰めが意外に楽だったのが○。

 シュレッドレスコンバーターは問題なく付いた。懸念していた傾きもほぼない。表面にローレット加工が施されているため、取り付けるステムに傷が付くのが難点と言えば言える。しかも寸法がきつくてプラハンマーで叩き込むはめになった。

 ハンドルバーを切り詰める段になってから、やはりグリップを変えたいなどと思い始めたりして。

他社には33mmより径のある物があるにはあったが色が黒だった(タイオガしかなかった)。


エポパテで仮留め。微妙にセンターからオフセットしないと畳んだ時にハンドルポストにぶつかる。

読書 長嶋 有「夕子ちゃんの近道」講談社文庫

すっとぼけたやつだなぁと。そのくせトリッキーだなぁと。文庫のくせにしおりが企画物、その上オビの内側に書き下ろし掌編。というのが。しかもそれはあくまでディティールなのだけど。それが長嶋有なのだなぁと。