bicycle
公文書

'07.8.26  car&bikelife

シャツと靴底

 先日、シャツと靴底を買ってきた。

 シャツはともかく靴底を買って来るだなんて、今度は靴の修理か物好きなと思われるだろうか。正確には靴底をカバーする物なのだが、雪国用のスパイクではなく、逆にスパイク状の部分をカバーする物である。

 ま、要は自転車用品で、専用ベンディング靴の金具(クリート)に被せて平地を歩きやすくするアタッチメントなのである。クリートを使用するような自転車は通常乗ったら乗りっぱなしになり、その靴で歩き回るものではないのだが、私の場合は週いちで砂地を歩く羽目になる。娘をテニススクールに送迎して、彼女のレッスン中に多摩湖まで走ると書いたが、ここの地面が一部砂地なのである。それやこれやで私のシューズはクリートが傷だらけである。まだまだ交換までにはならないが、これを毎週ずっとやるのものなと思い、存在は知っていたがとうとうこのアタッチメントを買うことにした。しかしなぁ、クリートにパクンとはめるだけのゴムが2,310円て高くないか? 需要がないのか1社からしか出ていなかったし。

 そんな訳でシャツの方も自転車用だ。スポーツ用だから通気性などは当然良いのだが、何が最大違うかというと、後ろ身頃が長くて背中にポケットが付いている。いつも自転車に乗る時に着ているライムグリーンのユニクロのシャツは、素材はスポーツ用だし色も自分の自転車に合うのだが、ポケットはないのでウエストバッグが必需品となる。RC20に乗るようになってからは重いボブルビーはバランス悪く感じ、随分前にJEDIオフでいただいたルイガノのノベルティー用ウエストバッグを使っていた。バッグが無くなれば随分身軽なのだが、しかしバラ銭やハンドタオルはともかく携帯を入れるのには抵抗がある。

 それにしても毎月何かしら買っている。何かと物いりな趣味なのだ(<?)。そんな訳で次回はドリンクボトルとハンドルの予定。


KOOL KOVERS for SPD-SL 2,310円(税込)


Y's BIKERSWEAR 4,095円(税込)。初め買おうと思っていた自転車用シャツはブランド物で高いなぁと思っていたが、こちらは1/4の価格だったので即決。それにしてもグリーン系のウェアは少ない。


'07.8.14  car&bikelife

最高速度150km/h

 週末は快晴続き。もっともこの時期の快晴はむしろ「自転車日和」ではない。しっかり日焼け止めを塗ったのにも関わらず、30分ほどでグラブとの境目が付き始めた。多摩川淵では上半身裸で自転車に乗る人をよく見掛けたが、焼きたい人には絶好の天気だろう。グラブ痕はみっともないが、素手でロードバイクを飛ばすわけにもいかないので嵌め直す。

 この日、今までとセッティングを変えていた。専門誌を参考にシート高を「数値通り」に変えてみたのである。今までは「踵でペダルを押し下げて脚の伸びきる高さ」にしていたが、「両足をペダル間通りに間を開けて(「Qファクター」というのだそうだ)、その中心からの股下の長さに0.875を掛けた数値」に、シート座面中央からクランクの中心をその長さを合わせた。そうすると今までより7mm程シートが上がった。

 確かに快適に漕げる気がする。しかしそれ以前に気温が高過ぎて消耗が激しい。ふと覆う日陰に空を仰ぐと水牛の看板…ではなくてこ汚い橋梁がある程度。いつもの稲城大橋から初・羽田と考えていたのだが、結局国道1号を越えた辺りで帰路に不安を覚えて引き返すことにした。幸いにも帰路は追い風となったが、それにしてもサイコン値で最高速度は150km/h。気温のせいか他車との干渉か、サイコンが暴走したようである。

 そんな日の翌日は本来ゆっくり休むべきだろうが、日の陰り始めた午後に時間が空いたので、今度は多摩湖に行くことにした。多摩川CRとの最大の違いは、行程の殆どに木々による天然のアーチが掛かっていること。日差しの強い日でも快適に走れる。虫の季節に難儀する環境の恩恵が今与えられるのである。

 帰宅後シャワーを浴び、ビールをやりながらサイコンの数値を控えようとしたら、またしても最高速度は150km/h。帰宅時は正常値だったので、どうやら今回は1m横のHDDデッキの回転を拾った様だった。やれやれ。


多摩川CR 左岸はここから先しばらく広く快適な道が続き、見晴らしは良いのだが頭上を遮る物が一切無い。


多摩湖CR 国分寺線を越え、このアーチが途切れたところから浄水所の手前までが見晴らしの良い最長の直線。

読書 吉行淳之介「懐かしい人たち」ちくま文庫

これを神田駅前の本屋で探す時、店員に「吉行あぐりさんの息子さんの吉行淳之介さんですね?」と訊かれた。そんな表現初めて聞いたよ、困ったね。


'07.8.5  car&bikelife

1,000km

 RC20の累計走行距離が1,000kmを越えた。納車から約5ヶ月。本人としては「やっと」という思いが強いが「週末サイクリスト」としてはそんなものかもしれない。走行距離は、クルマの“ナラシ”と異なり自転車にはそういう意味の指標というか区切りはないようなので、とりあえず切りが良いので1,000kmを喜んでいる。

 ルイガノRC20が他と較べて安かろうが、カテゴライズ上は何せクルマにしたらレースカーなので、近所のホームセンターに針金を買いに行くのに乗っていくのには向かない。私の仕事から言って通勤使用は難しく毎日は乗れない。また元々運動習慣がない上に、天気の良い週末の日中に小さい子供達を放って長時間家を空けるわけにもいかない。そんなこんなで距離が伸びない。

 しかし、雨が降らなければ毎週末決まった時間に走っている。なぜかというと、土曜日は上の娘を家から少し離れたところにあるテニス教室へ送り、1時間のレッスン時間中に多摩湖CRを多摩湖まで往復するのである。これが概ね丁度良い時間で、教室からCRに出て“駐在所”までが片道約20分。“橋を渡った休憩所”が約25分(ややギリギリ)。今週末はこの後控える夏休みのために振り替えをしており、土日共走ることになった。さほど広くない道であるが、春に較べれば歩いている人は少ないので(なにせ暑いからね)ある意味快適だった。多摩湖CRは八坂駅を超える辺りまでは車止めで寸断される箇所も多いが、その先は割合に快適である。ところが今日は人がいないのを良いことに高速巡航していたら、通りをガマガエルが横断していて驚いた。何かの戒めと思い注意して走ることにした(苦笑)。

 自分で交換したステムが軋むのでやはりトルクレンチは買わねばならないか。ドリンクホルダー周りの過剰な擦過音はボトルをACORからBBBに変えたら解決。サドルとタイヤが気になる昨今であるがさて。

RC20の記録(いずれもテニス教室送迎時)
7月21日/走行時間56.01分/走行距離18.91km/平均速度20.2km/h/最高速度51.9km/h/総走行距離934.6km
7月28日/走行時間63.38分/走行距離22.63km/平均速度21.3 km/h/最高速度48.8km/h/総走行距離971.1km
8月4日/走行時間61.04分/走行距離19.73km/平均速度19.4 km/h/最高速度51.9km/h/総走行距離1005.2km
8月5日/走行時間70.49分/走行距離24.94 km/平均速度21.1km/h/最高速度52.3km/h/総走行距離1030.5km


で、件の“休憩所”


この時期、雨上がりの道でも走れるようにとメッセンジャーがよく使うフェンダー(ゼファール フラミンゴ)を買ったがあっさり梅雨明け。ま、色で買ったから別に良いんだが。ちなみにホリゾンタルフレーム(トップが地面と平行なやつ)向け設計と見えて、スローピングフレームのRC20ではシートポストの下が余り気味で、フラッシャーも縦にできず格好悪い。

'07.7.13  car&bikelife

カニ目スパナと右ワン回し

 機械に触れる趣味に付いて回るのが工具の問題である。以前にも書いた様に我が家にはそれなりにいろいろな工具が転がっているが、それらで用の足りないことは多い。特に自転車がこんなにも専用工具を必要とするとは思ってもいなかった。

 特に今回はママチャリをバラしたいだけなのだ。ブレーキワイヤーを張り直すとか荷台を取り付ける位は、汎用工具で足りるし構造も見ればわかる。しかしBBをバラすとなると情報がどこにもなくて、どんな工具が必要かもはっきりしない。整備本はスポーツ自転車専用に書かれているし、DIYサイトの「ママチャリ日常整備」の類にBB脱着は含まれない。

 なぜそんな作業が必要になったかというと、会社の置き自転車“パチダホン”(中国製)のBBが明らかに末期的な異音を立てていたのだ。不定期に「ギギギギッガリッ」と音を立て、クランクがぶれる。タイミング良く会社で古いママチャリを1台捨てることになったのでそのパーツを移植しようというわけである。

 まずホームセンターには道具もないし有識者もいない。専門量販店に行くと、店頭に道具はないが使っている物は見せて貰えて、それがパークツールのHCW5という物だった。実際にはそれ以外にあと2つ自分の持っていない専門工具が必要だったのだがそんなこととはつゆ知らず、とりあえず御徒町の専門店に行った。ところがここがまたあてにならず、「ママチャリ用」と言ったためか態度もつれない。

 結局、調べ方を変えたら有効な情報に行き当たり、つまり「旧いカンパニョーロ・レコードのBBとほぼ同じ」だということがわかった。そう訊けば専門店でも嬉々として応対してくれたんだろうか。やれやれ。で、HCW5以外に必要なのが表題の工具というわけだ。

 スケジュールの都合上、仕事をしながら職場で換装した。ちょっとどうなのかねと思いながらも交換作業は実質10分程で終了。新規導入した安プリンタの設定よりも早かった。

BB:ボトムブラケット。ペダルの取り付け基部。最近のスポーツ車は軸とベアリングが一体の「カセット型」が主流。
パチダホン:どこ製か怪しいダホンCOMPACのクローン。
パークツール:自転車の世界では有名な工具ブランド。
カンパニョーロ・レコード:イタリア製超高級パーツ。
リテーナー:ボールベアリングの球をリング状に保持するパーツ。


廃棄ママチャリから外した「カップ&コーン型」BB。ママチャリながらこちらは国産品。BBの上辺りにJISマークのシールも有り。



パチのBB。「リテーナーの割れたベアリングの様な感触だな」と思っていたが、本当にリテーナーが割れていた(苦笑)。


左ワンのベアリング(奥)と比較…。

使用工具。完全分解しなくても良かったので右ワン回しは買わなかった。左からコッタレス抜き(汎用スパナと組み合わせてクランクを軸から抜く物で元々持っていた)・ロックリング回し/パークツールHCW5(左ワンの位置決め固定リングを外す)・ピンスパナ/パークツールSPA-1C(カニ目スパナの代用で、左ワンを外す)。揃えて自分でやるより自転車屋に任せた方が安いかもね(苦笑)。

'07.7.4  car&bikelife

中華A-bike、その後

 いま評判最悪なのが中国製品。死に至る薬や食品が反乱している中、工業製品もその例に漏れず、ビッグスクーターは直進路なのに転けたりするそうだ。

 過日の偽物自転車もブレーキレバーの取り付けボルトからナットが脱落していた。家で「さすが中国製品」なんて言っていると、「それ以前にニセモノ買った自分が捕まっちゃうんじゃないの」と妻に脅される。

 さてその仏罰が下ったのか、買って1ヶ月足らずで深刻な故障が発生。折り畳めないのだ。深刻ではない? しかし、その原因を突き止めると深刻であることが分かる。

 引っ掛かる箇所近くのネジの取り付けを見ようとすると、ネジが抜けているどころか取り付け基部ごともげているのである。となればフレームの分割が必要なので、とても会社では出来ないため家に送った。

 週末。バラしていくとますます不安になる。機関部は白い妙なグリスがドップリと盛られているが可動部から外れたところであったり、肝心のベアリングはスカスカで隙間から見えるボールはカラカラに乾いている。

 肝心の部分はあっさりもげていた。ABSかどうかも怪しい。しかしこれが折り畳めない原因ではなかった。

 二重に掛かるチェーンのBB(と言って良いのか?)に近い方が、メタリック調のグリスにまみれているのだが、よく見ると金属の削りカスなのである。

 何らかの原因(多分フレームの捻れ)によってチェーンがシートパイプ自体を削っていたのだ。削られてリボン状になった部分が内側に曲がっていたため、折り畳み時にシートステーが引っ掛かる様になっていたという訳だ。走り出しに聞こえていた擦過音はこれだったか。

 とにかく全体を脱脂。それから削れて曲がった部分を取り除いて断面をヤスリで馴らす。テフロンのオイルやグリスを各所に塗布し直す。フレームのもげた部分はエポキシ接着剤で接着。周りにも充填して補強した。

 さて組み上げて乗ってみる。…同じ音がする。やれやれ。


フレームを開く。


基部ごともげている。フレーム側が割れなかっただけマシか?


チェーンにここまで削られるとは…


これ位の道具があれば処置できる。というかこれ位ないとできない。缶ビールの要不要は人による。


'07.6.26  car&bikelife

レーパンを履く娘

 とうとうレーパンを導入。趣味で自転車に乗り始めたときは、まさかレーパンを履くことになろうとは思ってもみなかった。

 去年の夏に自転車に乗るときはユニクロのショートパンツを履いていたが(運動の出来るウェアといえば他にファティーグしか持っていない私)、今夏はJEDIではなくRC20。何度か乗ったのだが、サドル部分が擦れて皺だらけになり、その内擦り切れそうだ。冬場はバイカーズパンツがあったが、夏はそれでは乗り切れない。そしていずれもRC20でCRを走るのに合わない。

 というわけで思い切って買ったのだが、実際履いて走ってみると何ということもなかった。というか快適で問題なし。履くとガニ股になった感じがするとも聞いていたが、それよりは“皮”が挟まらなくなって良い感じである。あれはトランクスの人は問題ないのだろうか? ブリーフだと挟まるんだよな。

 それから洗い物が1枚で済む。レーパンは下着無しで履くから、汗まみれになっても2枚取り替える必要はない。それを気にするなら自分で洗って下さいという妻の声が聞こえそうだが…。まあいいか。

 スポーツ自転車に乗ると「尻が痛い」という悩みをよく聞くが、実はRC20に乗るようになってから気になったことはなかった。JEDIでは“穴開き・ジェル入り”のシートに替えたのだが、RC20ではデフォルトのシートのままで何の問題もない。なぜだろう。乗るときのフォームの問題だろうか。前傾だからとあまり腕に体重を乗せてはならず腹筋で上半身を支えるそうだが、身体もフォームも出来ていないで前傾だから尻の負担が少ないのか? それではロジックが変か。

 ところで先日、パンクを機にとうとうJEDIのタイヤをデフォルトのKENDAに戻した。長距離を走っていないためかさほど踏み心地が重くなった気はしないが、意外にロードノイズが大きい。外したステルビオは結構ボロボロになっていた。走り方の問題だろうか。

RC20の記録
走行時間117.55min/走行距離49.02km/平均速度24.9km/h/最高速度49.0km/h/総走行距離833.8km
で、レーパン履いて二子玉まで走った記録の記載を忘れていたので追加更新。


「オムツ〜」と喜び履く下の娘。その上なぜかゴム手。


本文と関係ないが思い立って芝刈り。遅過ぎ。しかもビール。


途中で雨が降り出し、2畳分ほど刈り残す…。


'07.6.24  car&bikelife

困った買い物〜A-bicycle

 困った物を買ってしまった。そのままにしてしまおうかとも思ったが、諸々考えてここにレポートを残すことにした。

 A-bicycleというこの折り畳み自転車は、コピー商品らしい。初めてこの製品を知ったのはヤフオクなのだが、実は私はこのオリジナル自体を知らなかった。スケボーの様なサイズの車輪を安物の三脚に付けた様であり、ストライダ風のジョーク商品くらいに思っていた。調べると元はA-bikeという英シンクレアリサーチ社の製品で5万円ほどする物だった。「A-bicycle」「A-RIDE」「A-bikeタイプ」などと銘打っている物は中国もしくは韓国製のコピー製品で、正規パーツの横流しだか、設計データの流出だか、とにかくオリジナルではないという情報に当たった。

 ファイバー混入樹脂や航空機用軽金属で成り立っているという本物と同じ重量ということは、それほど劣悪な素材で作られている訳でもないのかもしれないと初め考えていたが、実のところこれは結構劣悪なデッドコピーの様だ。本物を所有している知り合いもいないので比較もままならないし断言はできないが、いくら乗りにくい極小径車と言えど本物がこれと同じ訳はないだろう。

 なにせ真っ直ぐ走れない。ハンドルの動きが渋いのにはまず気付くが、妙に振れる尻が、捻れるシートポストや歪む機関部のせいだとは少し走らないと気付かない。重心と漕ぎ方に気を付けて、それでも500mも走ると脚が軽くがくがくする。

 何せ買った本人であるから偉そうに警鐘を鳴らす資格もないが、オークションでいくらで落としても「損した感」が拭えない物であることだけは保証しよう。

 しかしそうして考えると「ダホンのライセンス品」を謳う一連の製品も大丈夫なのか不安に思えてくる。その不安を感じ取ったわけでもないだろうが、最近「パチダホン」に異常あり。BB辺りから不規則に「ギギッ、ガリッ」と厭な音がする。こちらは仕事の足でもあるし困った。

メーカー不詳 A-bicycle \8,500(落札価格)


確かに小さい。そして軽い(約5.7kg)。何種類か存在するらしいが、これは前部反射シールがなくグリップは単色でベルの付いていないタイプ。


ちなみに反射シールはウロコ型風だが印刷で、単なる反射シール。その上曲がって貼ってあった。プラにはバリが。ネジは見るからに安っぽい。


ハンドル基部のカラーは真円でなく、どうもここが抵抗となっている模様。途中までバラしたが、ここは面倒そうなので後日とした。

'07.6.19  car&bikelife

初羽村

 週末は羽村堰まで走った。多摩サイと玉川上水コースとの合流地点である。

 今まで行けなかったのは、2時間程度では戻って来られないからであり、そして途中の公園で親子連れを見掛ける度に、良く晴れた休日に小さい我が娘達を家に置いて走っていることへのある種の罪悪感から引き返してしまっていたためであった。今回は珍しく早い時間からの走行で、娘とは夕方に近所の遊戯施設に行く約束になっている。

 多摩サイまではいつもの稲城大橋より上流寄りを目指したため、初めて下河原緑道を走ることになった。綺麗な緑道なのだが、あれ危なくないのかな。センターラインが1本びしっと引かれているが、それで歩行者/自転車が分けられている。多摩川に向かって走ると、自転車は右の車線のセンター寄りを走らねばならない様だが大丈夫なのだろうか。

 帰路、奥多摩街道で後ろからいきなり声を掛けられた。「それ、コスモスですかー!?」。驚いて振り返ると服装もバッチリ決めたローディー少年が後ろに付けている。近くの交差点で停まると「あっキシリウムですね」と言われてやっとホイルの話と気付く。「いや…アクシウムだけどね」。「マヴィック良いですよね」。「君もマヴィックだね」。種類までは分からないけど。

 使い込まれたカーボンバックの赤いLOOKは中古で買った初めてのロードで、いつもはチームで走っていると言う。パーツやルートの話をされるがこちらはよく分からず。全く物怖じしないが訊けば中2。多摩サイから羽村を回ったそうで、家も近い様なので私と殆ど同じ距離を走ってきたことになる。こちらはそろそろ朝食分使い果たしてコンビニを探していたのだが彼は走る気満々である。

 「パーツも道も知らないおじさんがいてさー」なんて言われてしまっているかも(苦笑)。でも、何の趣味であれ、ああいうキラキラした子供がいるかと思うと嬉しくなる。

RC20の記録
走行時間145.48min/走行距離58.45km/平均速度24.0km/h/最高速度51.4km/h/総走行距離779.1km



本文で触れられていない肝心の羽村堰(笑)。


自転車に乗るようになって初めて日焼け止め買った。海水浴の香りがする。

'07.6.11  car&bikelife

切手2枚

 昔のタイヤ広告に、クルマの制動は葉書4枚分のタイヤ接地面に掛かっているという様なコピーの物があった。そのだんで行くとロードレーサーの場合は切手2枚分の接地面かと考える。過日、平地でも40km/h位で走ることもあるという話に危ないよという意見が聞かれて思い出した。

 しかし2tとかあるクルマが葉書4枚分なのだから、乗り手との総計でもせいぜい80kg程度のロードレーサーが切手2枚なら上出来じゃないのか? 気になり計算すれば葉書4枚が600cm2。切手2枚で10cm2だから接地面は1/60。それに対して重量は1/25だから…、充分な接地面積が確保されているとは言えないのか。などとコースターに書いていたが、3杯目のビールで濡れていてそれ以上書けなくなったのでやめた。

 大体バーのカウンターで一人呑んでる時というのは、そういうつまらないことに屁理屈こねくり回してツマミにしたりするものだが、あの広告は何年前のものだったかな。話すと意外に覚えている人もいるのだが。

 RC20が履いているのはデフォルトのマキシズ・リヒューズだが、単品で売っているのを見たことがない。ヒューズという製品があるが内容は同じなのだろうか。トレーニングに向いており、ヤスリ状のパターンがグリップ力を発揮という様な説明があった。ヤスリ状なものだから、急制動で軽くスリップする際は、正にヤスリがけの様な音を出すのがかえって不安に感じる。

 一方JEDIにはシュワルベ・ステルビオを履かせている。ポピュラーなレースタイヤであるが、こちらは接地面がスリックで路面に食いつく。気になるのは、高価ということと長持ちはしなさそうということか。実際JEDIに履かせて1000kmになるが、傷や劣化でそろそろ危なさそうだ。

 そんなことを考えながら、ある朝自分の靴を手に取ると踵が随分減っていた。接地面積の話も何やら足下の怪しいことである。


'07.6.6  car&bikelife

ステム換装〜10mmと70g

 前回書いた「通販で買ったパーツ」が到着したので組んだ。ハンドルステムである。

 実は前々からハンドルの遠さが気になっていたが、初ロードということもあり、自分のフォームが悪いためにそう感じるのではないかと考えていた。しかし試行錯誤しつつ500km近く走っても、相変わらず指の付け根が痛んだり、腕が伸びきったりしていた。

 購入店で相談してみたところシートを前に出してはと言われたが、シートはセオリー通りほぼ真ん中にシートポストが来ている。ハンドルポストを高くする手もあると言われたがこれもロードレーサーとしては適正な位置である。どこかをいじるとしたら、やはりハンドルステムを短い物に替えるしかないだろう。デフォルトの100mmから10mmは近くしたかった。

 何のパーツにつけ上を見ればきりがないが、そもそもこのサイズで決まらないかも知れないため、今回は5千円前後の物を探すことにした。ハンドルのメーカーと揃えた方が良いと何かの本に書かれていたがRC20は共にFSAでステムはOS150。しかしこのパーツについては、シボ仕上やマットシルバーのクランプがフレームとミスマッチに思えていたということもあり、寸法違いで同じ製品を買うのは躊躇われたし、上のクラスは1万円代半ばの製品となる。

 結局ネットであれこれ調べてDIXNA(ディズナ)のリッジラインステムに決めた。ぬめっとしたラインと仕上げはフレームに合っているし、何よりクランプのグリーンが全体の差し色に近く綺麗。一緒に、前々から気に入らなかったトップキャップを、シートステーとお揃いのTRIGONに。合わせて200gが130gという軽量化も図らず果たした。

 ところでこのステム、側面に2014 ALLOYと打たれている。フレームではよく7000番代が使われているが、このアルミの何番台というのを改めて調べると色々あり勉強になった。結局モノの話になるのだが。

参考ページ「アルミ合金規格一覧」(住友軽金属)
DIXNA リッジラインステム 90mmグリーン \4,284(税込)
TRIGON CARBON TOP CAP GHC02 \1,418(税込)


ridge line(稜線)の名称通り一本の筋が走る綺麗なフォルム。


画像では遠近差も出ているが、走ると10mmの差は大きい。白地に紺のミスマッチなトップキャップともやっとお別れ。
RC20の記録
走行時間58.42min/走行距離19.56km/平均速度20.0km/h/最高速度48.2km/h/総走行距離531.4km
ルーティンの土曜日多摩湖往復。実は娘のテニススクール送迎の間の時間潰し。ステム短縮で劇的に快適となった。平均速度が低めなのは送迎往復で娘に併走するため。

'07.5.31  car&bikelife



 朝、出掛けに妻が「ベルトがない」と叫んでいた。結局ベルトは見つからず、そのまま玄関で屈んで娘に靴を履かせて家を出て行った。後から家を出て、途中Cメールを打つ。「男性の前であまり屈まぬように。お尻見えるよ」と。すると「女性でも同じだよ〜。保育園で屈みまくりだったよ」と返ってきた。前を歩く女の尻を見ていて平地で蹴躓くという話を本欄でも書いたりするが、他の女の尻はちらちら見るくせに、自分の妻が見られるのは人並みに厭らしい。

 人の尻と言えば、印象に残る豪快な尻を最近見た。場所は多摩サイであるが、最近書いた女性ローディーチームの話ではなく、黒人男性である。

 無風で調子もまだまだ良く、上流の空いているところを30キロ超で巡航していた。それくらいだと、余程飛ばしている人でも近づいてくる間に気付くものだが、その自転車にはあっという間に追い抜かれた。漫画なら「バビュンッ」と効果音が入るところだ。TREKだか何だか忘れたが、米国製ロードだった。

 印象に残ったのはスピードではなく尻と脚だ。とにかく太股が太い。私の頭周り位ある。これは余程太い。何せ私の帽子のサイズは61cmである。華奢な女の子の胴回りである。もっとも成人女性で本当に61cmという女性の腰がどんなものだかは見たことも触れたこともないので知らないが。ともあれ、そんな太股がガッシガッシと動く上にドンと巨大な尻があり、それが時速40キロ位で「バビュンッ」と目の高さ辺りを走り抜けるのである。これはかなり怖い。

 前振りから何か色っぽい話を想像されていた方ごめんなさい。そういう話ではありませんでした。


読書 山本文緒「日々是作文」文春文庫

もっと読みたい本が出ていたので中断。別段何も悪くはないのだが読み進まなかった。でもまあ、あれだ。


'07.5.28  car&bikelife

RC20帰宅後の週末

 RC20が戻ってきた。BB付近の擦過音はなくなった。異物混入のためBBを交換したそうだが、一体型でもそんなことが起きるのかと。それよりも取り付け位置の問題だったのではなかったのかしらんと思っているのだが、まあ無償修理ではあるしあえて忘れることにした。

 とは言え持ち込み・引き取りの手間は負担だった。引き取りは他の用事を兼ねて仕事帰りに行った。スーツでRC20に乗るのは抵抗があったが、意外に革靴でもSPD-SLペダルを漕げるのだなと感心したり。それが木曜日。

 毎週土曜は上の娘をテニス教室に送り届けた脚で1時間多摩湖往復をする。ここで問題発覚。

 前を外にシフトすると外れやすい。納車前の微調整が不充分の様だ。その上新たな異音を発見。クランクを回すと特定の位置で金属同志の触れる音がする。またかと愕然とするがどうも音が浅い。よく見るとFDのワイヤーの端が外側に曲がっておりクランクに触れていた。素人じゃないんだから勘弁してください。

 さて日曜日は留守番。ビールを呑みながら、用意していた装備変更をすることにした。

 予備チューブなどを納めたサドルバッグのためにシートステーに取り付けたリアランプの位置が低くなり、真後からだと1/4ほどタイヤの陰になっていた。こういう物は位置が高い方が良い。かといって横位置にするのは厭だったので、思い切ってツール缶を付けてサドルバッグの中身を移すことにした。

 同時にやっとインフレーターを購入。トピーク・マイクロロケットと最後まで迷ったがバルビエリ・カーブワンにした。しかし作りが粗くて軽く失望。ツール缶を納めるカーゴはシートチューブ側に付ける。そのままではFDの取り付け基部に干渉するためスペーサーが必要と書かれていたがインフレーターのブラケットがその代わりになって一石二鳥。

 そろそろ通販で買ったパーツが届くので、次の週末も機械いじりの予定。


組み替え前

組み替え後

これでは音も出るわな。どうですか、任せて良いんですか? ていうかどこのショップもこんななんじゃないかと疑ってみたり。

折った古靴下にチューブ1本・タイヤレバー・ミニツール。それにしてもエイカーのグラフィックの酷さ…紙ヤスリで削る予定。

ごちゃごちゃし過ぎだ。カーブワンは多分上下逆の方が良いのだろうが、ロゴの向きが合わない(苦笑)。

'07.5.25  car&bikelife

RC20/JEDI/パチダホン/アンタレス

 このところの自転車関係のトピック(というか不具合が主)をまとめて書き出してみる。

RC20
 実は今、再度入院中だった。先日フレーム交換から戻ってきたばかりだが、BBから擦る様な異音が出ていた。どうやらショップでの組み上げ時の不手際らしい。こういうのを怖れていたのだが、しっかり的中してしまうとは運がない。何のために通販などでなくそれなり技術のありそうな店で購入したのかわからないではないか。しっかりして下さい。誠意ある素早い対応をしていただけているが、こんなものなのかなぁ。それともこれも2007年問題?(まさかね)

JEDI
 長い坂を下っている最中、異常なほど前輪がぶれてハンドルが取られた。速度はメーター目視で40km/hを越えた辺り。試しにもう一度下ってみたが同じ。慌てて急ブレーキをかけでもしたら投げ出されておしまいと感じたので、ブレを緩く受け流しながら少しずつ減速。ホイルをはめ直したりしてみたが変わらず。原因はこれから究明の予定。

パチダホン
 とにかくこいつのリアディレーラーには嫌気が差している。テンションを掛けていない(漕いでいない)状態で段差を乗り越えるとチェーンが外れるのだ。初め原因がわからず、人のいない広いところで足下を見ながら同じ事をしてみると、RDが跳ね上がってチェーンが外れるのだった。これでは調整がどうこうで改善できないのではないかと思うが何か対応策はあるのだろうか。別にダウンヒルをしているわけではなく、普通に千代田区や中央区の舗装道を走っているだけなのだが。

アンタレス
 メッセンジャー便を頼んだら以前見たのと同じ青いアンタレスだった(カーボンバックではなかった)。支給車ですかと訊いたら違うそうな。いや、よく考えたら前話しかけたあの女性だったのだ。やれやれ。ソクハ○のアンタレス嬢に「しょっちゅう話しかけてくるお客がいて〜」なんて言われてたりして。みっともない。


大写しにするもんでもないな。ディレーラーRD-TY18。本当にあのシマノ製? 実はSHIMAMOとかSHIMONOとかではないの? 安自転車には結構多く使われているが、みな問題はないのだろうか。調整が必要かと思ったが、そもそも調整ネジの類が付いていないのだった。

'07.5.19  car&bikelife

最後まで「じてつう」

 昨日更新の記事で「途中までじてつう」と書いたばかりだが、1週間後の水曜日にはRC20での初通勤をした。

 iBookははなから置いて行くつもりだったが、今回は革靴を背負わないとならないので上着も諦めることにした。得意先に行く予定は2件。内1件はスラックスにタイを締める位していないとならないが上着ナシでも何とかなる相手。何にしてもSPD-SLのクリートが付いた靴では外出そのものが難しい。加えて、ボトムはサイクルパンツにするためスラックスも鞄に入れた。片道25kmあると、さすがに見苦しいほど皺が付いてしまうからだ。

 サイコンの値を見返すと前回とは大分違う。折り畳み小径車のJEDIとロードレーサーRC20という違いもあるし、このところ無心に走りたい心境でもあったのではあるが、通勤にしては飛ばし過ぎかも知れない。

 最近ワンボックス車の後に付けて走ったりする。自転車最大の障壁は風である訳だが、それがないということもあり、脚力があるわけでもないのに気が付くと45km/hとかで走り続けていたりする。ふと、ちょっと危ないんじゃないかとも思ったりもするが。

 電車利用がドアトゥドアで1時間10分。JEDIで1時間半だったが、今回は実測1時間10分。電車と同じである。これなら自転車の方が良いなぁ。などと、思うだけ思うのだが、準備やら何やら考えればかなり面倒で不便である。そして当たり前のことだが体力も随分消耗する。今回、築地の得意先へも行ったため、帰路はそれなり脚が重かった。

 格好も自転車もすっかり自転車便然としており、得意先に行くのに冗談で伝票でも作ろうかなどと考えたくらいである。昼は晴海大橋の上で摂る。高所恐怖症のくせに解放感を味わってみたりする。それにしても風が強いのには参ったが。

RC20の記録
通勤往路:走行時間59.24min/走行距離25.41km/平均速度25.6km/h/最高速度55.4km/h
色校届け:走行時間29.42min/走行距離11.48km/平均速度23.2km/h/最高速度44.4km/h
通勤復路:走行時間62.54min/走行距離26.76km/平均速度25.5km/h/最高速度53.0km/h/総走行距離427.8km。


社内。かなり邪魔かも(苦笑)。


向こう岸にお台場が見える。

'07.5.16  car&bikelife

「途中までじてつう」

 久しぶりに自転車で通勤してみた。と言っても途中の新宿までで、その先、神田までは電車で行った。全道程の約2/3程度になる。高千穂遙氏が著作で書いている「途中までじてつう」というやつである。それによれば、駅の近くに安全な有料屋内駐輪場があることが前提な訳だが、新宿にそんなものがあるのか知らないので知り合いのバーの入り口に置かせて貰った。歌舞伎町のど真ん中だが一応ビルの3Fだし、鍵は付けているし、まあ安全だろう。そういう話だからあえて店名を書かないけど本欄読者には分かってしまうか。

 その日、日中の最高気温は24℃となっていたが、風が涼しかった。北海道出身の母に言わせると「北海道の様な晴天」だったらしい。それに加え“ポタリング速度”を維持するよう気を付けて走った。これは性格上難しいところではあるが、快適な天候を愉しみながら20km/h辺りで走ったため、意外に汗はかかなかった。

 iBookは置いて来た。先日の不具合の際に、会社の予備機に自機と同じ環境でブートするパーテーションを用意していたので、とりあえず卑近の作業ファイルだけをUSBメモリに入れて持った。

 あと最大の荷物は上着である。JEDIなので靴を別に用意する必要はなかった。それでも帰宅後ストラップを掛けた方の肩が真っ赤になっていたので重量オーバーだったのだろう。

 走ることに専念するならRC20があるから、JEDIはもう少し「日常の足」仕様に変えていこうかと思案中。タイヤは太いのに戻そうかな。それに、ステルビオに替えてそろそろ1000キロだが、サイドの毛羽立ちが気になってきた(苦笑)。

JEDIの記録(往復)
走行時間108min/走行距離37.27km/平均速度20.6km/h/総走行距離2009 km

[報告] RC20が「SONIX II」に復帰して戻ってきた(笑)。
ともあれ、アキコーポレーションの誠意に感心するのみである。


'07.5.5  car&bikelife

貸し自転車/荷台破損/川崎駅

 連休後半の初日はお留守番。遠征する妻と長女を見送り、次女と一緒に小金井公園に行く。貸し自転車に乗りたいと言う。なぜかペダルを一回転できないのだが、まあ好きに遊ばせておけば良いかと思いつつもやはり気になりペダル回しの指導をすると上手くできた。延々周回コースを回る。

 帰宅後。「後(の座席)、外した?」と妻に訊かれていたのが気になりチャイルドシートを付けた電アシ車(ヤマハ パススマイルPJ26)を見ると、シートが持ち上がる。外れているのかと思いのぞき込むと…なんとシートを取り付けたキャリア本体とステーの溶接部がもげていた。これは素直に交換した方が良いなと近所の自転車量販店で買ってきた。26"であること以外に規格の違いはないだろうと思っていたらシートステー型とダボ型とがあり焦る。まあ、ダボ型なのだが。何事もなめてかかってはいけないということで。本欄バックナンバーを見ると、壊れたキャリア自体ホームセンターで買った物だった様だ。

 さて翌日は、先日の雪辱(?)ということで多摩サイを下ってきた。天気も良いし、河原の人出も結構なものだろうから、ポタリングくらいのつもりで出かけるも、まあRC20だし、空いているところではそれなりに流す。

 下調べしたコース通りに走ると二子玉までスムースに到着。それではと、もっと先まで行くことにした。羽田までは時間がなぁと考えていたが、やはり折り返し目標時間になってもまるで届かず。こういうことは途中で計画変えてはいかんわな。エネルギーも尽き、コンビニでゼリードリンクと大福を補充。結局川崎駅付近で折り返す。昔よく夜中にクルマで走った道だった。

 河岸ではいたる所でバーベキューをしていた。またふと、娘二人連れて来るべき所だよなぁととか考えつつも、駐車場入り口の渋滞や近隣の路駐を見るに、いややっぱりそれはないなと気を取り直す。というか明日は妻方の親族の集まる山梨まで遠征である。

RC20の記録
走行時間180.21分/走行距離70.81km/平均速度23.5km/h/最高速度47.5km/h/距離総計340.3km


何周も回った後突然コース外に停まり「もう帰る」。


次女の体重より車重の方がある。もげたのは取り回しの際にシートを持ったためではないか?


新六郷橋を右岸から左岸へ。それにしても浮浪者多い。

'07.5.3  car&bikelife

フレーム交換

 この1週間ばかり、ルイガノの総代理店であるアキコーポレーションとメールのやりとりがあった。元々は自サイト「ルイガノJEDIとRC20の記録」立ち上げに際し、サイトからのリンク報告でこちらからメールしたのがきっかけだった。

 初めのメールで、例のフレームの誤植について訊ねてみた。「SONIX II」が「ONIX II」になっていたあれである。「話のネタまでにご教示いただければ幸いです」と書いたしクレームのつもりは全くなかったのだが、確認して対応方法を連絡〜という返事を頂いていた。

 そして先日担当の方からメールを頂戴した。それは、「生産工場側へ交換用のフレームを手配」し、「(アキコーポレーションで)検品を行いサイクルワークステーション吉祥寺店様(購入店。以下CWSと略)へ交換フレームの発送」をしますと、そして「お手数ではございますがフレーム交換の日取り等ご確認頂ければ」というものだった。

 これには私も少々困惑した。そんなつもりはまるでなかったからである。まあせいぜい原因の報告とお詫びの一文がある程度かと。あとは「S」のステッカーでも頂けたらレアだなぁ位の、なかば冗談ぽいことしか考えていなかった。ましてや機能上全く問題ないのだ。そして何より面倒臭い(笑<これが本音)。

 しかしまあ、それだけの対応をしてくれるということにはとても誠意を感じるし、メーカーとしての責任の取り方としては最良のものなのだろう。

 実のところ心配だったのは購入店に迷惑が掛かるのではないかということだったが、自転車流通のシステムが理解できていない私の杞憂(もしくはCWSがよくできた販売店であるということ)だったらしい。店の方からも不良品で迷惑掛けて申し訳ないという主旨のことを言われた。

 預かりにはなるだろうと思っていたが、やはり2〜3日の預かりになるということで、連休末の持ち込みとさせて貰うことにした。


'07.5.1  随筆 /  car&bikelife

待ち合わせ/川下り

 暦通りの連休前半だが特にどこへ行くということもなく過ごす。本当は“浦安鼠園”に行く予定だったのだが(無謀だよ)、上の娘が連休前に熱を出してしまい後半にずらした。

 ちなみに私は連休前の夜、珍しく掛け持ちの待ち合わせで歌舞伎町へ。当然の如く終電を逃す。というかお二人とも大遅刻してくださってありがとうございますよ。しかし待ち合わせ場所がBAR BLACK LUNGというのが、そもそも私にきちんと待ち合わせする気がなかったのだろうと言われても仕方がないかもしれない。ともあれゴンザレスさん、工兵班、無事帰れたのだろうか。

 見送ったり迎えたり中座(?)したりで何度も店を出入りしたが、戻るとどこかで見た顔が。実は2年ほど見掛けていなかった他の酒場の知り合いだった。BBLでは一見だったらしい。珍しいこともあるものだ。ちなみにBBLは明け方に最強メンバーが勢揃い。まあ朝に帰れただけでもましだったのか。

 そんなことで諸々あり初日は潰れ、2日目多摩サイに走りに行く。いつもなら稲城大橋を始点に上っていくのだが、珍しく下る。ところがコースを把握しておらず、市街地辺りはまだしもダートや店先に突っ込んで二子玉で退却。「多摩サイ」とは言うが繋がった一本道ではない。

 コースを間違っていたためか、意外に走っているロードが少なかった気もする。帰路でゆっくり走るルイガノのカーボンを見掛ける。靴まで同じ。しかしRSR-Cで、自分より年輩の方だった。

 ところで今回50km足らずの走行で3回もフロントのシフトダウン時チェーンが内側に落ちた。ディレーラーの調整が甘かったか。ロー側の調整なのだが携帯ツールのドライバがしっくりいかなかったので帰ってからの作業にする。

 1/4回転ずつ回して1/2回転でぴたりとくる。しかしまあ、こうして微調整をしても1週間後には全てちゃらになるのだが…その話は次回に改めて。

走行時間128.43min
走行距離 49.00km
平均速度 22.8km/h
最高速度 45.2km/h
距離総計264.3km


二子玉。多摩川っぺりはどこへ行ってもトイレに列が出来ていた。


調整中。携帯ツールだと山を舐めそうな感じだったのでやめた。

読書 重松 清「愛妻日記」講談社文庫

重松清による官能小説短編集。家族と夫婦について描くと根本は性の話になる。とは確かに思うけどあんまり電車内で読むのには向かないなぁ(苦笑)。普通に官能小説読んでる人はどうなんでしょう。どうって、どうなんだかしらないけど。