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1205戦 〜栴檀林小隊・チーム5万ボルト合同演習 2/3
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進行

初めのフィールド確認で見る限りでは、一本道の両脇はかなり濃いブッシュで、およそゲームらしいゲームは不可能ではないかと懸念していた。

しかしいざ始まって必死になって飛び込んでみれば、意外にもそこにはそれなりのルートやポイントが存在しており、匍匐してそれらを発見するのが楽しくなった。

それにしても至る所に膝まで埋まるような穴があったのにはまいった。自然薯(じねんじょ)掘りの穴だということだ。

15分ずつの攻守戦で6〜7戦を消化。初めてのフィールドだった上に、自分自身が楽しんでしまったこともあり、私も気の回りきらなかったところばかりだったとは思うが、みんな一通り楽しめた様に思うがどうだろうか?


セフティベースも枯れ枝だらけ。人の踏んだ枝に叩かれるというブービートラップ? 悪イ、俺、何人か殺したな(苦笑)。

 
藤が丘電算教導班と迫撃砲班。共に数多くのトラブルやアクシデントに見舞われた。


プレミア付きの高価なソ連の戦闘服のザウエル氏と、西独国防軍装備の市ヶ谷警備班。


夜戦専門チームとして考える。

GUNSMITH BBSでも有名な群のリーダー氏のサイトを見て、サバイバルゲームはチームプレイをしてこその楽しさだと改めて思った昨今ではあるが、我々が専門としている夜戦でのチームプレイはかなり難しい。それが高度だということではなくて、もちろん単なる煩わしい障害なのである。

作戦を立てる。役割を決める。前線に飛び出す。とにかく問題なのはそのあとのコミュニケーションをどうするかだ。

手信号など全く見えない。穴やらトゲやらの危険もあるし、仲間の誤射もある。1チーム5名程度で15〜30分くらいの攻守ゲームでは、ぼうっとしてればあっと言う間に役立たずのひとりかくれんぼになるか、突撃してくる敵に踏みつけられてしまう。

やるたびにメンバーも多少違ってくるから、なかなか確立は出来ないのだが、最善のやり方は、自軍のメンバーの性格を把握するということだと思っている。

「Aは敵正面に投入したけど、進まずあの辺で止まるな。それでやられないなら敵の迂回ルートはBの守備ポイントだからまかせられるとして、Cはきっと敵の裏をかこうと先行するから、手が空くようなら彼のポイントに回ろう」とか。

意外かもしれないし勇気もいるが、声を出し合うのも大切だ。

それでも暗闇はいろんな混乱をもたらす。指一本動かさずじっとしていても、どこかからポイントされているような気

がしてくるし、5m先の薮が動いているようにも見えてくるし、そもそも、俺、戦局の流れ読めてるのか?? なんて不安に陥るとポイント守備もままならない。

本当は、このラインまで戻れば指揮官がいるとかそういう布陣で出来ればベストだし、本来そういうもののはずなのだが、5対5で15分のこういう攻守戦など現実にはありえないのだと思う。

でも、私たちはそれぞれに満足してゲームを楽しんでいる。不正や甘えもない。そういう意味では良いチームだと思っている。後は年2回以上ゲームをやった方がいいとは思うが(苦笑)。

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