ルガーP08と
ワルサーP38

前編

先日、「GUN SMITH」の平賀さんから幾つかのコレクションを譲っていただいた。共通することといえば、いずれもエアソフトガン以前のトイガンということと、大戦ドイツ軍時代のモデルということだ(1挺だけ微妙に除外。次回後述)。当コーナーの企画意図とは少しずれるけど、2回に分けてご紹介の予定。

サンエイ ルガーP08

 同社の多弾数廉価ASG・サバイバーシリーズの前身となるもので、専用ペレット(弾丸型)の突き出し式。
 実はこれの4"モデルを持っているのだが
(写真手前)、引っぱり出したらパッケージが全然違っていて、BB弾仕様だった。その後、側はそのままでASGになったので、同じ側で3代続いた歴史あるモデルということになる。会社はもうASGを作ってないけど。
 タンジェントサイトは可動。グリップになぜだかラメが入っているのはこの時からだったのがわかった。ところで箱の文字、RUGERなんだけど…



サンライフ ワルサーP38

 このメーカーは知らなかった。初め、あのエルエスの前身であるサンライト科学教材社と混同してしまったが、同社がエルエスとなったのは昭和40年だから、それ以前にABSのトイガンなんかあったわけないな。
 専用ペレット(ツヅミ弾の大きいやつ)の突き出し式で、昔よくあった「プッシュコック+スプリングバック式」。スライド押し込んで、トリガー引くとガシャコーンって作動するやつ。
 最大の目玉はワンタッチのバレル交換システムの採用。これはすごい。その上標準と8"の2本が付属しているお徳用パッケージだ。


これらのコレクションの一部は、よみびと知らずさんから平賀さんに譲られた物も含まれる。「カエサルのものはカエサルのもとへ。大戦ドイツ物は大戦ドイツマニアのもとへ」と仰ったかどうだかはともかく、私のもとへ巡ってきた。有り難い話である。これらのものを「世界玩具遺産」に指定し、私はこれらの維持保存に努めようと誓った。…何に誓ったかは忘れたけど。



 


この前のは… / さて次は…