アリイ、新シリーズ登場

'00.10.27 小隊司令部発

 一部で話題のアリイのコッキング式エアガンを入手した。アリイといえば、確か一昨年辺りからエルエス製品の再販を始めていたと思うが、今回のシリーズの6種はこの流れではなく、中身は韓国製だ。それにしてもモデルのラインナップが妙に偏っているようにも感じるが。私は当然USPを購入した。

 テロテロしたメッキの金属パーツの使用、透明プラのポンプ周りやユニット化された主要メカといった作りなど、日本製のエアガンにはないテイストに妙にときめいてしまう。

 ところで、このシリーズは当然初めて手にするものなのだが、どこかで見たような感じがする。

 
箱絵のラインナップを見ると、以前「ぢこまん研究所」所長殿からいただいた韓国土産のS&W M6906が載っていた。そうか、同じメーカーなのか。


 と思ったが、よく見るとS/Nプレートの場所に記されたメーカー名は「Hapdong model co.」。件のM6906は「KANGNAM」社製だった。


↑機関部はユニット化されている。アカデミー社より立て付けは悪い。

 どうやら、アリイの扱いとして同じシリーズとなってはいるが、2社製品の混合らしい。そう考えると、箱絵の作風の違いからは3社ともとれる。



定価1800円 重量270g 


↑話題の「KSG」マークはここにも。やはり韓国の"協会"なのだろうか。ちなみにアカデミー・グロックにも刻印があった。

 パワーはティッシュの空箱を貫通しない程度。命中精度は"目の前の人物像には当てられる"程度。シアはプラだが、セフティと周りの連動する部分が金属のため、かけるとびくともしない。しかし部品精度の問題かクリック感がなくて不安。


↑左からタニオ・コバ、タナカ、KHC、マルイ、アリイ

 作りもそれほどカチッとはしていないが、国内各社の製品と比較するとサイズもラインも異り、少なくともコピーでないことはわかる。エジェクションポートすら開かないが、ボディは一体成形で固定HOP付き。

 USPマニアは"取りあえず話の種に"買ってみてはいかがだろうか。



オマケ:購入の時のエピソード「金の鳥」はこちら