GUN&MILITARY
公文書

'03.8.2  gun&military

WORLD TANK MUSEUM IRC CONTROL

 少し早めに上がれた日、真っ直ぐ呑みに行けばいいようなものを、ちょっと玩具でも見ていくかなと思い立った時に限って新製品が店頭に並んでいたりする。

 大ヒット食玩WORLD TANK MUSEUM(WTM)のリモコン版である。ベースが食玩なのにモーターライズになるだけでも驚きだが、それがなんとまあリモコンである。砲塔後部に赤外線受光部があるのと、足回りがシャープな造形になりゴムキャタピラに変わっているのを除けばオリジナルのWTMと全く変わらない。

 重戦車とはいえ約1/144となると車体長はわずか5センチ強しかない。電池はニッケル水素充電池を内蔵。前進と、右旋回しながらの後退という2動作のみだがなかなかどうして楽しめる。MO位は乗り越えてしまう力強さだ。残念ながらMOのケースは無理だったが。

 リモコンが独軍のM39手榴弾を模しているのも洒落ている。どうせ本体より大きく目立ってしまうのだから、一緒に置いてあまり不釣り合いなデザインでは雰囲気がぶち壊しとなるのでこれは良いアイデアである。第2弾はパンツァーファーストかな?(笑)

 店頭ではトミーのコンバットデジQと並んで売られていた。あちらは前後進左右旋回と光線の発射などがあり価格は約倍額。それはともかく、デフォルメの具合がいかにも動く玩具っぽいというのがある意味難点である。WTM IRCの様に何も言わずにテーブルに置き、動き出した時の「ええーっ、これリモコンで動くのか」というインパクトはコンバットデジQでは得られない気がする。

 さて買った玩具の箱を家に帰り着くまで開けずにいられない性分の私なので、買ったその足でbar plastic modelへ。ゴムのコースターを障害物に、カウンターの端から端まで走破した。他のお客にも大ウケであった。

タカラ「赤外線コントロール ワールド タンク ミュージアム」WR-03
ティーガーII ポルシェ型重戦車 第50重戦車大隊 定価3,480円

 

'03.7.27  gun&military

さらに勘違い

 '03.7.23小隊司令部発「ドイツ語のカタカナ表記」で、以下の部分を削除した。

 しかしmauserの表記はガンマニアだけの話ではない。地名の表記もワインの産地も現状では「モーゼル」である。ガンマニアだけ「マウザー」というのも、それこそ統一表記としてはいかがなものだろうか。しかし実のところ銃器のmauserは地名でなく人名であって、しかもルーツはともかくmauser社自体はモーゼル地方発祥の企業ではないのだ。とは言え綴りは同じであり、ワインはモーゼルで銃器はマウザーというのも何か変な感じがする。そんなこと気にするのは私だけだろうか。

 そうだ。私だけなのだ。
 なぜならM712やkar98kのモーゼルはmauserで、ワインのモーゼルはmoselだからだ。

 ほへぇ!?

 何をどう覚え違えていたのだろうか? しかもよりによって件のSTEINER氏から指摘されてるし。

 実は先日も、'03.7.8-2の小隊司令部発で現SIISのDEをアオシマ製と書いていたのは誤りであるとたぐちさんにご指摘を受けていた(訂正済み)。(現SIISがアオシマ製なのではなく、現アオシマがイマイ製…ややこしっ)

 そんなことを優しく諭してくださる皆さんに支えられての栴檀林小隊ウェブである。…なんとも締まらない話なんで、歯切れの悪い締めである。やれやれ。


公開時、moselがmoserになっていた。これはタイプミス。ご指摘がSTEINER氏のところへ来たとか。迷惑かけ通しで全く申し訳ない…。

 

 

'03.7.23  gun&military

ドイツ語のカタカナ表記
読書 広田厚司「ドイツの小銃 拳銃 機関銃」光人社NF文庫

 この手の本を、私は基本的にあまり持ち歩いて読んだりしない。資料として買うだけならともかく、あまり通勤電車の中で読む本という気はしない。にもかかわらずしばらく持ち歩いたのは、読み方がいつもと違っていたせいかもしれない。

 筆者の広田氏は「丸」に執筆しており、軍事関係の専門誌とはいえセグメントの若干異なる同誌を私は読んでおらず同氏の名前を知らなかった。原書からの翻訳など資料価値の高いものもあり、その点では面白かった。若干の誤りがあったし、この手の本の常として文章に難のある箇所もあったが、全体では読んで損した印象はない。

 この本の本題とはずれるが、興味深いのは名称の表記だった。「ワルサー」→「ヴァルター」や「ルガー」→「ルーガー」など、銃器専門誌では見られない表記がされている。それでいてMAUSERは「モーゼル」である。モーゼルに関しては、銃器マニアの間では発音からも「マウザー」ではないかという声がこの数年で大きくなり、かの床井氏を初めとしてGun誌でも「マウザー(モーゼル)」と表記する様になった。shotgunを「シャッガン」と表記したりという、表記統一というより単なる作家性の拘りとは次元を異にすることと私は考えている。

 ところで、この様な独軍周りの独語のカタカナ表記については、独軍マニアの間で有名なSTEINER氏が自サイトのコンテンツ「シュタイナーの雑記帳〜ドイツ語のすすめ」で言及されている。適当な独語外来語を使ってばかりいる私はいろいろと反省した次第である。


ところでAMGはなんで「アーマーゲー」なんだ? 「アーエンゲー」じゃないのかぁ?? と、これはクルマネタ。

 

'03.7.8-2  gun&military

勘違い2題

 今回は最近の記事での勘違いの話を2題。

 まず「コッキング式エアガンのスライド側セフティ」について。

  '03.4.6の小隊司令部発gun&military「アカデミー/ワルサーTPH」の中で、「スライド内にピストンがあるコッキングガンでこの位置(スライド側)のセフティがライブなのはこのアカデミー/ワルサーTPHだけではないだろうか」と書いたが、後日連絡所へのT.オカムラさんの書き込みでアオシマ/デザートイーグルもそうではないかというご指摘をいただいた。加えてご自身の所有するコクサイ/ラーマオムニもライブとのことである。それにしても珍しい物をお持ちで。

 その後の連絡所での情報と合わせてムックや専門誌で調べた結果は以下の通り。

 アオシマ/デザートイーグル  コクサイ/ラーマオムニ
 マルシン/ワルサーP38   SIIS/デザートイーグル(初代)

 意外とあった。どれも持っていないんだが。DEのはどちらもアンビで機能しないとか、オムニのは部品が削れて暴発しやすいとか、P38はセフティのためだけではないものの少ないポンプ容量で実射性能が著しく劣るといった欠点はあるにせよ、であるが。ちなみに本題と関係ないがSIISのDEには新旧あり、初代はロングバレルで単発式のターゲットタイプである。

 次に「ワルサーP38のフロントサイト背面のセレーションの有無」。

 マルシン製MAXI同様にマルゼン製BLKにもセレーションがなく、こんなだっけと書いたがこれが正しい様だ。では記憶に残っていたセレーションはと言うと…、実はWA製にはあったのだ。しばらくゲーム用サイドアームとして使っていたということもあり、この印象が強く残っていたのだろう。

 ちなみにこちらも連絡所への書き込みで、cydさんの情報によればCMC製モデルガンにもセレーションはないそうである。それにしても珍しい物をお持ちで。

 しかし言い訳じゃないが、手持ちの資料でフロントサイト背面がちゃんと写っているものは無かったのだ。なんでだ?

 とにかく思い込みは良くない。というか大戦独マニアとしての資質を問われかねないかも(笑)。

手前からマルゼン(ガスBLK)、マルシン(MAXI)、WA、マルイ(モデルガン)、ヨネザワ。いろいろあるなぁ(笑)。WAのサイト先端が白いのは夜戦用にペイントしてあるため。

 

'03.6.17  gun&military

ポイント ルガーP08

ポイント
ルガーP08
'91年12月発売
9,000円

 エアガンの愉しみ方も歳と共に変わってくるものだと思うが、例えば子供が昼寝をしている休日の昼下がりに庭で空き缶を的にしてプリンキング…なんて時にガスブローバックでは耳にも気持ちにもちょっと騒々しい。そういう時は上質なコッキングガンがあればと思うのだが、これが意外にない。

 この銃はもう10年以上前の物だが、今の自分の歳でやっとしっくり来る感じすらある。ルガーP08という旧式銃というのもうるさくなくて良い。

 シリンダーは細身のレシーバーを避けてグリップフレームに配置されてトグルとリンクされる。ガスガン登場前のマルシンのコッキングガンに見られた形式だ。しかしレシーバーはショートリコイルするし、全弾発射後はホールドオープンする。

 ほぼ同時期に発売されたタナカ製初代P08とよく比較された。価格帯からすれば違う物のはずが、刻印などの再現度は互角と言えた。ポイントはモーゼル社製の俗に「ゴシック・エス」と称されるモデルを再現している。

以下本文へ


レポートご苦労様です。>ta^koさま   ちなみにうちでの報告は週末過ぎの予定にて失礼。

そんな訳でcydさんご覧になってますか? ポイントP08です。

次回はcarlifeで更新。ミニカーショップイケダ参拝記念!。
しかも週末は憧れのあのクルマを見に浜松へ…

 

'03.6.15  gun&military

休止
 営業職がまず売るのは自分自身だというのは、まあよく言われる話で。そんなで話に詰まって、自分でウェブページを作れるという話をすると、当然「何のホームページですか」と訊かれる。「何の」って、栴檀林をどう説明すればいいんだかわからないんだが、とりあえず「趣味のページでしてね、マックと、それから好きなオモチャがあるんで、そういうものの話がメインになっています」とか何とか。それで栴檀林サイトを説明したことには決してならないんだが、説明して分かってもらう必要もないんで適当な説明でお茶を濁して、後はウェブサイトというものはですねーとか、印刷媒体との違いはですねーとか、仕事の話にしてしまう。

 どれが芯だと問われるのは嫌なんで、栴檀林は栴檀林としか言えない。ガンありマックありエッセイあり、家もクルマも酒も何も。どれが欠けてもうまくないし。それに自分の場合は、何であれそれを表現にして伝える事の方にむしろウエイトがある様に思うので、逆にジャンルは書ければ何でも良いと言えば良いのかもしれない。

 でも、平賀さんがいなかったらガン周りのコンテンツは今の様にはなっていなかっただろう。無かったとまでは言わないけど、それだけは間違いない。

 その平賀さんのGUNSMITHが休止とのこと。

 物理的には遠いので恒例のBHオフなんてのでもなければ年に1度会うか会わないかだったが、ガン以外でのメールのやりとりもあった。そもそもが元は、マックのユーザーグループ経由でGUNSMITHに辿り着いたのだった。

 平賀さん個人とのつき合いというのもあるが、GUNSMITH BBS(後にC/Plus BBS)で知り合った沢山の同好の志との知り合えたことも、やはりガン関係コンテンツを続けている原動力になっていると思う。

 仕事も忙しい様だし、ガンからしばらく離れるんで違うもので、と単純にはいかないだろうな。残念。

 

'03.6.9  gun&military

ワルサーP38、日本発売



 「鳴り物入り」というのはこういう事なのだが、長い間鳴り過ぎてか慣れてしまっていた感がある。なにせ発表からは2年以上が経っていて、一体いつになれば発売されるのか、全く分からなくなっていた。やっと試作品が専門誌上に出てきたかと思えば、挙げ句の果てにタナカP38の発表の向かい風である。しかし出た。やっと出たのである。

  最大の特徴は何かと言うと、ワルサー社から図面の提供を受けているということである。だから実物に忠実かというと万事がそうだとは限らない。トイガンにはトイガンの材質と構造があり、それなりのアレンジは施されるであろうからだ。そんな訳で、私個人は図面提供は"メーカー公認の証"位に捉えており、寸法や形状の正確さの保証とは考えていない。もとより実物が手元にないのだからノギスで計り較べることが出来るわけでもないが。

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'03.6.7  gun&military

ワルサーP38、日本発売

レポート、準備中。

 

'03.5.24  gun&military

新グロック、発見

モナカボディながら質感も充分。

トリガーを引くと激しい銃火が! モデルガンか!?
 梯子は降りきる直前の数段が危ないと言うが、新製品待ちもカウントダウンが始まってからが危ない。何が危ないかというと、痺れを切らしてまるで関係ない物をうっかり買ってしまうことがあるからだ。

 マルゼンP38、遅過ぎる。これでタナカP38が先に出るとかならまだ良いが(ありえないけど)、貯めた資金で何か全然違う物を買ってしまいそうである。

 かくして買ってしまったのがコレ。

  とは言え各社の基本形グロックは全て保有のはずの小隊司令部だが、まだ買っていないG17があったのか?  SIISのG17については、実は台湾KWC製ということで、かつてのKHCイントラッグと同一製品であることが先日判明した。となれば、このG17は??

 …いや、あんまり引っ張るような物じゃないな。失礼しました。実は1/1のガスライター。2年くらい前にP38やらM92Fやらで流行ったアレみたいなタイプ。グロックもあったのである。

 期待せずに購入するも、一応ターボライターで、赤い火が真っ直ぐ前方へ吹き出す。スライド可動の上、ガスタンクはマガジンとして脱着可となっている。しかし例によって作りはいい加減で、マグキャッチはプラプラしてるし、タンクの差し具合に微妙なコツが要求される。しかしまあ、そんなのはおまけであって、私の関心は買う前からある1点に集約していた。

  これ、どこ製を型取りしたのかなぁ?


妙に小さいマガジンには見慣れたバルブは付くものの…


奥はマルイのコッキングG17。共にS/NはMG3129。

 いや、これも引っ張れない。東京マルイ製G17をコピーしたのは一目瞭然なんである。

 前面が妙に切り立った特徴的なリアサイトから始まり、もったりしたフレーム前部のライン、決定的なのはポート周辺のS/Nまでしっかりコピーしている。グリップの滑り止めモールドの幅が若干違うのだが、この際そんなのはどうでも良いのだ。

 それはともかく、これどうするか? 私は家ではまずタバコは吸わないのだ。仕方ない、会社の喫煙スペースに置いておくか。

製造国、製造メーカー、不明 1,800円

'03.5.3  gun&military

第17話 白い恋人達 の、はずが…

口中 あれ? 久しぶりだからって遅刻かよ! おい犬田!

 

実は、出張中

笑隊問題の日本銃論 中京地区出張所
じゃなくて…
「だってすきなんだもん!」

この回の「日本銃論」は「だってすきなんだもん!」恒例の交換日記に参加。