私がよく行く書店は、文庫を2冊一緒に買っても栞を1枚しか挿んでくれない。どこもそうだろうか? うっかり栞の入っていない方から読み始めると不便に思うことがある。もっともこの書店の栞は大して使い勝手の良いものではないのだが。何が良くないかというと、厚みがあり過ぎるのである。専門用語で恐縮だが、四六判135kある。私は110kでも厚いと思う。
文具店でよくシートメタル製の栞を見掛けるが、あれは如何なる本を読む人が使うのだろう。少なくとも電車内で文庫を読むときには使えない。5時半に仕事を終えて2駅隣の家に帰り夕食と入浴を済ませ、ベッドの中でシドニー・シェルダンでも読む様な人が使うのだろう。
栞は薄い方が良い。極論すれば呑み屋のレシート位でも良い。もっとも私がよく行くような店はレシート自体出さないし、いくら大酒呑みでも1店でそんなに呑むわけではないので長さが足りない。何人かで行く居酒屋のレシートが丁度良い。私一人ではまず頼まない程にフードの項目が並び、丁度良い長さとなる。但し私は滅多に人と居酒屋に行ったりしないし、社用で行けばそれは手書き領収書になってしまい使えなくなるのだ。手書き領収書というのも厚みが丁度で良いのだが、栞に使うと月末の精算に出しそびれる恐れがある。
文庫には大抵ブックカバーを掛ける。ずっと愛用している物がある。前の勤務先の最寄り駅前に丸善がある。そこのレジ脇に並んでいたビニル製の簡素なものだが、私はこれが気に入っている。ビロード風で、例によってグリーンだ。これには栞代わりの"ベロ"があり、栞を無くしてしまった時にたまに使う。しかしこの"ベロ"が左側にあるのが気に入らない。続きを読むときに抜かないとならない。そうすると、次に中断する際自分がどれくらい読み進んだかがわからなくなるのが悔しい。
ちなみに2冊一緒に買っても広告は必ず入っている。たまに栞の代用にするがあれは良くない。そもそもが鬱陶しい。
というわけで今回から「小隊司令部発」はブログとなった。ただしご覧の通り(?)試験運用である。メインプロバイダであるアサヒネットのプログが立ち上がったばかりだが、これを使っている。今のところ自分の未熟もありイマイチだが、回しながら改良する予定なので当面宜しく。試験運用というより見切り発車である。
内容の方はブログ1回目に相応しき私らしい"ぐだぐだした話"をと思って書いた。バックナンバーは変わらず「公文書」でも読めるようにするので今後ともよろしく。
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