bicycle
公文書

'10.12.30  bicycle  随筆 

モモチャリで行く「珍々亭」油そばの旅

 機械や道具の修理などをするのが私は好きで、本欄にも時々修理の話を書き「それは自分でやらないだろう」とコメントをいただいたりする。風呂桶の外板取付金具の補修とか、血圧測定器のパイプ継ぎ手の加工とか。業者を呼んだり買い換えたりするのが普通でも、少し手を動かせば直せる物は身の回りには結構ある。

 言うまでもなく私は倹約のためにしているのではなく、ただ自分でやりたいのである。但し、面倒臭がり屋でもあり前準備などが必要な物には手を付けない。手持ちの工具や補修材料で出来ることだけをする。

 スポーツ自転車乗りでもママチャリを弄る人は少ないそうだが、そういう次第で弄るのである。工具は揃っている。手を掛けると使いたくなるのが心情だが、しかしママチャリで走り回る気にはならない。スポーツ自転車の方が走って楽しい実感があるからか(それが3台あるからでもあるが)。

 ある休日の昼を何か買って来ることになり、4、5キロ先にある武蔵境「珍々亭」の油そばを久しぶりに食べたくなった。かくして、巨大前カゴ付き「モモチャリ」の出番。奇しくも前日に前タイヤパンク点検と前アクスルの玉当たり調整をしていた。

 特にこの1年、本欄にはナポやラーメンの話題が多かった。正直なところ食べ物にはあまり興味が無く(嘘でしょと言われるが)、800字の読み物として何かを書けるとも思っていなかったのだが、記事としてどうだったのだろう。

 今年は混ぜそば/油そばブームだったらしい。私も何軒かで食べた。しかしどれもしっくり来ない。私にとっての油そばは、「珍々亭」の油そば以外にないのだ。しかも近所の大学に通っていた私にとってのそれは部室に届けて貰う出前バージョン。加減お任せの酢ラー油入りこそ懐かしの味なのである。

 ところで油そば最大の難点は、時間が経つと麺同士がくっ付き、油まみれにしても離れなくなってしまうこと。店内でさすがにそれはないが、出前の場合は気を付けないとならない。


モモチャリの定位置。半分野晒し。

でかい前カゴ携えて珍々亭到着。

珍々亭の全景。周りは住宅地と大学で商店街すらないのは20年前と変わらず。

チャーシュー油そば特大(1050円)と並(850円)。既にブロック気味。レギュラーはチャーシュー1枚で並600円。

ほぐす意味で特大を皿に盛ると、浅い皿(但し直径22cm)のためこれ。程良い皿切りのはずが頭切れのカット。

'10.12.23  bicycle 

アルテグラ、ワイヤー切れ

 ここ暫くRC20には乗れていなかった。故障していたのだ。

 11月末は仕事も佳境だったが、気分転換に多摩川近くの空いている所を流して来よう位のつもりで走りに出た。ところが走り出して20分も経たない甲州街道を越える交差点で漕ぎ出しでガクンと重くなり、操作ミスの類ではなく不具合と認識。前の週にワイヤーの調整をしたので、締めが甘くてすっぽ抜けたのだろう。その様に思っていたら、すっぽ抜けているのはディレーラー側でなくSTIレバー側。なんとタイコ近くのワイヤーが切れたのだった。

 それが厄介だという事はネットの整備情報で知っていた。1月の事故で泥を噛んだアルテグラのSTIレバー(ST-6600)の右を分解した際に集めた情報の中に、「タイコ付近でワイヤーが切れる事があり、その場合本体をバラさねばならない」と書かれていた。「経験済みだしドンと来い」ではなく「経験したけどあまりやりたくない」種類のことである。

 巻き上げる部品に若干エッヂの様な物があり、長く使っているとここで切れるのだそうだ。確かにワイヤー類は定期交換が望ましいが、記録によれば前に交換してから3100km。これはどうなんだろうか…。ちなみにモノはジャグワイヤのテフロンコートである。それが駄目なのか?

 切れて巻き上げられたタイコが引っ張り出せないのでバラさねばならないと件の情報では書かれていたのだが、結論から言うとバラさなくてもタイコは取り出せる。前から不思議に思っていたスリットがレバー基部にあるのだが、ここにワイヤー類を差し込めば押し出せるのだった。そのためのスリットだったらしい。

 やっと走れるようになったのも束の間、何か前輪がフレる気がするんだよなぁ。気にし過ぎなのだろうか。レオパードもJEDIも調子は今ひとつ。整備に気を入れねばと思いつつ、買い物でモモチャリに乗ろうとしたら前輪がパンクしていた。何なんだよ。


インナーをひっこ抜くとこんな。

このスロットに端の綺麗なワイヤーを差し込むと、奥に落ち込んでいるタイコに当たる。

取り出せたタイコ。

完治してさて走ろうかという日、もんちゃんの「公園に行く」宣言で市内数カ所の公園をグルグル。でもこれで、プー号の寸法が合わなくなっていることに気付いた。

ワイヤーの通る溝のこの段差を丸ヤスリで滑らかに延ばす。

読書 藤沢 周「オレンジ・アンド・タール」光文社文庫

主人公が高校生というとどうしても「奇跡のようなこと」を思い出してしまい、ちょっと身構えてしまったのだが、時系列ではあれとは異なり最近作である。ところで、解説がお笑い芸人であることに違和感を覚える。文はちゃんとしているし作品との関わりもしっかりあるが、それを認めた上で。いや、まさかそれ「命」との関連? な訳ないか。


'10.11.22  bicycle

つるかめ

 夕方にカットの予約を取る。前夜飲み潰れ、出掛ける予定だった家族の姿は起床の昼時に既になかった。学童父母会市内連絡会は通年最大のイベント2つをこの11月で終え、打ち上げだったのだ。

 少し早めに出ることにして、久しぶりのレオパードを引っ張り出して近隣を走る。記録では最近の走りは2ヶ月前だった。空気圧は指で押して分かるくらいに下がっていた。

 片道4km程度だが、このところ乗っていなかったので若干緊張する。本来気楽に乗っても良い自転車なのだが、自分で組み上げた25年前のクラシックバイクというのがやはり気持ちのどこかに引っ掛かっている。

 小金井公園に入る前辺りに長くフラットな急坂があり、ここで軽いシミーが出た。あれだけ念入りに張りを調整したスポークにまだ問題が? 予約時間もあり取り敢えずペダルを踏み続けるが、暫くすると今度はホイールの回転に伴う異音。何か擦っている様な音がする。スピードの乗る直線だったが身の危険を感じて落とすと、暫くしてホイールが軽くロックした。

 果たして、リムからタイヤが外れ掛けていた。なんだこりゃ? 初めての体験である。タイヤは新品で圧は適正のはずが何が起こったのだろう。タイヤレバーと非常時用とは言えポンプを積んでいて良かった。airboneのミニポンプは口金の付け外しが面倒だけど空気入れ自体は意外にすんなりいけた。

 ところで、長いお付き合いのカット屋だが、私の感化も多少あってかオーナーNさんが自転車を買ったそうだ。50代の自転車デビューはキャノンデールの入門車。普段着でフラペだが、ヘルメットは買ったそうだ。クルマ乗り(アルファスパイダーとかポルシェカブリオレとか)の人だということもあり、走るのは車道。当然の選択か。

 脚の怪我で趣味の登山が今秋出来なかった奥さんが付き合いで走ったところ、これが結構楽しそうだったとか。春にはランデブーか? 羨ましいね。


大光量軍用ヘッドライト(笑)で行ってきます!


ところがこれ。つるかめつるかめ。


救世主。ていうか仏バルブ専用作れ。
今日を「イイフーフの日」とか言って何か書いてる奴。サバゲ用のグラスを掛けて俺の前に黙って立て!

'10.11.9  bicycle 

さらばパチダホン

 勤め先の置き自転車を引退したパチダホンことチャンピーiを、人に譲ることにした。

 4年前に約7千円で買ったキズモノの自転車だから転売云々もないだろうということで、初めは取り敢えず自宅へ持ち帰るつもりだった。持ち帰っても特に用途はなかったが、会社に置きっ放しという訳にもいくまい。神田の勤務先から西武新宿までは自走して、後は袋に入れて西武線の各停で輪行と考えていた。そこへ、BBLで引き取り相手がいるということになったのだった。

 ところで、自転車を人に譲るために必要な物は何だろうか? 譲受人が防犯登録することを前提にすると、対応をする自転車店によるだろうが下記2点があれば問題ないだろう。

 防犯登録の控え もし登録していない場合は販売店の領収書
 譲渡証明書 法定の書式はないので、ネットで探す。中古店のサイトでDLできたりするが、内容は比較吟味のこと。[参考までに私の作った譲渡証明]


 これに譲渡人の身分証明(運転免許のコピーなど)があれば完璧だろう。逆に、領収書があれば他の書類はなくて良い場合もありうる。申請時には譲受人の身分証明が当然必要となる。

 しかし何より必要なのは、他店購入品以外でも快く登録してくれる店だろう。防犯登録はH6年から義務化されたが、販売店側が登録に対応するのは任意だそうだ。そして、いずれにも罰則がない。不安があれば、最寄りの交番で指定登録店を教えて貰うのが確実。交番で紹介されたのに登録やりませんは言いにくいだろうという程度の保障だが。

 以前、千代田区の自転車店「マイロード」での他店購入車の防犯登録拒否を書いたが、あれは受付拒否それ自体というより、曖昧克つ不快な応対でうやむやにしてやろうという接客に腹が立ったのであった。中古店大手のサイクリーでも、他店購入車の防犯登録はハッキリと断っているそうな。

 最後の関門は、新宿までの自走なのだがさて。


ボードウォークD7の記録 JEDIのは壊れたまま…。
配備後約1ヶ月。走行距離44.37km/総走行距離252.3km


ゴミ袋を被りベランダに佇む…。

RC20で20分の道程が40分。まあそんなものだな。

違法駐輪の札付きバイクの脇でしばし納車待ち(苦笑)。ダイヤルキーのナンバーは…「再会の時のパスワードにしましょう」

下段は10月最終週のもの。ウインドブレーカーのファスナーが閉まらないと思ったら錆が原因だったので削った。

低速でもハンドルを振ると戻らず増幅するJEDI。こうなるとヘッド締め直しかサス交換か、その両方だね。。

多摩湖。ただ単に目的なく走ると、どうしてもここに辿り着くのだった。

'10.10.24  bicycle 

足の整備

 先日の記事は、タイトルでダホンを謳いながらもキャプションだけで、本文に自転車の話は皆無だった。というかラーメンの事しか書いていなかったな(苦笑)。

 要するに、いつもならまず歩いては行かない場所までランチを摂りに行っているのは、実ダホンの導入で機動力が上がったからだという話が伏線としてあるべきだったのだが。

 ともあれ、実際に実ダホンはパチダホンとは機動力が違う。私はギア比の違いと思っていたのだが、意外にギア比に大差はなく、車輪の径の違いの様だ。チャンピーiは16"で52T×14〜28T。対するボードウォークは20"で52T×11〜30T。チャンピーiは漕いでもあまりに進まないので、前はママチャリ並に40T程度かと思い込んでいたら同じだった。ちなみにそれぞれがペダル1回転で進む距離を算出すると、4.66mと7.13mだから約3.5mも違う。

 これで移動は格段に楽にはなったのだが、身体が楽になるかと言えば別で、その分飛ばしてしまうので結局疲れるのだった。自分の問題か。

 RDが外にチェーンを落とし易いのは仕様らしい。他所でも書かれていた。

 さて一方地元乗りに復活のJEDIはまだまだ要調整の状態だ。

 遠過ぎたハンドルは、とりあえずステム逆向けという荒技で調整。同様に逆向けにした以前のダホンの様な「やじろべえを上から押さえる状態」とは違い、力点が支点よりうんと前に出ているので問題はないだろう。

 表面の端が外れてゲルの漏れていたシートは交換しかないのだが、とりあえず留め直してしのぐことに。サイコンはうんともすんとも言わなくなって久しい。電池の問題ではないという結論なので、いっそ有線タイプに変えてしまおうと考えている。いずれも今は金がないので見送った。

 後は、屋根の下でも屋外だから各所錆びたり曇ったり蜘蛛の巣が張ったりしていたので、概ね綺麗にした。かつてのメイン自転車の面影を取り戻した、様な気がしている。


仕事中実ダホン@常盤橋。これにスーツ姿で走っていてハンドシグナル出すと、メッセンジャーに意外そうな顔されている気がする。

見た目悪ふざけが過ぎるのだが、乗り易くなった。しかしケーブルが余っているので週末に切る。

簡易なタッカーでは硬いプラの台座にはステープルを打ち込めない。小さい木ネジがどこかにあったはずなのだが…。

'09.10.18  随筆  bicycle 

実ダホンで行く「ラーメン神田店」
 度々書いているが、私は食への執着が薄い。ナポリタンの話をよく書くが、体系立てて臨んでいなければ執着しているとは言えなかろうと考える。たまたま映画で見たグロック17が好きですというだけでガンマニアと言えるか? まあ自分でマニアと言うほど偏狭ならば他人様の定義はどうでも良いのだが。

 その意味でラーメンも興味がない。大体、ケの食事の代表格であろうラーメンを1時間も並んで食べるというのが生理的に受け入れられない。生理的という意味では、昔、新横浜でよく見掛けたラブホテル前の順番待ちの車列を思い出す。

 ところが繁華街常駐の様な生活であるので、何かの拍子に入ることはある。勤務地・神田の「大勝軒」や、夜の勤務地・歌舞伎町の「ラーメン二郎」は割合良く行く。

 私にとっての「ラーメン二郎」と言えば歌舞伎町店だが通の方に言わせれば本流ではないらしい。しかし調べるとさらに分家・亜流の類が山とあることが分かる。そして神田にもあった。

 ところがネット上の広域マップには表示されるのに狭めていくと名前が変わる。「ラーメン二郎神田店」のはずが実際には「ラーメン神田店」であることを知る。なんだその店名。

 「ラーメン二郎」には、03年に商標登録されたその名前を使えるFC店の他に、「旧ラーメン二郎」と称される「富士丸/フーズ系/堀切系」などに分類され、麺や醤油が異なるという。歌舞伎町はFC。神田は「フーズ系」だそうだ。「フーズ系」は03年以前に有志で設立された(有)ジローフードシステムの店を指す。FC店以外は「ラーメン二郎」を名乗れなくなり名称を改変するが、「フーズ系」は看板から物理的に「二郎」を取っただけのため妙な表記になっている。

 さて、肝心の味の方だが、油の層が厚過ぎる事以外は自分としては問題なし。店員の応対は悪くないと思う。トッピングを訊ねるタイミングが歌舞伎町より早いので、出て来るタイミングを掴みかねたが。


ホイールは16"から20"となったが、EV内の取り回しが同じ。

ふとウインドウを見れば、ポスト短縮でそれなりの前傾姿勢。

久しぶりの日本橋で、なんとナポの隠れた名店ベラミが跡形もなく閉店していたのを知った。

ちなみに「ラーメン二郎」の屋号は、元々創業時に流行っていたインスタント商品「ラーメン太郎」をもじって付けた「ラーメン次郎」が、移転開業時の看板発注ミスからそうなった物だそうだ。場所は神田と言うよりほとんど日本橋。

神田店の「普通・アブラ」。アブラ塊が歌舞伎町より細かくて、油の層が厚い。麺は歌舞伎町店に似ているが、本流の自家製麺ではなく、醤油も本流のカネシ醤油ではなく窪田味噌醤油製だそうな。

歌舞伎町店の「普通・アブラ」。異論はあろうが、とりあえずこれが私にとっての「ラーメン二郎」。どんな違いがあろうと並んでものを食う気持ちにはなれないのだった。

'09.10.12  bicycle 

実ダホン、前線配備



 いろんな事の整理が付かない私であるが、そういう話はともかく自転車の整理のため、実ダホンことボードウォークD7を祝日に会社へ持って行こうかと思い立ったのだった。

 元々は現・置き自転車のチャンピーi(パチダホン)と入れ替える予定で入手したのだが、何やかやと結局1年以上予定の配備に就かせていなかった。初っぱなの改造で躓きモチベーションが落ちていた。更に、年の初めの骨折で自転車自体に乗れなくなり、治っても夏は猛暑で仕事に自転車を使うことはなかった。

 暫く地元乗りに使っていたボードウォークD7は、今回改めて細部を詰めて改修した。チェーンが外に外れた時にフェンダー取り付けネジに引っ掛かり戻せなくなるとか、弛んだサイコンの配線とか、そういった不具合を修正。また、屋根の下とは言えテラス置きのため錆も出ていたのである程度磨く。いろいろ換えたいパーツもあったが、とりあえず仮で付けていた折り畳みペダルをフラットペダルに換装した。折り畳みペダルとしては高級品のFD-6だが、これで27km走る気にもなれず。革靴では滑りやすいのでオンタイム使用にも向かない。

 こいつなら27km先の勤務先までは充分走れるだろう。しかし入れ替えるチャンピーの方は5km以上走る気にはならない。とりあえず新宿までは乗って行き段ボールで包んで電車で持ち帰る事にするか。

 ここでまた別の課題が発生する。ボードウォークの代替で近所乗りに復活させるJEDIの整備をしないとならない。ポジションがおかしいままだし、サドルは壊れてるし、シミーという致命的な障害がある。まあ40キロ以上出さなければ良いのだが。

 どこぞの自転車整備のプロにご指摘いただくまでもなく、小径車は構造に矛盾を抱えている。しかしそれを自力で乗り越える過程も自己満足という趣味に必要な要素。ま、安全が確保できての話だけれど。

←JEDIとのツーショットも見納め。JEDIのハンドルが更に妙になっているのはまたいずれ…。


ギザ・プロダクツM-21(グリーンPDL10005)1,680円(左) たらたらと走りに出たついでに購入。ワイズ、ナルシマと寄ったものの、結局地元の自転車屋で以前に見掛けていたコレを。マルイのオリジナルブランドだし、外装総アルミで軽く、これで充分。MKS FD-6(右)との比較。やはり折り畳みはシャフトの短さが×。


更に無理矢理感増大のスタンド先端。


パチ/実・両ダホンの交代式。お疲れ様でした。パチは後日輪行予定。
RC20の記録
10/10単なる買い物? ワイズとナルシマ(初)へ。 走行時間1h27m06s/走行距離35.96km/平均速度24.7km/h/総走行距離7465.7km
ボードウォークD7の記録
10/11前線配備。時間も計れないサイコンだったっけ(焦) 走行距離27.9km/総走行距離208km

'10.9.26  bicycle 

レオパードだけに軍用品で

東独の軍用フラッシュライトと、サドルバッグはG43弾倉嚢レプリカ…

 何やら今ひとつ面白くない週末を迎えつつ、そういう時は手でも動かしているかとレオパードを弄る。

 走る道具としては、過日のスポーク調整で仕上がっているはずだったが(試走はまだ)、当所から装着予定だった手製ライトをまだ仕上げていなかった。

 現用品では全体のクラシカルな雰囲気に合わない(様な気がする)し、かと言ってセオリー通りのタンケンライトというのも…、そもそもデザインがあまり好きではない。それに、フロントキャリアがないので、ヤジロベーでフロントのハブにぶら下げるところだろうが、低い位置にはライトをあまり付けたくないのだった。都心部を走る際に前を行くクルマからは全く見えず役に立たないからである。

 そこで思い付いたのがストックしていた旧い軍用ライトを加工して取り付けること。旧東独軍のフラッシュライトが独特のちょっと良い感じなのである。まあスポーツ車より実用車の方が似合うのだが。

 本当は現用自転車ライトをバラしてそのまま内蔵するつもりでいたが、面倒くさくなりスイッチなどは元の物を使う形式にした。そのためシグナル用のカラーフィルターもライブのままである(意味なし)。バッテリーが特殊な形(3R12E 4.5V)で入手不可能なので、電池ボックスを内蔵して単3×4本仕様にした。メーターホルダーへの取付は、ドリンクホルダー用アダプタをボルト留めして行った。

 さて試走。まずはフロントホイールの調子を見る。平坦でそれなりに距離のある下り坂が必要なので、小金井公園近くの小金井街道を走る。45キロを超えてもシミーが出ない。物干し竿にぶら下げて自分で調整したとは思えない出来。

 ライトの方もまあまあ。しかし振動による雑音多く、また振動で端子が接触不良になった。本当に軍用品か??

 とりあえずこれで良しかな。ただ、全くのフラットペダルだと30km以上走るのは辛いので、ハーフクリップ位付けようかと思案中である。


ちなみに同時期の西独製も持っていたが所在不明。あちらは緑色で、単2×2本仕様だった。


フィリップスの謎電池。買った時点で既に上がっていた。いつ買ったかは全く失念。多分20年近く前。


ナイロンの電池ボックスをプチプチでくるむ。今回の件で、自分が半田付けひとつまともに出来ない人間であることを認識し反省した。


キャンプ仕様ならまだしも、やっぱロードバイクにこりゃねぇかな(笑)。


レオパードの記録
9/26市内 まるっきりポタ。しかも帰路降雨。 走行時間49.47m/走行距離18.52km/平均速度22.3km/h/総走行距離438.4km


'10.9.13  bicycle 

股間に手を伸ばす癖

 変な手癖を治すための旅に出た次第(笑)。旅と言っても100km程度だが。

 表題でニヤリとしたのはご同輩か。ダブルレバーの自転車にお乗りの皆さんね。いざシフトアップという段になると、クルマ同様レバーに手が伸びるという心理なのかとも思うが、単に旧車レオパードの操作癖でついSTIレバーでもダウンチューブに手が伸びてしまう。馴らす意味で暫く乗っていなかったRC20でちょっと遠くへ走ってみることにしたが、結局道程で2回やってしまった。

 マイミクもとい学童父仲間のふじさんは週末に道志みちを走ったそうだが、あちら方面は次週に行くので(クルマでだけど)、何度か走った江ノ島方面へ行くことにした。走り終えてみれば多摩川越えて鎌倉街道-町田街道-246-境川CR-江ノ島で往復112kmとなった。本当はイイダ牧場が目的地だったのだが、「一国まで3km」の表示を見て、ついでだからと思ってしまった(そこからが遠い)。

 久しぶりの境川CRは変わっているところも幾つかあった。遊水池の休憩所は工事中で簡易トイレと水道のみになっていたし(それでも充分有り難い)、途中経路の変わっている区間もあった。

 それにしても半年乗っていなかったのは大きなブランクなのだなと実感した。確かに走り出しから「あまり調子良くないな」と思ってはいたのだが、往路は難なく高めのアベレージ(26.4km/h)だった。しかし帰路はガクンとダウン。休憩と補給が足りなかったのだろうが、それも結果が出るまで気付かないというのが悪い。終いには残り40km辺りから脹ら脛と太腿が交互に痙って全く走れなくなった。今までにはなかったことである。帰り着けないかと思ったよ。

 ところで、JEDIとレオパードですっかりシミー恐怖症となってしまっていたが、とりあえず事故車でFフォークを自分で交換したRC20だが、XXkm/hでも真っ直ぐ走ることが分かった。


休憩所なう。なうじゃなくて、ない。

イイダ牧場なう。ミルクとラムレーズンのダブル。

江ノ島なう。これ位の人出が落ち着くね。

ところで今さら気付いたんだが、本欄の画像(170×128pix)って携帯の「壁紙」より小さかったのね。


RC20の記録
9/12江ノ島 走行時間4h41m/走行距離112.38km/平均速度23.9km/h/総走行距離7399.1km