CARLIFE
公文書

'04.12.7  carlife

うちのポロ

 我が家にポロが来てからそろそろ2週間。私自身はそれ程乗っている訳ではないのだが、気になったことがいくつかある。

 まずトランク。購入前から書いていた様に、やはり取っ手の位置が高い。このコンパクトカーにしてこの高さはありか? ドイツ人向け寸法なのだろうか。171cmの私がこんな感じである。149cmの母にこれは高過ぎるだろう。ドアの脇を掴んで閉めているのだそうだ。脇はガラスなのであまり良くない気も。その内ハンドルの類を後付けしないとならない。

 次に最低地上高。カタログデータで135mmとなっているが、ともかく実感として低い。しかもその低い部分が前輪よりやや前の位置にある。うちの駐車場の車止め(コンクリの汎用品)を計ると約130mm。人が乗っていると多少は沈むわけだから、頭から入れるうちの駐車場ではガリっとやることになる。

 そしてイモビライザー内蔵のリモコンキー。キーレスエントリー初体験の母にとっては便利なことこの上ないそうだが、私にはあまりそうでもない。ボタンが3つもある。ロックの開閉とトランクのみの閉。それがアイコンによってのみ区別される。いちいちボタンを見なければならないのは慣れだけの問題ではなかろう。また、これはコストとの兼ね合いではあろうが、「閉」を押し続けると開いている窓も閉まる機能は欲しかった。でなければ多くのそそっかしい人は、助手席側の外で気付いてから自分が踏まなければならない多くのステップにウンザリすることだろう。


実際ゴルフやトゥーランより高いのだ。カタログには出ない数値の一つである。

純正サスキットで20mm落ちるそうだが… 。何のために必要なんだ?

左上のボタンでジャックナイフの様にキーが振り出される。

あまりに綺麗なカムカバーの上で。
 ところで、話変わって例によってミニチュアを購入した。オートアート製1/48である。スタイルは素晴らしいのだが、ギミックがほとんどないし2ドアのみ。他にヴィーキング1/87とアンソン1/18というのがあり、これらは4ドア。アンソンのは全てのドアに加え給油口まで開くという。探さねば…。いずれの物もグリーンはない様だが。実車で受注生産なのだから仕方ないか。


['04.12.8] 「閉」を押し続けると開いている窓も閉まる機能は欲しかった。 この発言にオブジェクションが多数。BMW E46のリモコンキーに標準の機能なのだが、正直この手の機能は日本車の方が充実しているだろうというのが私の勘違いだった様だ。いや失礼しました。まあ考えてみれば20年前にリアルタイム燃費計算コンピュータなんぞ積んでたメーカーなんで(コレも愛車E30の話)、これもその手の"ハイテク余計なお世話"の一種だった様で。
 とりあえず旧い軽オープン2シーターにそんなもの付いている訳はないんだが、月面着陸含め何でもありありの最大手国産ワンボックスにも無い機能だった様で「うはー贅沢。BMWってそんなのも付いとるのか?」と。しまいには国連御用達オフロードカーオーナーから「(自分のクルマは)鍵閉めないから、ある意味キーレス」なぞと見当違いな主張まで飛び交う始末。
 もういいわい。お互いはなから全然土俵が違うだろーが。

'04.11.24  carlife

納車

 母のクルマが納車となった。VWのヴェント('98)からポロ('04)への乗り替えである。

 購入に当っての障害は、希望するボディカラーが受注生産であることだった。グループに在庫がなければ、発売からしばらく経っているファミリーカーなのに3ヶ月も待たねばならない。グリーンメタリックがそれ程特殊なカラーとは思えないし、VW車のカラーバリエは日本のニーズにあまり即していない気がするがどうなんだ。ちなみに最も売れているのは赤だそうだ。

 ところで納車だが、フォルクスワーゲン小平は家までは持って来てくれないのだそうだ。DUO田無は持って来たし、TotoBMWは点検で出しても持って来てくれるのだが、他メーカーもこんなものだろうか。今回は下取り車に乗って行くので構わなかったが、そうでなければ電車で隣駅まで行き、そこから徒歩15分である。

 ここの店舗はグループ最新最大で、納車用ショールームというものまである。引き渡しの説明とセレモニー(苦笑)なぞをここでする。そういうサービスはあっても良いが、自宅納車と選択できるようにして欲しい…。ともかく母と2人でそんなことされても恥ずかしいだけなので娘を連れて行った。ずっと子供用コーナーでビデオ三昧だったのだが。

 VWのラインナップからすれば一つ小さくして排気量も減ったのだが、不自由な感じは全くない。いや、それどころか装備も乗り心地も別世界の向上で、VWは日本車の様なクラス繰り上がりのジレンマに陥っているという印象を受けた。1.4lの2ボックス車だがエアバッグやABSどころかトラクションコントロール、イモビライザー等々何でも付いている。高速走行をすると物足りないのかも知れないが、近所乗り用に使うのだし、そもそも私自身は自分のE46と較べてしまうので…。

 しばらくは何かと理由を付けて借り出すつもりでいたりして。

フォルクスワーゲン小平(住所は東村山市だが…)


ヴェント、最後の勇姿。

納車用ショールームで待機中のポロ。

子供用コーナーで待機中の2人。


ポロ、小隊配備。


総走行距離、10km。

ベージュの内装、いいなぁ。

'04.11.13  carlife

買い替え

 高い買い物ほどあまり悩まない。決断が早い訳でもましてや下調べの手際が良い訳でもない。クルマにしても家にしてもあまり細かいことを考えずに買ってしまっているなと後悔に近い思いが湧いてくるのである。そのくせビールの銘柄や新作トイガンなんかはさんざん悩んだりするが。その私に輪を掛けて悩まず買ってしまうのが母である。

 近々我が家に新しいクルマが来る。母の買い替えである。[10.15 carlife]に書いた通り、ヴェントの後継として候補に上げていたポロを購入したのである。

 現在VWのディーラーでは購入者特典を全車に付ける「9デイズキャンペーン」を実施している。BMWのSFWに当たるもの(3年間のメンテ費フリー)やCDチェンジャーなどが付いてくるというやつであるが、実のところ母にとってそれはプライオリティではなかった。

 要するに、欲しい時に欲しい物が買えるか、ということに終止する。選択したのはグリーンのボディにベージュの内装というモデル(これは勿論私のシュミであるが)なのだが、カタログでは受注生産となっている。となると3ヶ月程待つことになるらしい。そんなだったら買わない、ということであるが、ディーラーは他店からの取り寄せに奔走となった。

 ところで、クルマ業界では買い取り専門店の広告が盛んである。6年落ちとは言え傷だらけの母ヴェント。そもそもが不人気車種の低グレード車であり、いか程の違いがあるものかという興味が湧き、近所にある店を訪れた。正直なところ4〜5万付く位かと思っていたら、果たして「頑張って10万」と言われた。そんなものかなと思いつつ、最後にディーラーに持ち込んだのだが、付いたのはその3倍だった。買い換えより買い取りの方が高いという刷り込みは、結局勘違いだったのかも知れない。

 納車は遅くても今月内という予定である。自分のクルマでもないのに待ち遠しい。


と、記事を書いたが、在庫確保が怪しくなった模様。3ヶ月は待たないだろうなぁ。とりあえずキャンセルしてしまうかも。

読書 瀬戸山 玄「東京ゴミ袋」ちくま文庫

'04.10.15  carlife

フォルクスワーゲン

 近くの街道沿いには自動車メーカー各社のショールームが並ぶ。日本のメーカーは勿論、ルノーもプジョーもあるし、愛車を購入したBMWもある。メルセデスはちょっと遠いのだが、VWは街道から2本入った旧街道にDUO店がある。そこで買った母のヴェントも今年で6年目となる。もし買い換えをするなら60代半ばで操作体系がガラリと変わるクルマは避けた方が良いと思うのでVW車が次期候補なのだが、私はそのDUO店にあまり良い印象がない。

 そして先日、街道にVWのディーラーがオープンした。天気も妻の機嫌も悪い週末(これは私のせいらしいが)、所在ない私は娘を連れて覗きに行った。

 ラインナップからすれば、ゴルフベースのセダンであるヴェントの後継はボーラだが、その代のゴルフ(4代目)から3ナンバーボディとなったこともありそれなりに大きい。今より大きなクルマに替える気はないので、サイズからすればポロが候補となるだろうか。VW車のクラス別の仕様の差は単純明快で先代ポロは日本の業務用軽バン並の内装だったが、現行ポロは結構良くなっている。ヴェントと較べるとAピラーが寝過ぎだが、160cm以下の母が乗り降りで頭をぶつけることはないだろう。気になったのはリアハッチが開き過ぎることだ。開いた時の取っ手の位置が170cmの私でも結構腕を上げないと届かない。母には不便だろう。

 その後、ドイツ車に希なミニバンであるトゥーランをしばらく眺めながら、愛車をミニバンにするなら選択肢はこれかなぁとか考えたり、ニュービートルに乗り込んでデカい割に狭いなぁと実感したりして店内を一周。キッズコーナーにいた娘が見入っていたディズニーアニメが終わるのを待ってショールームを後にした。説明をしてくれた担当者はVW車好きな感じで割と好感が持てたが、プーさんの吹き替えが変にオヤジ声で、なぜか印象がダブっている。

 VWなら私はtype82だな。違うかあれは。


読書 村上春樹「若い読者のための短編案内」文春文庫