bicycle
公文書

'15.12.31  bicycle

新年に向けて、パンツァーフォー!
 気忙しいのが年末だが、明けて1月半ばに会社の移転などあり気が休まらない。だから逆に誰かがお膳立てしてくれたイベントに誘われるのは嬉しい。昨年に続き福生への蕎麦ライドのお誘いをRionさんからいただいた。

 9月にRC20のコントロールレバーが壊れ、10月に足首を骨折したため、スポーツ自転車にはもう4ヶ月ほど乗っていない。ゆるポタでもあり、クラシックなレオパードを引っ張り出すことにした。

 これに乗るのも昨年の蕎麦ライド以来の一年ぶり。タイヤは完全にエアが抜けていたが、カバーを掛けての室内保管のため綺麗なものだった。

 集合は10時半。早朝でないのがありがたい(苦笑)。右足首に板入りサポーターを付けたままとは言え、意外に時間は掛からなかった。せんがさんはパナモリ、キルハさんはBMC、Rionさんはチタンという相変わらずのバラバラさ(そして紹介が雑把過ぎ)。

 パナモリはパナのクロモリだからなのだけど、ご当人によれば「大洗仕様のクロモリ峰」という仕様で、至る所ガルパンテイストになっていた。

せ「今年は5回行きました」
私「立川ですか?」
せ「? 大洗です」

 映画館の話じゃないのか(笑)。何度も同行しているRionさんには大洗のお土産までいただく。

「小隊長さんから聞くまでヘッツァーも知りませんでした」

 私が切っ掛けか!?

 かと思えばおもむろにSIMフリー携帯を取り出したキルハさんは「おフランスでドアノッカー撮ってきたザンス」(そうは言ってないが)と、パリで撮った生Pakの画像を見せてくれた。

 …何オフなんだこれ? 唯一サイクルウェアじゃなくて、西独国境警備隊の制服を着て来た私が言うのも何だけど。

 帰宅後、近所の用事にJEDIで出る。帰路自宅手前でシフトが「バチンッ」と厭な音を立てた。この年の瀬にシフトワイヤー切れである。

 来年はどんな年だ? もう明日か。今更知らんでもいいや。

珍しく集合地点一番乗りのレオパード。暖かくて風のない自転車日和。

せんがさん車の純正の様なステッカー。ボトルとツールカンも。

Rionさんの大洗土産。ミリ飴と砲弾型浮き。


天麩羅ざる蕎麦にノンアルビール他。凝った海苔が食べにくいので、もりで良かったなと。

確かにこう見ると、むしろヘルメットだけ民生品に見える。ちなみにバッグもパンツも自転車も軍用ではないのだが。(Rionさん撮影)

ある訳ないと思っていたシフトワイヤーのストックを発掘。しかもシマノ純正。記憶にないぞ(w

当初、押し出せばすぐ取り出せると思っていたタイコが出てこない。中でワイヤがバラけて引っ掛かっている。

結局ここまでバラさないとタイコは取り出せなかった。私はやるけどさ。普通やるの、これ?
レオパードの記録
走行時間2h42m/走行距離55.85km/平均速度ave20.6/総走行距離888.9km

'15.12.27  bicycle 

景品折り畳み小径車の使命
 

サカモトテクノ 20カリブーライト6S
M価格35,800円(別) 各部パーツがアルミで重量11.6kgだと確かにそんなものだろうが、実売は2万前後。


 我が家の自転車がまた増えた。私が増やした訳ではなくて、義フが貰い物らしき折り畳み自転車を次女に送ってきた。

 もんちゃんには既にご存知グッタがある。しかし好きな黒色だし「これも乗る」と言い出した。日々あまり自転車自体使っている印象がないのだが。まあ滅多に顔を合わせないおじいちゃんの贈り物ではそうあっさりと処分も出来ないし、仕方なかろう。


 最近あちこちで売られる折り畳み小径車。都市部の集合住宅では駐輪場代も掛かるし、ベランダにでも置いて置けば、何なら災害非難にも使えるからだろう(かなぁ?)。

 現物を眺めると意外にも各部はアルミ製。但し番数表記なし。価格の分かりやすい部品では、外装6段のシマノ製ディレーラーはお馴染みターニー。VブレーキのパッドはPROTEXだが本体は無印。タイヤはKENDA。

 折り畳み部はステム基部とフレーム中央。機構は独自の様でダホンの亜流等でないが、それはそれで不安。

 調べると日本のメーカーだった。サカモトテクノ(S-TECH)は大阪堺のメーカーで創業50年近い。恐縮ながら全然知らなかった。自社工場は中国内ではあるが、ママチャリ向けBBをタンゲと共同開発するなどしており、ブローカー的な企業ではない様だ。

 メーカーはともかく、入手の経緯も分からないので各部を良く点検してから娘に渡す事にした。小隊の町田狙撃班が店舗で買った娘さんの自転車を「誰が組んだか分からないから」と全バラ再組していたが、各部の変な緩みは特にない割合まともに組まれた物らしいし通学車でもないので、取り敢えずBB脱着まではしないで良いかと考えた。

 軽く調整して乗った結論としては、メインに乗るのでなければ良かろうというもの。全体的には信頼度6割程度。ハンドルポストはたわみ過ぎで経年劣化後が不安。ブレーキ基部の工作精度に疑問。後部だけハの字だ。

 取り敢えず、もんちゃん跨がらせて写真撮って送れば良いか。


['16.1.10]後日、書類を確認したところ、景品などではなく義フが自転車屋で購入した物だった。なぜ? 全く乗ってないということは、プレゼントのために? しかも一昨年の3月だから進級祝いのタイミングでもないし。謎な人だ。

HPによれば主要部品は殆どアルミ。

フレーム固定部。ダホンの様にただ倒すだけでなく、フリーになっている爪を突起に引っ掛ける様な動きが必要。[拡大]

ステム基部の、この溶接がちょっと不安になる。芯材を包んで溶接しているのだろうが…。

ステム折り畳み部のヒンジ。クイックではなくてレバーを回していき締め付ける。[拡大]

BBはカップアンドコーン。

RDのターニーは妹のBSマークローザのTY18の後発TY21。シフターは同様に手前に回してシフトダウン。

このケーブル取り回しの無神経さが厭だね。角が当たってる。

サカモトテクノ ホームページ
のっけからオリジナルの萌えキャラ「えすてっく りんか」ちゃんがバーン(苦笑)。


'15.10.17  bicycle 

水道道路
 武蔵小金井駅で見慣れない冊子を見つけた。「むさしのパークライフマガジン」という年2回刊らしき冊子。12Pの誌面は写真を大きく配した随分と余裕のあるデザインになっているが、何のための冊子なのかやや分かりにくい。発行の「西武・武蔵野パートナーズ」は、武蔵野地区の都立公園の指定管理者とある。それで公園や自然の写真ばかりなのか。

 指定管理者とは、地方公共団体が公の施設の管理を行わせるために指定する団体の事だが、学童クラブの保護者会役員をやめて以来気にしたことがなかった。

 この団体は武蔵野地区の10公園2緑道を管理していると書かれている。地区最大の小金井公園は含まれていない。見覚えのある公園が多いのは近隣住人としては当然として、中に狭山・境緑道があった。所謂多摩湖CRと併走している歩行者道である。

「むさしのパークライフマガジン」手にしたのは確かに偶然だが、後日確かめたら会社の資料にバックナンバーが揃ってた(苦笑)。よく見たら…秋冬/春夏/夏秋という妙な不定期刊。…察し(焦)。
 最近の本欄にも書いた通り、近隣住人でも自転車道「多摩湖自転車道」と歩行者専用道「狭山・境緑道」の区分を意識している事は少ない。最近になってこの二つの道は別物だと知り、改めて調べた。

 正式名「東京都道253号保谷狭山自然公園自転車道線」という都道として把握していたのは通称「多摩湖自転車道」の方で、これは道路として東京都建設局の東京都北多摩北部建設事務所が行っている(西東京市以東は東京都北多摩南部建設事務所の管轄)。

 一方、併走する「狭山・境緑道」は公園であり、東京都西部公園緑地事務所の管轄だそうだ。ここを先の西武・武蔵野パートナーズが保守整備している。

最寄りの水道道路。この区間は2本にはっきり分かれていて、画面左が狭山・境緑道で、右が多摩湖自転車道。
西東京市には間の垣根のない区間もある。また、 整備が進んでいない多摩湖に近い方面では、昔のまま狭山・境緑道の多くが未舗装路として多摩湖自転車道の両側に配されていたりする。
 そしてこれらは東京都水道局の土地の上にある。

 ちなみに他にも通称・愛称の類があり、地元ではまとめて「水道道路」「小平グリーンロード(これはあまり普及していない)」などと呼んでいる。私も長いこと水道道路と呼んでいた。

 最近少しずつ整備は進んでいるが、エリアによる統一感のなさは相変わらずで、それにはこういう背景もあるのかと勝手に納得している。


■関連の本欄
梅雨の晴れ間と車止めの隙間 ? '15.6.25
西東京区間の最新整備状況について。そして、サインにケチ付け。

■関連リンク
狭山・境緑道マネジメントプラン(東京都建設局)
東京都建設局 東京都北多摩北部建設事務所
東京都建設局 東京都北多摩南部建設事務所
東京都建設局 東京都西部公園緑地事務所

'15.9.6  bicycle 

当面の目標は、帰還
 ここ暫く仕事も体調も調子が悪い。月が変わるまでに職場の環境が激変する上に、想定外の面倒を背負い込む。そんな折、軽い持病の様だった胸痛が頻発するようになった。胸骨の右側が一瞬痛むだけのもので、半年に一度あるかないかだったのがこの一週間ほぼ毎日続き、倒れそうになるほど痛い。勿論さすがに病院へ行き、その位置の臓器とは関係なさそうだということは分かったが、痛いことに変わりはない。

 週末、鬱々とした気分で寝ていたが、眠くもないのに横になっているともっと具合が悪い気がしてくる。気分転換のために走りに出ることにした。暫く行っていない境川。準備整えるのに昼近くなったので江ノ島は諦めて、目的地は飯田牧場にした。

 やや曇天で快調だったのだが、境川に入ってから胸痛が出て休憩。いつもは遅い夕方に出るのにな。よく寄る大和市上和田の住宅地の公園で小休止。その後なんとか飯田牧場へ。何年も来ていない気がしていたが、記録では約1年ぶりだった。

 帰路。予定より遅れており、灯火も緊急用フラッシャーで間に合うかどうかという時間になりそうだった。途中、酔っ払いの様な男に絡まれるがスルー。いつもなら口汚く罵って蹴り入れてた気もするが、近くに関係ない子供がいたので自粛した。

 CRを抜けた辺りで脚が痙る。何か補給を間違えていたか? 路肩のストレッチで持ち直すが、負担の掛からないシフトチェンジで緩く帰るしかないなと。

 その矢先、シフターが故障して動作不安定になる。仕方なく9段辺りで固定に。暫くして破片を吐き出したので何かが折れたらしい。


護岸工事の進む相模鉄道近くの住宅地の路面に新たな表記。まさかスポーツライドしてる奴が守ってないことないよなとは思うが。

ラムレーズンとコーヒー。レモンってなかったっけ?

乗ってる方はこの状態の意味、分かるだろう。多分割れてるか外れて落ちてる。やれやれ。
 急に暗くなり、陽の落ちるのも早くなったかと思っていたら実は雨雲。綾部原トンネルを抜けたら、道が黒い川になっていた。アメッシュでは行く手に赤い点。

 散々なライドだったのかも。でもアイスが旨かったから良しとしよう。帰り着いてからのビールも旨かった。…何か刹那的で良くないな(苦笑)。

RC20の記録
走行時間4h2min23sec/走行距離96.04km/平均速度23.7km/h/総走行距離14,434km
あの脚とマシンで、よく帰ってきたものだねぇ。

'15.6.25  bicycle  myhome 

梅雨の晴れ間と車止めの隙間
 梅雨時はなぜか決まって週末に天気が崩れる。週末に自転車で50km走る程度の目標も、深酒や保護者会でキャンセルが続いた上に雨天。尤も、ならば何のためのローラーだとも言えるが。雨が降ったら自転車整備でもしていれば良いかとは思うのだが、あれとこれとそれをしたらと考えるとつい面倒になってしまう。

 そんなことを考えながら、雨も降っていないのに結局どちらもせずに週末を過ごしたりする。ひたすら猫にブラシを当てて嫌がられたり、構い過ぎて嫌がられたり。後は延々ポリパテの固まりにヤスリを当てていたり。いずれにしても呑んでいるという気がするが。

 そんな私でも呑まずに近隣に出掛けることはある。最近出来たドイトプロを覗きに、近所を通る通称「多摩湖自転車道」をいつもとは反対方向の西東京市方面へ走った。

 都道である通称多摩湖CRだが、各種表記だけでなく車止めの形状まで自治体によって異なる。近年綺麗に再舗装されたが、この車止めが西東京区間だけ改悪されていたのは地元民の実感だっただろう。くぐり抜ける自転車を漕ぐ脚の部分に向けた様にT字型の柵が突き出ていた。小平区間は通り抜けやすい様に間隔を広げた物に替えていたというのに。それがいつの間にか違う物に変わっていた。小平市区間同様のフラットで幅のない物になっていた。

 ただ驚いたのは、今まで殆ど区別されていなかった自転車道「多摩湖自転車道」と歩行者専用道「狭山・境緑道」が明確に分離されていたことだ。市民だってそんなのは知らない。しかも文言で明記されているのは西東京市区間だけ。同区間の狭山・境緑道側の車止めには明確に「自転車はここを通ってはいけません」と表記されていた。小平にはないぞ、これ。こういうのが事故や揉め事の原因になるんじゃないか?

 インフラは、マナー・ルール・ハードが揃ってこそだが、洗練された順序はないのかも。

DIY屋のペット関連売り場担当が飼い主だとこういう事に。

満腹になってマッサージチェアでひと眠り。げっぷ。

ただ、母のベッドの上だと未だにこれ。巨大吸水シートが敷いてあってもその上でする。

西東京市区間の車止め自体は改善された。しかしサインに難が。


左の“色分け部分”は、よく見ると、通るなと書いてある。

その右にはこれ。間違い探しか? デザイナーの気持ちも分からなくはないがダメデザイン。

 

'15.4.22  bicycle 

ステム基部修理代、工具代込み1,790円
 前回、普段乗りにしている小径車JEDIのパーツ脱落が判明したという話を書いた。ハンドルステム基部の折り畳みヒンジのピンがなくなっており、実は下手すると走行中ハンドル部が根から倒れたかも知れないという状況だった。しかしさすがにこんな専用パーツは簡単には入手できないだろうという事で自作かと覚悟を決めていた。

 それが、あっさり入手できた。Y's road上野本店の小径車コーナーにあったのだ。素直に有り難いと思った。ステムそのものが対策品に変わってから何年も経つはずだし、年間幾つこんなパーツが売れるのかと思うが、まさか店頭在庫とは。これがJEDI単体ではこうはいかなかっただろう。BD-1と共用で助かった。

 週末は午前中の用事が重なったため日曜の作業となった。尤も必要不可欠な工具を先に買わねばならなかったので、結局はそうなっただろう。ピンを止めるCリングの着脱をするためのスナップリングプライヤーがうちにはなかった。自分自身で意外な感じだった。というのも同好の士はご存知の通り、トイガンにはEリングなどのスナップリングは多用されているからだ。どうやって脱着してたのだったか。

 いざ買おうと思うとそれなりに種類があり戸惑う。最寄りの大型DIY店では1社の物しかなかったが、それでも10種はあった。取り付け箇所の違いでリングを拡げる「軸用」と狭める「穴用」があり、それぞれにサイズがあり、それぞれに先の真っ直ぐなのと曲がったのがある。

 スペースが狭い箇所の作業のため難航したという話がネット上にはあったが、私の場合はあっさりと終わった。ピンの溝の精度にいまいち不信感が拭えなかったが、自信もないのに切り直して失敗しては元も子もないのでそのまま組んだ。

 買って8年保っていたのだから、まあ暫くは大丈夫だろう。

スナップリングプライヤー。1,580円か…。

クリーニングのために一度上部を外したステム基部。

手前が新品、ステム取付用ピン170円。クリップは40円。


ピンセットで指している隙間に見えるピンの溝にクリップを填めるが、ピンの刺さり具合に幅があるので作業はそれ程大変ではなかった。

'15.4.14  bicycle 

JEDI、折り畳みステム基部ヒンジのピン、欠落
 この半月ほど、普段乗りにしているJEDIのハンドルにガタが出ていた。尤も週末に近所を30分走るかどうかという程度だし、ハンドルに力掛けて停車時に揺らしても分からない程度だった。

 先週末ちょっと離れた場所まで出掛ける段になり、やはり気になってハンドル〜ハブまでフロントを子細に点検して原因は30秒ほどで判明した。ステムの部品が欠落している。全く気付いてなかった。

 JEDIのステムは、BD-1/パシフィック18/コリブリなどと共用の折り畳み式。2つに分かれるステムの断面が板状になっており、その板がヒンジ状に繋がっている。そして蝶番の反対側の2枚の板を矩形パーツで抑え込んで止めている。絵文字にすると<=oこんな感じ。

 ヒンジは両側から刺さる2本のピンで留まっているが(というのを今回初めて認識したが)、これが1本なくなっていた。1本ないんである。

 ピンは専用品で汎用部品ではない。近いと思われる物も見当たらない。まさかこんな部品だけ別売りしているとも思えない。調べると旧いBD-1で同様のトラブルに出会している例がネット上に沢山あった。大概はステムごと交換されている。それはそうだろう。

 この折りたたみステム自体は、BD-1用の同等対策品が売られている。アジャスタブルステムは、しかし税込1.8万ほど。固定タイプで1.3万。いまここに1.3万、掛けないな。

 …作るか。作るしかないのか。でもこれ難しそうだよ。頻繁な回転や捻れの力は掛からないものの、アルミや真鍮という訳にもいくまい。当然同じ形状を削り出すのは無理なので、φ5.7の鉄の丸棒の両端に溝掘ってCリングで止める? それも自分の技能上どうなんだ。可動しない前提ならネジ切ってボルト止めしてしまえば良いか。


このレバーを倒すと、ステムが折り畳める。


左側面…穴が開いてる??


この様なピンが刺さり、溝にCリングを填めて固定する。ピン穴は実測φ5.7mm深さ12mm。内側に飛び出す部分が4mm以下で、その部分にリングの溝を掘らねばならない。いや、無理だって。
 取り敢えず、ここ解決できるまでJEDIには乗れない。参ったな、そうなるとネジや丸棒買いに行くのもRC20か。

'15.3.20  bicycle  car

母の気まぐれとC3
 先週我が家に突然降って湧いたのは、母がクルマを買い換えるという話だった。3月は税金の月であり関心が高まっていたという事もあるのだろう。また、4月時点で所有しているクルマに自動車税が課税されるが、母の使い方からすれば軽で充分で、一方でその軽自動車税も4月からは1.5倍だしと言う。クルマは大きくないと不安だとずっと言っていたが、最近の軽には自動停止装置(という呼び名で良いのかな)もあって安心だ、という事らしい。

 しかしそれは、中古車屋に付いて行ってと言われる前夜にやっと聞いた話で、それまでは何をどうしたいのかも知らなかった。だが母と出資者の妹の話を聞いて、それでもやはりどうしたいのかわからなかった。

 一括見積で掛かってきた電話のうちG社の営業が来て話をしたそうだが、どうした割り振りか、他にも支店はあるのにうちからクルマで1時間以上掛かる瑞穂町の支店から来たそうな。おかげで話を聞きに行くのに当然1時間以上掛かった。そこで既にモチベ落ちなのだガリバーよ。

 そもそもクルマなんてそう簡単には納車されない。だから、確認したらデッドラインはもう翌日だった。思い付きでそんなに急に買い換えられるものではないだろう。

 しかもシトロエンC3から新型軽自動車に乗り換えるのに85万も掛かる計算になる。下取り車だとしてもC3は80万以下だという。C3に乗り続けた場合の1年分の燃料代保険税金を新型軽で比べると差は5.5万。卑近で来年になる車検の分が大きいと言っても差し引き合計の約80万には遠く及ばないだろう。

 結局、私が経費比較の一覧を作って、思い留まって貰った。いくら妹が金持ちでもそんな無駄金を使う必要はないだろう。

 写真の方は、主にここしばらくの週末に自転車で走り回った近隣の様子など。やはり自転車通行帯が気になるのだが、自治体毎にバラバラで、使いづらいことこの上ない道が殆ど。どうにかならんのか。


十年来通う美容室のオーナーが実はDS3乗り。並んだシトロエンに浮かれて写メるおやじが二人という構図。

国立駅南側の大学通り。歩道風で進行方向は小さな立て札で示されるのみの自転車通行帯。バス停留所の手前には狭い柵あり。


東八道路と交差する辺りの新府中街道。新規開発道路でよく見られる馬鹿みたいに広い歩道に対面通行の自転車道。


五日市街道関野橋から法政大の前を東小金井に向かう東大通りに施工中のだだっ広い自転車道。まさか車道で対面じゃないよね?


武蔵境北口すきっぷ通りは、近隣を舞台にしたアニメSHIROBAKOとのコラボイベントを3月一杯開催中。という地元ネタ。[拡大有り]

'15.3.3  bicycle 

ママチャリ後輪の呪縛
 週末はまた例によって自転車整備をしていた。お誂え向きに雨であったし。

 自転車整備と言っても、レースに向けて高精度な工具で高級ロードバイクの調整をしている訳でなく、いつも通り、錆や傷の目立つ小汚い工具でママチャリ弄りである。プロショップではなく街の自転車屋のおっちゃん然である。

 そんな事言いながら、街の自転車屋ほどの技術はなかろうというご指摘もあるだろうか。確かに手際は悪い。ママチャリのリアタイヤ交換に2時間も掛けていては仕事にはならない。そもそも呑みながらやっているしな。

 だが例えば自転車屋なら効率を考えて交換するパーツでも、曲げ直したり磨いたりして修理している。自慢ではなくて性分だが。でもその性分でも二の足を踏むことはある。

 娘のルイガモ、実は直っていなかった。異音はBBでなくハブの内装変速器からで、3段目だけ不規則にキュリキュリと音を立てるのが分かった。メンテフリーが建前でグリスニップルはなく、ということは不具合出たら全取り替え。調べると油を差すには高難度の分解を要するのだった。これは昼飯後手を付けて夕方までにという訳にはいかなさそうで取り敢えず延期にした。

 それなのに何をしていたかというと、ツマ車のリアがパンクかもと言うので診たところ、タイヤごと寿命になっていたのだ。表面つるつるで所々小傷があった。

 ママチャリの後輪を外したことのある方はどのくらいおいでだろうか。それも電アシの。

 まずやる事は後軸1本に掛かった、沢山のパーツの順序と向きの記録。それらを全部外してブレーキのワイヤーと固定ステーを外し、クリップを抜いてチェーンを切る。最後に電源コードも抜いてやっと外れる。ひっくり返した方が作業効率は良いが、何せ重い。

 冷たい雨の降る休日の午後にはお誂え向きの作業ではあるが。

ゴミ置き場の様な勝手口の電チャリ。あまり弄る気にならずろくに点検もしていなかった。

左の新品と比べると別物だが実は全く同じ製品。

傷の向こうにキャンバス見えてるよ。やれやれ。


外からナット、ワッシャー(表裏あり)、フェンダーステー、キャリア、スタンド、チェーンテンショナー(表裏あり)、ブレーキ側にはブレーキ固定ナット。メーカー・車種によって異なる。

全部組んでからリターンスプリングの組み忘れに気付く。錆びてるしへたってるし、いらねーよ!

'15.2.22  bicycle 

通学自転車、1年目を前に整備
 週末に受けた娘からのメールに「自転車漕ぐ度雑音(?)が鳴るから点検お願いします」とあった。小4で組んで近所のテニス教室に通うくらいしか稼働していなかったのが、高校の通学に使い始めてそろそろ1年になる。月曜から土曜まで毎日片道7km程の通学路を走っているので、自分のJEDIより遙かに酷使されている。

 土曜日、取り敢えず近所を流して様子を見る。すると「自転車漕ぐ度雑音」ではない不具合を発見。なんとハンドルにグラつきがある。まさかヘッドに何かあるのかと探っていくと、ステムの角度調整機構のツメを固定する部分のボルトが緩んでいた。気にしないで乗っていたら、危ないことになった可能性もないではない。いや、気にしないで乗っていた訳だが。

 それから例によってチェーンが結構弛んでいた。伸びではなくて後輪固定部の緩み。テンショナーがないどころか緩む方向にフレームの開口部が向いているのは構造的におかしいよな。

 そしてやっと異音の究明を始めると、言われているのと違う部分から異音がする。後輪ブレーキ部から擦る様な音。…ローラーブレーキのグリス切れである。そしてルイガモ、後輪を外さないとグリス注油口が現れない罠あり。テンション調整がパーとなる。親指大の容量のモリブデングリスを注す。

 やっと本題となるが、異音は「キュリッ」という油ぎれの音で、チェーンの繋ぎ目だろうと考えていた。ところが周期が一定でないのだ。という事は…。

 BBのグリス切れの様だった。一番面倒臭い部分だよこれ。確かにシリコン系の低粘度グリス使ってしまった自分が悪い。7年前の自分を恨むしかないな。一般家庭ではバラさない部分をバラし、あまり一般家庭にはないグリス(デュラグリスだけど)を充填した。まあな、高校入学の時にやっておくべきではあったんだけど。

 かくしてルイガモ復活である。これでまた、遅刻ギリギリの7kmを爆走してくれることだろう。



可変部を固定するボルトが緩んでいた。


ローラーブレーキにポリ袋でモリブデングリスを注入。


結局BBまでバラす事に。


カラカラで錆色になっている。

納車時
ルイガモ MILU 2008.5.24
高校入学前
ルイガモ通学仕様 2014.4.10


ルイガモの記録(2014.4.10〜)
走行距離721.35km

'15.2.15  bicycle 

Suicleほか、レンタサイクル類の保険について
 先日、本欄に匿名のコメントをいただいた。コミュニティサイクルSuicleについての記事中で、私はレンタル業としては保険が手薄ではないかと書いており、それに関連する事だった。コメントによると、不幸にもSuicleで対人事故を起こしてしまったが、その際の補償などは一切なかったという情報だった。

 Suicleには第二種TSマーク付帯保険というのが付いている。しかしこれは最近よく目にする自転車保険などとは性質が異なり、あくまでも点検整備に対する保険。事故の相手への補償は最低限(最悪の場合だけ)で、通院補償、15日未満の入院、対物補償もない。当然車両保険も含まれないので、件の方は事故相手の補償とSuicleの修理費を全額負担することになったそうだ。幸いこの方は他にこの事故に適用できる傷害保険に加入されていて、それで対応されたそうだ。

 レンタカーとはえらい違いだが、果たして他のレンタサイクルも同様なのだろうか。

 NTTドコモが運営する同様のサービスが実証実験を含め5つある(下欄[表1]Suicle以外)。料金体系は様々だが、保険については補償内容は同じだった(下欄[表2])。

[表1]レンタサイクル 時間/料金比較
営業時間 時間貸 日貸 月貸
Suicle →[site]
24時間 100円/60分 500円/日 2,500円/月
江東区臨海部コミュニティサイクル →[site]
24時間 96円/60分 477円/日 953円/月
千代田区コミュニティサイクル「ちよくる」 →[site]
24時間 100円/30分 1,000円/日 1,000円/月
港区自転車シェアリング →[site]
24時間 100円/30分   1,000円/月
仙台コミュニティサイクル「DATE BIKE」 →[site]
7:00-22:00 96円/60分 953円/日 1,429円/月
横浜コミュニティサイクル「baybike」 →[site]
6:00-22:00 100円/30分 926円/日 1,500円/月
この表は、各サイトの情報を基に比較しやすい様に単純化して並べたもので、時間延長や会員制度などの条件は異なる。詳細な条件等は各サイトなどでご確認を。
 ところが利用規約には「第2種TSマーク保険の適用範囲内で、その補償を受けることができます」とある。しかし補償内容自体がまるで違うので怪訝に思い問い合わすと、傷害については損保ジャパン、賠償は東京海上日動火災保険の保険を併用しているとの事だった。

 サービスの料金自体はSuicleと大差があるとは言えない。それでこの違いはどうなのだろう。

 ちなみに第二種TSマーク付帯保険の下記の補償内容は昨年10月1日に改訂されたもので、有効なのはそれより後にマークを貼付した自転車のみ。これについてSuicleの事務局に確認すると、基本的に昨年11月に一斉に整備しているとのことだった。

[表2]レンタサイクル保険 補償内容比較
第二種TSマーク付帯保険
傷害補償(搭乗者) 死亡・重度障害100万円、入院15日以上10万円
賠償責任補償 対人死亡・重度障害5000万円(以前は2000万円)、入院15日以上10万円(以前はなし)
NTTドコモ運営コミュニティサイクルの保険
傷害補償(搭乗者) 死亡・後遺障害1000万円、入院5,000円/日、通院2,500円/日
賠償責任補償 対人1億円/人(1事故5億円)免責は5,000円、対物5,000万円
参考)自分の入っている保険 三井住友海上(Yahoo!ちょこっと保険 ミディアム本人型)
傷害補償(搭乗者) 死亡・後遺障害200万円、入院2,000円/日、通院1,000円/日
賠償責任補償 3000万円

 年内に小金井市内のSuicleポートが増えるという事であるし、利用者が増えれば事故も増えるだろう。保険設定の見直しは是非にと思う。

写真は東小金井駅Suicleポート。手前の自転車はSuicleではなくてお馴染み私のJEDI。

読書 伊藤礼「大東京ぐるぐる自転車」ちくま文庫

自分の自転車生活の方向性と密度についてちょっと考えさせられた(苦笑)。それにしても読むのに時間が掛かった。文章については私が云々する必要もないだろうが、ちょっと地図がいただけない。文章との連動が微妙にずれて不親切で、参照するとむしろ疲れる。ああ、疲れるから時間が掛かるのか。自転車みたいだな。


'15.1.14  bicycle 

たまこヒルズ
 不摂生な日常の反動で、週末が近くなると自転車で遠出でもと考える。週50kmが私の目標であり、それは郊外在住の怠惰なロードバイク乗りにとっては無理のない距離と思える。にも関わらず達成できないのは、寒さと、そして何より深酒が多いためである。

 辛うじて先週末は多摩湖へ行った。1日目に時間が足りなくなり翌日も行った。

 多摩湖はうちから20分程の場所で以前はよく行ったのだが、間を繋ぐ多摩湖自転車道は、住宅地中を抜けるということもあり狭くて人が多く、自転車で快適にスポーツ走行の出来る道ではない。

 今回の目的地はその先にある野山北公園自転車道である。いつもあちこち案内してくれているRionさんせんがさんに当方テリトリーを案内する際のコースにと思っていたのだが、暫く行っていない(記録では'09年5月)。

 野山北公園自転車道は、多摩湖(村山貯水池)と狭山湖(山口貯水池)が作られた際に、多摩川羽村取水堰からの導水管上に施設された砂利運搬のための軽便鉄道の、廃線跡を利用したサイクリングロード。5つのトンネルのうち4つが今も利用されていて、これがなかなか面白い。以前に一度レポートしている。

 外周から多摩湖に向かって進む方が俄然面白いのだが、行き着いたところから多摩湖CRに繋がる良いルートが思い浮かばない。以前は山中を自転車担いで登った事すらある。

 結局小一時間程度ではルートは見つけられなかった。グーグルマップには表示されるが通れない道に迷い込んだ。舗装路だが所々苔生している狭い激坂で、天候によっては命の危険もありそうだった。道理で坂下に駐輪場があった訳だ。先に「たまこヒルズ」なんて萌え風で呑気な名前の建物があったので気を抜いてしまった(しかも社会復帰施設)。その上4つのトンネルの半分が春まで工事で閉鎖中であった。

 2日合計では50kmは超えたものの、何しに走りに行ったのかよく分からない週末だった。


日没直前の多摩湖。風が強く冷たい。

閉まったシャッターがまた不気味という。

詳しくはこちら。工事区間。

 

 

小隊司令部発['07.9.25]
野山北公園自転車道

もんちゃんが「スピードが変わらない」と言うので見たら、セレクターをぶつけたらしく金属ボディが曲がって中のパーツに干渉してた。曲げ直して完治。普通はパーツ交換だよな。ついでに奮起し不調のJEDIのギア調整。合わせて行くと最後はローに入らずトップが空振りという、つまりワイヤー押さえがズレてただけというオチ。

JEDIの記録(1/11)
走行時間62m27s/走行距離24.53km/平均速度ave23.6/総走行距離4991km
RC20の記録(1/12)
走行時間1h36m29s/走行距離29.00km/平均速度ave20.9/総走行距離13716km

'15.1.2  随筆  bicycle 

年、越しました。
 この年末の大掃除は例によって大晦日に集中していたのだけど、今年は何か夜逃げか一家離散でもするかという勢いの片付けだった。自分でやっていても気持ち悪かった。

 次女もんちゃんは元々物への執着にクセがあって、これとなったら拘るのに、興味がなくなると一切合切がゴミ扱いになる。本来こういうのはある程度子供に任せた方が良いのだと思うが、保育園の連絡帳や小学校の公式記録など、ちょっと棄てて欲しくない物まで棄てる物に分けてしまうことがある。いつか見る人がいなくなるものであっても、それまでは取っておくのが親の仕事だろう。どうせ親は先に退場するのだが。

 父が亡くなった時のこと。何せ私の父であるし溜め込んだ蒐集品は膨大で、学生時代に旅行先各地で撮った写真はロール単位で山とあった。しかし、その学生時代からを知っている母が「見る人のいなくなった物は、もういらないから」と全て棄ててしまった。どこからどこまでなんだろうね。俺には分からん。

 話変わって自転車の話。週50km走行のノルマをこの年末はなんとか辻褄合わせできた。と言っても自力ではなく、例によってRionさんからのポタのお誘いがあったからなのだが。年越し蕎麦を食べに行きましょうと。福生南公園すぐ脇、石川酒造の酒蔵敷地内にある古い土蔵に作られた和食・そば処「雑蔵(ぞうくら)」が目的地だった。

 50km程度で坂も高速巡航もないとなれば、クラシックロードのレオパードを連れ出すのに絶好だった。記録を調べたら何と1年ぶりの出動だった。各部の油同様にバーテープとサドルの革はすっかり乾いてしまっていた。走り出すと少しずつ感覚が戻る。フリクションのガラガラガッシャンという変速の感触もたまに乗ると面白い。

 ペダルを踏み、前に進む。そして2015年。何かしら良い事のある年であります様に。

1年ぶり。タイヤはペシャンコで、ブレーキワイヤーはキコキコ音を立てた。

お馴染みせんがさんとRionさん。いつもありがとうございます。

せんがさんの電動アルテ・アンカーとRionさんのカンパ・レモン(雑把な紹介)

天麩羅もりそば(¥1,300)。やはり1杯飲りたかったねぇ。
下段は前回の続き。電チャリの補修。

家人の電チャリ、Fブレーキワイヤーを交換。

元(下)の方が、見るからにグレードは高いというね…。

リペア専用品だけに丁寧な説明書と思ったら、何書いてあるか全然分からん。酷いぞこれ(笑)。[拡大あり]

レオパードの記録
サイコン:走行時間2h29m53s/走行距離51.75km/平均速度ave20.7/総走行距離832.5km
Runtastic:走行時間2h39m55s/走行距離44.7km/平均速度ave16.8
これはいつもの誤差ではなくて、サイコンは走り出し約10km作動せず、ランタは目的地からの帰路に「再開」操作忘れて一部区間記録なしという記録不備。