このところ続けてウイスキー用のナッツを買って帰っている。「なんか羽振りが良いね」と妻から言われたので余程なのか。ボーナスはまだだし、羽振りが良いなら銀座松屋辺りで買ってくるが、仕入は信濃屋である。
居間にはナッツを入れる缶が置いてあるが、指を突っ込んで良く分からないナッツに当たるのが厭で、マカダミアとカシューナッツで埋め尽くすのである。カロリー高そうと家人は言うが、そんなの気にして酒なんぞ呑まんよ。
でも確かに高そう。カシューナッツなんか爪楊枝をゆっくり刺していくと油が滲み出てくるし、そのままライターで炙ると火が点いて燃える位である(何やってるんだか)。
もっとも、外で呑むときは専ら空酒で、乾き物すらあまり摂らない。学生の頃は「ワンドリンクワンフードでお願いします」だなんてよく言われたが、今そういう店ははやらないのか、行ってる店が違うのか。「食うくらいならその分呑む」と言って断られたことがあった。料理人保護のためかと文句の一つも言いたかったし、大体私は呑むと言ったら呑むのである。1杯をだらだら呑んだりはしないのだが。
ところで最近信濃屋が並行輸入のグレンフィディックを扱っておりBBLで呑むのもそれなのだが、容量だけでなく度数もやや増しという、何やらお徳用みたいなフィディックなのである。家用につい買ってしまう。
問題は、そうすると同じ物を店で呑むというのも何やら気が進まなくなるということにある。何を頼んだものやら悩んでしまうということにある。
リベット、モーレンジ、CC、う〜ん、ジェムソン。近い物はやめよう、近い物は。何か利き酒をしている様な気になって気が散る。
一番の問題は、そんなことをしていると会計で驚くことになることにある。素直にズブロッカにしておけばよいのに。
良い加減になって帰ると、件の缶に母がスーパーで買ったミックスナッツを足していた。おいおい勘弁してくれよ。
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左が並行品。価格は大差はなく、容量当たりでは格安。度数換算だともっと格安、とか書くと意地汚い(苦笑)。瓶の色が違うのは、正規品の方は既に空だからである。
ウイスキーにはチョコも合う様だが、これは「メサージュ・ド・ローズ」のシーズン限定品。ここの薔薇の花型チョコは、風味の異なる3〜5層のカップ状に分かれる作りが目新しい。H嬢に教えて貰い、これは結婚記念日の贈り物用に買った。値段もそういう値段です。
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