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公文書

'05.3.23-25  告知

ではまた!

 週末、訃報が入った。

 「インドア野郎!」のカンヤさんが16日に亡くなられたという。

 以前より患っていた病気が間接的な原因だった。知人づての遠回りで知ったが1週間は経っていなかった。

 ずぼらな私は古いメールも削除せず取っておいたりする。カンヤさんへ宛てた初めてのメールも残っていた。2003年の9月18日。P99のコンテンツをリニューアルする際に、かねてより何度も訪問していたカンヤさんのサイトにリンクさせて欲しいという内容で送っていた。返事は二つ返事で、それどころか自サイトの開設以前より私のコンテンツをご覧頂いていた旨が書かれていた。広い様で狭い世界である。続けていて良かったと思う瞬間でもある。

 それ以降、共通の収集機種であるワルサーP99の話題は勿論、アリイ/トイスターグロックの共同レポート企画へのお誘いなど、何度もメール交換を重ねることになった。

 しかし、結局は会わず仕舞いだった。どこにお住いかも詳細は知らなかった。いやしかしそれは不要な情報だったのかも知れない。

 生真面目な書き様の記事と、BBSでの穏和な対応。彼のサイトが多くのガンマニアに愛されていたのは、その資料性の高さ故だけではないと私は思う。

 その彼の自サイトBBSでの書き込みは、大抵この様な文章で締めくくられていた。

 「ではまた! ご訪問、カキコ、ありがとうございます!」

 私より半周り年上であるのは亡くなられてから知った。この偏狭な趣味の世界にあって、とても気持ちの良い方であった記憶しかない。心よりご冥福をお祈りしたい。


['05.3.25]追記

 記事のアップ後数日を経て読み返すと、大分とっ散らかって書いているのが分かる。カンヤさんの歳はサイトにも書かれていて読んだ記憶もあった。

  その後はっきりとこの訃報を伝えているサイトがないのに気付く。匿名の方が良かっただろうか…。知っている人にはメールを出す。 しかし私には、彼のお父様より頂いたメールの最後の一文が引っ掛かっていた。

>どうぞ伝えて下さい、一番楽しかった事が メール仲間の
>皆さんであった事を 粗忽なり挨拶忘れ陳謝する

 サイトをただ期限切れの自然消滅させてはいけないのではないだろうかとも思った。

'05.3.14  告知

ナッツ

 今回の更新、またエッチな話。どうやら私は欲求不満らしい(苦笑)。やれやれ。先日来読んでいる江國香織もやたら幸せそうでエッチな描写が出てきていた。以前読んだことのあるものとは作風が違う気がするのだが、気のせいだろうか。私はこっちの方が読めるから良いが。

 今回の掌編はホワイトディの話になっているけれど、元々は去年の夏前に書きかけて放ったらかしにしていた物に手を加えた。

 ところで私の"お返し"は今年は3つ。会社のH嬢と、近所のパブのママと、それから妻だ。

 しかし実は妻はくれたのかどうかもよく分からない。13日の夜に居間で呑んでいたら割物が切れて、何かウオツカを割るものないかと訊いたら小さいゴディバリキュールを渡された。翌日何もくれないので、「ひょっとしてあれだった?」と訊いたが曖昧にされた。プレゼントにリボンが掛かっているかどうか気にするなんて我ながら男らしくないね。


 彼女はあやふやな笑みを口元に浮かべて、向かいのスツールに腰を滑らせてきた。身を屈めた時に、すかすかの胸元が露わになる。乳首の先まで見えてしまうのではないかという位に胸元が開く。僕がじっと見ていると、彼女は胸元をそのままに、僕の顔を覗き込んできた。目があって、何か言おうかと思ったが、結局わざとらしく口の端を歪めただけでごまかした。彼女も同じように口の端を歪めて見せて、胸元を正した。中から、一瞬ラストノーツが香る。

「ナッツ」より

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'05.2.21  告知

つくりものの爪、その他

 「出口、らしきもの」、久しぶりの更新。掌編をひとつ追加した。約2,000字、原稿用紙で2枚半の分量はブラウザで見ると長い気もするが、お話としては断片と言っても良い位だなぁ。メモに書き留めながら初めは「久しぶりに漫画でも描くかな」なんて考えていたのだけれど、途中でやはり文章向きに思えてきた。

 スカルプを足にも施している女性が現に身近な知り合いにいるし、1日200人の読者の中にはその人をご存知の方も1名くらいはおいでだと思うが(?)、それは勿論設定上のモデルなので悪しからず。そう書いておかないと、話が話だしな(苦笑)。

 ところで相変わらずアル中まがいの私だが、先日は寝るときのことを全然憶えていなか
った。朝起きて驚いた。いやそんなに呑んだわけではないし、誰も何の暗示もかけてないし、誰ともエッチしてないし、何だったんだろう。

 

 彼女は目を丸くしてとても意外だという表情を見せたが、すぐにその目を細めてとてもくすぐったい笑顔を浮かべ、僕の腕を抱き寄せた。腕が、柔らかい彼女の胸に沈み込むと、胸元から甘い香りが押し出されて来た。

「つくりものの爪」より

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'05.1.1  告知

謹賀新年



栴檀林小隊越年演習始まって以来初の積雪下での作戦。参戦員数は史上最低レベルの5名。
それでも、現着した小隊は迅速に部隊を展開。任務通りに焼き肉と年越し蕎麦を消化した。
年一度しか実体のない我が小隊であるが、2005年も幸あれ。

ところで、連絡所の設置されているt-cupが現状1600頃まで落ちたままの模様。各位の連絡は"裏"へ。