CARLIFE
公文書

'05.3.16  carlife

試乗

 先週末、妻と娘達はお出かけ。一人残って髪を切りに行くことにした私は、1週間分の花粉を被ってまっ黄色の愛車ではなく、母のポロを借りて出る。

 帰路、思い付きでBMWのディーラーに寄ることにした。1シリーズの現物を一度見ておきたいと思っていたからである。E46に乗っているのにわざわざポロで行くというのも何かな。乗り替え層を装ってみるかなどとつまらない冗談に一人ほくそ笑みながら到着すると、果たして入り口にいたのはE46を買ったときの担当M井さん(今は所長)である。

 「おクルマ、どうされたんですか!?」と、そりゃ訊くわな。「あ、母のです」と私。

 専門誌を最近買っていないので、専門家の意見はきちんと読んだことはないのだが、正直私はこの1シリーズのデザインについてはちょっとと感じていた。エッヂの立ったホイップクリームの様なラインに雲形定規の目。間近で見るとそう悪くはないし、スパンが長いのでシリーズ中期までにはこれが普通になるのかも知れないが。

 乗り込むと、内装も同テイストになっていてなるほどと思う。運転席の広さはE46と較べ差ほど遜色ないが、頭はつかえるし後席はE30より苦しい。FRだから足元が狭いのは仕方ないにしても、サイドシルが高くて太い。

 いや、BMWは室内よりまずエンジンルームだろう。見たのは116iだったが意外なほど詰まっている。ラインナップに上があるクルマのエンジンルームはスカスカなのが普通だが。しかも「鼻が長い」と思っていた割にはエンジンは奥にある。車軸の内側に重心を置くためなのだそうだ。

 忙しい時間帯だったせいもあり一人試乗(ラッキー?)。スポーティーには走りようもないが試乗車の120iはなかなか。しかしE46と較べ諸々が重いし音も大きい。

 私は今後ともE46より大きいクルマはいらない。子供が小さいうちはドア4枚が必須だが、1シリーズが代替になるかはわからない。というかE46にはまだ乗る予定だけど。


120iのエアロパーツ付きパッケージが試乗車。


斜め後ろからの感じが好み。って切れてるじゃないの。

モトーレン東都 M井さん、お邪魔しました。

読書 角田光代「あしたはうんと遠くへいこう」角川文庫