本欄では、年中私は何かの修理をしている様に書いているが、暇があればいつも修理作業をしているという訳ではない。しばらくの間「あそこを直さなきゃ」と思っていてもいまいちモチベーションが上がらず、放置している場合が殆どだ。と、言い訳の様なことを書きつつ、今回は大物の家である。いや、家と言ってもその極一部であるが。
昨春、我が家にネズミが発生したことは以前に書いた通りだが、結論としてそれは家の中に住んでいるのではなく、屋外から侵入していたらしかった。壁の間から室内に侵入する経路(コンロ裏)は塞ぎ、網戸を突き破る経路は突き止めたが収まらず、妹が業を煮やして新製品の強力殺鼠剤を撒いたため、取り敢えず今年の騒ぎは終息した。
秋になってから、テラスの隅に妙なゴミが溜まっているのに気が付いた。よく見ると、断熱材と隙間埋めぽいスポンジ状の物の切れ端だった。…明らかに、壁の間を移動したネズミが掻き出した物だった。両手一杯程あった。しかしそれでもその時は、一体どこから進入していたのかまでは分からなかった。
家はユニット工法の家で、躯体と基礎の間は全周に渡り通気のための2cm程の隙間がある。隙間は樹脂コートされた金網らしき物で全周が塞がれているはずで、外周を見て回っても隙間はなかった。
ところが大晦日の掃除でテラスを久し振りに流した時、凹状に曲がる内側部分を覗くと継ぎきれていない継ぎ目が2箇所あり、どちらも幅数cmの隙間が空いていた。これは必要な隙間と言うより、単に切り過ぎただけの様に見えるのだがどうなんだミサワホームよ。
床に寝そべり、やっと手の入る隙間の奥にあるやっと指先の届く場所に、ロール状にした金網を密着させて接着剤で止めた。取り敢えずネズミが突破することは出来ないだろう。
これ、業者呼んだらどんな処置して幾ら掛かるんだろうか…。それにしてもミサワホーム、10年目点検とか来る気配もないんだけど。 |

高圧洗浄掛けたテラス。あまりに綺麗なので寝そべってみれば…

これか。これだったのか。こんなのが2箇所。

カラー金網をロール状にした物と、適当な強力接着剤。

,これでネズミは勿論トカゲやらカメムシも侵入できない。ていうか今までしてたんだろうな。 |