GUN&MILITARY
公文書

'04.8.26  gun&military



 ['04.8.6]の記事で書いたように、フルタ製菓のメタルガンマニアにやっとのことで巡り会ったのは良いが欲しいアイテムに当たらなかった。ところが先日、当サイトの6周年祝いでぶたさんから幾つかのモデルをいただき、目的のM712も手中に収めた。結局コンプリートまでしたのだが、前に書いたようにラインナップにシュミのものは少ない。それと、原型をどこの誰が作っているか分からないが、どうにもフォルムが悪い。ダイキャストだと仕方ないのかもしれないが、KP85(これは自分で買った分)のスライドなんてあんまりな感じがする。目的のM712はそれなりに良かったので、他はどうでも良いと言えば良いが、これでは第2弾を期待する気になれない…。自慢の可動部も、カラカラ回るシリンダーやギギッと差し込むマガジンなど、粗さばかりが目に付く。でも、ま、M712がそう悪くはないんで後はいいか。

 ところで、少し前['04.7.18]にRuriwoさんから中国製P08を譲っていただいた話を書いたが、その時にオマケが付いていた。割に最近一部で話題になったガチャガチャガンである。弾を発射するが、珍しくBB弾の類ではない。フォロア可動の脱着式マガジンにカート状の弾を込め、1回1回スライドを引いてトリガーを引く。とにかく全体のフォルムが良い。惜しむらくは色違い・バレル違いで4種あるのが全て92Fということだ。こればかりは何ともな。次回作にグロック辺りの登場を期待。というか、それ以前に自分でブツを見つけて購入できるのだろうか。未だ売っているのを見掛けたことがない。

 大抵の物は金があれば買えるが、一方、昨今のオークション流行や食玩ブームに見られる様に、金だけではものの買えない市場も流行っている。くじ運が悪く博才もない私には辛い市場である。

 ぶたさん、Ruriwoさん、ありがとう。運の良い仲間がいるのも運の内か(笑)。


ケロロ軍曹が…


M712の出来が良いのは中国製故?


しかし…原型は何だろう?(笑)


読書 石坂 啓「コドモ界の人」朝日文庫

'04.8.22  gun&military

ケンチさん・Mustangさん来京オフ?

 都営大江戸線六本木駅。出口まで随分と長くエスカレーターに揺られる。昼に聴いたJ-WAVEの放送で六本木ヒルズで何かあると言っていたのだったかなぁと思い出しながら、浴衣姿の女性の集団の間をすり抜ける。

 2度目のフォローポイントは、またオフのために行くことになった。大阪のMustangさんが今月2度目の来京をするオフに、広島のケンチさんが顔を出されるというのでこれはぜひということになった。

 店に入るとグループ客は一組だけなのに素通りしそうになった。思わずマスターに「小隊長さんです」と紹介されたりして。実際は初めてお会いするのはケンチさんだけなのだが。前回ほとんどお話ししてなかったこともあり、osamuさんと堕天使さんが初めよく分かってなかった。すみません。

 内藤さんのBBSではグロックとコクサイのHW樹脂が話題になっていたので、コクサイG17スナイピングカスタム(確かにHWだが…)を含む4挺をネタに持っていくことに。入れる物が無くて古いケースを引っ張り出して行ったのだが、参加の皆さんのケースとは明らかに見劣りがする。こういう集まり用に何か買っておくべきかも…。

 オフ会の類では大抵所在なげな私だが、テーブル一つがグロックで埋まっていて話題のない訳もない。Ryuさんとずっとグロックばなし。奥の方でMustang、ケンチ両氏は造型系の話題に没頭の模様。そういえばこの数年工作らしいことを何もしていない。何かやりたいなぁ。机上に平面出し作業中のまま埃を被っているアカデミーPPK/Sのことは忘れて。

参加者
ケンチさん、Mustangさん、私、堕天使さん、osamuさん、こーたにさん、Ryuさん、内藤さん、他の9名…でしたか?(笑) 珍しい順、の様です。

ホントはもっとレアなブツもあったけど、とにかくグロック集合。って真ん中のはGじゃなくてMの19だろと突っ込んでみる。

なぜか甘いもの連発。(上)みーなさんの杏仁。(下)ケンチさんのお土産、銘菓「安芸弥栄」は、特産の「がんね栗」の風味と北海道産小豆100%で作った甘さひかえめのこし餡を、特選フレッシュバターと牛乳で仕込んだパイ生地にくるんで焼き上げた手作りによる洋風和菓子です(後半コピペ)。(右) ラドムを熱心に撮影するケンチさん。いや94式? もっと違う物だった??

読書 片岡義男「彼のオートバイ、彼女の島」角川文庫
確か高校生の時に買ったもの。しかしなんとまあ。

'04.8.6  gun&military

フルタ製菓メタルガンマニア

 混沌としたブームの食玩。何でもありではあるけれど、これはきっと無いんだろうなと思っていたのが銃の食玩。それがとうとう発売されてから、随分と経つ。フルタ製菓のメタルガンマニア。ラインナップの大半は興味も湧かない機種ばかりだが、なんとM712があるという。

 発売になったら箱買いだと待ち構えていたものの、いざとなると全く店頭で見掛けない。全く、である。apにはない。セブンにもない。ミニストップにもローソンにもない。店舗によって仕入れが違うことは多少在ったにしても、少なくとも私の生活圏では全く見掛けない。フルタのシェアが地に落ちているのか、単に銃器型が嫌われているのか、わからないけれどとにかくない。実のところネットでも購入は出来るのだが、なんとなくこういう物は店頭で買うものだという意識がある。そのうち、先行していた関東に続いて中京関西でも発売になり、ぶたさんが早速M712を当てたと聞くも、こちらはブツ自体巡り会わない。もう縁がないのかと思っていたら、いつもトイガンを買っている量販店が食玩を扱うことになり、やっと入手が叶った。

 ところが箱買い(6個組)をして結果は惨敗。どれもいらない。つまらん外れくじを引いてしまった。カードに貯まったポイントで買ったのが悪かったのだろうか。そもそもラインナップになぜPPKやP08や、せめてグロックやKフレがないのだ? つまらん八つ当たりをしつつ帰路のビアスタンドで苦虫噛み潰しているところだ。

 ちなみにその…、負け惜しみではなくて、あまり出来は良くない。ラインナップからもセンスが合わないと思っていたが、元々メーカー側にあまり愛がないのではなかろうかとも思う。いや、やはり負け惜しみである。聞き流して置いてくれ。

  それにしてもマルイのコッキングをそのまま模したP38って最低だと思いつつも、それすら当たらない。


 先日のサッカーの話(?)に、「民度と経済力はある程度リンクするものですから。"貧しくて民度の高い国"はないでしょう」とご指摘いただいた。日本とて一度は通った道という見方もある。確かに私ももっと広い心で見なくてはならないだろう(偉そうに…)。しかし日本人が東京オリンピックで沖縄返せーと横断幕を出していたかは記憶にない。…あるわけないか、生まれてないから。

読書 山口 瞳「旦那の意見」中公文庫

'04.7.18  gun&military

中国製コッキングルガー

 中国製トイガンについての情報は、専門誌では得られない。ネットオークションで一部機種はよく見掛けるが、どこをどう流通しているのやらもはっきりしない。そして不思議なことにそれらのレポートをネット上に公開しているサイトは意外に少なく、どんな物かもはっきりしない(検索して引っ掛かるのが自分と知り合いばかりというのが笑える)。

 さてこのルガーP08は、RIZのRuriwoさんから譲っていただいたものである。私は存在を全く知らなかった。こんなのがありますけどと見せていただいて飛びついたのだが、地元のショッピングモールの出店で発見された物とのこと。

フォルム
  ご覧の通りカービン仕様で、ファルコン製品の外観コピーかと想像。いや、コピーしたと言うより参考資料がそれしかなかったのではないかという感じが中国製トイガンの特徴と言えば言い過ぎだろうか。 パララックスが妙にあり、ロッキングボルトが傾いている。特徴的な卵形のトリガーガード。レシーバー側面のシアのモールドは、そのパーツ本来の意味を消失している。

構造
 トグルを引くと、レシーバー上部全体がぎしりと後退する。トグルを再現しなくて何のルガーぞとは思うが、大昔のテルテル弾仕様製品にはこういうのもあった。セフティはないのでコックしたらすぐ撃つ。

 前段のロッキングボルトが実は押し込みボタンになっており、銃床付きバレルを固定するのに使われる。この先端のバレルが外れて、それをそのままはめて4インチ風にコンバージョンするのである。ちなみに肉薄大径バレル内は大きな空洞で、バリがどうとかというレベルではない。

実射
 実射性能が意外なほどマシで驚く。中国の基準で「14歳以上用」という表記になっているが、日本の基準でちょっと弱めの18歳以上用程度のパワーはある。とんでもない構造のバレルなのに、15m先の大きなバケツに7発全弾当てることも出来る。

セット内容。BB弾は例によっていつもの感じ。

ペラ1枚の取説にはなぜかマッチョな男が歪んだ手で2挺拳銃。

ファルコン ルガーと比較。"変な感じ"の所が似ている。

マガジンを見て確証。ちなみに互換性はナシ。

指のかけやすい"スライド"。しかし引きは結構重い。

この固定ボタン、ショートバレルには関係しない。

妙にしっかり出来てるタンジェントサイト。上下左右バネが効いているし、目盛でかちっと止まる。

インナーバレルの先端から銃口までの状態がこれ。

司馬は株式会社? ただ単にファルコンのモールドを準(なぞら)えただけだろう。

CYMA(司馬)P.608
購入時店頭価格 800円

読書 重松 清「半パン・デイズ」講談社文庫

'04.6.20  gun&military

東京マルイの最新型MP5



 2挺目の電動ガンBOYsである。またも何かしら特別なおもしろさを見つけたかというと、実は、まあそういう訳でもない。例によって事前情報は雑誌にも山と出ており、機構的には前作M4A1とほぼ同じであろうし、ディティールも前作並みには良く出来ているだろうことが分かっていた。ラインナップとしては至極無難な人気機種でありそこそこ売れるものと思われるが、それは買う理由にはならない。

 私が今回これを購入したのは、勿論このコンテンツのためでもあるが(苦笑)、第一には何よりMP5コレクターであるからだ。そして、違うメーカーの同じモデルを集める場合の視点は、純粋にその"在り方"となる。ではこのモデル、どうだろうか。

 東京マルイにとってのMP5は特別なモデルの様に思う。メジャー故に多くのメーカーがモデル化してはいるが、何代にも渡りモデル化しているのは東京マルイの他はFTC位である。大きく分けて4代目となるBOYsの仕上がりは、10歳以上用専用ボディとは言え最新型であり、決して手を抜いていない。各種の資料が揃っている今のご時世、子供向けでも子供だましとはいかないが、これなら目の肥えた子供達にもOKだろう。

電動ガンBOYs H&K MP5A5
\6,800


フルサイズ(ユース製。マルイのは迷彩に塗ってあるので…)、BOYs、miniの比較。前作同様9割サイズ。私の体格(170cm)ではやはり寸足らずだが、変なデフォルメはないので、単体では小ささは感じさせない。ちなみに縮小モデルなので当然だが実寸アクセサリは付かない。



読書 重松 清「四十回のまばたき」幻冬舎文庫

'04.6.18  gun&military

トータルリコール

口中 久しぶりだね

犬田 世の中が平和すぎてネタがなかったな

口中 戦争してるだろ戦争! なんか前回と出だし同じだし。

犬田 イラクに自衛隊が行ってるよね、土木工事に。

口中 支援活動だよ!

犬田 本当に酷いよな、三菱ふそうのリコール隠し。

口中 関係ないだろ

犬田 サマーワの自衛隊が使っている車両の中にも三菱製はあるだろ。

口中 なるほど。

犬田 日産にフランス資本が入る時に、日産は自衛隊の車両も作っているし、国家の安全に関わる一大事だとかなり物議を醸したのは記憶に新しいけど

口中 極一部のマニアの間でだよ

犬田 もっと危ない下請けがいたという訳だ。

口中 意味違うけどね

犬田 で、いきなりキャタピラ外れて操縦不能になったりして。

口中 危ないな。

 

犬田 暴走始めたんでエントリープラグ射出して。

口中 何の話してんだよ。ケーブルテレビ見過ぎだよ。

犬田 ちなみに自衛隊のサマーワ到着が遅れる原因になった「故障した民間のトラック」ってのはダイムラーベンツだったけどな。

口中 三菱助けてる場合じゃないじゃねぇか。

犬田 ところで最近、銃持っていることだしついでに多国籍軍として戦うか? なんて誘われてるけど

口中 そういう話じゃねぇよ

波口 PKO♪PKO♪武器もあるから自衛隊も参加してぇって言うじゃなぁ〜い。残念、三菱製車両、全部まともに動きませんからー! リコール斬りッ!

口中 だ…誰?

犬田 移動もままならない軍隊なんて役に立たないしやめておいた方が良いよ。

口中 だからそういう話じゃねぇって。

 

(文・構成/小隊長)


 自衛隊の戦車や装軌装甲車は三菱重工製だが、装輪装甲車は小松製作所製。イラクには装輪タイプしか行っていない。とりあえず三菱ふそうの車両と言うと、道路補修の重機を載せるトレーラー牽引車(10t)1台がリコール対象と判明したそうな。少ないとかじゃなくて、あった事に驚き。うへぇ。

 ちなみに、いわゆる「ジープ」の類である非装甲車両73式小型トラック(V16)が三菱自動車パジェロベースだそうだが、これは今回のリコール対象ではないらしい。

 ところで、三菱自動車がスポンサードしている人気番組「東京フレンドパーク2」では、賞品として展示されている同車(の兄弟車)に掛かる観客の声が、アフレコで「く・る・ま、く・る・ま」に変わっていたそうだ。諸行無常である。合掌。

 付け足しの様に書いて恐縮だが、イラクで活動されている自衛隊関係者には敬意を表している。与党の姿勢は支持しない。

 


'04.6.16  gun&military・告知

電動ガンBOYsMP5A5…予告の予告

 東京マルイの電動ガンBOYsMP5が6月9日に発売になった。私はMP5コレクターであるし、当サイトには電動ガンBOYsの専門コンテンツもあるので、当然購入してレポートする予定でいたのだが、残念ながら発売日当日には入手ならなかった。昨日、やっと購入したのだが、同じ売場になんとBWC/モニカのG23があったのでそちらも購入。レポートにはこの週末の時間を充てる予定。

 取り急ぎの告知は、かねてより予告の通りその複数サイト共同コンテンツに新たに加わるサイトがあるからだ。

 RuriwoさんのRIZである。RIZは「G18C解体新書」でも参加いただいている。きっちりバラしてしっかり検証するレポートが特徴で、ずぼらな私にはおよそそういうレポートは書けない。今回のテーマはG18Cから続き、条例と10歳以上用の関連からの検証を行うというもの。予告編として電動ガンmini MP5に関するレポートが上げられている。


購買対象層にストレートに訴求するパッケージデザイン

読書 山口 瞳「居酒屋兆治」新潮文庫
なんでまた今さら、と自ら書いてみる(笑)。

'04.5.17  gun&military

そしてまたAR7

 過日コレクターは因果なものだと書いたが、実はまたAR7を入手したのである。「コレクターは」じゃなくて自分が因果なだけか。いい加減「デスクサイド」で取り上げるのもどうかと思いやめにした。

 WAのAR7は創生期のガスガンである。要するに造りが旧い。そんなガンをなぜ集めるかというと、やはり業としか言い様がない(笑)。ピストルタイプでブルバレルの「ヒットマンカスタム」というのがあり、本当はそれが欲しかったのだが、細部では好みでないところもあり、ならば切り貼りをしても勿体なくない個体を探して理想のAR7でも作ってみようかと漠然と考えていた次第である。

 そうは言ってもそれは例によっていつ始めるとも知れない話で、今回は特に面白い絵もないので、私にしては珍しく実銃の話を少し。

 AR7エクスプローラーは、アーマライト社が自社の軍用ボルトアクションライフルAR5(MA1)の市販版として1960年に発売した。日本でトイガン化されているAR7はこのモデルではなく、チャーター・アームス社による'70年代後半のリバイバル版の方である。ピストル型はこの時にエクスプローラーIIとして製品化されたが、WA製はこれとは異なっている。実銃はモーゼルピストルの「ブルームハンドル」の様なグリップ形状で、フレーム後端は似せているが、トリガーガード形状とフレーム上部の仕上げや刻印はライフル型のエクスプローラーIのままとなっている。

 .22LRのセミオートハンドガンと言うと真っ先にスタームルガーmk1が思い浮かぶが、対してエクスプローラーIIはライフルからの機関部転用とあってピストルとしてはバランスの悪さが目立つ。また最近のG誌の記事でも書かれていたように性能は誉められたものではないらしい。

 それでもこの飾り気のない道具っぽさが良いのだ。いや、もうさすがに4挺で足りているが。


なんか集まって来てる…。


マルシンのmkIと。重心は前だし軸線も高い。

参考文献
床井雅美「M16&ストーナーズ・ライフル」大日本絵画
月刊コンバットマガジン別冊「エアーソフトガン オールカタログ'88年版」KKワールドフォトプレス
「Gun 2004年4月号」国際出版

'04.5.2  gun&military

安価なりに楽しい

今回は購入後1週間。眺めたり撃ったりしつつのレポート。さて、どうなんだ?
外観
 10歳以上用で低価格ということもあり、コスト低減のためのアレンジが随所になされている。しかし見た目の綺麗な仕上がりはさすがであり、安っぽい感じはしない。表面処理で素材の違いをうまく表現しており、そのため可動しないパーツも可動の様に見える。グロックと言えばトリガーセフティだが、これはトリガーとの一体になっている。フレーム各所のピンもそれらしい感じだがモールドである。

 フレームはモナカのビス留めで、スライドはモナカの接着。従ってスライドの方は隙間が気になるならパテ埋めして仕上げ直しという事も出来るが、気になるほどではない。


Cでなければこうもアラは見せずに済んだかと、ポートを覗き込みながらふと…。


本文へ(今回は動画アリ)