私は、忘れっぽいくせに過去を整理できない男である。「男というのは過去を捨てられないものよ」とステロタイプな事を言われそうだが、世の男の事はともかく、私がそうなのである。
いや、色っぽい話ではなくて、部屋の整理をしたのだ。そう、年末だったしね(笑)。それでどれ位過去の整理が付いていないかというと、中学生の頃に作ったプラモデルが捨てられずに取ってあった。酷いな。
いやしかし過去形なのだ。捨てた。少なくとも完成品は。過日の記事に書いた様な背景で作っていたことを思うと、一個小隊はありそうなナチの兵隊もあまり簡単には捨てられないのだが、逆に今更そんな事を思い出しても意味がないので思い切って捨てた。
一方で未開封品や、当時の自分が手を付けられなかったレア物(と言っても海外製というだけだが)などは今もって捨てられない。誰かこれを欲しているマニアがいるかも知れないなどと考えてしまう。と言ってもいちいちネットオークションに出すほどマメでもない。
こんな事を書いておきながら、実はトイガンは殆ど全く整理できなかった。ボロボロでバラバラの物を5挺ばかり捨てただけである。それでもあと二百数十挺ある。これはもう、死んだ後に娘達に何とかして貰おう。
実は私の父も同じ性質だった様で、死後に大量のキップル(役に立たないモノ)を処分させられる羽目になった。真空管や洋酒の景品のグラス等である。母も最後は判断無しになっていた。今もって我が家の一角にはそういう物が残っている。8mmフィルムの編集機材とかNゲージの列車とかである。どうしたもんだか。
年末の巷には忘年会などという物があるが、営業職にありながらまあまず参加しない。毎度あちこちで書いているが、そもそも日頃呑まない人はそんなことにかこつけて呑めば見苦しいことになるので呑まなくて宜しいと考えている。だからいろんな事を忘れられないのだろうか。 |

開封済みながら中途半端にフィギュアが残っている。モデラーの方でモプ用に引き取ってくださる方はいらっしゃいますか? キューベルとサイドカーセットなど欠品無しも幾つか込みで。 |