'12.11.17 bicycle
'12.11.11 bicycle
七階を撤去しようとする市と市民の戦い「七階闘争」とか、その名の通り廃墟を造る「廃墟建築士」など、この人の作品は荒唐無稽な設定で現実をアレンジして描いている様でいて、実のところ描いているのは本質的な部分なので、怖いくらいにリアルに感じてしまう。
何度目かの再読のはずだが、この本を読んだのは随分前の様で、ストーリーは覚えているのに読後感を忘れているとか、その逆とか。不思議なものだな。
女性のお洒落は、基本的に異性への媚びではなく同性への牽制であるので、家庭に入ることでその意識が薄れる人は多い。しかしいつまでも同性を牽制対象として意識しなければならない社会になってきたから、40でも50でもオンナであることを維持意識しようとする女性が増えているのだろう。なぜにこの本を? というのはそういうことを最近考えていたから。ちなみにこの種の本は取材量が多くサンプルが多数だと両刃の刃で散漫になりがちだが、筆者の主張がしっかりしているため、意外に全体の主張がはっきりしていた。
…今週の読書、貯まり過ぎだよ。
'12.10.24 bicycle
暫く乗らず、例によってスラックスのハンガーと化していた旧車レオパード。土曜日午前中に整備をして、午後走ることにした。 エアは半分以上抜けていたし、チェーンの汚れも気になる。つい先日RC20のチェーン洗浄をしたばかりで道具が出しっ放しになっているのをこれ幸いと、そこから手を付けることにした。 まずはチェーン切りだが、最近のスポーツ車はピンを抜いて再び繋ぐときは専用のピンを用いるが、この当時の物は途中まで抜いて外し、またそのピンを締め直す。 いつも自分でやっているとは言え素人整備は素人整備。常に「これで良いのかな、これでもつのかな」とおっかなびっくりである。ママチャリ用のチェーン切りなんか使うからだという気もするが。 おっかなびっくりと言えば、走りに出た時に近所の道がちょっと怖かった。少し広めの二車線道路だが、街路樹がカリンで、大きな実がたわわに実り、路上にも沢山落ちているのだ。クルマでもハンドルを取られる。自転車ならあっさり落車するだろう。場所は新小金井街道を北上し、東久留米市内の下里二丁目交差点辺りから押出し橋のY字路までの1km程。以前からカリンの実落下を注意喚起する看板が気になっていたが、まさかこんなになるとは。 直径5〜10cmもある実を付ける木なんて車道沿いの街路樹に向いていないと思うがどうなんだ東久留米市!? と思ったが、件の看板に「東京都北多摩北部建設事務所」(多摩川CRと同じ)とあるので都の管轄だった。まあ新小金井街道は都道だから当然か。 抗議じゃないがどんな経緯で植えてるのかくらい訊いてみようと思ったところ、しっかり説明のプレートがあった。曰く「地元の要望により」。…。沿道の小学校の生徒が「愛護活動」しているそうだが、当然車道に落ちてる実を拾わせる訳にはいかない。あれはどうしてるんだろう。 地元の要望なんてそのまんま聞くもんじゃなかろうと思ってしまう。 表題がふざけ過ぎとご指摘の方、ごめんなさい。最後の画像のキャプションは「累々と横たわるカリンをよけて土を掘り起こすと、その下には何百というカリンの種が埋められていた!」にする予定でした。
綺麗過ぎるチェーン 街路樹のシルエットが個性的 注意書きも個性的 植え込みも個性的な事態に
'12.10.10 bicycle 随筆
灯油缶を買いに行った。普通の灯油缶はポリエチレン製で18Lか20Lの物しかない。一方、小容量で且つガソリンスタンドでも給油して貰えそうな燃料携行缶は、5Lでその5倍くらいの価格である。ちなみに、うちには灯油を使う暖房器具はない。自転車のチェーン洗浄のために買いたいのだ。 結局安物のパーツクリーナーの方が苦労して灯油缶買って灯油買うよりお手軽で、しかもすぐ気化するから始末も要らなくて楽だという結論に至る。帰宅後1Lペットボトルにすっかりドロドロになったチェーンを入れて、缶が冷えるくらいパーツクリーナーを吹きガシャガシャと振ると、あっさり綺麗になった。毎月やる訳じゃないし(え?)これで良いや。 その様にして整備をした翌朝は、オチを付ける様に雨。仕方がないので昼から呑んでいた。呑み始めてから自分が3本ローラー持ってることを思い出した。 明けて晴れ上がった祝日は、“さすがに”走りに出ることに。久々の境川へ。丁度昼時を跨ぐので外で食べることになるため、コース近く町田市内にある油そば専門店に挑戦した。尤も不摂生2連休後に久しぶりの長距離である。町田までの30km程度で大量の麺を掻き込む元気は失せており、すっかり「小」でいいやという気分になっていた。 町田唯一の油そば専門店ヌードル・スパンキーは町田街道沿いにあり、小隊員の実家のすぐ近くだった。店は非常に狭い。カレー油そばとかそういうのもあるが、それは置いといて普通の油そばをと思うと、油そばと油そばスタンダードの2本立てだった。前者はまぜそば風なので後者にした。味の方は…普通に油そば。いつぞやの話ではないが、油そばは凝ると違う物になるし、そうでなければ結局同じところに落ち着いてしまう食べ物である。そこがつまらないとも言えるし、そこが良いとも言える。 50km地点で折り返し。もう少し食べるべきだったか、帰路はややへばり脚が痙りかけた。
ピカピカのはずなんだが、傷だらけであまり光らない(苦笑)。 店内は狭いが、いろんなグッズで楽しげに飾られていて、この手の店にありがちな小汚さや妙な威圧感はないのが○。 油そばスタンダード(小)580円。やはり少ない(笑)。並/大は680円。ベビースターやかつお節などトッピングたっぷりの油そばの方は+100円。
いつぶりだかの再読。「海峡の南」を読んでなんとなく連想ゲームの様に(苦笑) それにしても、こういう話だったかな。読了前に新しい本買ってしまったのでそっちに移るかも。