この数ヶ月で、弊サイトの検索ワードに再び「カインズ ロードバイク」が掛かってきた。
以前本欄でカインズサイクルのロードバイク「ソヴェール」を取り上げたのはちょうど2年前の今日(左画像)。安価なロードバイクについて何度か書いていた時期で、サンスポの自転車サイトcyclistの記事を読み、近所のカインズサイクルへ行って写真まで撮らせて貰ってきた。ただ、このソヴェール、思った程には評判は良くなかったのか、1年で姿を消してしまっていた。
しかし2014年ソヴェールは再登場する。「スペックアップモデル」と称して、コンポ全てをSORAに一新していた。…私的にはそこじゃなかったんだが、まあそれは良い。問題は価格だ。税込91,800円は高く感じないか? 入門アルミロードバイクにしては割高感が拭えないのだが。ちなみにサイト上に出ているスペックアップしたパーツ群の価格は、他店での単品販売価格より安いのだが(SORAのRDが1,980円。CBアサヒだと2.523円)、それらを全部足した金額を本体価格から引くと、オリジナルのソヴェールの価格殆どそのままなのである。では元に付いていたパーツ分高いって事になるのでは?
そもそもロード入門用コンポにはClarisがある現状で、弱小メーカーが敢えてフルでSORAを採用するメリット自体、ちょっと分からない。ちなみに同クラス・SORAずくめだとルイガノならLGS-CENがあるが、税込87,480円(CBアサヒ調べ)。M価では97,200円だが…鉄コラムとは言えFカーボンだし、これならアサヒでルイガノCEN買うんじゃないか? 圧倒的な差は、ソヴェールが1サイズ1色なのに対してCENは4サイズ2色あること。初心者用にはそちらで差が付くのでは。
シーズン売りきりのメーカーと違い1年中安定して買えるとかならまだ戦える気もするが、1年で消えるのでは…。是非踏ん張って欲しい。
販売終了しているはずのモデルが検索で直リンクできてしまうって、通販サイトだったら致命的だけど大丈夫でしょうか。2012年の旧モデルソヴェール。
自転車的には説明がかなり雑になった新ソヴェール。スペックシートなし。この情報でロードバイクを買う気にならないんじゃないかという気が。 2014年スペックアップモデル。