表紙
ひらがな付きJIS
IMで工夫
Duo用JIS KB
β版

 前回は、ひらがな付きJISこそが、現状最も望ましい日本語入力配列(自分にとって)であると書いた。

 かな入力をするにしてもJISは煮詰まっていない配列だと言う人もいるが、同様に、ローマ字入力の場合も、JISどころかASCIIも決して日本語の入力には適しているとは言えない。打ちやすい位置に母音があるとは限らないからだ。

 「要は慣れ」ということになれば、そりゃかな入力だろうがローマ字入力だろうがATMの五十音入力だろうが同じ事になる。ある意味それの好例がPalmのグラビティかもしれない。

 かな入力とローマ字入力とでは覚えるべき文字の数が違うとよくいわれるが、それはタッチタイピングの場合だけ。特に、万全のポジションで文字打ちするとは限らないモバイル使用ではあまり関係ない様に思う。いや、私の修練が足らんのか?

 ブーブー文句ばかりたれててもしようがないので、Duoで快適にかな入力する方法を模索した。

 一つにはIMの工夫がある。IMはATOKを使っている。私の場合はIMはATOK以外考えられない。それはキーカスタマイズの自由度が他のIMの比ではないからだ(逆にATOK13は多すぎる気がするが)。具体的には、カナ付きASCIIにはかなキーがないので、適当なキーにかな切り替えを割り当てている。デフォルトのキーコンビネーションで良いのではないかという意見は至極最もなのだが、デスクトップで「かな」キー付きのJISキーボードを使っていると、切り替えは自然と右手の親指に行くようになってしまうのである。そのためキーカスタマイズで「enter」に「かな」を割り振り使っている。しかしフォーム入力などの際、モード切り替えで意図せず「enter」してしまうことがあり、かなりの慣れが必要になってしまった。本末転倒である。

 他に、それ用のアプリケーションを使ったり、ResEditでリソースを書き換えたりして、既存キーにJIS風にキーを振ってキートップをインレタで直すことも考えはしたが、同じ理由で諦めた。これに慣れる努力は更に本末転倒である(自分の工作技能の低さを棚に上げるとして)。そもそも物理的にキーの数が足りないので不可能なのだ。

 さて、次回はいよいよ秘密兵器の登場なるか。私自身が"乞うご期待"なのである。

「小隊司令部発」'01.5.11

前頁へ

Duo-Zone Tamaへ

次頁へ