GUN&MILITARY
公文書

'07.11.19  gun&military

MGCルガーP-08 BLK

 久しぶりに地元の酒場Hに寄った。ママが私の顔を見るなり開口一番に、常連のKさんがネットオークションで古いモデルガンを買ったという話をする。「MGCのルガー何とか」で「弾がない」のだそうだ。知らない人でもなしお話伺いましょうかとなり、ママが電話をするとすぐに店に来るという話になった。


読書 大道珠貴「ミルク」中公文庫

読むたび思うがある意味怖い大道珠貴。私は、野太く瑞々しい登場人物達を、しかしやはり傍観するしかないのだった。筆者とは同じ歳だが。


'07.11.6  gun&military

そういやしばらく…

 いつもの酒場でいつもの面子。もっともその晩の3人の話題がアレ。

「そういやしばらくサバゲしてないですよ」
「俺、サバゲどころか銃を撃ってもいない。忘れてるなぁ」
「撃ってませんねぇ」
「こうさ、撃つ瞬間というより着弾の感覚って言うかさ。バタタタッカカカッってのが…」
「あぁ〜、良いですねぇ」
「パラタッ、ダッ、パカカカカカッ、チキーンッみたいな」
「シュッビシッ、シュシュッビシシシッって」
「シュタララッ、バタラタタッタッビシシシッって感じとか」
「あぁ〜、ありますねぇ」
何なんだ我々は。妙な酒場風景。
「アーカー、持ってこようかな」
「いいねーアレ、空撃ちしまくりして」
「やめてよ、ヒューズ飛ぶんだよ」
「どうせなら“ホース付き”撃ちてぇなぁ。リコイルの凄い奴」
暫し沈黙。銘々に酒を啜る。
「ほんと、最近撃ってないなぁ」
「たまに、撃ちたいですねぇ」
「撃ちたいね〜」

 てな訳で帰宅するなり長物を引っ張り出そうと心に決めていた。リコイルだったらユースエンジニアリングMP5を撃ちたいところだが、さすがにエアタンクに蓄気してまで撃つ気力はない。酔っていてしかも眠いときに銃を弄ってはいかんし、そもそも夜中である。とりあえず部屋の入り口近くにあったモーゼルカービン(タナカのモデルガン)を手に取ってみる。重い。それにしてもこんな変なバランスだったっけ。捧げッ銃ッ! ガタン! 「痛ッ」。足に落とした。バランスが変なのは自分の方だったか。

 仕方なく諦めてモデルガンのマルシンPPK/S(まだ「WALTHEP」バナーの頃のHW)を引っ張り出し、居間でビールを呑む。

 つまみがスペシャライズド製のサドルかマルシン製のワルサーPPK/Sかという違いだけで、まあ要するに酒を呑むということで私の中に大きな違いはないという、そういう夜だった。


読書 角田光代「対岸の彼女」文春文庫

長い“旅行”の末、退屈な町を懐かしいと思えたら、帰って来たいと思えたら幸せだけれど、町も自分も変わってしまうし変わってくれる。でも何を幸せと思っていたのかだけは忘れずにいたい。…自分は結構忘れっぽいんだけどさ。第132回直木賞受賞作。