GUN&MILITARY
公文書

'13.3.5  gun&military 

シースルーP-08と、裸体 (番外編)

 私にとってのミクロマンは、子供だった70年代に遊んだ想い出の玩具であるが、長きに渡りシリーズ展開をしており、いつの間にかマニアでなければ全体像も掴めない様な物になっていた様だ。だから今回頂いたマテリアル・フォースという改造用の素体の存在は全く知らなかったし、ここに至る歴史も把握していなかった。

 ミクロマンは'74年に登場し、長くシリーズ展開されたタカラ(現タカラトミー)の男児向け玩具。それより前の時代に変身サイボーグという男児用着せ替え人形があった。米ハズブロ製G.I.ジョーの様な子供向けの12"(1/6スケール)可動フィギュアの日本オリジナル版として同社が販売していた物である。このブームが一段落した後に、代替として10cm(1/18スケール)にダウンサイジングして登場したのがミクロマンだ。掌サイズの手軽さと、乗り物や基地などと組み合わせる商品展開で人気を博した。

 アニメや漫画へと広くキャラクター展開もしたが、玩具としてのシリーズは大別すると次の4つに分けられる。

以下本文


'13.2.19  mac&other  gun&military 
USBで薙ぎ払え! 「USBスカっとミサイルランチャー」

 私は仕事でも趣味でもPCを弄るが、最新スペックを追い掛ける程ではなく、むしろこなれた状態からやや世代遅れになるまで使い続ける事が殆どだ。そのため買い替え時には周辺機器までごっそり変える必要が出て来てしまう。DuoからiBookに変えた時にはSCCIがなくなり、PowerBookからMacBookではFireWireがなくなっていたが、ありがたい事にUSBは残っていた。

 それにしてもUSBは奇妙な規格だ。Unversal Serial Bus(汎用シリアルバス)なので、普及の原動力は様々な正統派周辺機器の対応に違いは無いだろうが、USBほど本来の目的から外れた利用をされている情報機器の規格もないだろう。

 音楽プレーヤーや携帯電話の単なる充電に使う辺りはまだ分かるとして、扇風機とか、カップを温めるとか、全然情報機器と関係ないものまで出ているのは周知の通りである。

 それらに比べれば、この「スカっとミサイルランチャー」は全く正統派のUSB機器であると言えるだろう。何せミサイルを飛ばすのである。コンピュータの発達は弾道計算等の軍事技術の歴史と密接に結びついており、それを象徴しているとも言える。…言えない? そうだな、そんなに高度な事は何もしていないし。軍クラスタにしてみると「スカッド」は弾道ミサイルだから4連のこれにはちょっとイメージ狂うネーミングなのだが誰も気にしないか。

 楽しそうだなと思ったのは、PCで制御できるという事と、カメラの映像もPCで見られるという事。あとは、MacOSにもちゃんと対応しているという事だろうか。1発毎に砲身が回転して発射されるアクションもなかなか可愛い。弓なりではあるが5m近く弾が飛ぶのも楽しい。正式対応ではないがオンライン対戦もできるらしいが…、そいつはちょっと微妙だという気もする。


「スカっとミサイルランチャー」3,680円
発売元の「白箱.com」。実は周辺機器メーカーのセンチュリー。


社内に配備された「スカっとミサイルランチャー」の勇姿

妙な形の端子は、メーカー「DREAM CHEEKY」(人を食った夢?)社のロゴらしい。

制御画面(iMac/MacOS10.8)。左がカメラの絵。右下がコントローラー。

PC制御のネーベルヴェルファー、みたいな…

ミクロマンと合わせて1/18スケールがしっくり来るかな。

中身は、ミニ電動ガンに似たメカとサーボ風モーター(風だから動きはそれなり)という構成。配線はホットグルーで適当に留まってるし、そのくせオイルまみれという中華クオリティ。バラしは土台〜左側面の順で。右側面のネジは主要パーツを留めているのでこの様に割った後で。[拡大あり]


コックされるピストンがロッドを引っ掛けて引き、後端の斜面にシア(グレーの部品)が押し下げられて解放されて、前進するロッドでカムが砲身を回す。[拡大あり]

砲身と内部のノズルの間にはちゃんとOリングが嵌っている。[拡大あり]

何カ所かに使われていたマイクロスイッチは日本では見ない物?

砲台の木ネジ固定部。機械で回したからか強過ぎて割れてる(W

読書 伊藤たかみ「誰かと暮らすということ」角川文庫

「A型の奴ってよくO型に間違われるA型って言うよな」という台詞があるが、その態で行けば私は「AB型の奴ってよく典型的なAB型と言われますがって言うよな」と言われそうな気がする。言われるし。


'13.2.3  gun&military 

荒巻鮭(金属製)
 宅配便の伝票にある品名の欄ほど、不要であやふやな物はないと常々思っている。大体、ワレモノはワレモノ、要冷蔵は要冷蔵と記載する欄はあるのだから、他にわざわざ中身が何であるかの情報は必要ないだろう。記入欄が一つあるだけでその分疲れてしまう。第一それが事実であれどうであれ、荷物は届けられるのだ。

 しかしたまにここへ嬉々として記入をすることがある。たかが宅配便の伝票に記入するのに何がそんなに楽しいかと言うと、そこがジョークの肝になるからだ。

 銃趣味仲間のやすさんやたぐちさんとの付き合いは十年超になるが、直接会ったことはない。しかし互いの住所は知っている。なぜかと言うとしばしば物を送りあったりするからだ。大概はBBSやツイートなどで話題になった玩具の交換等をしている。

 この玩具が厄介で、前段の様な伝票に、ヤクオフに出品できるほど真面目に記載するとなると「MGC MP5K(ジャンク)」などとなってしまい、これでは逆に何だか分からず不審である。かと言って「短小型短機関銃(玩具)」では送り先ではなく警察に届けられてしまう。結果としてここには適当な事を書かざるを得ない。

 「裸体(シースルー)」。宅配便屋も困るわなこれ。受け取る方も困るけど。先日やすさんから届いたフィギュア(デッサン人形風の奴=裸体)とトイガン(透明素材)の「品名」である。

 しかし最も困るのは、これへの返歌なんである。別に呼応する必要はないのだけれど、貰って貰い放しという訳にはいかない。先日、これは珍しく不要品ではない実働のマルゼンPPK/Sを譲っていただいたのだが、先のシースルーP08と合わせて、それらに見合う不要品がない。人の好みに合う不要品なぞそうそうある訳が無い…いや、あった。さすが自分で何挺持ってるかも分からない蒐集家である。

 字が下手なので、最近ははこBOONがお気に入りである。


過去の宅配便伝票の控え。ましてや、やすさんの送り先は職場である(爆)。[クリックやや拡大]


これが「荒巻鮭」の中身。肝心の荷姿を撮っていなかった。わざわざ二重にした新聞紙で包んだせいか、そんなシャレに構っていられようはずもない配達員氏は「せ、先方が常温で発送されてたんです。何かあったら連絡下さい」とか。だからわざわざ「荒巻鮭(金属製)」って書いたのに。ちなみにサイズよりも放熱ジャケットの方に「ジャケ」ありと気付いたのは人様のご指摘の後という体たらく。