バラ撒きグロックと、裸体

 ある日の穏やかな昼下がりに、その呪いの言葉が私のタイムライン上に記された。

@yasudmc やす 明日押し付ける物がいく予定(笑)

@sendanrin 小隊長 ハアアアァァッ???


 やすさんと言えば、先日SE30のドンガラを、透明のプチプチと透明の荷造りテープだけで梱包して職場に送り付けたばかりである。品名は「Mac」。見れば分かる。ご丁寧に顔まで描いて貼り付けた。まあ、あれはあれで喜んでいただけた様ではあるが。

「だってすきなんだもん!」Macintosh SE/30 iPadスタンド作成

 その後、ピストンより後ろがまるまる欠品したツヅミ弾仕様のレバーアクションエアガンなどという物騒な物(直さずにはいられないという意味で)を入手してはニマニマしていた同氏であったが、リアルタイムで牽制して事なきを得ていたのだった。そこへいきなり「翌日届く」予告。

@yasudmc やす 頑張って直してください(笑)

@sendanrin 小隊長 直さないかんモノですかー

@yasudmc やす グロック17フルオートを進呈^_^


 出たよ、MGCグロック。確かに数日前ジャンク発掘とツイートがあった。こちらはたぐちさんからの課題(?)、MGCクルツもまだ仕上がってないのに(一応ニコイチで作動はしたが)、また難物登場である。

 そして深酒明けの翌朝、呼び鈴に家人が誰も出ない事にじれながら荷物を受け取ると、果たして件の荷物であった。ラベルの品名を見る…。


裸体? シースルー? グロックじゃないのか!? 恐る恐る開封する。


バーン。…何の詰め合わせだよコレ〜。


 まず裸体。ええ、裸体です確かに。しかも漬け物パッケージ。随分前に話題にしたミクロマンシリーズ末期の製品で、トイザらス限定で販売されていた物。とっくに販売終了しているが、最近になって存在を知って悔しがっていたのだった。

 そしてシースルー。トイガン史上ではルガーP08の二大シースルーと言えば、MGCのモデルガンとタナカのガスBLKガスガンである。二大も何も他になかったと思うが。むしろ主役級ではないか、コレ? ※これは勘違いで、MGCのシリーズにP08は含まれなかった。

 隙間埋めらしき物。小技はいいから、小技は。と思ったら、ズゴック・クロー・フォーク。全然小技ではない。

 数々の大技小技を潜り抜け、取り敢えず予告にあったMGCグロック17フルオートから取り上げたい。

当時のチラシと共に。安価にフルオートガスBLKを楽しめる気軽さをカジュアルなデザインで訴えている。
 まず、MGCグロック17フルオートというのがどういうトイガンなのかだが、それはこちらを。トイガンサイトとしての我がサイトのレーゾンデートルであるGGFFを参照いただきたい。G18のバリエーションとして文章だけで紹介しているが、実際に構造自体はG18からセレクターをオミットした物である。

 ここでも書かれている通り、MGCのG18のフルオートはトリガーバーの微妙な曲がり具合に起因する不調が多かった様だ。トリガーバー上部にスライド内側の溝と噛む突起があるのだが、少しでも曲がると溝から外れて回転しなくなる。早速スライドを外してみるが、溝もその周りも差ほど傷がついていない様だ。油汚れや削れカスを拭き取り、ポイントごとに注油。空作動させてみると変な音や手応えはないので欠品や破損はなさそうである。取り敢えずガスを入れて作動させてみることにした。

 MGCグロックへのガスのチャージは、ボトムをずらして行う…が、注入バルブが、ない(爆)。

 私は旧世代トイガンマニアなんで、この手のパーツは山とあるのだが…

 今回はこいつの出番。46連ロングマガジン。箱内はチャージャーの存在感が大きい(笑)。

そして、快調作動というオチ。



あれ? 全然ジャンクじゃないじゃん。なにこれー。

続く(多分)


この前のは… / さて次は…