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公文書

'13.7.27  bicycle 

週末の修理
 週末毎に50kmというのが私の自転車走行のささやかな目標値で、これは私の走行時間にして2時間弱なのでそう大変な目標でもない。にも関わらずこのところ達成されない事が多い。天気のせいと言えなくもない。そういう時期でも割に外を走るのだが、休みの日は昼間から呑んでいる事も多いからだろう。

 土曜日のテニス教室送迎があるから自転車自体には乗っている。乗っていてそれなり不調な所も出て来ていたりする。

 RC20はどうも前輪のフレが大きくなっている様だ。今のところ深刻なシミーには出会していないが、高速のフラットな下りは危ない。フレ取りは面倒だな…。

 JEDIはここ暫く足元から異音が出る様になっていた。力をそれ程掛けなくてもクランクが特定の角度になったら「ジャッ」と音がする。ということはチェーンやギア周りではなく、クランク〜BB。ま、安いBBだからそろそろ交換しても良いかと考えていた。

 そしたら、先週末にチェーンが前で外れてフレームとの間に挟まりロック。ディレーラー部が曲がってしまった。繊細な軽量素材だったらアルテの様に本体が歪んでたのかも知れないが、丈夫な8速SORAなので取り付け部分のズレとハンガー等が少し曲がっただけで済んだらしい。だがチェーンを戻してもクランクを回せず走行不能。なんとチェーンが切れかかっていた。それもミッシングリンクの部分ではなく、繋ぎでもなんでもない本体のコマ部分であった。スポーツ自転車の耐久性ってこんなものか?


プーリーのアームが曲がっている(赤いラインが正しい)。鉄ブロックの上で叩き伸ばさねばならないので、夜には出来ない。しかし、まあこんなものか。

と思ったが、このパーツ、何か角度おかしいだろ。

万力とペンチで直角に修正。軽く書いてるが結構面倒。

その他の修理。風呂場の窓のノブが折れた。エボキシ系で固定してリューターでクロス状の穴を開けボルトを通した。

暇そうなテラスの2台。メンテするにもこの時期、蚊が多くて骨が折れる。

接続用コマでなく、後繋ぎ箇所でもないコマがぶっち切れている。8S用コネクティングピンなんて予備あったか?


 何かと言うと年中何かの修理をしている私だが、別に修理が楽しくて仕方がない訳ではない。むしろ当然面倒くさい。

 ところで、故障は面倒で厭だなと思っていたら、妹が自転車通勤中に他の自転車に追突され、怪我こそなかったもののホイルとFフォーク交換なる大修理となっていた。事故は遥かに面倒で厭だな。勤務先近くの馴染みの自転車屋に持ち込んだそうだ。どんな明細だろうか(W
 

RC20の記録 何だこの記録。ただ走ってるだけかよ(W
7/14 立川辺り。帰着後大雨。 走行時間77.63min/走行距離30.41km/平均速度23.5km/h
7/15 二子玉辺り 走行時間109.21min/走行距離43.10km/平均速度23.6km/h
現時点の総走行距離は…11,915km '07年3月から5年5ヶ月でこれか。


'13.6.14  bicycle 

自転車等返還通知書
 会社に私個人宛の郵便物が中野区役所から届いた。葉書サイズの窓付き茶封筒に自転車対策担当とある。見るからに厭な感じのする郵便物である。

 中の印刷物には「自転車等返還通知書」とあり、自転車を撤去・保管しているから5千円持って取りに来る様にと書かれている。身には何の覚えも無いが、思い当たることはある。過去に会社の住所で防犯登録した自転車がある。5年間、仕事用自転車として活用していたパチダホンだ。3年前の冬に酒場(BBL)の顔見知り客ズッキー君に譲った。確か中野区に住んでいたはずだ。

 譲った当時、彼は居酒屋に勤めていた。夜乗るのに防犯登録がないと面倒なことになるので付けたままにして、名義変更のための書類(防犯登録の控え+譲渡証明書)まで作って渡していたのだが、手続きを何もしなかったらしい。困ったものだな。

 尤もこのままではこちらが困ったことになるだろう。何せ名義は私で、登録住所は勤務先のままである。通知書には「所定の保管期間を過ぎても引き取らない場合は、法令の定める所により処分します」とあるが、単に自転車を処分するのか、所有者に処分があるのか、どちらとも取れる。おまけに別紙まで添付して、撤去前の日付で警察に盗難届でも出していない限りは撤去手数料の免除はない事を謳っている。名義変更のための書類を作ったと言っても公の物ではないし(公の書式はない)、割印押して控えを持っているとかではないから売却の証拠にはならんしなぁ。

 結局は役所に電話をして、数年前に譲渡済みで相手とは今は連絡は取れない(実際に連絡先は知らない)という事を分かって貰い、通知書は取り消しとなった。下手したら5千円取られて中野までボロ自転車引き取りなんて目に遭うところだった。譲渡時は防犯登録ステッカーは剥がしてしまうのがベターと実感した。


レッドカード、キター!?


何とも胃の痛くなる内容(拡大あり)。


遺影…
※購入の証明さえあれば前オーナーの防犯登録ステッカー・控え・譲渡証明はなくても原則防犯登録は出来るが、私宛の領収書しかなかったのでこの様な書類を揃えた次第。

2010/11/09 さらばパチダホン


'13.6.1  随筆  bicycle 

 小平市がニュースの類で話題になる事はあまりないが、先週は至る所で目にした。例の住民投票である。正式には「東京都の小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線計画について住民の意思を問う住民投票」。50年前の道路計画の実行により雑木林が失われるという市民団体を中心にした訴えにより行われる事になったものだ。

 この住民投票で問われたのは「計画の見直しは必要なし」or「市民参加で見直す」であり、計画そのものの実行/中止ではない。住民投票の必要を訴えたのが中止派の市民団体だから、あたかも住民投票で計画を中止させようという雰囲気を醸していたが、そもそもそういう選択肢にはなっていない。

 私が問題だと考えたのは「内容が本当に今日的な仕様になっているのか」という事と、「投票実施の決定後に、市が投票率5割未満なら開票自体しないとした」この2点。前者に関しては、自転車道の設定がおかしい。歩道を走らせる仕様であり今日的には疑問に思う。後者は、そもそもが3割台の投票率で三選した市長が言う事ではないだろう。

 私は小平市民としてこの道路は必要だと思うし、大体、市内には何の益にもならず潰される雑木林なぞごまんとあり、件の雑木林がそれらと決定的に違う様には考えられなかった。実際のところ雑木林は当初市民団体が訴えていた原生的な雑木林などではなく、道路用地として買収後に遊閑地の穴埋め的に木を植えた場所だということが後に分かった。

 有権者数145,024人中、投票者総数は51,010人。投票率35.17%であった。市のサイトには「投票率が50%に満たなかったため、開票は行いません」という文言が掲示された。

 投票用紙は90日後には処分される。市民団体の代表は情報開示を求めると発言していたが、私にはそれはあまり意味のある事と思えない。ただ、有効無効を別として意思を問うておきながら聞かない行政には不信感が募る。

期日前投票に行った出張所にて。

別の道の話だが、小平市内にある車道上の自転車通行エリア表示。これに青い下地が敷かれる箇所もある。丁度タイヤが通る部分のため交通量が多い所はすぐに擦れてしまう。

これまた別の道の話で、多摩湖自転車道。小平〜八坂間の工事も終わったと思ったら、多摩湖近くのここが突如補修されていた。車道との間に妙な段差があり走りづらかったので助かる。だけどこの穴は何?

住民投票 投票結果・開票について(小平市公式HP)
小平3・2・8号線とは(東京都建設局)


RC20の記録 5/26 風強かったな。前輪にフレあり。ちょっと危なかった。
走行時間118.32min/走行距離48.8km/平均速度24.7km/h/総走行距離11551km

'13.5.18  bicycle 

気に入らないクロスバイク

 勤務先の最寄り駅近い歩道に、いつも白いクロスバイクが停められていた。ここ暫く見掛けないし、代わりの物らしい自転車もないので、持ち主はこの界隈に通わなくなったらしい。気にしてはいても何も好ましく思って見ていた訳ではなく、いなくなってくれて清々しているのである。

 クロスバイクと言っても自転車趣味の人が好んで乗る様な物ではなく、ホームセンターで売られている様なタイプである。その事は別としても、全体に無神経な印象を受けた。どうでも良い様な乗り方がされている物に見受けられたからだ。乗り降りで付く靴の跡やいろんな汚れと傷でボロボロになっている上に、当然の様に錆だらけで、サドルは所々裂けており、グリップは半分もげて、変速機は割れて中のワイヤーが丸見えだった。

 停め方も非常に無神経で、流量が多い歩道の幅が狭くなっている場所にそれも必ず歩道側に傾けて停められていた。普通の神経があれば逆の車道側に寄せて停めるだろう。そのせいで、大きな荷物を抱えたり、人とすれ違う人はよくハンドルにぶつかっていた。私も機嫌の悪い時もとい時間のある時は脇の街路樹に立て掛け直した。そういう人が多いのか、時には少し先の植え込みに突っ込まれている時もあり、そんなこんなも加わりボロボロになっていたのだろう。

 大体、汚いままにされているクルマは運転もどこかおざなりである。自転車も同様。乗り回して汚いというのと、扱いの無神経さが表に出ているというのは違う。件のクロスバイクは明らかに後者だった。

 その場所の脇のゴミ捨て場は、いつも捨て方警告シールの貼られたゴミが転がっており、内容からすぐ横の中華料理屋の物と推測される。となれば、あのクロスバイクも従業員の物だったんじゃなかろうかと考えてしまう。これは偏見ではなくて推理である。そんな店で食事をしようなんて思わないよな。


読書 三島由紀夫「三島由紀夫レター教室」ちくま文庫

全て手紙のやりとりで物語が進行する。暫く絶版だったそうだ。三島にしては珍しい作品、などと嘯ける資格に私はない。何せ三島由紀夫をちゃんと読んだ事などないからである。尤もそうでなくてもこういう構成の作品はそうはないだろうし、そういう構成に関係なく興味深い小説である。二十代から四十代の男女の様々な感情と事情が交錯する。登場人物のネーミング(氷ママ子とか山トビ夫とか)や話し言葉に感じる時代が鼻につかなければ、内容は現代にも通じる。というか、男女の事に時代は関係ない。

 



'13.5.3  bicycle

東京駅前の駐輪

 東京駅には得意先があるので頻繁に行く。日に何往復かすることもある。勤務先は隣の神田なので、時々自転車で行ったりもする。

 その東京駅周辺で最近問題になっているのが、周辺の放置自転車である。別に上段から社会問題を斬ろうとかいうのではない。私自身が困っているし、実のところ加担もしてしまっていた。

 実は東京都全体では駅前の放置自転車は減少傾向にあり、この10年で1/4にまで減っているという。ところが東京駅では逆に増えていて、平成23年度は都内ワースト2だそうである。この辺は自転車ジャーナリスト疋田智氏の記事に詳しい。原因としては、勤務地/通過点でしかなかった東京駅周辺が、三菱地所・JRを中心にした再開発で滞留に足る街となって来ている事と、そして疋田氏が挙げる様に自転車通勤者の増加が大きいだろう。加えて何よりとにかく駐輪場がない。これだけ人の流量があるというのに、全然ないのである。オフィス街は自転車で来る前提で出来ていない。

 放置自転車問題は規制や撤去では解決せず、有効なのは動線整理と駐輪場設置であると同氏は書いており、私もその通りだと思う。地価の高い丸の内/八重洲地区では省スペースで展開できる機械式駐輪場の設置や、巨大な地下駐車場の有閑スペースの活用が有効というアイデアも披露されている。

 確かに八重洲側には広大な地下駐車場がある。しかしここを運営する八重洲地下街は、大丸とヤンマー資本で、一方周辺を主に開発しているのは近接するJR系デベロッパーと三井不動産グループである。単体では利が薄いので手を付けないだろうなと穿った見方をしてしまう。

 ところが先日、いつの間にか鍛冶橋交差点近くのガード下に簡易な有料駐輪場が出来ているのに気付いた。天井のある遊閑地がこんなところにあった。場所からしてJRの東日本と東海両所有地を跨いでおり、そういうのも珍しいと思った。

 まだ何かできる事はあるだろう。

在りし日の路駐。後に年式色違いとストライダ(撮影時。駐輪は間に斜めに入れた)。

高さ3.8mの屋根の下に78台を東京駅側78台、有楽町側56台の計134台を収容。

鍛冶橋高架下自転車駐車場。千代田区環境安全部による設置。最初2時間無料で、24時間毎に100円!。その後10時間まで100円、以後5時間毎に100円('14年4月の改訂)。これからここに停めよう。


前輪だけを止めるタイプ。簡便だし、枠があるから細いタイヤでも大丈夫。
cf)グーサイクル 自転車ツーキニストでいこう!疋田智の連載えっせい(第46回) 東京駅前の放置自転車について 
RC20の記録 4/29 久々の荒川。工事区間は随分と短くなっていた。
走行時間192.43min/走行距離75.44km/平均速度23.4km/h
('14.3.29追記)この記事、「東京駅 駐輪場」などでいまでも検索に掛かるので、内容を多少アップデートした。