bicycle
公文書

'11.8.17  bicycle 

盆休み

 私は仕事柄決まった盆休みはあまりなかった。前の会社は印刷工場もあったので、その部署に合わせることもあったが、基本的に得意先が商業施設であることが多く、先方が休んでいないので休めなかったりする。

 そんな話はともかく、月曜に休みを取って3連休だった。この夏はあと1回そんな休み方をして終わりかな。

 土曜は、前日からの家人不在を良いことに朝帰り。その上昼からビール。正月か。仏壇が綺麗になっていたので、それに見合う様に居間を片付ける。夕方になってからやっと綺麗な仏壇の理由が判った。「お迎え」だった。家人は大分遅くなりそうだったので母と2人で迎え火を焚く。

 日曜には珍しくロングライドのお誘いがあったが、妻のテニスがあり子供達の朝食などのため残念ながら辞退。ところがテニスは盆休みだと。走りに出ようかとRC20をテラスへ担ぎ出すと、水が出た。豪雨中走行後の水抜きが不十分で、フレーム内に水が残っていたのだ。よく見ると錆の出ている部分もある。これでロングはいずれにしても無理だったな。という訳で、また昼から呑みながら整備。

 午後は、記事が上がっていながら半月ほど放ったらかしにしていたコンテンツのために撮影。照明のちゃんとしたセットが必要だな。いつも思うんだけど。

 さて最終日の月曜だが、なんとまたも家人は留守。RC20も整備済みだし走りに行くことにする。続けての不摂生で境川は不安だったので、所沢へ墓参りでもと殊勝な事を考える。せめて出先の昼食を摂る所くらい決めておこうと珍しく調べたのだが、適当な店がない。道もあまり走って楽しい道ではないので止めにして、境川CRを50km折り返しで走ることにした。

 帰宅。夕食前に母が線香に火を着けながら「まだこっちにいるからね」。「あ、じゃあ墓行っても留守か。意味なかったんだ」。

 冴えない連休だったな。


たなびく「うどん・そば」のノボリに釣られて2回目のシャッター街そば屋。…やっぱ紹介する程じゃないや。300円なりの物。というか、茹でないでサクッと出て来る冷やしうどんってどうやって出してるのよ?


平日と言っても盆休み中。親子連れで一杯だった飯田牧場。そういう絵にはなってないけど。

RC20の記録 飯田牧場行って帰ってきただけみたいなもの。一国まで行かないと100kmにはならない。
走行時間4h4m12s/走行距離94.74km/平均速度23.4km/h/総走行距離8522.7km

仕事の調べ物のついでに、トップページにブログの更新を自動で表示できるようにした。試しにやっているので、仕様はコロコロ変わるやも。


'11.8.11  bicycle 

いろいろ締めていこう

 先日、母のVWポロを点検のためにディーラーに持っていった。幾つかの足回りの異音が気になったためだ。結果、左前だけキャリパーの戻りが悪く引き摺り気味で方減りしていたのだそうだ。掃除と調整で音は出なくなったが、11月の車検時には交換だろう。

 機械弄りは好きだが、クルマはすっかり弄らなくなってしまっていた。まあ弄っていたとしても、ホイールを外してクリーナーを掛けたかというと、それはちょっと分からない。

 クルマはともかく、自転車のブレーキ整備くらいはする。いや、していたはずだが、妹が通勤用に使っていたグッタのFブレーキは弄ったことがなかった。掛かりが悪くなったとは言っていたが、休みが一緒になることがほとんどないためそのままにしてしまっていた。機械式ディスクブレーキなのだが、金属音ぽい音がしたのでパッドが無くなってしまったかと思っていた。

 妹が通勤車を乗り替えたためにそのグッタが退役した。暫くはこれでも弄るかねと、まずはブレーキに手を付けた。マニュアルを読みバラすと、なんのことはない単にパッドの調整をしていないために、減った分ローターに届かなくなっていただけで、まだ充分残っていた。調整すると「ギュッ」としっかり効いた。逆に、繰り出さないと届かなくなる物なのかと実感する。

 まあしかし他は満身創痍である。前後タイヤは最近替えていたが、ケーブル類もそろそろ交換だろう。Rブレーキのケーブルはフレーム内に刺さる部分でケーシングが折れている。サドルは破れているしグリップはボロボロでベタベタだ。レボシフトの方のグリップも替えたい。これは整備しがいがあるかもしれない。やれやれ。

 整備と言えば、新車マークローザも50kmばかりでそろそろワイヤーの初期伸びが出ているらしい。トップでチェーンが外れそうになるそうだ。こればかりはターニーだろうがデュラだろうが同じである。

 暫くはあまりお金を使わず遊べそうである。


この時期の整備に欠かせないのは…蚊取り線香(左手前)。

一回りしたサイコンは12179.9kmを表示。

手前(内側だけど部品名ではOUT)は固定なので、締めていかないと届かなくなる。


'11.8.7  bicycle 

ふられた

 「ふられた」と言っても色恋の話ではなく。誰もそんなちゃちなミスリードに乗ってはくれないな。言うまでもなく週末の豪雨にやられてしまった。

 このところ週末は、とにかくそれなりに長く走ることにしていた。しかし見たり食べたりを目的に出来ない私は「とりあえず100km」という、いい加減な運動部の練習目標みたいのを掲げて走るのだった。

 最近分かったのは、自分が補給無しで走れるのは60kmまでということ。それを越えると何かしらの不調に陥り帰路が危うくなる。そこでいつも走る経路上の適当な食い物屋を目標というか通過ポイントに設定して走ることにした。大袈裟に書くことか? しかしそういうことをいちいち考えるとむしろ回らなくなるのが世の常。この週末は全くその通りになってしまった。

 「南林間のマルスで昼を摂って、境川CRに入り江ノ島で折り返して飯田牧場」と、決めていたのだが、暑い中を黙々と走り続けたせいか、マルスに着いた頃にはちょっと気持ちが悪くなっていた。これであの量は食べられないだろう。結局あろうことか1/6位残してしまった。さすがに写メなんか撮れないよ。

 まあ仕方ない。無理して食ってもこの陽気では走り続けられまい…と考えながら店を出ると一転曇天。なんだこれ。相鉄本線の狭いガードを越えた辺りで午後だというのに運動会の開始合図…の訳はなくて雷鳴。そこから引き返して東名の下を潜る前には数分間隔での落雷の下、土砂降りの田んぼの真ん中をカーボンフレームの自転車で走るというスリリングな状況に陥っていた。

 そこから豪雨の中を爆走(うそ。恐々走る)。部分的に道路が川になっていた。幅23mmのスリックタイヤで走る場所じゃないだろ。ところが町田リス園前の山越えでは降った形跡すらなかった。

 帰宅。洗車。飲酒。有意義な週末であった様ななかった様な。ちなみに土曜日はウッドデッキを塗装していた。「さ〜て来週の小隊長さんは?」


プッシュスイッチでモードの変わるこいつらは、共に浸水でいかれて点きっ放しになった。自転車用ライトなのに防水じゃなかったんだっけ?

RC20の記録 帰路は豪雨の中をそろそろ走ったつもりなのだが。
走行時間3h17m19s/走行距離77.17km/平均速度23.4km/h/総走行距離8424.4km


'11.7.30  bicycle 

高級ママチャリ

 妹が自転車を買い換えると言い出した。家から7kmの勤務先に、雨の日でもほぼ毎日自転車で通っている。今まで乗っていたのは本欄にもたまに出て来るパール金属のグッタ。内装4段20'の小径車である。'07年の3月に納車されており、この4年ちょっとの間に約12,000キロ走っていた。これがBB周りの不調に重ねて様々な消耗パーツの寿命も来ていた。それらを交換して乗り続けるより新しいのにしたいと言うが、選ぶのが面倒だからホームセンターで買うなどと言い出したのである。そういえばグッタも、当時JEDIにはまっていた私が貸した小径車ムック本からさっと選んだ物だった。

 それなら「あさひ」へ行って選べば良いのにと言ったがピンと来ないらしい。自転車で10分程度の場所に2軒もあるのに。試しにサイトを見てみると実店舗以上に豊富で、しかも安い。しかし近くの店舗で受け取れる訳ではなく普通の通販である。整備は実店舗でという事だが、それは他所で買った物でも同じ様だし、古い自転車の引き取りは新車購入と関係なく有料とある。それならルイガモやレオパードで世話になった近所のSサイクルで買った方が良いのではないか。不調でも押して行ける。まあその前に私が弄るだろうが。

 段差の乗り越え能力や走行安定性などへの不満があるらしいので小径車はもうやめたいらしい。片道7kmだとスポーツ車でなければと言うほどの距離ではない。Sサイクルはブリヂストンの店なので、オルディナ辺りが格好良いなと思ったが予算オーバー。予算は3万円くらいというので、高級ママチャリで良いのではないかと考えた。

 結局マークローザという26'アルミ製スタッガードフレーム車に即決。ハブダイナモ+自動点灯ライトやらリングキーやら一通り付いて16kgなら上出来だろう(まず重さか?)。外装6段が旧型ターニーなのが気に入らないが、あまり気にするポイントではない模様。当たり前か。



テラスで自転車を弄っていて見つけた枝垂れ梅で今年初の蝉の抜け殻。


ターニー採用ってコストダウンのためだよな? 内装3段だとまんまママチャリだし、内装8段だと価格帯変わるし。


グリップシフターの作動が既存品と逆!! 手前に回してシフトダウンなのはなぜ? サイコンは兄からの贈り物。自分が整備する目安のためなのは内緒。

ブリヂストン マークローザスタッガード 希望小売価格37,800円 車体同色の自動点灯ライトがチャーミング。


'11.7.21  bicycle

1杯目のビール
 この季節は退社の時間が近付くと、多少喉が渇いていても1杯目のビールのためにお茶やコーヒーを我慢するという事がある。乾き気味の喉に流し込むビールというのは格別であるからだ。さすがに定時に向けて秒針を目で追うなんてことはないが、終わりの算段が付くと後は概ねビールの事を考えながら仕事をしていたりする。

 1杯目のビールというと、私の場合は自転車での長距離ライドの帰路もその事ばかり考えている。いや、折り返す前から、もうその事で頭が一杯だという気もする。大抵の場合、私の長距離ライドでの目的地というのは単なる折り返しポイントであって、そこに着く事自体に達成感はあまりない。だから休憩時間も足りなくなりがちな訳だが。

 仕事の時と違うのは、1杯目のビールのために水分を摂るのを控えたりはしないという事か。当たり前である。そんなことをしたら下手をすると帰り着けなくなる。帰路ボトルが全くの空にはならない様にしているので、帰着時ドリンクなり水なりは残っているが、ビールの栓を開ける直前でも取り敢えず飲む。運動して乾いている身体にいきなりビールというのは、さすがの私もちょっとなと思う次第である。

 そもそも運動後のビールは水分補給どころか身体に悪いそうである。利尿作用より、むしろアルコールにより体内の水分配分が変わり細胞内の水分が減る事の方が問題をもたらすそうだ。だから運動後で極端に体内の水分が減っている時のビール大量摂取は好ましくないそうだ。まあ何にせよ大量摂取は好ましくないと誰でも言うだろうが。

 そう言えばこの数年、夏が近付くと熱中症予防のための水分補給を訴えるメディアを多く見掛ける。運動の際もとにかく飲んどけと言う。昔は逆のことを言っていたそうだが、私はその時代を知らない。何にしてもずっと文化部だから言われる機会がなかった。今更水分補給を気にしているのは、今更スポーツを始めたからである。

読書 平 安寿子「こっちへお入り」祥伝社文庫

「33際独身OL、鋭意修行中! 〜落語は、不器用なオトナのための指南書」と帯にある。また平お得意のエンターテイメント逆性差別かと身構えたがなかなかに面白い。ところで私にはこの主人公同様iPodに落語を入れて持ち歩く女性の知人がいるが、それもまた良いのかなぁと思ったり。いや、自分はやるとなったらのめり込む質なので、下手に手を付けないでおこう(笑)。


'11.7.19  bicycle  myhome 

無香料
 化粧品の無香料ブームというのは、今はもう終わっているのだろうか。いや、今でも「無香料」を大きく謳う製品は多い。化粧品の香料というのは、勿論製品の個性を打ち出すために付けられているのが主であるけれど、素材自体の不快な匂いである油臭さや刺激臭をマスキングする役割もあるのだそうで。それが抑えられた素材の開発やら採用やらで無香料は実現したのだそうだ。

 しかし、こと男性化粧品に関しては、そもそも勘違いの香料の選択がスタンダードとなってしまっていたのを否定するという意味合いが強かったのではないか。市場の狭い製品は洗練されないという原理から、女性用に較べて男性用化粧品は遙かに遅れた製品だと言える。だから先行している市場の原理をそのまま導入して、およそ日本人男性に合わない様な香りの製品を主軸に据えたのが昔の日本で、その反動としての無香料ブームはあるべくしてあったのではないか。

 とはいえ実際の所、無臭の化粧品には体臭に対してのマスキング効果がないために(消臭成分含有はまた別の話として)、無臭の整髪料を使っていると、夏場は自分の頭皮の匂いが気になるのだとつい最近気付いた始末。フレグランスは頭に振り掛けられないものなぁ。

 何の話かというと、自転車の話で、当たり前のことなのだけど、長く走って帰ってくると匂ってしまう。コロンを振るのは逆効果だし、制汗剤かなぁ。でも好きな香りがないんだよなぁ。先日ボトルの色だけでライムグリーンのシーブリーズを買ったら、明らかにオンナノコの匂い(というかガムみたいな匂い)なので娘にやった。

 女の子には無香料ってないのだろうなぁ。向かいの大学の体育会女子寮ですら、生徒が出て来るのは匂いで判るしな(何を感知してるのだか)。

 スポーツマン向けのコロンがあるにしても、まあそれも自分には合いそうもない次第で。

画像の方は[myhome]ネタ。フェンスがゲゲゲな件。

妹の勤務先の在庫。お馴染みアイリスオーヤマのルーバーラティス。

ともあれステイン系を上塗りしないことには。これが手間。

艶まで違う…。ちなみにブロックもケルヒャーで洗浄した。

RC20の記録 藤沢の国道一号。いつもの1割減で走ろうという意図通りの結果…になってなかった。
走行時間4h26m56s/走行距離105.53km/平均速度23.7km/h/総走行距離8285.8km
 
読書 藤代冥砂「誰も死なない恋愛小説」祥伝社文庫

タイトル買いで読了ならず。「稀代の写真家・藤代冥砂が、奔放で美しい11の女性達を描いた」云々の説明に「あぁ」となっていたのは事実。だってねぇ。ところが驚いたのが、この方なんと自分と同世代の男性なのだった。えぇー。そうなんですか、そうですか。


'11.6.25  随筆  bicycle 

血とジェラートの週末
 先々週末から先週末にかけては、血を見ることが多かった気がする。

 なぜだか立て続けに鼻血が出た。止まったかと思えど、ちょっと触るとまた出る。何だったんだろう。「口の中で鉄の味がしたら風下に逃げろ」というのが某所で流行っていたが、風下どっちだ。そんな冗談ばかり言ってるからU嬢に睨まれちゃうんだろうな(笑)。

 さらに、髭剃りのメーカーを変えたら相性悪くてすぐに切ってしまう。暫く髭剃りはジレットの2枚刃(アクタスプラス)を使っていた。替え刃がなくなったタイミングで使い始めた、試供品の電気仕掛けで震える5枚刃(フュージョン)が酷くて、あっさり漏電トラブルでいつの間にかスイッチが入っているという酷い状態に。直せず(分解できないので修理も出来ない)、嫌気が差してフェザーの3枚刃(MR3ネオ)に変えた。ところがこれが相性が悪い。剃れない上に何度も刃を当てると余計なところが切れる。仕方ないのでジレットの電動じゃないやつを調べようとメーカーサイトにアクセスすると…Flashが最新バージョンでないことを遠回しに警告するアニメーションが延々。お前はニコ動か。大体さ、ジレットのホルダーってなんでこんなにデザイン野暮ったいんだ。

 そんな気分で迎えた週末は、天気が何とかなりそうなので久しぶりに走りにと思っていたら、もんちゃんとお留守番ということに。ダメモトで小金井公園にアイス食べに行こうと誘ったら珍しく乗り気になった。着くなりダ・ルチアーノのジェラートのレモンをダブルで頼んだが、案の定1コは私が食べる羽目に。何なのよ。

 ところが自分でそれを忘れていたのか、翌日曜に目的地を決めず出たリハビリライドで、結局境川CRの飯田牧場へ行き、やはりダブルで…。

 しょうもないことを繰り返す週だった様で。今週はいい1週間となりますように。


たまたまアイスが食べたかったのか、もんちゃん。シッポTシャツ。

これは私の食べた「ダ・ルチアーノ」のミルク。これに更にシングル1個ってさ。

「飯田牧場」ミルクと抹茶。帰路のエネルギー源だしね。
RC20の記録 飯田牧場 リハビリとか言っといて90キロ超はないでしょう。脚がダルいです。
走行時間3h49m18s/走行距離94.32km/平均速度24.6km/h/総走行距離8136.0km

'11.6.14  myhome  bicycle 

週末の梅雨
 梅雨だから雨が降るのは当然だろう。でも何もわざわざ週末毎に降ることもないだろうにと誰かに文句を言いたくなる様な、またもや雨降りの週末だった。幸い終日ではなかったので多少用事はこなせたが。

 家の用事で一番気になっていたのが梅の木のアブラムシ退治。枝垂れ梅のは発見時点で結構な繁殖で、いくら夕方降りそうだからってまた来週に延期出来る状態ではない。朝から殺虫剤を噴霧して回った。しかも去年は見られなかったカイガラムシまでいる。

 使用するのはオルトラン水和剤。粉状のを水に溶いて使用する。1袋1リッターなので使い易い。顆粒は根から、水和剤を含む液状の物は葉から吸い込まれて作用するそうだが、葉からの方が早いのだかどうだか。いずれにしても1週間後に何も変わらない様なら焼き払う位の事も考えないと。庭が腐海に沈む前に…。冗談ではなく、真面目な話まずいのだ。うちの庭にはこの枝垂れ梅の他に薄紅色の大きな梅と白い小さな梅があるが、枝垂れ梅が駄目になれば、当然他の梅、ひいては近所の他の梅に飛び火してしまうだろう。

 そして他の時間は髪を切りに行ったり、すっかり寝かせていたレオパードで多摩湖へ走りに行ったり(前のまとまった距離の走行記録が昨年の9月!)、そしてもんちゃんの新自転車(お下がり)を仕上げた。

 あまり喜んだりもしないんだろうなと思ったが、取り敢えずシートの高さ調整があるので呼んで座らせる。すっかり小さくなってしまったプーさん号(18型)と違ってしっくりくる様だった。「走ってみようか?」と訊いてみるとサンダルのまま飛び出していった。

 家の周りの2本の私道を1周2周と走り始める。途中から併走して写メを撮り始めると、何か楽しくなったらしく、結局7周くらいした。

 しかし、夕方は雨。殺虫剤や除草剤が流れてしまうかなと庭をぼんやりと眺め、娘2人の姉妹喧嘩にうんざりしながらビールを呑んで過ごす。トーンダウンの週末。

3本の梅に掛ける殺虫剤「オルトラン」と、通りの雑草を一掃する除草剤「グリホキング」。

枝垂れ梅の枝。どうよこれ。

救い出された梅の実。今年4回目の収穫でまだこんなに獲れる。

最後の補充部品1前カゴステー。右が新品なんだけど、直角が出ていない上に、Rが違うせいで左右の高さが違うぞおい!

最後の補充部品2リア反射板。内側からネジ止めなので、こいつのためだけに後輪外すの厭だなと思っていたら、タイヤの空気を抜けばあっさり取り付けられるのだった。

シート高とハンドル高。丁度良い感じ。もんちゃん…大きくなったな。
レオパードの記録 多摩湖 走行時間50.37min/走行距離19.04km/平均速度22.6km/h/総走行距離508.4km

'11.5.31  bicycle 

人類と鉄の歴史


DIY屋での買物。右からグリップとベルに子供車用ブレーキ、反射板、シートカバー。5mmネジ2種とエポキシ接着剤、豚皮手袋は常備用。園芸用ポリシートの使い途は…

 雨続きの週末は宣言通りに自転車弄り。と言ってもRC20のディレーラー調整などではなくて、ガレージ放置の子供車の再生である。

 屋根の下とはいえ風雨吹き込む屋外に2年程放置していたのだから、埃(特に花粉と黄砂)は積み重なり、いろんな虫が巣を作り、ヤワなプラは劣化で崩壊し、そして鉄の部品は錆びている。

 しかしモモチャリ再生の時ほど部品交換はしなくて済みそうではある。外皮のプラが劣化したブレーキレバーと、やはりプラが劣化で破損したベル、そして黴で黒くなったグリップだけの交換という予定だった。

 ところが前カゴのステーの錆が酷い。「人類と鉄の歴史は、錆との戦いの歴史である」とか脳内ナレーションをしながら、ひたすら錆を落とす。初めは#180のスポンジヤスリだったのが、途中から棒ヤスリでガリガリやることになり、これはひと周り全部剥く感じで、錆落としと言うより削り出しである。こんなパーツにこれ以上労力裂く位なら買ってしまった方が良いのではないか。ということで途中で挫折した。手も痛くなったし。

 天候は暖かくはなったが、梅雨である。週末をフルに走れるわけではない。いや、元々そんな走り方はしてないか。いずれにしても、ローラー台もない我が家ではロードはひたすら室内で埃を被り続けることになる。そして晴れた日の朝は、まず洗車から始めねばならない。外の埃とは違い、綿埃が多い。

 カバーでもしていればとは思うが、自転車用のグレーのカバーを掛けてしまったら室内に飾っている意味がないし、そもそも鬱陶しい。そこで思い付いたのが、園芸用の厚手の透明シートを掛けてはどうかいうことだった。DIY屋で2.3m×3mのシートが千円未満。これで2台分になり、丁度居間のRC20とダイニングのレオパードのカバーが出来る。

 特に見た目は美しくもないのだが、まあそれまでのレオパードの様にハンガー代わりにスラックスを掛けられているよりはマシだろう。



ステーもヤスリも錆色!

カゴは洗浄中。このシートカバーはやっぱイマイチだな。塗るしかないのか。

ベールを纏ったRC20。いや、クリーニング帰りって感じか。

本文と関係ないけど、よく晴れた日のボードウォーク。得意先の帰路にちょっと寄り道。配備約半年の走行距離は277km。

'11.5.12  bicycle 

激安品
 先日、林檎屋君が「1万円でロードバイクないですかね」と言うので、さすがにその額は無かろうと返す。曰く運動のために欲しいが、その位で買えば道具偏愛癖があっても“アップグレード・スパイラル”に陥る気にもならないだろうからとか。いやいや、なるって。どっちにしても。知り合いで廃棄するなんて人でもいれば別だが、そういう時は大概パーツは外すしな。

 ところがネットオークションを調べると近い物はないでもない。ロードバイク風で未使用中古のくせに即決1.6万とか。危ねぇ危ねぇ。どんな作りだよ。画像でも充分怪しいが、現物見たら腰抜かすだろうな。

 あとは何ジャンルでもある100円スタートの中国製。CALLE SERIA(カレ セリア。通称・中華カレー)の新車はアルミフレームにSOLA+ちょっと下の組み合わせで、コンポ自体は悪くない(大概「シマノ使用」というのはターニークラスのことだから)。しかし結局実売3〜4万にはなるらしい。CALLEは、Aleoca(アレオカ)という中国メーカーの欧米輸出用ブランド名だというが、ネット販売のみで実市場ではそれの中古しか見ない。エンド幅が規格通りでないとか作りも危なっかしければ、組み上げも酷いらしい。組み直して良くなる程度なら弄る分には楽しめるだろうけれど、スポーツライドで命預ける気にはならないな。

 「もんちゃんが乗る予定の22型子供車なら余ってるけどね」「それで良い位かも知れないですね(サイズが?)」

 んな訳がない。大体ハイテン鋼の子供車なんて、子供が取り回し出来ると思えないくらい重い。22型というのは当然小径車とは違い、ホイル径が22"なだけでなく完全に子供向けのスケルトンだし。

 最近の私は、まともな新車を買う予定も余裕もなく、せいぜいがその辺に転がっている余り物の錆落としをするくらいの自転車生活である。え? 走れって? そう言えばウェアも古くなってきてるんだよな…。

「ロードバイク/人気の黒/タイヤ28インチ/ギヤ3×7-21段式」で、怪しいBB周り。パテ盛り?

中華カレーもこんな色ならポチってるかも(笑)。実際は黒赤。他に白青と白があるらしい。

読書 三崎亜記「鼓笛隊の襲来」集英社文庫

人の童心を揺り動かすリズムを奏でながら上陸してくる鼓笛隊とか、別人格として生活するために覆面を被る事が法律で保証された世界とか、日常の中に当然の様に填め込まれた不条理によって日常というものを客観的に見る、という様な構造の短編集。読後感は様々。私の様に理屈臭い人は「これは何のメタファーだろう?」と考えてしまいがちだが、そういうのはしない方が良いだろう。



'11.5.6  bicycle 

足許の異音
 三鷹の森の記事で「BBを外していたJEDIを前日に慌てて組み上げた」と書いたが、なぜ外していたかが今回の記事。

 実はここ暫くの間、ペダルを踏み込む度に軋む様な擦れる様な厭な音がしていた。足許の異音と言っても、気にする程にはBBの問題ということは少ないというが、それはある種根拠のない噂話みたいなものだ。実際に妹のグッタは年中BB周りのトラブルを起こしているのだし。まあJEDIは安物とは言えカートリッジ型のBBではあるが。

 ところがBBを外しても、何のガタもなく回転もスムーズなのである。おかしいなぁ。ペダルを踏み込む度に音をたてる部品って他に…あった。メインフレームとリアフレームの接合部かサスペンションである。接合部バラすのは厭だなぁと思いつつ、クランクの付いていない車体を上から押すと、「ギイ」という音がサスから出ていた。大径のアルミフレームに反響してどこが鳴っているのか分かりにくいのだった。

 この'05JEDIをスポーティに乗る気になりきれないのは、この柔らかいサスが大きな理由であった。前々からたまに異音を発することもあったが、しかしこれをまともな物に替えるとなると、2万超の出費になる。こちらはロックしたまま使うくらいのつもりなのにそれはいかにも勿体ない。

 とりあえずオイルダンパーサスの軋み音ってどうやったら消せるんだろ。以前にシリコンオイル注したら余計鳴るようになった。あるいはグリスの方が良いのか? 結論出ず、とりあえず現状ママである。

 この連休、中盤まではあまり自転車弄りをしていない。もんちゃんのくまブーが小さくなったので(そらそうだ。買った時から小さめだったのだ)、丁度2年前にミルがルイガモへ乗り換えて余っている「アサヒ・オレン○号」を整備しようと考えてはいるのだが…。晴れたら走りに出ちゃうだろうなぁ。


元凶のサス。現行JEDIのエラストマーサスの方が軋まないし、固くて走るのに向いているそうな。

記事と関係ないが、長らく故障・放置だったトレロックFC610を交換することにした。

キャットアイCC-VT210W。カラーバリエで緑もあるが、盤面は黒が良いので黒に。ポジションも他所有車と合わせ右に。

「オレン○号」という表記は某物故ミュージシャンの愛車と紛らわしく、また変なのに絡まれたら厭だから(笑)

プラの劣化が激しく、ぽりぽり折れる。半透明パーツは軒並みコレ。

とりあえず整えたJEDI。サス何とかしたい…。
JEDIの記録 多摩湖往復と市内 走行時間68.28min/走行距離22.64km/平均速度19.8km/h/総走行距離22km(総計推定3522km)