bicycle
公文書

'09.4.29  bicycle 

「いつ、奴をバラしますか?」

 夜更け前の歌舞伎町。怪しげな路地の酒場でカウンター越しに密談する男2人。

「全体にテーパーの掛かった鉄パイプだからパイプカッターは使えないよなぁ」
「使えませんねぇ。金ノコですか」
「そこに縦スリットなんてなぁ、無理か」
「こう、回転歯のものがあれば」
「ディスクグラインダーならあるがねぇ」
「危なッ。弾かれますよ」

 と、まあ、BBLで毎度のごとく加工モノ話。

 そして週末、ダホン ボードウォークD7のハンドルポストを切断した。組み込むパーツは未着だが、とにかくここを処理しておかなければ何もできない。そして言うまでもなく今回の改造最大の難関なのである。

 まずはハンドルバー周りを分解。純正グリップはとりあえず傷つけず取り外す。竹串を差し込みオイルスプレー吹き込んで外す。外した後で洗えば良いのでいつもこうしている。専用形状のハンドルの方は用無しだな。微妙なカーブでアクセサリー取付が面倒だし、センター決めの突起がクランプの邪魔になる。

 次はワイヤー類の切り詰め。ポストを10cmは切り詰める兼ね合いで、予め同寸詰めておく。簡単な作業のはずが、リアのインナーリードパイプに通す際の不手際でワイヤーの先を傷めてしまう。あれは、引き抜いた樹脂製インナーを被せてからパイプに通すものなのだと知る。

 そしてハンドルポスト切断。ネット上の情報はあえて信用せず、まず上の方を切断してパイプの肉厚を計る。2.2mmあったので、シュレッドレスコンバーターの外径28.6mmに足し、ステム外径が33mmのところで切れば良いという結論。ところがこの部分はテーパーのど真ん中なのでパイプカッターは掛けられない。超硬歯の金ノコでゴシゴシと切る。面倒で手が痛い。

 何となく斜めな気はするが…。あとはパーツの到着を待つのみである。

上の細い辺りはパイプカッターで切れたのだが。


とりあえず、ここまで。面倒くさいのでハンドルポストを外さず切っている。

'09.4.25  bicycle  

ハンドルを握ってグルグル悩む

 先々週に届いた実ダホンことダホン ボードウォークD7だが、実はまだほとんど乗っていない。このポジションでは乗れないのだ。なにせ冗談の様にハンドル位置が高い。

 ママチャリでもこうではなかろうと、ボードウォークをママチャリ(パス)とJEDIと並べてみた。シートの位置で揃えて較べるとママチャリより高い。しかし遠さはJEDIと同じ。▼が握る位置である。画像は若干でも遠近が付いてはいるが、それを差し引いても遠くて高い。少なくともこの固定式のステムは切り詰めなければならないだろう。

 さてそこからいろいろ調べてみるのだが、やはりここを改造するケースは多い様だ。しかしどうも自分の年式のボードウォークには当てはまらないものばかりの様な気がする。




 特に「ステムの真っ直ぐな部分で切る」の真っ直ぐな部分が見当たらない(記事によっては14cmと特定さえしている)。実ダホンは根元から10cm程の所からクランプまで全てテーパーが掛かっているのだ。つまり疑似アヘッド化に使う「シュレッドレスコンバーター」では差し込み口と臼の掛かる部分で内径が違うから全体が傾くのではないだろうか。また、パイプ状に切ったシートポストを使う方法はクランプ部分だけで保持するためグラつく様に思う。

 こういうパーツがあれば良いのにとか考え始めると、それこそグル
グルとろくでもないことを考え始めてしまい収拾がつかなくなる。macにCADソフト入れてNC加工機のある町工場にデータ入稿か、とか。ルイガモ全塗装した時の様に探すか?

 …まあ冷静になりまして、「シュレッドレスコンバーター」使用で傾く様なら樹脂製シムを内側からかます、という案で落ち着いた次第。部品はシム以外発注済みということで、GW明けに完成という目標で。

 あ、切断部に塗る「サビチェンジャー」を忘れていた。

'09.4.5  bicycle 

ダホン ボードウォークD7、納車


 朝、携帯に見慣れぬ着信が残っていた。

 誰かと思えば林檎屋君。“実ダホン”の納車に向かうとの連絡だった。果たして自走ではなく軽トラに載せて電話から1時間程度で到着。約10年ぶりの小隊司令部である。

 さて件のブツ、中古と言うよりデッドストックの様な極上程度だった。畳んで部屋の中に置きっ放しにしていたとのことで、埃まみれではあるが劣化らしき劣化は何もなく、若干の擦り傷がある以外は数本のネジ頭に少しの錆が浮いている程度である。

 “実ダホン”ことダホン ボードウォークD7を譲り受ける事になった話は前々回に書いた通りだが、なにせ急に決めた話なのでこの自転車の事自体ほとんど知らなかった。

 以前から「ダホン」をどう発音したものかと迷っていたが、創業者中国系アメリカ人デービッド・ホン博士の名前由来とすれば自転車屋で言われる様にアクセントを「ダ」に置くのが正解らしい。アメリカのメーカーだが生産拠点は'82年初出荷時に香港、その後2000年頃中国に移り、多くのメーカーにライセンス供与やOEMを行っている。

 ボードウォークD7は20"の普及モデルで、同系クロモリフレームのスピードP8の廉価版という位置付けの様だ。「海岸・河岸沿いの板張りの遊歩道」という名前の通りのんびり走るコミューターという設定の様だという事は跨いでから思った。

 何せハンドル位置がママチャリ並に高い。調べた限りでは2000年から続いているモデルの様だが、毎年の仕様変動は他社同様。困ったことに譲り受けた'05年モデルだけが、なぜだか固定ステムになっていた。公民館用にしても会社置きにしても、ここだけは何とかしないとということで切り詰め/アヘッド化の情報集めをしている。

 何にしても結局弄りたいんじゃないか、という声も聞こえそうだが。
 

荷姿(笑)。折り畳みと言うからにはこれ位にはならないとな。

JEDIとの比較。なんと全長で3cm程長い。それにしてもハンドルの高低差が…。

ヒゲどころかバリがそのまま残るタイヤは、陽が当たっていないので艶々のまま。
'05〜'08年の間採用されたRDのDahon NeosはRSサンツアー製。ディレーラーハンガーを介さない独自の形状となっている。ネットではハンガー流用でSOLAを付けたりしている記事もあるが、そんなに悪い変速性能でもない様だが。52T/11-30Tというのは通常の買い物街乗りなら充分だろうし、足りなければ前を56Tにでもすればと思う。

RC20の記録 4/10(金)の自転車通勤。スピード出てんのは多分軽く回るBBにしたためだな、うん。
通勤往路 走行時間61.47min/走行距離25.63km/平均速度24.9km/h/最高速度48.6km/h
通勤復路 走行時間60.39min/走行距離25.87km/平均速度25.6km/h/最高速度46.7km/h/総走行距離5628.4km

'09.4.5  bicycle 

自転車カフェCAFE cane nero

 先日の江戸サイ柴又ポタの帰路、実は儀助さんにくっついて日本橋にある「CAFE cane nero (カフェ・カーネネーロ)」に寄る予定だった。しかし残念ながら日曜は営業時間が短く閉店後の到着となってしまったのだった。

 日本橋は得意先に近いので、打ち合わせの帰りに寄ることにした。蛎殻町は築地辺りに似た低層ビルに一般の住宅が混在する街並み。間口の狭いカフェはその存在を知らなければなかなか見つけにくい。通り2、3本を彷徨い、やっとこの辺りだったはずとやっと見当が付くと、果たしてバイクタワーに掛けられた高級ロードバイクの後端が看板代わりにビルの影から覗いていた。

 1階にキッチンカウンターがあるが、客席は2階となっておりすぐに案内される。店内はいかにもコアな自転車グッズで彩られており、私の様にロードレースの知識がない者には勿体ない気がする。

 そんな私でも強く関心を引かれたのは、階段を上がってすぐの所に置かれた2台のロードバイク。マニア的にはタワーに掛かった「三連勝」の方に引かれるべき所だろうが、私は床に停められた極小サイズのロードバイクが気になる。どう見ても児童車サイズなのだが、完全にロードバイクなのだ。店主にこれは子供用にフルオーダーした物ですかと伺うと、イタリアのオークションで落とした物で、本来子供用の物を弄ってご自分で乗っているのだとか。コンポは9速SOLA/2200系(STIとカセットは8速)でブレーキは黒い105なので最近手を入れた物なのだろう。

 翌日、記事を書くため検索すると、店主の方のブログがあり、そこに概ね詳しく書かれていた。柴又の時と同様順序が逆である。昔、週刊誌の仕出し仕事で担当をしていた歴史漫画の大家が「現地取材というのは事前に資料で調べ尽くしたことを検証しに行く場だ」とおっしゃっていたが、今の私は間違いなく叱責ものである。


パチダホンがミスマッチな店頭(笑)。蛎殻町の五叉路近く新大橋通り沿いミニストップの2本裏にある。


マリア・ローザ号 魚眼で撮った絵面ではない。

 

関連情報
ageda di skaory
最新の店舗情報


RC20の記録 日曜日は緊急対応で出社。焦って飛ばし過ぎではないか?(苦笑)
通勤往路 走行時間59.05min/走行距離25.56km/平均速度25.9km/h/最高速度53.6km/h
通勤復路 走行時間65.17min/走行距離26.23km/平均速度24.1km/h/最高速度45.0km/h/総走行距離5576.9km

'09.4.5  bicycle 

完走/実ダホン
 前に小径車を物色している話を書いたが、案外あっさり決まってしまった。

 気持ちとしては偽ストライダに若干傾いていたのだが、やはりコピー商品はまずいと思い止まっていたし、公民館通いにしても仕事用にしてもS/Nがないために防犯登録できないというのが致命的。

 そこへ「やはり(自作)刻印ですか」という闇の囁きもあったが、コピー商品の上にS/N偽造ってどれだけイリーガルなんだという気もするのでさすがにやめた。

 すると今度は「小隊長、ダホンどうですか。自分の乗っていないんで」と耳打ちしてくる男がいた。かくて格安で中古のダホン・ボードウォークD7なる小径車が来ることになった。しかも緑色である。もっともその時は互いに勘違いして16"だと思っていたがボードウォークは20"。会社のエレベータには畳まずには乗らなさそうである。公民館用にするのは勿体ないが、まあ破格の値段なので良しとしよう。

 届く前からライトはどうしよう、ペダルは換えようか、果てはチェーンリングを60Tにしようかなどとろくでもない夢を膨らませているのだが、実車をよく見てからでないときっと失敗する。そんな訳でとりあえず入った店では他の自転車のパーツを物色した。

 RC20の目下の課題は「夕暮れに差し掛かるかも知れない走行時にライトをどうするか」である。いくらマウントで位置を下げてシルエットを整え、全体にマッチする色に塗っても、EL510の様なデカくて重いライトの常時装着には抵抗がある。そこで付け放し用に流行の小型フラッシャーを買ったのだが…。取り付ける前から後悔。格好良いかコレ? 後ろを留めるS字フックは白じゃ浮くだろ。それに高過ぎる。こんな調子でダホンのサイコンは決められるのだろうか。

 しかしそれよりも高い障害がある。持ち主が埼玉からうちまで持ってくるという事である。いや、先日東京マラソンを完走した林檎屋君のことだ、無事自走して来るであろう。…自走?

RC20の記録 狭山公園視察 実際はそんなに飛ばしていません。データには出ていないけど(苦笑)。
走行時間77.27min/走行距離30.98km/平均速度24.0km/h/最高速度53.4km/h/総走行距離5525.1km

工事が終了したという狭山公園。時計回りの帰路に急坂の住宅地を抜けなくて良くなった。花見の時期でもありとても近づけないと思いきや、夜半の降雨予報で夜戦部隊の展開がないためか意外に空いていた。


林檎屋君、完走の証。第一級鉄十字…もとい、東京マラソン2009完走記念メダル。祝・完走。


スコープドッグ?

娘のルイガモのペダルを換えた。デフォルトはグレーでデカくてあまり女の子ぽくないのでgrungeの“派手カワ系”にしてみた。以前からBMX用に似た製品があったがそちらはリフレクタが付かないので、これが出て良かった。でもこれちょっとデカいな。


'09.4.1  bicycle 

江戸サイ柴又ポタ
 「わたくし、生まれも育ちも東京武蔵野です。武蔵境日赤で産湯を使い、根っからの江戸っ子…」。いや、途中数年は茅ヶ崎に住んでいたし、そもそも両親が博多と八雲じゃ江戸っ子ではないしな。

 さて今回の本題。葛飾柴又を訪れた。そもそも柴又は何かのついでに行く場所ではなく、また東京在住者の常で東京観光の定番はほとんど訪れていない。そんな私がなぜ柴又へ行ったかというと、そこがポタリングの目的地だったからである。

 いつもは目的地の設定も適当にただ走っているだけの私がなぜ葛飾柴又かというと、「俺と自転車と」の儀助さんが主宰される「江戸サイ柴又ポタ」に参加させていただくことになったのだ。オンラインではやりとりがあり、ある時は多摩サイでニアミスしたこともあったが、今回やっとお目に掛かる機会に恵まれたのである。

 コースは、多摩サイと1国の交差する多摩川大橋を集合ポイントに、第2集合ポイントの永代橋を経由し、江戸川サイクリングロードへ。そこから一路「寅さん記念館」に向かい、柴又観光。総勢延べ10名のポタリングとなった。

 初参加ということもあり皆さんには色々話題を振っていただいたりで感謝恐縮の連続でした。それにしても誰も吊るしで乗っている方がいなかったのが何とも。パーツ塗装の話への食い付きも良い訳だと納得。普通そんなこと気にしないだろう。

 さて走りの方はと言うと、例年になく多忙な年度末で腰の痛みと目の疲れが残り、いつもより長く走ることが可能なのかと不安があった。蓋を開けてみれば特に障害なく130km走破。まあAve19.5km/hのポタな訳だが、逆にそれなら走れるものなんだなという発見でもあった。

 ところで江戸サイは以前部分的に通過しただけだったが、今回も堪能したとは言い難かった。あちこちが舗装工事で分断されており、遠回りやダート通過を余儀なくされた。

 定型記事では紹介しきれず、個々にはキャプションとコラムでどうぞ。


第2集合ポイント永代橋。有楽町からこの近くまでは勤務中パチダホンで走ることがある。

江戸サイ広い! と思う間もなく…。

“柴又では鰻”ということで、調理場入り口に7台係留の承諾を貰って「ゑびす屋」に。調理場の兄ちゃん達がロードに興味を抱いていたのでお話ししつつ。


儀助さん、奥様、せんがさん、てっちゃん、カズさん、keithさんakisuteさん、かぽさん、お付き合いいただきありがとうございました(お会いした順?)。まいさん、またの機会に。keithさん、煎餅ご馳走様でした。儀助さん、缶コーヒー帰路の活力となりました。


■コラム 寅さんと「とらや」
 「寅さんのとらやか」と軽く考えて買って帰った土産を手にした妻が「劇中は違う名前だったよね」と言うので気になり調べる。草団子を買った「門前とらや」は、かつての撮影場所だったことを売り文句としているもののそれは全48作中4作目までのことで、以後は松竹大船撮影所で撮られている。元々は「柴又屋」という屋号だったのが「とらや」に改称。一方で劇中の屋号の方は第40作目から「くるまや」に変わっていたが時系列は不明。便乗であっても断りなしということもなかろうが。しかし撮影クルーの柴又撮影の拠点はむしろ「高木屋老舗」という店の方で(それに第3、4作は山田監督ではない)、建て構えから商品の包装までこの店がモチーフの様だそうである。こういうのは事前に調べるべきところか。

「寅さん記念館」は大盛況につき入館せず。儀助さんが「(容姿が)似てないよなぁ」とおっしゃっていた館内フリマ案内役の人は、フーセンの寅こと野口ようすけさんという芸人さんだそうで。

欄外は事前準備…

TOKENのBBとチェーンリングボルト。ACORのプーリーはRD破損のトラウマもあり今回の取付は見送った。取付前に“歯付け”をしないとならないし。

BBを取り外すと、なんと細かい砂利が。シートポストから雨水というのはよく聞くが。フレーム全体を点検しこれはブレーキ取付基部の隙間から入った物と判明。

マウントでサイコンとライトを低く前へ出す。デカいライトのシルバーがどうにも浮いて見えたので、ベルやネームプレート同様「キャンデーカラー」で塗ってしまった。
RC20の記録 江戸サイ柴又ポタ
走行時間395.16min/走行距離128.85km/平均速度19.5km/h/最高速度49.1km/h/総走行距離5479.9km

'09.3.25  bicycle 

偽STRIDA
 最近のJEDIの不具合あれこれで少し小径車から気持ちが離れつつあったが、このところ小径車を軽く物色中である。

 4月から月2回ほど市の公民館まで通うことになる。学童クラブ父母会の市内連絡会役員への復帰である。公民館までは電車では便が悪いが自転車なら15分程度で行ける。問題は半分の確率で帰路呑みになるということ。わざわざ書くことではないが、呑んで自転車に乗ってはいかんのだ。という訳で、帰路は畳んでタクシーを拾える自転車ということで、会社置きになっているパチダホンを投入しようかという計画である。

 一方で会社使いの自転車も欠かせないので、代替が必要になる。必要条件はエレベータ内で転回できる130cmの全長。

 つまりどちらも16"程度の小径車ということになるが、パチダホンをもう1台買ってもしょうがない。そんな訳で以前から気になっていたストライダが候補に上がるのだが、会社に置きっ放しにするには贅沢な価格である。

 そしてネット上で中古を物色すると、紛い物が1万円台で出ていた。しかし、さすがにストライダの紛い物はなぁと思う。A-bikeの時はそれ自体をオリジナリティのある物と認識しておらず、ネットによくある安物の企画商品と思っていた。パチダホンは真偽はともかくOEMであるし、そもそもあの形式にダホンオリジナルという程のものはない様にも思う。

 しかし偽ストライダは「ストライダタイプなので、ストライダのロゴは入っていません」と謳う物まであり偽なのを自ら認めている。今現在ネットで確認できるのは3業者。紛らわしい名称とそれらしい即決価格を設定している東京の業者は少々悪質か。私としては緑色があるHUMMINGは、オリジナルと較べても魅力的なのだが(苦笑)、やはり、そもそも偽物と知っていて買ってはいかんよな。

 それに、S/Nがないため防犯登録が出来ないという、二重の意味で捕まってしまうブツなのである。

なぜだか更新してる(苦笑)。昨夜の話そのままでゴメン>ふる君


画像は「HUMMING 2
出品:福岡県 自社サイトあり
即決19,800円
黒、白、赤、青、黄、緑

「STRIDA5.0タイプ
出品:大阪府
即決15,000円
黒、白、赤、青、黄、桃

「STARIDE
出品:東京都
即決65,000円
黒、白、赤、青、黄(画像では桃あり)

→本家STRIDAはこちら

'09.3.2  bicycle 

ローテンション・スローパンク

 チロルチョコの「みたらし団子味」が居間のテーブルに転がっていたのでぱくんと食べたらモエギのチョコだった。「ウグイス味」で我慢してと言ったら「ウグイスの死体が入ってるからヤダ〜」と言って騒ぎ出す。やれやれ。

 そういえば昼に2人で公園へ行った帰り、途中の道に状態の酷いカエルの死骸があった。娘が気付かないようにと念じつつ違う方向に気を向かせながら通り過ぎたが、夕方に同じ道をRC20で走ったらまだあった。あれ、小さな子供が見たら夢に見そうな状態だったな。片付けておくべきだったか。詳細描写は避けておく。

 ところでミルのルイガモの後輪がスローパンクした。チューブ単体では大丈夫なのに、ホイールに填めて圧を高めると漏れる。どうやらバルブの故障だと気付いたのは、週末までに直せなかったためにピアノ教室に歩いていったのだと妻に批難され、帰宅後ふてくされて修理をしていた時。米バルブのコアドライバーなぞ持っておらず、しょうがないのでJEDIの予備チューブに換える。おかげで前が米式で後ろが仏式という困った仕様に。翌週には英式チューブを前後分買ってきたのだが、内装3段のリアのチューブ交換がどうにも億劫で手を付けるに至らず。

 ちなみにそのJEDIだが、やはり相変わらずシミー(前輪のブレ)が出る。それも下りカーブでは大して高速でなくても出る。この自転車、これ以上手を掛けても駄目なんじゃないかという気持ちになってくる。RC20より通勤向きの自転車が欲しいなと思っていたが、JEDIにその責は務まりそうもない。靖国前の下り坂辺りとかでは命の危険もありそうだし。

 まだしばらくは忙しいままの年度末。加えてその反動か呑み過ぎも多く、諸々あまり芳しくない。その上天気もこれではなぁ。そろそろ自転車通勤をしたいのだが。テンション低めの出だしの3月。


小金井公園の自転車乗り場前。つぴぃさんが書かれていた「ダ・ルチアーノ」の出店を発見。「冷たいのいや」と言う娘に持たせて撮るが、結局半分ほど食べられた。
RC20の記録
走行時間78.46min/走行距離32.73km/平均速度24.9km/h/最高速度52.2km/h/総走行距離5269.8km


'09.2.24  bicycle 

晴天無風

 こういう日こそ走りたい。という訳で日曜は、朝からパジャマ姿でだらだらアニメを見ている娘達をろくに叱りもせずに、午前中妻がテニスへ行っている間、そそくさと洗濯物を干したり靴を洗ったり、RC20の整備をしたりした。この時期はそろそろ芝生に除草剤を撒き、梅の根元にアブラムシ除けの薬を撒いた方が良いのだが、それは来週に回そう。

 昼を摂ると、大した目標も定めず走りに出た。取りあえず町田辺りまで行くのだが、急に曇ってきたので、代ゼミの町田校で引き返すことにした(どういう折り返し目標なんだ)。

 例によって軽装で何の補給も持たず、50km程度とはいえいくつも山越えをした割に意外にへばらなかったのは、カーボ・ローディングが奏功したのかも知れない。いや、嘘です。すみません。炭水化物と言っても単に昼に大量のつけ麺を喰っただけ。麺類ブローカーの某氏に、B級ならぬ準A級グルメネタで製麺所直売店の麺を送ってもらっていたのだった。旨かったので食い過ぎたかも。

 体力はともかく、まいったのは花粉の影響と思しき症状だった。私は花粉症ではないのだが、山を越えて町田の市街地に入るなりくしゃみの止まらなくなる区間があり、下り坂では死ぬかと思った。

 ところで整備の話だが、私自身確信を持って整備をしている訳ではないから、マニュアルの類を見ながら試行錯誤で調整をする事も多い。しかし最終的に不安な部分は「ひょっとして元が悪いのではないか?」と思ってしまう。JEDIにしてもRC20にしても、構造的な問題やら何やらが実際にあり、素直に自分の未熟だけを認めきれない部分がある。「ルイガノJEDIとRC20の記録」というページタイトルもいつまで使えるものかと某所のコメントに書いたばかりだが、こういう理由もあったりする。



中野食品の直売店「麺彩本舗」の生麺。タマイズミ使用の「極(太麺)」(2人前280円×3パック)と、ハナマンテン使用の「中華麺 細ちぢれ」(2人前270円だけどオマケにつきゴチ様でした)。

5人で食べたがあっという間になくなる。

庭の枝垂れ梅は七分咲き。今回、文章と絵面があまり連動してないな(苦笑)。
RC20の記録
走行時間135.38min/走行距離52.87km/平均速度23.4km/h/最高速度57.7km/h/総走行距離5237.1km


'09.2.20  bicycle 

娘と、多摩湖

 久しぶりの多摩湖。記録を見たらRC20に乗るの自体がひと月ぶりに近かった。多摩湖の様子はつぴぃさんのブログで知ることができるのだけど(笑)、湖面の上がった多摩湖を見たかった。

 それにしてもロードバイクは、やはり走ると決めて時間を取らないと乗れないと実感している。通勤もコートまでもとなるととても担げず、テニス教室送迎が娘の希望でクルマになっていたので唯一の定期走行の多摩湖行きもできなかった。

 それでも先日はやっと暖かくなり、「これでクルマはないだろ」と言う私にしぶしぶ娘もルイガモを引っ張り出した。

 それにしても大きくなったなぁ。151cmである。大人用小径車が全く問題ない身長だ。同級生はほとんど児童車に乗っているというのに。
最近はヘルメットを文句も言わず被っている。以前、「道路交通法では13歳未満の子はヘルメットを被る様にって書かれてるんだ」(実際には「保護者はそうさせないとならない」だが)という私の話を、ピアノ教室の先生にしたところ感心されたと話していた。それが効いているのかもしれない。

 人通りのない歩道を走る娘に併走してサイコンを見ると20km/hは出ている。やはりヘルメットは要るだろう。できればグローブも着けさせたい。

 ところで娘の愛車、このところチェーンが外れやすいとか。まさかナットの緩みか。つい先日、妹の通勤車グッタの前輪が横ブレするくらい緩んでいた(危ないなぁ)という事もあり焦ったが、チェーンが伸びただけだった。しかし伸びるの早くないか? 薄い10速用ではなくKMCのシングル用で、しかも乗ってるのは小学生。どうも納得がいかないが、ともあれコマ詰めして調整した。

 帰路のこと。多摩湖でのんびりし過ぎて終わる時間に10分遅れたら勝手に帰り始めており、最後数10mでやっと追いついた。送迎と言っても2km程度の距離なので、送迎自体いらないと言い出す日も近いかも知れない。


ここまで降りる予定だったのでクリートカバーを持参。

同じ構図で撮ったつもりが較べて見ると意外なほど駄目構図で驚く(苦笑)。
RC20の記録
走行時間71.27min/走行距離26.60km/平均速度22.2km/h/最高速度エラー/総走行距離5183.2km


読書 蒼井上鷹「九杯目には早すぎる」双葉文庫

タイトル買いの短編集(笑)。それにしても私は多分ミステリーというジャンルを読むのに向いていないんだな、きっと。1編1編にいちいち悪意や死体が在るというのがどうも気持ち悪いのだ。つまり「酒場で出会した見知らぬ奴の冗談にいちいち付き合うほど暇ではない」ということか。


'09.2.18  bicycle 

JEDIフロントフォークの問題?

 前回の自転車ネタではJEDIの前輪のシミー(ブレ)について書いたが、それとは別の原因で、急ブレーキで転ける危険性が高いと訴える情報があった。前回同様JEDIではなく、同じ独特の形状をしたFフォークを持つBD-1に関しての情報だが。

 そこには「キャスターオフセットが足りないために安定性に欠ける」と書かれていた。小径タイヤと特殊なサスのためにジャックナイフになり易いというのはわからないでもない。私はそうまで激しい急制動をしたことがないので体験はしていないが。自転車の急制動時には体重移動で重心を後ろに持って行くのが基本の運転法であり、ものの本ではサドルの後ろに腰を落とせとまで書かれており、それである程度はカバーできるだろう。

 余談だが、余所にはそこから転じて「キャスターオフセットが足りないから直進安定性に欠ける」という記述がいくつかあった。これは逆ではないか。詳しくはイラストを参照していただければと思う。このフォークのオフセットは少なめだが、直進安定性は、キャスターオフセットが少ない方が増す理屈ではないか。

 ちなみにBD-1もJEDIも製造は同じパシフィック社だが、車輪径が異なりブレーキダボの位置は異なるが寸法は同じだそうである。ステムも共用なのでJEDIのハンドルが高過ぎるというのはそのため。車輪径が大きいとトレイルは増えるので、18"のBD-1よりは20"のJEDIの方が直進安定性はあることになる。

 ところで、そのパシフィックのOEMについての疑問。タルタルーガType-Sは明らかに日本人吉松氏の設計だが、全く同じ筐体がルイガノにもパシフィックにもあった(今は異なる)。専門誌のインタビュー記事でグリーングループ鈴木氏にその点を突っ込まれてお茶を濁すようなシーンがあった。更に多くのブランドで出ているBD-1系も設計はR&M社だと思うが、改良などは誰がどう行っているのだろうか。


1)キャスター角によってトレイルが生じる。
2)トレイルによって、進行する力で前輪が引っ張られて、直進性が増す。
3)トレイルがあり過ぎるとハンドルが切れにくくなる。
4)キャスターオフセットを設ける事によってトレイルを調整する。

読書 「yom yom vol.9」新潮社

 また買ってしまった「yom yom」。内容を悪く言っているのではない。むしろよく読んでいる作家が書いていることが多くて外れが少ない。

 しかし、それでも、この体裁はなぁ。その上表2からの広告は「資生堂TSUBAKI」で、表3は「ヒステリックグラマー」だからなぁ。私の様な中年男性は手に取るなと言わんばかりである。

 重松清「ルドルフとヒゲをなくしたサンタクロース」と井上荒野「お話の時間」は、私にとっての定番作家なので、文芸誌は出会いのためというスタンスからして邪道なのだが、安心して読める作品もあって欲しい。

 大島真寿美「天国は待ってくれる」はどうやら連載だった様だ。以前読んだ作品と同じ登場人物だった。自分が珍しく記事で引用したことがあり覚えていた。

 初めて乃南アサを読んだが、「毛糸玉を買って」は悪くなかった。今度試しに文庫を読んでみるかな。

 阿川佐和子はエッセイしか読んだことがなかったが「嫉妬の距離」は意外に面白かった。

 最後に近藤史恵「スピードの果て」。ロードレーサーの主人公に、リアルな路上の描写で、これは本人も乗ってるんだろうなぁ位に思っていたら、「サクリファイス」を書いた人だった。文章自体も結構良かった。


'09.2.3  bicycle 

ルイガノJEDIの欠陥

 近所の私道で娘が一瞬の手放し運転を披露する。お父さんとしては見本を見せたいところだが残念ながらJEDIでそれはかなり難しい(本来やってはイケマセン)。

 形状からして小径車は安定性が低い。自転車は構造上ペダルの付け根が車軸より低い(BB下がり)方が安定するが、小径車はそれが逆位置になる。だから小径車でやった娘も一瞬であれ上出来だ。

 しかもJEDIは仰け反る様に乗って重心を後ろに移動しないと手放し運転が出来ない。前輪の安定性に問題があるのだろう。

 手放し運転より切実な問題として、私はシミーという現象にしばしば出会す。高速(40km/h超)で坂を下ると、突然前輪がブレて暴れだす。生死に関わる問題だが解決の方法が見出せず、スポーツ走行を控えるしかなかった。

 シミーの起きる原因の一つは横方向の剛性の低さとされているが、私はこれを個体の問題だと思っていた。組み付けが悪いか(ヘッドにガタはないが)、スポークの張りムラが残っているのか。あるいはサスがへたって横方向のブレが生じやすくなっているのかもしれない。

 しかし改めて調べると、もっと根本の問題があった。

 Fサスを受ける台座が傾いているのだ。荷重が掛かれば横ブレするのは当たり前である。原因は、台座を取り付けるフォークの付け根が鋳造のままで水平が出ていないことの様だった。ヤスリ掛けで水平を出せば改善されると思ったが、そもそも台座取付ボルトの角度自体が取付方向に対して直角になっていなかった。これでは何をしても無駄だ。

 調べると、「加茂屋creation」という大阪のショップが、フォークの付け根をコの字形に囲む形状の台座で取り付けるBD-1用のサスを出していた。これは最良の改善部品に思えるが、購入しておらず効果の程はわからない。

 それでも傾きは若干修正された。しかし効果を検証しようと近所の長い下り坂へ向かうも、週末は強風で下りなのに30km/hも出せなかった。しかもサイコン不調。やれやれ。



明らかに台座が傾いている。


この時点ではボルトの傾きに気付かず。よく見りゃ傾いてる。


削った。ついでにヘッドも組み直す。それじゃ原因特定できなくなるか?(苦笑)
参考サイト
「改ページ」('07.9.29) BD-1のエキスパートかいちさんのブログ。
「加茂屋creation」シルキーバーディーFサス ポピュラーな某社サスより良さげ。しかもFR別々なのでJEDIユーザーに嬉しい。
「自転車探検!」 シミーを初め様々な自転車関係の参考資料あり。

'09.2.1  bicycle 

アディダス撤退と緑色

 2009年となってひと月が過ぎた。歳事の話ではなく、自転車用アパレルから撤退したアディダスの話である。

 好きなブランドだったが顧客に対する姿勢は怪訝に思う。「'08年で撤退」と発表はしたが淡々と1年間商品展開してそのまま終了。こんなものだと言われればそれまでだが、情報は専門誌に少し触れられていただけで、関係各社のプレスリリースとしても残っていない。

 製品を供給していたマヴィックのサイトが「サイクルウェア進出」の話として英語のプレスリリースを'08年1月に載せているのみ。アディダスの日本語公式サイトは、昨年の時点で既に自転車アパレル自体が存在しないかの様な構成だった。あるいは元々なかったのかも。ライセンス品だから直営店には置かないとかはメーカーの都合で結構だが、許諾してるからには客から見れば同じなのだから何の説明もなしはないだろう。

 物は同じだから今後はマヴィックにすれば良いじゃないかという話もあるだろうが、私の悩み所は品質やコスパではなく、要するに色なんである。ラインナップにほぼ必ず緑系を入れてくるブランドは他にない。

 昨年いくつかアディダス製品を購入した店に先日立ち寄ったが、模様替えされてアパレルコーナー自体が縮小されていた。グローブの一部が残っているだけでアディダス製品は見当たらなかった。

 ところで話は全く変わるが、先日会社の置き自転車に出先で施錠しようとしたら、ワイヤーキーのシリンダーがすっぽ抜け、ゴルゴン地雷よろしく中のピンが飛び散った。抜けるか、普通? 100円ショップの中国製だからこんなものかとも思うが、さすがに2回目なので同種の物を買うのも厭で、家に使わずにあったワイヤーキーを持ってきた。しかしキーの価格が車両価格の1/3というのも…。RC20なら7万円のキーという計算になる(どういう計算だか)。

 なぜ使わないキーがあったかって? 色が綺麗だから買ってあったのだ。

アディダスジャパン
アメアスポーツジャパン
マヴィック


半袖ジャージ2着と長袖ジャージ1着。シューズとグローブ。


カギの構造お勉強中…か?


YPK Cafe1.2 実は以前ハンディバイク買うつもりだったのでそれ用だった。

'09.1.13  bicycle 

どんど焼き

 連休初日は、まる1日地域行事だった。どんど焼きである。正月飾りを焼く行事のことで、地域によって呼び名は全く異なり内容も微妙に違う。“正式名称”は「左義長(さぎちょう)」というのだそうだがあまり馴染みがない。

 最近はダイオキシン云々で廃れているそうだが(分別すれば良いんだよ)、我が地元では小学校父母会と地域を結ぶ組織があり、その主催で毎年小学校校庭で行われている。河原でなく市街地のど真ん中というのも珍しい。去年、飛び込みで手伝いをした際に意外に地域の知り合いが参加しており、今年は初めの竹の切り出しから参加したが、8時半から17時半の拘束はさすがにきついな。

 2日目は完全に自転車屋となった。まずは妹車グッタのBBベアリング交換。休日が合うことはあまりないので、こういう時しか機会がないのだ。ついでに前々から気になっていた長過ぎるハンドルを両端から2cmずつ切り詰める。「長過ぎると疲れるんだよ」と言うと「電柱にぶつかるしねぇ」と。どこ走ってんだお前。

 それが終わると、JEDI用に買っていたパーツを組み付ける。シート下にホルダーダボがあり、ここにツールカンを差していたが、トピークの透明プラ製ホルダーがあっさり折れてしまっていた。丈夫・シンプル・安価なミノウラ製にした。一方ドリンクボトルを差すホルダーはハンドルポストに付けているのだが、実はこれ、折り畳む際にフレームに引っ掛かるのだった。そこでホルダーを脱着できるリクセンカウルのアダプターを噛ませることにした。…まあその、いつ折り畳むんだよという話はおいといて。

 3日目にやっと走りに久しぶりの羽村へ行く。去年のこの時期にも丁度行っており、記事には「どんど焼きの準備を見掛けた」と残っていた。今年は河原に工事が入っており、どんど焼きらしきものは見掛けなかった。ひょっとして今年は中止だったのだろうか。


強風で一気に燃え上がったが、そのおかげで盛り上がること。子供達は大喜びだった。人がいないように見えるのは、画面向こう側が風下だから。
この後、中から真っ赤になった炭を鉄カゴごと引き出して、数カ所に分けて餅を焼く。

安価で飾り気もないが、丈夫で軽い。付属のボルトも軽量なアルミ製。

木ネジ固定が位置決め時にやや不安かも。赤ボタンを押すと先がスライドして外せる。

久々に畳むが…全然小さくない(爆)。やはりブルホーンではいかんな。

'09.1.4  bicycle

酔いどれ自転車屋?

 残りの正月休みは自転車三昧。と言っても、乗ったのはもんちゃんのお供で近所の公園へ行っただけ。最高速度10km/hのツーリングである。この子の場合は補助輪がどうこう言う以前に、余所見をしながら走るのを何とかしないと。道を逸れて枯葉の山に突っ込んでみたり、ふと止まったかと思えば道端のドングリを拾ってカゴに入れてみたり。今年はもう小学生ですよ。

 それ以外は、「呑まないで走り行って来なよ」の妻の声にも動じず、乗るのではなく弄っていた(非推奨)。

 まずRC20のタイヤ交換とチェーン洗浄。タイヤは続けてシュワルベステルビオ(グリーン)にした。外してから、これならもう少しもったかなと思いつつも、サイドの傷などを見るとこの辺りだろうなと思う。ついでにデフォルトのままだったチューブ(パナ)もシュワルベに換装。チェーンは、フィルタークリーナーで洗ってからパーツクリーナーというのも面倒なので灯油でと探せど、うちには灯油は一滴もないのだった。

 娘車(ルイガモ)のチェーン調整の後、妹車(グッタ)の状態をチェックすると、毎日の通勤に使われているだけあり結構ボロボロ。ブレーキのローターを拭いたりしている内に、クランクのぐらつきを発見する。

 BBはカートリッジ式ではなさそうなので、緩んだだけだろうと専門工具を引っ張り出してバラして行くと、内部の状態が酷かった。

 油で固まった赤茶色の泥を少しずつ刮げ落としていくと、カラカラのボールベアリングがポロポロと落ちてきた。その部分だけやけに硬い泥だなと思っていたら、それは錆び崩れたベアリングのリテーナーだったのだ。

 車庫放置のママチャリをバラしたことはあるが、ここまで酷いBBは見たことがない。翌日出勤の妹に取りあえずの説明だけして、グリスを充填して閉じる。いくら雨天も自転車通勤しているからといって、中国製ママチャリじゃあるまいし。

 ところで、自転車の用意は万全だが、そういえば明日から仕事だった。


フェンスを覗き込み「何もいない〜」と不満げ。


我が家の食卓…。バーボンは妻の。そば焼酎は妹の。<言い訳に過ぎず

奥が3千キロ超。手前が新品。画像では分かりにくいが、発色も違うのだ。

BBバラしチーム登場。持ってて良かった。

出土されたのではなく、BBに収まっていたリテーナーの残骸。

'09.1.3  myhome   bicycle   gun&military 

塗り初め、走り初め、撃ち初め

 朝から呑んでいる元旦。ただ呑み続けるのも何だし、テレビだのビデオだのも食指動かず。

 庭にはケルヒャーで塗装面を剥がしたラティスフェンスが木肌を晒している。塗料も買ってあるのでフェンスを塗ろうと思い立つ。それにしてもルーバーラティスは単調で手間が掛かる。DIY屋で売っている1枚4千円程度のラティスフェンスは、駄目になったら取り替えるくらいのつもりならいいが、3年毎に塗らないともたない。何せ材質が悪い。以前普通のラッカーで塗った部分はすぐに剥げて腐ったため、今回は水性だがステイン系塗料(塗膜を作るのではなく染み込むタイプ)にした。午後になると雑木林の陰になるので陽も差さなくなり寒くなってきたため、ウオツカのお湯割りに変え、淡々と塗り続ける。10枚あるフェンスの片面を塗るだけで結局4時間くらい掛かってしまった。1度塗りだけで断念。これが塗り初め。

 2日。居間のRC20を眺めながら羽村か羽田か悩んだが、羽田にした。新年だしおニューのタイヤでとも思ったが、結局そのまま出掛ける。まだもちそうだなぁと走っている内に総走行距離が5,000kmを超えた。帰路は河岸も街中も向かい風のため、同じ道なのに30分多く掛かった。これが走り初め。

 帰宅後夕方の書斎。過日のG21レポートの時に、ちょっと具合の悪い物を発掘していた。タナカG17(MG)のカートが乾燥剤と共に約2マグ分。ちゃんとしたガンマニアの方には叱責されてしまうが、キャップを込めたまま保管していたのだ。おそらく5年位前の物なのでまさか撃てまいと撃ってみると…。なんと30発中不発は5発だけだった。その後は妹一家と遊び回る子供達を横目にカートの清掃に勤しむ夕食前。これが撃ち初め。

 なんとなく1年間のやることが凝縮しているような2日間だった気も。

RC20の記録
往路:やや追い風 走行時間84.41min/走行距離39.57km/平均速度28.0km/h/最高速度52.4km/h
復路:強い向かい風 走行時間111.30min/走行距離39.11km/平均速度21.0km/h/最高速度36.5km/h/総走行距離5058.6km


アトム「ガーデンニングカラー」の使用前使用後。パテが使えないので油性はやめたのだが、ステイン系はいずれにしてもパテは使えないのだった。乾いてから埋めるか。


お馴染みの鳥居。'45年米軍によって強制移設された穴守稲荷名残の鳥居。'99年の住民有志による移転で神社と切れたということか「平和」の額が掲げられている。


やはり全バラ洗浄しないとならないか。フォロアSPがやや錆びていたので注意。