随筆/myhome
公文書

'14.12.14  随筆  myhome 

冬のシャワーを補修

 休日は補給をするための日だというのは何のコピーだったか。補給は待つものだが、それが大して当てにならないなら、自分から進んで補修をしていくしかない。自分は補修ばかりしている気がする。

 ここ暫く気になっていたのは、風呂のシャワー/カランの給湯温度の低下だ。温度設定を上げても熱くならないのだ。

 まず各蛇口の水温を測ろうと思ったら、うちには水温計がなかった。100円ショップの物で済まそうとしたら、結局ちょっと離れた郊外型店まで行くことになり、余計な物まで買う始末。

 気を取り直して作業開始。水温は感覚通りに差があった。高い方は概ね設定通りの水温になっている。初めは給湯器自体の不具合を考えたが、台所や洗面所の給湯には問題がないので幸いそれはない。ここが駄目なら一大事だ。つまり風呂場の混合栓の不具合だろう。

 混合栓はサーモスタット(温度調節装置)を介して冷水と温水を混ぜている。ここに問題があるのだろう。そうなればバラすべき部分は明確だが、何分風呂場の裏部分であるから汚い。掃除をしながらバラしていった。

 結果としては、何の問題もなかった。汚れた外装に干渉する様な連動する部品がないか確かめようと、温度調整のハンドルを何度も強く回すうち、初めあった引っ掛かる感触がなくなった。すると、設定通りの温度で蛇口から給湯される様になった。要するに、動かしていなかったサーモスタットが固着して40度辺り以上に回っていなかったということの様だった。

 あと、何だっけ。

 もんちゃんが木製の砂時計を茶色に塗って欲しいと言っていたな。茶色なら適当なスプレーがあったはず。ついでにテラスのステップがタイル上で滑らない様に脚の裏にシューグーを塗る。普段履きの靴の剥がれ掛け靴底も気になるので接着。

 冬なので陽が沈むのが早い。4時で作業が出来なくなる暗さになる。

 作業を終了しビールを開けた。ここでやっと補給、か。


水温計を買ったダイソーの向かいにドンキがあるので話題のグミを。グミ好きもんちゃんに見せたら大ウケして「地震用のあれ!」と言ってた。小六でもそう思うんだな(W ベロ真っ青にして食べてた。


この時期の熱めのシャワーでも普通は41℃程度

洗面所は42℃以上出ている。

風呂場のカランだけ35℃程しか出ていない。

カラン/シャワーのサーモは振り切り設定だが。

INAX RPU-0025。天板の固定がボルトやスナップではなくベルクロという意外性。分解時のご参考に。

左の温度調整ハンドル基部に上から温/冷2本の水が繋がり、下から1本右の水栓へ。そこからカラン(下)とシャワー(上のフレキシブル管)に分岐している。


'14.6.12  myhome  bicycle 

雨天
 梅雨入り宣言が出されると例年晴れ上がっている様な気がするが、今年はとりあえず梅雨ぽい。またこれも例年の話だが、今年もゲリラ豪雨などと呼ばれる集中豪雨に見舞われたりするのかも。しかしそろそろこの呼び名は変えないものかな。天変地異で暗い未来みたいな印象操作をされている気分になる。スコールで良いだろ、スコールで。

 ところで今年は特に、そういう雨に降られて困る家は多いのではないだろうか。冬の大雪で車庫の屋根が潰れた家が多くあるだろうから。

 うちの大きい方の車庫の屋根も、潰れてこそいないが若干曲がっている。真ん中がひしゃげたために、雨水が樋の端の排水口(集水器)まで行かずに真ん中からダダ漏れになってしまう。強い雨でなくても漏れる。仕方ないのでつっかえ棒を立てて持ち上げたところ、なんとか雨水は排水口へと流れる様になった。しかしその辺に転がっていた竹を適当に切っただけの棒なのでもう割れてきてしまっている。もっと丈夫な木片から作るとしても雨の日に塗装有りの木工はやるものではないだろうし、次の週末にでもしよう。

 そんな訳で雨の降る週末にやることが無くなってしまった。呑み始めるにはまだ早い時間だったので、ローラー台でも乗るかと思い立つ。だが、室内のRC20のカバーを外してテラスに出し、終わってから拭き上げてしまうのを考えたら面倒くさくなり、結局外にあるJEDIで走ることにした。

 前後サス付きの小径車で、履いているのは非スリック。およそ3本ローラー向きではない。ただ、ホイルベースは700cのロードと同じらしく、セッティングはそのままで済んだ。乗れるのかいなと思ったが、意外とあっさり乗れた。


応急と言ってもこれはなぁ。

そう言えば、ローラーに外で乗ると言うと意外そうにされるが、外と言ってもこういう場所です。

後日、軽量硬質な材料と交換。


使わなくなった鍬だかの柄をぶった切って黒く塗っただけだが。
 音楽がある位じゃ飽きる。これで、バランスも取らなくて良いしシフトチェンジもしないエアロバイクに乗る人の辛抱強さを想像すると凄いなと思う。

 飽きた頃にはビールを呑むのに程良い時間になっていた。

JEDIの記録(ローラー台上)
走行時間30min/走行距離13.65km/平均速度27.2km/h/最高速度43.4km/h

読書 三浦しをん「星間商事株式会社社史編纂室」ちくま文庫

オビに「三浦しをんワールド全開!」とあるが、まさしく全く全開であった。作中作であるBL小説が実は書きたかっただけじゃないかと小一時間訊くまでもなく、解説の“腐女子仲間”金田淳子女史がヲタ的分析をしている。

 


'14.5.15  myhome 

IHクッキングヒーターKZ-321の脱着と周辺清掃

 家に鼠が出る様になった。何かの例え話ではなく実際の話だ。気配からすると数年前からいた気もするが、痕跡を残されたのはこの2ヶ月くらいのことだ。

 壁の中を何かが走る音が確かにしていたが、何となく“架空の鼠”だと思っていた。架空のものと思っていたらある日突然現実のものとして目の前に現れる。そういう事は実は現実に起こることだ。これは例え話。

 キッチンのどこかから現れ、隣のダイニングまでの範囲で動き回っていた。姿を目撃されたのは1度だけでIHクッキングヒーターの近く。

 粘着ネズミ取りや殺鼠剤が至る所に置かれたキッチンで明らかに妻は疲弊していたが、そういう時を出番として良いのかはよく分からない。しかし業者を呼ぶのはまだ先の選択肢だと思い、自分でやることにした。

 捕まえて殺せないなら追い出す。台所に入れなくなったからといって、うちの近隣なら虫でもトカゲでも喰う物はいくらでもあるのかもしれない。しかし、入ってはいけない場所は分かって貰う。そういう事にした。

 システムキッチンの配管の類いは結構アバウトな大きさで壁に穴を開けて行われるから、そこが出入口だろうとDIY屋の妹が言う。なので、IH周りを分解して穴の中に忌避剤を注入し塞ぐという事にした。

 建ててから10年ちょっと。あちこちに相応のガタは出てくる。ヤワな蛇腹状の網戸は壊れている物もあるし、結露で埃の固まった縁の汚い窓も目立つ。キッチンの汚れも表層以外は10年分だ。

 IHの組み付け取説をDLして、逆読みしてバラしていく。数年前までは、家のメンテみたいなことをするとそれだけ快適になる様な前向きな気持ちになった。しかし最近は、もう自分がこんな箇所を弄るなんて事は生きてるうちにはないのだろうなぁなどと考えてしまう。

 というか、普通のお父さんはシステムキッチンのIHを脱着したりしない気もするな(笑)。


システムキッチンまで緑色かよと。

隙間をテープで塞がれて、ユニット脇のスペーサーを削ろうとした跡。テープは粘着が嫌われたか?

ユニット下の空間が前線拠点らしい。下の段の蓋を外し現れる200V電源は全く無傷。

固着上等。なめんなよ。

鼠の糞と小便跡…。右奥が侵入口。

ハッカの臭いの忌避剤を充填した後は発泡ポリ板で塞ぐ。