bicycle
公文書

'08.4.28  car&cycle

授業料3,500円、福生南公園、他
 週末、同業仲間と呑む。人と呑むのも相手が同業者というのもかなり珍しい。と言っても実は自転車繋がりのお2人なのだが。そしてまた珍しく私がずっと喋っていた気がする。馴染みの店にして良かったかも(苦笑)。喋り疲れたのか2軒目に寄るのを忘れて帰宅してしまった(何だそりゃ)。

 そして土曜日。走りに行きたいのだが留守番をする内に空の具合が怪しくなってきた。「2日続けて夜中に帰ってくる人に天は見方しないよね」とは妻の弁。まあいいさ、やらねばならない作業もあるし。

 知り合いづての全塗装に娘の自転車を出すため全バラしなければならないのだ。しかもこの作業、先週1手目から蹴躓いていた。なんとクランク抜きの際にネジ山を潰してしまったのだ。あくまで言い訳だが、元々クランクボルトのカバーにドライバーでこじった跡があり、ネジ山に傷があったようなのだ。まあ自分でネジ山を崩した後では何の証拠もないが。

 諦めて、近所に3軒ある自転車屋の内で最も技術のありそうな(親父さんがロードに乗っている)店に持ち込んだ。

親父「これは駄目だね。こうなっちゃうと、どこ行っても駄目だと思うよ」
小官「ですよねぇ。全く困ってしまって」
親父「(シャフトは)斜めになっていて、叩いた位じゃ抜けないからね」
小官「試しましたがビクともしませんね。どうにもやり様ないですかね〜」
親父「…。まあ(クランク側を)暖めるとか」
小官「バーナーとかですか。でもそれかなり大変ですよね」
親父「外からグラインダーとかで切って拡げればいけるかもな」
小官「なるほど、それ良いですね。それお願いできないですかね」
親父「待っててすぐって訳にはいかないよ」
小官「いやぁ、預かっていただけるなら、お時間のあるときにやっていただければ」

 いつになく低姿勢である。引き取り時親父さんは済まなさそうに「工賃だから」と言うが授業料3,500円は内容の割には安い方だろう。

 そんな週末であった。…あ、今週GWか。

RC20の記録
走行時間176.39min/走行距離70.73km/平均速度24.0km/h/最高速度56.1km/h/総走行距離2947.3km

日曜に行った羽村への道程。多摩大橋左岸のアンダーパスが通れる様になっていた。たいやき屋は、ドアは開いていたもののお休み。


少し前の某所のコミュで復活を知っていた福生南公園。この辺のロードは皆福生参りで来ているかと勝手に考えていた。駐車場の一部は未だこの状態。


話変わって庭の梅の木。今年は異様に実が付いている。間引くとか間引かないとかいう量ではない。

最後、またも右ワン回しが必要に。しかし組む時どうせならカセット式にしてしまうかという腹もあり今更買うのも…。で、万力で挟んで回した。くれぐれも良い子は真似をしない様に。
ようやく全バラ。しかしエンド固定具がないと具合悪いかと気付く。発送は延期。というかまだカラーチップ選んでなかった(苦笑)。
全バラ後。各所の内側のグリスに削りかす多数発見。これは…組んだ店の管理の問題ではないか。ここまでバラしたらもういいけどさぁ。

 大陸の扇動工作員による長野での国外政治活動に対する不快と丸め込まれた官憲の不甲斐なさについては特に書かない。それにしてもあれが野放しでは日本の右翼、ますます存在意義無し(そういう問題じゃないが)。


読書 藤沢周平「隠し剣孤影抄」文春文庫

妻が読んでいた物と交換。描かれる中流層以下の人々の物語はとてもリアル。ちなみに初・藤沢周平がこの本で良いのかどうかは…。妙に艶っぽい表現が多いと思ったら初出が「オール讀物」だからか。



'08.4.17  car&cycle

今月2回目の自転車通勤と新車到着

 ここしばらく週末は父母連関連の行事が入っている。娘は卒所したが私の任期は引き継ぎの完了する5月半ばまである。ま、好きでやっているから構わないが後任は厭がるだろうな。ともあれ、それがなくとも天気が悪くて週末は走れない。と、いうことで今月2回目の自転車通勤となった。

 今日は殊更にゆっくり行こうと決める。余裕のない心には周りからも余裕のない反応が返ってくるものだろう。と、わかった様なわからない様な心持ちで臨むが、幹線道路では流れに乗るためもありスピードを出してしまう。

 相変わらず歩道は怖くてあまり上がれない。23Cで歩道を走るのは無理だろう。井の頭と環八が交差する辺りは車道に余裕がなく仕方なく上がる。その手前でクルマがいないと赤でも4車線道路を横断する歩行者の集団に出会す。目の前の社会保険庁施設に向かっており、やはり見てなきゃ良い的なんだなと考えてしまう辺り、気持ちに朗らかさが足りない。

 タイヤの話に戻るが、先日洗車中に小片が埋まっているのを発見。空気を抜くと小片は取れ、1mm角位の真っ黒いガラス片だった。タイヤ裏には届かず傷も浅いのでゴムセメントを詰めてそのまま乗っている。

 ところで先日新しい自転車が届いた。ライトウェイ グレイシア リミテッド。内装3段はややママチャリ的だがフレームはアルミで軽量だし、全体も安っぽくはない。あまり聞かない名前だが、ライトウェイはGTやFELTを扱う商社である。ネタとしてはルイガノMV1辺りがベターだが(笑)小4の娘の誕生日プレゼントとしては高価過ぎるだろう。と言ってもこのまま渡すのではない。知り合いづてで焼き付け全塗装である。送る前に全バラをしないと…。その話はまた改めて。

 特に無理に走った訳ではないが1日足がだるかった。差し支える様な仕事がなくて良かった。うちには尻降りながら「ビジネスと自転車は、一緒になさらぬようにッ」とか言う部長はいないが。

ライトウェイプロダクツ ジャパン


シドミードデザインの宇宙戦艦…ではなく、GTのMTB…が届いたわけでもなく…。


こんな風に入ってます。


ライトウェイ グレイシア リミテッド 定価36,540円が送込み23,800円。青いママチャリ…やはり儀助さんとシンクロしている気がするんだよな。

RC20の記録       全然「ゆっくり」走ってはいない気もしますが…
往路 走行時間62.24min/走行距離25.59km/平均速度24.6km/h/最高速度60.6km/h/
復路 走行時間71.07min/走行距離26.79km/平均速度22.6km/h/最高速度48.4km/h/
総走行距離2876.5km



'08.4.7  car&cycle 

koskiのペダル、その他。

 JEDIのSPD化には、当初は三ヶ島EZY MM-CUBEを予定していた。JEDIではあくまでも折り畳みに拘ってきたが、さすがにSPD仕様のフォールディングペダルはない。簡単に脱着できるペダルなら三ヶ島製品となるが、これもSPD仕様は1つだけ。つまり選択肢もなく、ここはスパーンと買えば良いだけなのだが、思わぬ障害が後から出てきたのである。

 実はこのペダル「SPDシューズ対応」とは唄っているが、「SPD用の靴に付く」のであって、クリートはシマノのSPD規格ではないのである。他にSPD付き自転車があるわけでなし何も困らないのだが、クリートの選択肢もないしクリート単体はその辺に売っていないしで何か厭じゃないか。

 そして最大の問題は、定価が1万円ということ。高い。シマノのアルテグラSPD-SLが買えてしまう。8千円台前半の通販を見つけたが、送料を考えると千円程度の違いか。

 財政難が続いているのでそう簡単に手は出せないが、せっかく買ったSPD靴がこのままというのも何なので、とりあえず安いSPDペダルで慣れることにした。…この方がむしろ何か無駄遣いだという気もするが。

 そしてオークションで2千円ほどで入手したのがこのkoski製。実のところよく分からないまま買ってしまった。ネット上の情報も全くない。出品者はwelgoとごっちゃにしていた様だが、ルイガノと同じアキコーポレーション扱い(だった)らしい。

 リフレクターを付けるとなかなか格好良いのだが、付けたままではクリート押さえのテンション調節ができないことに後から気付く。しかもこのリフレクター、どう見ても固定ナットを締める隙間がない。

 さらに「トホホ」なのが、一般的なSPDと異なりバネがない。つまり靴をはめるまでペダルのパーツはカタカタ鳴っているのである。こんなのアリか。

 そして、気軽にカチパチと填め外しするイメージだったのが、慣れたSPD-SLより填め辛いのである。う〜ん、どうなんだ。

RC20の記録
走行時間63.02min/走行距離19.77km/平均速度18.8km/h/最高速度42.9km/h/総走行距離2824.1km
花見時期の多摩湖自転車道は坂本九だらけ。みな上を向いて歩いているからこちらは
歩く速度で走るしかない。


普段履きがSPDシューズなら普段乗り車がSPDでも良いだろう。


本体に穴を開けて、リフレクターを外せば調整ができるようにした。

液晶画面でも違いが分かる退色。結構ポロポロだが、これで安心して使い切れるか。

ディズナ・リッジラインステム。90mm→70mmは2300km走っての決断。

近く、低くなったハンドル。まだ多摩湖往復で20km足らず走っただけだがなかなか快適。

'08.4.1  car&cycle 

快適とばかりも言えぬ自転車通勤

 木曜は久しぶりに自転車通勤をした。昨年の11月19日以来だった。

 体調は万全という訳でもなかったのだが、天気が良くて、さあ行こうというテンションとなる。まあのんびり漕いで行くかと考えたのだが、結局飛ばしている。車道を安全に走るには流れに乗ることが第一なので、どうしてもある程度の速度で走らざるおえなくなる。

 今回の帰路は仕事も早くまとめられたので陽のある内に退社できた。しかしこれが災いしたのか道路も帰路に着く人で交通量が多い。19時頃の井の頭通りでは、しばらく後ろを走っていたクルマが横に並ぶなり寄せて来て、わざわざ窓を開けて若造が「邪魔なんだよ!」と怒鳴ってきた。「お前がノロマなんだ!」と怒鳴り返したいところだが、なにせ疲れながらも高速巡航中なので大声を出す気にならない。こんな下らないストレスがある様では自転車通勤も快適とばかりは言えない。

 通勤電車でトラブルが多いのは大人数が嫌々乗っているからだと私は考えるが、それが車道でも同じなんだなと実感。特にクルマは囲まれているから気が大きくなるのか、生身だったら酔っぱらってもいないのに知らん人に怒鳴ったりなんて怖くてできないと思うが。自転車では酒場で時間を潰す訳にいかないし、疲れた体で暗い道を遠回りしても危険が増えるだけという気がする。やれやれ。

 まあ悪いことばかりでもなかった。御茶ノ水の某店店員さんにRC20を見せに寄れたし、帰り着いたら注文していたパーツが届いていた。パーツと言ってもひとつはグローブ。今年のモデルで緑色が無くなったのだが、昨年の物が在庫で残っていたので買い直した。もう一つはステム。同じモデルの、より短い物。この辺の話は組み付けてからまた改めて。

 週末は気分良く走れると良いなぁ。

RC20の記録
通勤往路(8:30-9:40) 走行時間61.43min/走行距離25.65km/平均速度24.9km/h/最高速度47.8km/h
通勤復路(18:00-19:30) 走行時間66.35min/走行距離25.97km/平均速度23.4km/h/最高速度45.3km/h 総走行距離2804.4km
通勤経路は、武蔵野地区ー多摩湖自転車道ー井の頭通りー方南通りー靖国通りー神田



通販で有名な群馬のYで購入。何度か利用しているが、とにかく納期長いのがなぁ…。この2つが注文から届くまで2週間ってどうよ。

'08.3.17  myhome  car&cycle

ちゃりとてちん

 ようこそのお運びで厚く御礼申し上げます。

 ここしばらく風や花粉や黄砂やと騒いでるうちに、いつの間にやら春になってしまったようで。まだ二分咲き、まだ四分咲きと嘆いていた庭の枝垂れ梅にも小鳥が群がり、ピーチクパーチク、ピーチクパーチクとその情景の賑やかなこと。

 いや、よく耳を澄ますと聞こえてくるのはブブ〜ッという蜂の羽音。それも切れ間なくサラウンドで聞こえてくる。ふと見上げれば、梅も枝垂れ梅も全体が蜂に覆われている。

 「おおーい、梅の木が蜂だらけだよ」。声を掛けるとインドア派のはずの娘二人がつっかけで庭に飛び出して来てカメラで撮りたいと言うが、これが当然簡単に撮れるはずもなく、いつまでも木の周りをうろうろ。じれて「こう撮るんだよ。難しいんだよ」とカメラを奪い枝の蜂を追う。しかしすぐに飽きてしまい、自分が飽きるくらいなら娘が飽きているかとふと見ると、何やらうきうきと「もっと撮って」とせがまれる。

 さて話変わって久しぶりの多摩サイ。フル装備で行くかと考えていたのに、体の空いた日曜日は随分と温かい。これはどんな格好で行けば良いのか? 結局ボトムスはロングのレーパンにしたものの、トップスはTシャツにウィンドブレーカー。およそアディダスの冬用ジャージの出番ではない。結局この冬ほとんど着なかった。3割引でもそれなり高価だったのに。

 この陽気、人が多くて多摩サイも走るどころではないかと思っていたが、それほどでもないのは花粉のせいだろうか。自転車もフィルタ付きの専用マスクで走る人が何人も見られた。これでは知り合いとすれ違ってもわかるまいと思いつつ、よく考えたらネット上の知り合いは大半顔を知らない。

 ところが翌朝儀助さんのブログを見ると、こちらはしっかり目撃されていたのだった。

RC20の記録 走行時間144.57min/走行距離60.41km/平均速度25.0km/h/最高速度49.0km/h/総走行距離2707.7km


10カット撮ってやっとコレ。勿論かなりトリミングしてコレ。


今年は剪定を忘れたためか、枝先が串焼きの様になった梅。

画像の方はJEDIの整備。ブレーキパッドは奥からTEKTRO純正(減り過ぎ)、Jagwire、そしてPROMAX(電池残量あれど点灯せず)。

Jagwireのボルトの1本に不良品あり(左)。ナット部分までネジが切られてしまっており、レンチが入らない! 酷いなぁ。

リアフラッシャーは高い位置でないと意味ないだろうな。サドルバッグの中身をツールボトルに移しインフレータの横か。

読書 井上荒野「しかたのない水」新潮文庫

少しずつ交錯しつつそれぞれの日常を描く短編。「甘くない恋愛小説」という趣旨の事が帯に書かれているがそれはトラップで、これらは「恋愛小説」ではないだろう。ところで本作でも登場する井上荒野の描く女関係の尽きないしょうもない男が実在するなら、彼に同性の友達はいないだろうなぁ。蛇足。


'08.3.14  car&cycle 

RC20納車1周年

 最近「この時期は忙しい」と書いているが、ならば昨年のこの時期も忙しかったはず。まあ昨年は「財源移譲に伴う住民税の住宅ローン控除の申告」なんてなかったが。もっとも、確定申告の様に書類かき集めて計算したりの必要はないので実際には何の手間でもない。ただ書いてみたかっただけだ(笑)。

 冗談はともかく、実は昨年のこの時期には私にとってちょっとしたイベントがあったのだった。ルイガノRC20の納車である。なんだ勿体ぶってという話だが、今回はジャンル分けから分かる通り自転車の話なのである。そんなの誰も見てないか。

 私のRC20は昨年の3月10日に納車されている。遅れていたが予想よりは遥かに早い納車であった。とすると今年も08年式の納車はこの辺りなのだろうか。当時、他はどうだろうかと見て回ってKAYさんやじさんのブログに行き当たったのだった。

 あれから1年。サイコンの総走行距離は2600kmちょっととなっている。乗った方だろうか。週末しか乗れず、その週末も家族行事やら深酒寝坊やらでつぶれる事も多い。しかし実は、更に1年前に買ったJEDIがほぼ同じ距離なので、ロードに乗る様になって私はだいぶ走り回る様になった計算だ。

 通勤にも何度か使ってみたが、スーツとPCで6kgの荷物を背負って、クルマやバイクに混じり幹線道路ばかり片道24kmの道程を走るのは日常的には無理だろう。スローピングフレームとは言え完全ロードレーサーであるRC20は街乗りに最適とも言い難い。しかしこれ位でないと70分では会社に着かないだろうしな。

 ステムとサドル以外は、どちらかというと色や素材感を整えるための部品交換が多い様にも思う。この辺は、まあ趣味の物だということで。現状はとりあえず大した不満もない。タイヤは換えてしまったが、この乗り方ではワイヤーもチェーンもまだだろう。

 2年目。どれ位乗れるだろうか。どれ位乗るだろうか。


画像の方はJEDI関係。Jagwire JS909T 412円 Y'sで「DEORE同等」と唱っていた。何にしても安い。というか今度はブレーキパッドを肴に呑んでますよこの人は。


こちらもJEDI。テールフラッシャーのバンドが切れた。切れる物かこれ?


居間に佇むRC20。見るからに邪魔だ(笑)。

'08.3.3  car&cycle 

路面

 久しぶりの多摩湖。記録では1月以来だった。天候の悪い週末が多かったしな。

 で、今週末は天候は良かったが、素行が悪く朝帰りで起きたのが昼。体調も環境(家の空気ね)もあまり走りに行くのに向かないが、切り替えるために走る。とか書きながら自分でもよく意味が分からないが。少し頭が痛むため「車体からの路面情報」に苦しめられ、しょっちゅう尻を浮かしていたのでポタリング速度で走ることになる。

 多摩湖はいつもの反時計回り。「青赤自転車でいこう」によると舗装・フェンス工事が続いているということだったが、この日は特に作業はされていないようだった。総じてあまり本格的に走っている人は多くなかったのだが、工事のためか、特にロードの人は皆車道を走っていた。

 舗装の終わった箇所は、走るとタイヤの色も変わってしまいそうな程に黒々としており、贅沢な程快適。白線がまだ引かれていないためか幅が広くなった様に感じてしまう。暗くなった時のために両側のラインも必要だろうけど、ちょっと細めにすると広く見えるんじゃないか。などとあほらしい事を考えながら走る。

 予定もうやむやに走りに出てしまったので気が引けて半周で帰るが、夕方の用事があり、靴だけ換えてJEDIで再び出かける。

 用事というのは父母連の会議とその準備の印刷作業。延々リソグラフ(印刷機)の操作なのだが、現在のメンバーでそろそろ1年が経ち気心も知れているので苦にはならない。まあ思うにボランティアとかなんだとかと言うより、自分にとっては部活動みたいなものなのだなと思う。

 で、部活動の反省会(要するに飲み会)ではMTB乗りのお父さんと自転車談義。私より少し年上の“親方”は本当に親方なので、コースも自分達で作ってしまう本式。ジャンルが違うためか同じ自転車の話なのに微妙な差異があるのも興味深い。主所有車のVOODOOとSANTACRUZも初めは聞いた事があるという程度で失礼した。

 明けて3月となり仕事は例年2波目のピークとなる。

RC20の記録
走行時間80.33min/走行距離30.85km/平均速度22.9km/h/最高速度50.6;m/h/総走行距離2647.3km


'08.2.23  car&cycle 

千代田区クルージング

 打ち合わせで都内某所に向かう。地下鉄だと、だいぶ歩く乗り換えを伴い、おそらく20分掛かる。晴れているし時間も大差なさそうなので、パチダホンで行くことにした。

 難関は通勤帰路同様に九段坂の上り。…のはずが、あっさりと上り切ってしまう。いつもはなぜ苦しいのだろうかと考えたら、クルマと同じ速度で上ろうとするからではないかと思い当たる。今回はパチなのでさすがに歩道を走らせて貰った。

 正確には、直前まで車道を走っていたのだが、しつこくクラクションを鳴らして幅寄せしてくるクルマがいたのでこれを避けた。大宮ナンバーで薄汚れた白の旧いマーク2の類に神田の金融業者みたいなヒゲを生やした若造が2人。睨むので睨み返したらまたクラクション。ボディに蹴りを入れても逃げ切れる運動性能がないので(冗談デスヨ)こちらから引き下がった。いつもの格好でも、パチダホンに乗っているだけで嘗められるのだろうか。チッ。

 打ち合わせ相手は自転車仲間でもあるので(というかちぇすさんだが)、打ち合わせも早々に軽く自転車談義。まだまだ寒くて防寒は必要だという話の中で、彼は「でももう暖かくなるので、新しいグローブを買うのは今年はやめておきました」と言う。先日のみぞれで指が痺れ、すっかりグローブも買うつもりになっていた私だが、それを聞いて思い留まることにした。何せ5千円超の出費である。妻にも「何でもお金を使う方に考えないで」とよく言われる。そのくせバスタブは業者も呼ばずに素人工事というのは矛盾しているが。関係ないか。

 帰路は代官町通りを竹橋に抜けた。クルマでは何度か通ったことはあるが、歩道がクランク状に首都高の上を渡ったりしており意外に面白いということを知る。クルマでは下りカーブの連続のため気がつかなかった。

 ま、地下鉄でなくて良かったな、トータルでは。ちなみに所要時間は15分だった。


読書 森 博嗣「工作少年の日々」集英社文庫

スポーツカーの並ぶ自設計のガレージと、ミニSLの走る庭。自分の船で釣った魚を料理して喰うより憧れるが、まあそんな生活ができれば良いね。


'08.2.14  car&cycle 

RC20/30のOEM、緑化計画の課題

 会社近くのY's Roadに寄る。前来た時と若干ディスプレイが違っていたので一通り見て回ると、店のオリジナルロード「アンタレス208」があった。フルカーボンでコンポはアルテグラSL。これで21万は反則だなぁと思いつつ、いや待てよ、これ見覚えあるぞとよく見ると、フレームがルイガノRC20/30とほとんど同じなのである。フィン状フォルムのシートチューブや、逆ベントのシートステイ。FDが直付けなのを別にすれば、見る限り同一品である。確か昨年見た208は全然違うフレームだったはずだが。残念ながら店の人に訊いてもよくわからなかったし、店内も混んできたので確認はまたの機会にした。製造は中国とのことだが、RC20/30も全く同じ位置に同じ「MADE IN CHINA」のシールが貼られている。

 さてその日の買い物はこれ。また緑色である。RC20のステムは下げ切っているので不要なのだが、JEDIには妙な隙間ができている。構造上スペーサを入れて上から締め付けたりする必要はないのだが、さすがにそのままでは間抜けだなと思っていた。

 前回も書いた様にエイカーはグリーンがコーポレートカラーなので、カラーバリエのある物には大抵グリーンが入る。実は最近プラグキャップもグリーンの物を出したのだが、RC20には既にトライゴンのカーボン製を付けており、これと換えるのは少し躊躇われるので買っていない。

 また、
ベルもカラーバリエが発売されて、グリーンがあった。価格は今RC20に付けているカラーなし同一品の約2倍(と言っても6百数十円とかだが)するのである。

 確かに個人で着色アルマイト加工はできないが、しかしこの程度なら自分で塗ってしまえばいいんじゃないかと、最近思ってしまう。プロ級ではないにしても塗装初心者ではないのだし。いちいち買っていたらキリがない。

 ウールのコートまでスプレー塗装してしまう人に感化されたかもしれない…。


ACOR アルミヘッドスペーサー 630円 3サイズでワンセット。内側が肉抜きされている。

読書 堀江敏幸「いつか王子駅で」新潮文庫

妙に長い修飾はそれでもしかし読めてしまう辺りに作家の技量が表れているのだろう。それより気になるのは、文学に対する深い造詣を表す記述は、この作品世界にああまで必要だったのだろうかということであるが、単に自分の無知無関心を露呈することになりかねないので言及しないのが得策か?


'08.2.12  car&cycle 

ACOR Friz-Bee

 しばらく気になっていたパーツがある。ディレーラーのプーリーである。数社から出ているが、エイカー製には例によってグリーンがある。すぐに購入しなかったのは、今までに買ったバルブキャップやボトル類とは異なり、これは性能に大きく影響するパーツだからである。そもそも初めはBMXのドレスアップパーツかと思っていた位だが、しばらく気にしているとロード専門店でも扱っているのに気付いた。

 少し顔馴染みになってきたお茶の水某店で、どの程度有効なのかを訊いてみた。ちなみに愛車ルイガノRC20のリアディレーラーはアルテグラである。RDには上(ガイド)下(テンション)2つのプーリーがある。105では両方、アルテグラでも上は樹脂の軸受けだから、ボールベアリング仕様に換えるのは性能アップにもなるし、そもそも趣味の物だからそれほど気にせず使ってみても良いんじゃないですかと言われた。それに、実際レースで使っている人もいるという。つまり、週末ライダーが気にするほどの事もないよなと思い直す。

 ちなみに、取り外した純正は、上の「セラミック軸受」は明らかに鈍かったが、下の「シールドベアリング」は純正の方がスムーズで、エイカーのはややゴリゴリした感触がした。

 手にした時から歯の部分に粗いエッヂが立っているのが気になったが、これは杞憂に終わらなかった。組み上げて手で回すと、アウター×ローだとチェーンに乗り上げるのだ。いくら調整しても駄目。色々考えた末に純正同様の“歯”をヤスリで立てる事にした。これにてあっさりクリア。つまりこのパーツ、ポン付けではないという事だ。半丸棒ヤスリで11Tの歯に1本1本角度を付けるのが一般人の嗜みとも思えんが、他の方は無事に使用できているのだろうか。




ACOR Friz-Bee 1,428円(税込) 左がアルテグラの純正で、上はセラミックのソリッドで下はボールベアリング。

付属のブッシングには「シマノ10速」用の表記はないが、「シマノ8・9速」用を使用するので捨てない様に。

手作業で歯を付けたプーリー。結構柔らかいアルミだったが…こんなものか?
RC20の記録
久しぶりのCWSへ。ルイガノのカタログを入手するも結局何も買わなかった。申し訳ない>S根さん 帰路、道が意外にドライだったので予定外に走り回る。吉祥寺〜狛江〜稲城大橋 
走行時間82.16min/走行距離32.80km/平均速度23.8/最高速度エラー/総走行距離2607.4km

'08.2.1  car&cycle 

中国製ワイヤーキー破断

 いつもの様に会社近くの用事にパチダホンで出掛ける。用事を済ませて停めてある自転車に戻り、考え事をしながら漕ぎ出すと後輪にショックがあり「ガキッ」と異音がした。ワイヤーキーを掛けたまま走り出してしまったのだ。安物だし、スポークの2〜3本逝ったかもしれないと慌てて降りると…、ワイヤーキーの方が切れている。

  正確にはワイヤーが切れたのではなく、ダイヤルの付く本体に差し込む先の金属部分がポキッと折れているのだ。捻ったとか折り曲げたのではなく、引っ張られてあっさりともげているのである。思わず吹き出してしまった。いやあ、確かに100円ショップで買った物だが、鍵でしょ鍵。引っ張られただけであっさりもげてどうすんだか。社に戻って話すと「玩具の監視カメラと同じですね」とH嬢が珍しく気の利いた事を言った。あとはココのネタにして元は取れたという程度の値段というところだろうか。やれやれ。

 で、買い直したのがこれ。またも100円ショップである。懲りないやつなんである。緑色というだけの購入理由だという気もする。

 その上にドリンクホルダーも一緒に買った。冬場には必要ないし、自転車をレギュラーで使う仕事はもう終わってしまったのだが。自転車専門店ではおよそ見掛けない珍しい形状である。材質も怪しい。ABSではなさそうだがスチロールにしては粘りがあると思ったら、パッケージにちゃんとポリプロピレンと書いてある。

 ちなみにどちらも中国製だがメーカーは日本で、ご丁寧にホームページがあった。いずれも商品ジャンルに「自転車」があり、小物は一揃いある。

 そういえば以前、急な雨にビニールカッパを100円ショップで購入したはいいが、サドルを跨ぐなり股間が破れてしまったという経験があった。
シャレで済む物か判断して買う、なんて夜店の様だが、こちらは逆に妙に安いぶんむしろ罪な気がする。



鬆が入っている訳でもない。


コーヒーベンダーのカップホルダーみたいなドリンクホルダーと、小学校教材の縄跳びの様なワイヤーキー。

読書 重松 清「オヤジの細道」講談社文庫

夕刊フジの連載。私は夕刊紙を買う習慣はないが、仕事の関係で掲載紙として某紙が毎日職場に届く。…読まないけど。それはともかく私ももうオヤジだった。


'08.1.30  car&cycle 

シェア・ザ・ロード

 バイク乗りの知己(上級曹長のことだが)と久しぶりに電話で話す。この数年は武蔵野〜相模原間をバイク通勤する毎日なのだそうな。「自転車走ってる?」と訊ねると「ああ〜、チカチカさせて、走ってるね〜」と答えた。私が最近自転車に凝っているのを知っての抑え具合だが、苦々しい表情で大型バイクに跨がり狛江通りを走る奴の表情が目に浮かぶ様な言い方ではある。

 「シェア・ザ・ロード」という運動がある。「クルマと自転車が共通意識で走れる道を」ということで、自転車を含めての車道の共有を訴えている。これが奏効してか、'06年11月公布の「自転車の安全利用の促進に関する提言」で自転車事故増加抑制目的を唱い自転車は原則車道を走らないようにしようとした警察庁は、結局この提言を翌年2月に「自転車の歩道通行要件の見直し」という形で方向転換した。ちなみに、自転車は道交法上車道を走る乗物ではあるが、そういう認識でいるのはスポーツ自転車に乗る人間のみの様で、歩行者からは奇異に、クルマからは鬱陶しく思われている様である。自分も以前は、自転車ではないが低速で路側帯を走る原付を鬱陶しく思うことは多かった。

 ところで先日、福生辺りの車道で危険な目に遭った。信号の度に幅寄せしてくる30代女性運転のバンがいた。鬱陶しいし危ないので、前を走るトラックと同じ速度で車道のセンターを走る様にすると、今度は黄色のセンターラインを越えて反対車線から追い越しを掛けられトラックとの間に割り込まれた。危ないし腹も立ったので割り込まれる最中にCピラー辺りの屋根を拳で思い切り殴りつけると、後部座席には怯えた顔の子供がいたので、さすがに脇道に入って自分から避けることにした。

 本欄で毎度のことだが、自分が全て正しいと言っているわけではない(というか少しは反省している)。ただ言えるのは、何につけインフラや制度に意識が先行することはないだろうなということだ。

 

'08.1.28  car&cycle 

緑と青

 自転車趣味の冬最大の敵は寒さ。…言うまでもないのか。しかし夏の暑さよりキツい。身体ではなく財布にキツいのである。

 最大の悩みが実はアイウェアだった。はなから自転車用のグラスを掛けている方にはわからないと思うが、度付きを作るのが面倒だし色付きレンズの眼鏡ならいくつか持っているので夏場はそれで凌いでいた。ところがこれほど乾燥して寒いと、ちょっと走ると横から入る風で涙が出て前が見えない。さすがにそれでは危ないので、馴染みの安売り眼鏡屋で1本作った。実はあまり気に入っていない。質感が安っぽいので、再塗装でもする予定。

 次にトップスだが、秋にルイガノのウインドブレーカーを購入したので、この冬はインナーの重ね着で凌ぐつもりだったのだが快適さで極めて劣る。緑色の物は滅多にないのだが、色々探すとアディダスが2つのモデルにライムグリーンを使っていた。来年はこの色で出ないかもしれないが今年は諦めようかと考えていたある日、勤務先近くのY'sに寄ると「30%OFF」。…まあ買うな。うん、普通買う。

 これらの装備を試そうと迎えた週末だが、また例によって諸々イベントがあり、土曜のテニス送迎で少し試せたものの、本格的に走れたのは日曜も午後になってからになってしまった。いくら防寒装備と言っても寒くなってから走り出すことはないのだが、しかし思わぬ収穫があったので良しとしよう。

 ネット上での交流がありご近所なのは知っているという方が何人かいるが、その一人keithさんと多摩サイで偶然お会いできたのだ。紺のウインドブレーカーで、しかも青いラレーと来たら間違いないだろうと、路肩で小休止しているところ声を掛けてしまった。くしくもラレー納車の引き取り帰路とのことだった。

 なぜだかやる気が出て予定より遠回りしてしまい、日が暮れそうになって焦る帰路だった。

RC20の記録
関戸〜多摩サイ〜狛江 走行時間92.16min/走行距離38.34km/平均速度24.9km/h/最高速度51.8km/h/総走行距離2569km



ADISTAR TEMPO JACKET。 バーテープと揃いのライムグリーンは、アディダスでは「スライム」という呼称だそうな。


傾きかけた陽に照らされ青く輝く新車のラレー(クリックで拡大)。納車おめでとうございます。
keithさんのブログ 「親父の戯言」 は現在更新休止中。

'08.1.22  car&cycle 

ピンクのママチャリ

 上の娘の次期自転車についての試行錯誤。さすがに希望通りに今JEDIを渡す訳にもいかないので、いろいろ物色してみる。「ルイガノJEDIとRC20の記録」だなんてページをやっているからという訳でもないが、ルイガノに適当なのはないかなとカタログを繰ってみる。JEDIとE-COM2を持っているちぇすさんも近々もう1台をやはりルイガノでと考えているそうなので、競ってみるなんていうのはふざけ過ぎだろうか。

 色はピンクが良いと言う。車種と色数がずば抜けて豊富なルイガノでも、さて今年のモデルにぴったりの物があったかどうか。それに、小4(誕生日の時は)の子の自転車なので、掛けても3万円台と思っているのだが。そうするとそもそもルイガノでは無理か。

 別件で近所のあさひに行くと、女の子向けのかわいいピンクの児童車が2万円以下で、しかもハブダイナモ仕様のオートライト付き。装備は良いが、しかしこんなに重くて良いのかとも思う。

 ところでピンクの自転車というだけなら、去年の今頃再生した妻の渋ピンクママチャリがあった。異様に近くて膝に当たるハンドルと、ライトの欠品と、後ブレーキの不調により放置されていた。このまま朽ちさせるのは勿体ないのでとりあえず手を加えて乗れる様にすることにした。寒くて遠出するのが面倒な言い訳ではない。

 ブレーキは調整の範囲内だった。ライトは安いのを買ってきて、他の部品の色と合わせて茶色に塗る。ハンドルはJEDIから外した余り物のバーハンドルを付けることにした。そのためワイヤがたるんでしまうので、ブレーキワイヤだけ切って調整した。でかいカゴがアンバランスだが、これを直せば十分現役で行けるのではないか。27インチだが、身長130超の娘ならサドルを下げ切れば大丈夫。

「どうだこれ。これ乗るか?」と、庭に置いて見せる。

「えー、ヤダ。タイヤ大きいのヤダ」と即答。

 小径車好きかよ。やれやれ。


昨年の画像 実用では電アシ車に負けて駐車場の置物に。

「安い・重い・うるさい」ダイナモ付きライトをデッドストック(笑)のプラカラーで塗る。

プロムナードハンドルってこういう物か? グリップは新品なので外して流用。

今回の調整 やっぱカゴが悪いな、カゴが。

読書 吉行淳之介「美少女」新潮文庫

「ぼくの言いたいのは、男と女が一対一でつき合っているつもりでも、その関係はしばしば、いや、いつも、複数と複数でつながっている、ということですよ」という主人公の言葉に全てが集約されている。ちょっとミステリー仕立てなのが私にはちょっと。


'08.1.18  car&cycle 

adidas ei moro

 久しぶりに靴を買った。革靴と軍靴以外の靴、普段履きの靴を自分で選んで買うのは、下手をすると15年ぶり位かも知れない。そもそも前に何をいつ買ったかを覚えていない。やれやれ、これでは単なるお洒落度ゼロオヤジではないか。仕事着以外ゴルフウェアしかなくて「休日はいつもゴルフウェア」みたいな。

 もっとも、この靴もそういう意味では変わらない。スポーツ用アパレルには違いないから。と言っても一見すると普通のスニーカーにしか見えないのがミソではあるが。実はこれ自転車用シューズなのである。靴底には蓋があり、それを外すとSPD規格クリートの取り付け穴が現れる。そこで思い出したが、自転車用シューズなら1年前に買っていた。もっともあれは完全に専用品で、靴底は硬質プラだしクリートはSPD-SLででかいしおよそ普段履きには使えない物なので、「靴を買った」意識自体が薄かった。

 アディダスというブランドが取り分け好きという訳ではないのだが、色とデザインが気に入り、また価格も割合に手頃だったので決めた。ただ問題は、このメーカーは形状があまり日本人向きでないのだ。幅が狭く甲が低い。このEl moroは08年モデルからやや幅広となったそうだが、それでも甲はやはり低め。紐で程良く調整できるが、ストラップが寸足らずになるのは残念である。

 ところでこの靴は、今履いているニューバランスのスニーカーがかなりボロになってしまったので、その替わりとして買った。普段履きのスニーカーなんて1足あれば充分。一方で普段使いのJEDIはその内SPD仕様にするつもりでいたので、それならまとめて1足にできれば安上がりではないかという、みみっちい根性丸出しなんである。

  もっとも…、実はこのビンディングの規格に合うSPDペダルの方をまだ持っていないんだが。


読書 堀江敏幸「雪沼とその周辺」新潮文庫

マイペースにしっかり生きて人から愛される様な人は素敵だなとふと思ったり思わなかったり。


'08.1.10  car&cycle

脱・補助輪

 年末年始の連休が明け、同好の志と会ったら間違いなく「どれ位乗りました?」と訊きそうな気がするが、自分はと言えば自転車には1日しか乗らなかった。近所の買い物や子供のお供は当然含まず、それなりの装備でRC20に跨ったのが羽村往復の1回だけ。理由は明確で、いつも呑んでいたから。まあ私らしい理由ではあるが。

 弄る方も、せいぜいがJEDIのチェーン洗浄とブレーキパッド清掃程度。あとは下の娘の自転車のシート高調整をした位か。

 漕ぐ時に膝が大分曲がってしまう様になっていた。その補助輪付き14"児童車は上の娘からのお下がりで、各所に錆は浮いているしプラパーツは色褪せ割れたりなどもしている。自分が自転車趣味を始めていなければ乗れるように整備したかは怪しい。

 そのシート高調整で困った事態に直面した。既に調整幅を越えていたのだ。シートポストはその直径の3倍の寸法をフレーム内に納めるのが標準で、どんな安物でもその位置が明記されている。児童車のシートポストはスポーツ車と違い延長用のパーツはあまりない。一方自転車自体を大きい物に買い換えるとなると、もう付ける補助輪がない。下の娘はまだまだ補助輪が取れないのだ。

 ところでその脱・補助輪であるが、昔ながらの、親が荷台を支えて押してやるのより効果のある方法があるそうだ。補助無しで必要なのは漕ぐ推進力よりバランスなので、足で地面を蹴りながらバランスを保つ練習をした方が有効らしい。ただしそれにはペダルが邪魔になるので、できればクランクごと外すのが望ましい。

 自転車を弄ったことのある方ならご存知の通り、クランクを外すには専門工具が必要となる。ペダルだけとしても特殊な薄いスパナが要る。どちらも一般的に家にある様な工具ではない。そういう意味でこの方法は普及しないのではないかと思う。

 いや、勿論うちには両方あるのだが。問題は下の娘の運動音痴の方なのである。

RC20の記録
走行時間179.40min/走行距離70.41km/平均速度23.5km/h/最高速度51.7km/h/総走行距離2490.4km
羽村堰にはどんど焼きの準備がしてあった。帰路に両足共攣りかけて焦る。