B級グルメ
公文書

'17.10.28  Bグル 

深夜、ムサコの中華呑み〜台北

武蔵小金井駅北口。未だ再開発途中の景色。隣の西友、潰れたねぇ。

雨で趣の出た店頭。突き当たりにマッサー婦がいて繁華街風(w

大餃子(3個330円 5個550円)が程良い。

 武蔵小金井駅近くで、たまに遅い時間に呑む。この日は中華屋で一杯という感じで探した。

 こちらの店は目立つ看板に大箱なので敬遠していたのだが、中に入ると、厨房の広さが結構あるためにL字型になった店内は、意外に大箱という感じでもない。また薄暗い店内が丁度良い。明るい所で呑むのは白けるから。カウンターの配置がちょっと雑なのだがまあいいだろう。

 まず試しに餃子。大餃子に3個のがあり、一人呑みに丁度良い。これともう1品何かあれば良いかな。

 1杯目のビールを呑みながら2品目を探すと、台湾腸詰めがあるので頼んでみる。以前よく通った店(某所の過僑米線)では甘くて固いのが常温で出て来たが、ここのは程良い味で炒められていてなかなか旨い。ただ一人で食べるにはちょっと多いか。つまみ用に2/3位のが欲しい。

 中華居酒屋の様ではあるが、ボトルビールやらの飲み物の種類が多い一方で、紹興酒が小瓶(18ml)1種類だけというのが解せない。これは何とも寂しい。見栄でも甕出し紹興酒とか置いて欲しいところだがなぁ。

 紹興酒2本目辺りで困ったことを思い出す。今日、何も食べていなかった。腹が減っていることを思い出してしまった。

 野菜を摂りたいのとさっぱりした物が欲しかったので、タンメンにしよう。メニューを見ると、つけ麺にもなるとある。

 結果、なんか面白い物が出て来た(笑)。麺が少ないのはオーダー通りだが、スープ側が野菜で埋まっている。後に調べると、ここはタンメンが売りらしく、普通に頼むと丼の上に野菜が山盛りになるらしい。知っていれば具も半分にしたのに。食べログを見ると好評不評あるが、私はこの薄味は好きな方だがな。

 一人呑みとしては小皿をもう少し充実して欲しいかな。でももう少し浅い時間はグループ客が多いのだろう。こちらはうっかり深夜バスの終バスを逃してタク帰り(但し近所)という体たらくだ。


台湾腸詰め(520円) 紹興酒(630円)。ちびちび呑みセット(w

タンメン つけタンメン麺少な目(850-50円)。妙だこれ。

後日食べたマーラータンタンメン(930円)の胡麻の濃さ!

アジアンダイニング 台北創作料理 / 武蔵小金井駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0



'17.10.22  Bグル 

この秋、屋外での収穫
谷中でナポリタン「E-YANAKA」

 ナポリタンの店を検索して掛かる酒場はよくあるが、そのためだけに日頃呑み慣れない酒を呑むというのは気が進まない。ところがふと立ち寄った店に実はナポリタンありという幸運があった。

 谷中よみせ通りの「E-YANAKA」は、随分と早い時間から呑める店である(代わりに閉まるのも早い)。休日昼から呑んでいる私にはピッタリなのである。

 雨上がりの店頭にわざわざテーブルを出して貰ったということもあり、いつもは頼まないつまみをとメニューを広げると、ナポリタンがあった。

 全くスタンダードなナポリタンで、全く過不足がない。意外な拾いものだった。他にハムカツも頼む。これも旨い。初めは近くの総菜屋の物ママかと思っていたが、店での揚げたてだそうだ。近隣の名物だけに手を抜けない。

 道行く人を眺めながら呑む。それがまた自ら情景となる心地良い通りである。尤もこの日は猫連れなので目立ってしまったが。

食べログ 千駄木、西日暮里、日暮里/立ち飲み居酒屋・バー 「E-YANAKA」


ナポリタン(500円) 過不足なし。猫も満足(食べません)。

ハムカツ(200円) これは取り分けた分で、1人前は2切に葉っぱ

店名はもちろんE-YAZAWAから。言うまでもなくBGMも。

汁なし二郎系の移動販売「おどるめん」


 八重洲にて、近隣で昼食を買っていたH嬢から「まぜ麺の持ち帰りがありますよ」というメールを受ける。

 大手町フィナンシャルビル横の日本橋川沿いは、昼時に移動販売の店で賑わう。いつの間にか「大手町川端フードガーデン」などと名前が付いていて、丸の内側(A地区)だけでなく内神田側(B地区)の両方に屋台村が出来ていた。昼時は当然混むので、避けて通る様にしていたのだった。

 ピークを少し過ぎた時間だったので、出来たばかりの当該のB地区は幸運にも空いていた。今は月曜A木曜Bの出店というこちらは、元気なお兄さんが一人で切り盛りしていた。「たべやすい二郎系」「究極のまぜそば」などのコピーがPOPに踊るだけでなく、店主自身の踊る動画が店頭で流れている。

 移動販売車の追い茹でなので、残念ながらアッツアツという程ではない。持ち帰り先に電子レンジがあるなら加熱を。特にブタは熱くないと。今後に益々期待。他にないしね。

大手町川端フードガーデン


カラーリングは黄地に黒ではないが(笑)。分かりやすいPOP類。

ミニ盛り(麺100g 500円)のパッケージはこんな。

麺はワシワシというよりちょいカタめ。タレはデフォでカラめ。


'17.7.10  Bグル 

週末は食べ物のことばかり。
 週末、外に出るついでに5km位先にある近所のイオンに寄ってタカモリのソフト麺ナポリタンを補充することにした。近隣ではここでしか安定した扱いがない。

 ここには丸越も入っている。もんちゃんが「キレイこんにゃく紀州梅」を気に入りまた食べたいと言っていたが、TL上では既にラムネこんにゃく再登場が話題になっていたので入れ替え時なのだろう。私が訪れる週末の店頭はいつも年配の男女がいる。ケースにどちらもないので女性の方に「入れ替えですか?」と訊いたのだが、また入るのかいつ入るのかも分からないと言う。鎌を掛けるつもりもないが「じゃあ次はラムネこんにゃくになりますか」と訊いたら、奥にいた男性は「あ」という顔をした様に見えたが、女性の答えは相変わらずだった。要するに、仕入れに関与してないだけでなく、何も情報共有されていないということか。これでは客はいつ来たら良いのか分からない。ていうか来ないんじゃないか? 残念な気持ちで何も買わず店を後にした。

 実は時間が合えば5坪の冷麺でもと考えていたのだが、出掛けに自転車の整備をしたため昼営業の時間に間に合わなくなってしまい、何も食べていなかった。イオンのフードコートは落ち着かないし、どこかその辺で食べる所を探そうと激暑の渋滞路の脇を走る。

 ふと、近くにリンガーハットがある事を思い出す。随分前にカップ麺でまぜ麺がメニューにある事を知り、油そば好きとしては食べてみたいと思っていた。

 ただあれがレギュラーメニューなのか、店頭でもメニューは分からない。店に入る時ドアには手書きで冷やしちゃんぽん品切れのお知らせ。不安を抱きつつ開くメニューに、発見。目立たない表記なので探してしまった。

 花椒の効いたピリ辛肉みそ、確かに利いてる。そして野菜多い! 当たり前だけど、チェーン店とは言えカップ麺とは全然違って美味しい。

 というのが、週末のささやかな喜び。小さいね。

エースコック「リンガーハットのまぜ辛めん」を買った'16年6月30日のツイート。画像は残念ながら「ついっぷるふぉと」上なので暫くすると消える。→1 2

在りし日の丸越「キレイこんにゃく紀州梅」

昨年6月に食べたエースコックのリンガーハットまぜ辛めん。

こちらが“本物”のリンガーハットまぜ辛めん(込540円)。

野菜をかき分けてやっと見える麺。
店頭の幟。冷やしちゃんぽんは品切れで、牛がっつりまぜめんに至ってはメニューに載ってもいなかった。


'17.6.25  Bグル 

タカモリのソフト麺ナポリタンに、マ・マーのナポリタンソースは合うか?
 ここ暫く買い溜めては食べ続けているのが、タカモリ「ナポリタン3食」。九州は高森興産のソフト麺。関東での販路は限られているが、安くて調理の手間が掛からない上に、賞味期限が常温保存で半年というのが驚き。

 生麺タイプで茹でなくて良いどころかレンチンだけでも食べられる。野菜などと一緒に炒める調理法も袋には載っているが、サラダ油を掛けてラップして3分レンジに掛けて、粉末ソースを振り掛けるだけでも完成する。調理器具の始末の手間が省けるし、夜食の場合勝手に使ったの何だのと言われずに済む。

 ただ確かに、温めた麺に粉末を振り掛けただけでは、味の着いた麺というだけなので物足りない。しょっちゅう食べているとさすがに飽きる。かと言ってフライパンを出して野菜やソーセージを炒めるなら、乾麺を茹でてる間に玉葱を炒めるのと掛かる時間も大して変わらないと思ってしまう。手間は違うが。

 そこで数歩譲って(誰にだ?)、具材入りのソースと合わせてはどうかと考えた。多くの「ナポリタンソース」の類はレトルト状で、封を切ると保存が利かないが、ボトルタイプの製品がマ・マーから登場していた。これならイケる。

 結果。期待し過ぎたか。マ・マーのソースは炒めるのが前提のためか酸味が結構強い。このままではナポリタンとしてはマイルドさに欠け、スパゲティーのケチャップ和えみたいな味になる。

 そこで渋々フライパンだけは使う事にして、ソースは炒めて酸味を飛ばす事にした。どうせ炒めるんだから何か混ぜてと思ったが、使って良さそうなソーセージ等はなく断念。別の摘まみ用に買ってあった岩下のオリーチェ(オリーブの漬物)を彩りに乗せる。

 手軽感は多少希薄になってしまうが、まあ旨い。ただ、酸味はまだ強い。炒めよりバター投入した事の方が効いてそうだ。毎回これやるのは面倒だが、ソース放置も勿体ないしな。

高森興産 商品のご案内


在りし日の買い物。さて「ケチャッピーナポリタン」の実力や如何に?

調理法。

ニセ温玉のオン例。水を張ったマグカップに沈めて爪楊枝で黄身に穴空けて1.5分レンチンでOK。

今回はソースをひたすら炒めるところから。

まあ、良しかな。


'17.5.10  Bグル  bicycle 

「町田唯一の油そば専門店」の兄弟店は「町田唯一のまぜそば専門店」なのか? 町田 ヌードルボウルマゼ
 たまに町田に行く事がある。まず、そこへ行くまでがロードバイクで走るのに手頃なコースであるのと、油そば好きなので油そば専門店「noodle SPUNKY」があるからというのもある。

 だがそのうち「その近くの他の店でも油そばは出してるんじゃないか」と考え始め(浮気性なんです)、調べると少し離れたコース近くの「支那そば亭」という店のメニューに油そばがあった。それではと今年3月頭に向かったのだが、なんと期限不明の改装中になっていた。

 町田には店をやっている友人が住んでいるのもあり地域情報サイトをフォローしているが、ある日そこで、こちらの店のオープンの記事を目にした。そしてその住所が「支那そば亭」の場所だと気が付いた。改装だったんじゃないのか!? しかも「noodle SPUNKY」の兄弟店となっていた。

 週末の練習コースを走る事から暫く離れてしまっていたが、結局GW最終日の5/7にやっと訪店できた。

 笑顔で感じの良いマダムと、若いお嬢さん2人(片方は高校生に見えた)という態勢だった。旧「支那そば亭」の情報からは元気なお兄さんの店というイメージだったので、随分意外だった。

 SPUNKY店主のご実家は確か製麺をされているそうなので、「関係がある」というのはそういう話なのかなと考えたが、着いた席が丁度壁に向いており、カウンターを覗き込んでわざわざ話を伺うのもどうかなと思い、結局機会を逸してしまった。

 メニューは「支那そば亭」からの継承か、にらそばなどバラエティー豊かで、まぜそば専門店として町田でSPANKYと充分両立するのかも(町田唯一かは知らない)。ただ、麺はSPUNKYと同じ様で、具材も似ている。タレは違う感じだがちょっと思い出せない。

 余談だが、オープンしたてなのに隣地駅寄りのイベントスペースでラーメンイベントをやっていた。ありゃないな。逆に相乗効果でもあれば良かったが。

3月の「支那そば亭」。

個性的で印象に残るデザインのファサード。

卓上調味料は黒胡椒と酢のみ。他の人の情報では自家製にらたれもあるはずだが、閉店5分前だったからかも。

まぜそば(700円)並。具材は多めのネギ、かつお節、刻みノリ、チャーシュー、生玉子。マヨとニンニクが付いてくる。

「変わりゆく町田の街並み」町田シバヒロ近くに、まぜそば専門店「NOODLE BOWL MAZE」4/20open!

ヌードルボウルマゼ油そば / 町田駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


RC20の記録 走行時間2h10min06sec/走行距離50.60km/平均速度23.3km/h/総走行距離15,246km


'17.5.5  Bグル 

ラーメン3品

店主元気で感じ良い ラーメン 神田店
 久し振りの通称“神田二郎”。二郎系も店により味は結構違うし、メニューやサービスも異なる。直系とかフーズ系とかインスパイヤなど色々カテゴリーもあるが、自分は行動範囲内でしか入らず行列店には近寄らないので、寄るのは神田・歌舞伎町・小金井のいずれか。人により邪道扱いもあるが、所詮別の店だしな。そんな事より、神田店の店主は元気で感じが良いと思う。世のラーメン屋もこうあって欲しい。

 こちらの店は他の二郎系に比べればあっさりして量も控え目と思うが、茶色い中太麺と塩っぱい汁に、コレだと思い出した。ただ、以前(2年前程度)より背脂が大粒になった気がするのだが気のせいだろうか。なら、嬉しいんだけど。

食べログ



普通盛・マシなし(700円)こちらでは注文時にマシを訊かれるが、この日は着丼時にも訊かれた。腹減って見えたかな(w

再々訪 ローストビーフ油そば ビースト
 ビルの入口を塞ぐ程の立て看板を邪魔と思いながら(笑)地下の酒場には寄っていたが、こちらへは久し振りだった。深夜が大概盛況なのは見ていた。

 卓上調味料が増えていたので試す。ただ、流行とは言えパクチー入りは苦手なので手を付けなかった。

 ワインリストが見当たらなかったが、さすがにあれはやめたのだろうか。見る度メニューの細部がいろいろ変わっているのは前向きで良いと思っている。

食べログ



17.4の油そば(並)+温玉。自分の中で安定の味となってきた。 。

17.4の卓上。茎わさび常備。セビーチェは酸味のあるパクチー入りスパイス。ジャークチキンはニンニク+カレーのスパイシーなスパイス。

ごまの水面 神田小松屋
 最近フォローした街情報ブログのアカウントから、こちらのごまラーメンの画像がTLに流れてきて無性に食べたくなった。ごまペースト入りのタレというと担々麺などもあるが、辛いのは苦手なので、こういうのがあるなら食べてみたいなと。

 基本は醤油ラーメンなので麺を掬い上げればゴマ色の水面は散ってしまう。しかし混ぜて啜るとごまの風味が口の中に広がる。

 何か未知のラーメンの様に書いているが、実は随分と昔からあるお店。というか、自分が10年以上前にこのすぐ近くに勤務していた。おかしいなぁ、行ったことなかったのだろうか。記憶にない。お店の方に10年前にもあったか伺うと、もっとずっと前からありましたよ、と返された。恐縮です。

食べログ



元祖ごまラーメン(750円)自家製ごまだれのしょうゆラーメン。

読書 三浦しをん「神去なあなあ日常」徳間文庫

主人公の高卒林業新人の日記形式なので、これが初・三浦しをんだとこういう文体だと勘違いされたりするかも?(w P.A.WORKSではないが、お仕事シリーズなのだが、しかしいずれもどれだけどうやって取材をすればこんな密度になるのだろう。



'17.4.24  Bグル

かっぱ焼き
 最近、週末は谷中を散歩することが多い。散歩と言ってもよみせ通りの日本酒バー福助の店頭で、一杯やりながら道行く観光客を眺めているだけだが。

 通りにはコシヅカハムの千駄木腰塚がある。初めて食べたのは自家製コンビーフだったが、これは絶品だった。一人で買って食べるのには向いていないが、そのうちまた食べたいといつも思っている。

 こちらの店頭では週末にフランクフルトなどを焼いて売っている事がある。卸肉屋のフランクフルトを焼きたてで食べる。これでこのまま呑めればなぁ。まあ店頭に行く前に既に呑んでいるのだが。

 先週、いつもと違う香りがするなと思っていたら、その日は味付けした焼き肉にキャベツを添えて売っていた。「かっぱ焼き」と言うのだそうだ。周辺に漂う香ばしい香りのタレに甘い脂とがっしり肉々しい肉。これキャベツもっと欲しいな。ていうかビール欲しいぞ。(右写真:500円)

 後で調べると、牛の前腹の皮と脂身の間にある赤いスジ肉を「かっぱ」と言うのだそうだ。知らなかった。皮下脂肪の外側に薄く纏う様に付いている部位なので「雨ガッパ」が由来となってそう称しているのだそうな。牛1頭からは僅かしか取れない稀少部位で、あまり出回らないそうだが、安くて肉の旨味が濃厚で、通の間では人気が高いのだとか。

 これが「かっぱ焼き」となると、どうも主に近江牛を用いた滋賀の名物が有名らしい。他の産地にない訳ではないが、調理法などは少し異なっている模様。部位としてはやや固めのため煮込みなどがポピュラーで、焼く場合は薄目に捌くものだと書かれている場合があったが、千駄木腰塚で食べた物は全然違って、脂も一緒に焼いているからか、漬け込みがしっかりしているからか、全体に柔らかかった。

 食べ歩き推奨の通り(?)なので、またこれに出会したら、斜向かいの福助でテイクアウトビールを頼もうと画策中。

'17.4.10  Bグル 

田無5坪の新作と、百人町の〆。
新メニュー異形油そば投下。 油そば5坪
 ここ暫くの週末は家で昼を食べたり何かに没頭してたりで、15時までの昼営業を逃していた。新メニューのことを知ったのは、店がツイッターを始めてフォローしたからだった。

 「油そば野菜」は、店主が賄いで10年食べていた物をブラッシュアップしたメニューとのことだが、一見油そばぽくない。モヤシを中心に野菜盛り盛りだし背脂乗ってるし、見た目は汁なし□郎然としている。

 しかし少しずつ食べ進むと、タレは油そば寄りの醤油味で、とんこつ醤油ではないのでそこまでのギトギトした感じはない。ちょっと甘みがあるので辛さを足しているとのことで、唐辛子が散っているが全体には甘辛。タレが多めなので「追い飯カルボ」で完結させるのも良いが、残念ながら胃がそこまで許容してくれなかった。

 夜の部(17時〜)のメニューなので私はあまり巡り会えないのだが、バリエーションとしては良いかも。

油そば5坪油そば / 田無駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5




油そば野菜(800円)。

麺に到達。タレは多め。
百人町手前で〆られるか? なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。 西武新宿店
 歌舞伎町での夜遊びが多くこの辺で〆る事が多い。逆に腹を満たして〆てしまわないと、深夜のこの一帯に長居は無用だという気もする。とは言え23時閉店なので、〆としては上品な時間かも。

 このスタイルの蕎麦については以前にも食べていた。移転前の事務所が神田富山町だったので、近くに「つけそば周庵」があった。腰の強い蕎麦にラー油入りの甘辛い汁というのには港屋というルーツがあるのだと当時事務所を同居していたMさんから教えて貰った。

 その後通勤経路にこの店が出来て数年が経つ。〆が間に合う時には寄っている。

 開放的で入り易いファサード。卓上には入れ放題の生卵と天かすがあり、上品食べをしに来た訳でもなくたっぷり入れてしまう。日本酒が合う気がする。〆なんだけどな。

 若い店員が多いが、寄るのが深夜ばかりなのに皆ダレた感じはない。そう来ている訳でもないのに私が日本酒を温燗で頼むのを覚えてくれている人もいて、ささやかなホスピタリティに満足。

なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。 西武新宿店そば(蕎麦) / 西武新宿駅新大久保駅大久保駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0



私のデフォセットはぶっかけそば(550円)に日本酒(450円)を温燗で。

無料の物を入れるのを意地汚いと思ってはいけないモードでどうぞ。


'17.3.28  Bグル 

家食い2品
タカモリ「ナポリタン3食入り」
 知ってはいたが現物を買うのは初めて。ソフト麺のナポリタン。いつも買い物をする近所の明治屋や紀ノ国屋では扱っていなかったのだ。いや嘘です、すみません。近所のスーパー、いなげややBig-Aですし。でも置いてなかった。先日何の気紛れか隣市のトップバリュに寄って冷食の油そばがないか物色していて(笑)見つけた次第。

 いわゆるソフト麺なのだが、炒め推奨ながらも「電子レンジOK」。なにそれと袋の調理法を読むと、サラダ油掛けて温めてほぐして粉末ソースまぶしたら完成。なにそれ。しかも後で気が付いたんだけど、茹で不要の生麺タイプなのに常温6ヶ月の賞味期限。

 なにせ勝手に台所使うと文句言われるからな。勿論使ったフライパンもザルも洗ってだよ? まあいいや。ともかくこれは楽で良い。

 正直、味は期待してなかったんだけど、これはこれでかなりイケる。いいんだよ、こういう食い物だと分かってりゃ。ベーコン1枚乗せればご馳走だろ。

 しばらくこれに凝りそうな予感。



3食で200円かそこら。

「ルー」なのに粉末。

だからベーコンくらいはだな…

製品ページ

一蘭特製「汁なしとんこつ」
 映画なんかによくあるシーンだが、場末の薄暗い酒場で店主に怪しげな包みを渡されると、周囲への警戒心も高まるところだが、G街とは言えBPMは場末でも薄暗くもないか。「一人分で悪いんですが…」と渡されたのは、タレ付き乾麺である。まぜ麺であり、一蘭である。試しに買った汁なしとんこつのお裾分けだった。

 汁なしとんこつというと、市内のとんこつラーメン店で食べた「油そば」の違和感を思い出してしまう。油そば研究者の関根君としては、あの記事を読んでのこれであろう。

 本来はチャーシューとネギ位用意すべきところだが、食べたい気持ちに抗えず、素のまま頂く事にした。

 ほう、こうか、こうなのか。麺も良いし、タレも良い。もう少し固めに茹でるんだったな。店舗にこういうメニューがあるのかと思ったら、店頭では福岡の店でしか扱っていない土産品なのだとか。さすが油そば研究者である。



本来は5食1500円。品切れの場合もあり!

食べたい気持ちが先走る調理例。

製品ページ

読書 (再読)三浦しをん「仏果を得ず」双葉文庫

ほら、やっぱり落語心中と混ざる(苦笑)。しかし思うに、これは簡単にはアニメや映画に出来ないだろう。比べ方は乱暴だが、落語は上質な演技者ならそれらしく真似は出来ても、さすがに文楽の語りは無理だろうし。ましてや三味線で演技とか、恐ろしい。

 


'17.3.8  Bグル 

聖地のロメスパをテイクアウト。大手町 リトル小岩井

 所謂ロメスパの聖地と言える店なのだが、今までちょっと敬遠気味だった。一つには大抵行列が出来ているという事と、もう一つには客席の配置にあまり馴染めないという事がある。

 14席の座席は全てテーブル席で、ほぼ必ず相席になる。そう大きなテーブルではないので、向かい側に座る見知らぬ人との距離も近い。フォークに巻いたナポリタンを持ち上げる時のケチャップの撥ねを気にして顔を皿の方へ持っていくと、向かいの人と額をぶつけ合う様な気がしてしまう。また、ちょっと行儀の悪い…もとい、体格の良い人が通路側に座ると、席を立つのにも気を遣ってしまう。こんななら、全部カウンターで立ち食いの方が良い位なのにと思ってしまうが、それは古典にケチをつける様で恐縮である。

 ところが最近解決策が出来たので、この1年ばかりは割としょっちゅう食べることが出来ている。事務所が比較的近所に移転したので、テイクアウトを利用しやすくなったのだ。注文を電話でしておけば待たずに持ち帰れる。但しランチタイムのピーク時は、電話注文以外のテイクアウト客が並んでいることもあるので、全く並ばずに済む訳ではない。

 とは言え、あのリトル小岩井のスパゲッティーを、誰憚ることなく快適な環境でのびのび食べられるなんて素晴らしい。しかもテイクアウトだとちょっと安い。ナポリタンで言うと、540円が470円となる。

 ただ、残念ながらあの酢漬け(商品名としては「コールスロー」)は付かない。単品でテイクアウト(190円)もあるのだが、1食分の付け合わせにするにはちょっと量が多い。

 ちなみに粉チーズは電話注文時に頼まないと、基本は付いてこない。小さいビニールに1食分が詰められている。それから、タバスコは別に用意する必要があるが、そこだけはコンビニナポでも同じか。

店舗で食べた時のナポリタン。酢漬け付き。(520円)


毎月のテイクアウトメニュー。

タラコも充分炒まってる。コーヒー牛乳と一緒に。(520円)

10日毎に変わる「今月のおすすめ」、大人のナポリタン。(520円)

キーマカレー、意外に辛い。(520円)

どこで食べても変わらぬ王道の味、ナポリタン(470円)

リトル小岩井パスタ / 大手町駅東京駅二重橋前駅
昼総合点★★★★ 4.0


'17.3.5  bicycle  Bグル 

油そば三振ライド
 「高血圧やコレステロールなんか、要するに運動すれば良いんだろ」とか言い放ちつつも、元々運動らしい運動なぞ何もしていないし、唯一運動と言えそうなロードバイクも、10年前の乗り始めからやっと1.5万キロを越えた程度。週末50kmを目標にして一応小まめに記録を付けてはいるが、大概1回30km台だし、そもそも毎週走れていない。

 取り敢えずこのひと月は毎週走っているのだが、自分にしては珍しく「何かを食べに行く」ライドを設定している。モノにしても記録にしても、ネタとして集めるとなると割とやる気になるというかはまってしまう方なので(ザク記事ご覧の方には承知のことと思いますが)、Bグルを巡るライドにしようかと考えた。

 ところがこれが思わぬ難関にいくつもぶち当たることに。まあリサーチ不足もあるのだけど。

 まず、店がやってない。店休日は調べたつもりが、アイドルタイムにやってなかったりする。夜の部は17時半ですとか書かれていても来られないから。

 それはまだいい。この週末目的地にした町田「支那そば亭」は、閉まったシャッターに「店舗改装、暫く休業させて頂きます」と貼られていた。いつまでだそれ。古典的で趣味に合ってそうな油そばだったのに。

 となれば、帰路の聖蹟桜ヶ丘に以前行った「油そば 渡邊」がある。が、ちょっと厭な予感がして食べログを開くと…「2016年12月31日で閉店致します。ご愛顧頂きまして誠にありがとうございました」。なんだそりゃあ。

 すっかり油そばを食べる気になっていたのに。というか、昼飯食べてないまま既に1時間以上走っていた。

 地元まで帰れば、いくつでも選択肢はあるが、そこで振られたらそれこそやってられないので、冷食の油そばを買うことにした。夕飯前にはそれ位が丁度良いだろう。意外に置いてるスーパーがないのだが、Big-Aにはあったはず。

 で、ないのだ。

 今日は何のために走っているのだっけ…

RC20の記録
走行時間2h29min49sec/走行距離58.48km/平均速度23.4km/h/総走行距離15,180km

読書 平安寿子「こんなわたしで、ごめんなさい」実業之日本社文庫

久し振りの1冊なんだけど、今さら分かった。読みやすいし分かりやすいのは良いんだけど、キャラクターを説明し過ぎるんだ。そしてその説明だけでストーリー終わっちゃうんだよこの人は。おかげで終始味の濃いままの料理を食べましたという読後感になる。以前にもそう思っていたかも知れないけれど、改めてそう思った。



'17.2.26  bicycle  Bグル 

川越シェフお墨付きの川越の油そば 芽ぶき
 所沢にあるうちの墓の先、川越市に入ってすぐの所に何度か寄ったラーメン屋があったが、少し前に余所へ移ったという話を偶然テレビで見た。ところが先日、遠回りして久し振りに近くを通ると、そのままの建て構えで名前が変わっていた。それだけならまだしも、外に並ぶ幟には「男の油そば」の文字が。油そば好きとしては寄らねばと思ったが、その時は用事があったしアイドルタイムで閉まっていた。改めて食べログで営業時間を調べ(載っていた。ありがたい)、墓にも寄らず真っ直ぐ来た。

 いざ注文をとメニューを見ると、一択だと思っていた油そばが2種類ある。ノーマルとスペシャルがあった場合、私はまずノーマルを並盛で頼むのだが、前情報で仕入れたところでは「男の油そば塩」はグルメバラエティー番組で有名シェフのお墨付きを貰ったという。そうじゃない方を食べて評するのも何かこの店に失礼な気もするし、さすがにそうそう来る場所でもないので、スペシャルの方を頼むことにした。

 油そばの常で、最後は残したタレで飯や何やらを入れて楽しめるとか、珍しくレモン汁を掛けるのがお勧めなどの指南があったが、腹一杯で帰路15kmを快適に走れるとも思えないし、レモンは苦手(唐揚げも掛けない派)なのでどちらもやめた。

 いろいろ手が込んでいるし美味しいとは思う。だが毎度の話だが「これ、油そば?」という気持ちが前に出てしまう。塩だれの上にやや酸味がある。食べやすくなって良いとも言えるし、沢山盛られた炒めモヤシや角切りトマトにも合うかも知れない。推しらしいコロチャーも悪くない。でもなぁ、これ、油そばかなぁ。

 結論としては、趣味が合わなかったというところ。どこが「男の」かも良く分からなかったし。これなら「三十年仕込み!! 濃厚油そば」の方にすべきだったな。…何を三十年仕込んだのかはその時伺うか。

「男の油そば塩」900円。ニンニクはチップではなくスライスなので、調子乗って食べると辛いし口に残る。

油そばは混ぜた絵面も撮らないとね。

メニューの麺側。「お作法」は撮るの忘れた。

駐車場側は前店名「らーめん頑八」の「らーめん」のみ残っている。前オーナーとはその前の店でご一緒だったとか。

芽ぶきラーメン / 南大塚駅新狭山駅上福岡駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


RC20の記録
走行時間1h31min31sec/走行距離33.81km/平均速度23.0km/h/総走行距離15,122km

'17.2.16  Bグル 

横浜家系…とは関係なく油そば。武蔵境 武蔵家武蔵境店
 夕方に武蔵境で仕事が終了した。5時前だが、神田の事務所には戻らず直帰にした。自転車があれば10分かそこらで帰宅できるのだが、バス+電車で帰るとなると30分以上掛かるし億劫になる。取り敢えず、昼食を摂り損ねていたので、ビールでも呑んで何か食べるかということにした。

 駅前のある店に再訪して油そばの味を再確認したかったのだがまだ開店していなかった。そんな次第ですっかり気分は油そばになっていたが、かと言え近隣の人気店まで歩く気力は全く生じない。

 駅前はラーメン屋ならいくらでもあるんだろうがなぁと見渡すと、北口の駅正面には目立つ看板でこちらの店があった。でも家系じゃ全然違うしと思いつつ店頭を覗き込むと「油そば」の文字が目に入った。

 家系で油そば?? ついこの間「東京豚骨ラーメン店で油そば」では小平の某店で失敗した。また汁気がないだけの豚骨タレのまぜそばだったりするんじゃないのかなぁと考えたが、取り敢えず試してみることにした。

 店頭で大変なサービスが前面に出ていた。ライス無料、おかわり自由。武蔵境は駅前に日本獣医生命科学大、北は亜細亜と武蔵野大、南にはルーテルやICUと、学生の街と言える。飲食店も学生対応なのだろう。ま…私はいらないんだけど。対象顧客層外なので。

 さて肝心の油そば。ネギ凄ぇなぁとか、ワカメいるのか?とか思ったが、意外な程にちゃんと油そばだった。まず麺をひっくり返してタレに具を沈め、何ならそこでビールをゆっくりやって、よくタレの浸みたネギと柔らかくなったチャーシューが育った辺りで掻き混ぜる。これは、良いんじゃないか? ネギ多いけど。

 ちなみに実は私が知らなかっただけで、その後調べたら武蔵家は中野の本店を中心に首都圏で結構なチェーン展開をしていた。武蔵境に近接する新小金井(三鷹店)と東小金井にもあったが、油そばを扱っているのはこちらの武蔵境店だけだった。この場所だからなのか。

ちなみにSHIROBAKOに出て来た家系ラーメンの店のモデルは別の店。

豊富な卓上調味料。おかわり自由なライスとこれだけで飯になるという意見もあり。

油そば(並)600円。

武蔵家 武蔵境店ラーメン / 武蔵境駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0



'17.2.13  bicycle  Bグル 

川越のナポパン 川越グリンコーヒー
 このところ週末50kmという目標も毎週果たせないまま数ヶ月が過ぎていたが、急遽川越まで走ることにした。ちょっと旨そうなナポリタンパンを出す店があるらしいのだ。

 川越は通勤路線の沿線だが、ずっと先なので縁がなく、今までに一度くらいしか行ったことがない。ただ、自転車でも1時間程度だし、調べると途中まではうちの墓参りコース(新所沢)と同じだったので迷わず行けるだろうし、これは丁度良いと思った。陽差しも暖かく快適と思って出た。が…それは地元エリアまでで、埼玉に入ってからは遮蔽物のない吹きっ晒しの向かい風の中を進むことになった。

 川越市内に入り、東武線川越駅や西武線本川越駅から先に進むと、駅周辺とはまた異なる観光地ぽい人の流れに当たる。主要駅から1.5km程先に川越市役所があり、グリンはその斜向かいにある。

 二車線のそれ程広くない道の交差点だが、店の前は歩道スペースが広く取られており滞留しやすい。その端にお客の物と思しき自転車が駐められていたが、専用の駐輪スペースはなく、スタンドのない自転車は駐められない様だった。しかし店頭はそこで食べる人向けにベンチなどが用意されていたので、中も混んでもいる様だしそこで食べる事にした。コーヒーは一杯ずつのハンドドリップなので時間も掛かるだろうから、目的のナポパンだけ買った。

 「食べ歩きコッペパン」は現在15種類。コッペパンにしてはとても柔らかいパン。向かいにある兄弟店イタリアンレストラン「トラットリアジョルノ」製というナポリタンは、具は少な目の素ナポに近いが濃いめの味がサンド向け。たっぷりめのマーガリンがパンに挟まれたパスタをつるつるにしてくれている感じだし、味もマイルドになり好み。

 この店の真髄は凝った内装や什器とコーヒーなのだろうから、外でサンドを食べただけの今回は少々亜流の訪店だったかもしれない。また、いずれの機会に。

交差点とは思えない広いスペース。

普通には駐輪できないはず。ベンチで後輪抱える様にしてパン食べてたのでご容赦を。

意外に小振り。

店頭メニュー1

店頭メニュー2

グリンコーヒーカフェ / 本川越駅川越市駅川越駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


RC20の記録
走行時間2h19min16sec/走行距離52.25km/平均速度22.5km/h/総走行距離15,046km


'17.2.9  Bグル

日高屋ランチのエリート
 平日の午前中とは言え、神田駅前の日高屋は相変わらずなかなかなものだった。

 身なりは普通の紳士なのだが、入って来るなりずっと低音で「うげぇ」と唸ってるおっさんや、店員が近くにいないのに席に着くなり「餃子ぁ」と怒鳴ったかと思うと暫くしてから「あとさっき言ったあれ」とか言ってる爺さんとか、どんな客の見本市だよと。しかも爺さん、パンパンになったハナマサのレジ袋が唯一の荷物で、スペック的にはどう見ても浮浪者。誰だよこんなの店に通した奴は(酷い言い方)。それにしても、皆さんエリートか。ちなみに中華店員、それに対し何の応対もなく餃子持ってきただけで笑う。

 そう言えば、つい最近週刊誌が「日高屋はど底辺の一人暮らしが不味い飯を喰うところ」なんてディスり記事載せてネットで炎上していたが、確かに変なエリートはいるが、そうまで言う程かいなとは思ったな。なんか前段と矛盾してるけど。

 一方でここ暫く日高屋メニューには数々のイノベーションが巻き起こっているらしく、野菜たっぷりタンメンやら海老味噌ラーメンといったメニューには、ラヲタ界隈の評価が密かに高まっているらしい(但しサンプル数1)。

 しかしそんな日高屋にあっても、チャーシューは相変わらずに不味い。あるいは微妙に旨くなっているにも関わらず私の曇った味覚がそれを感知できていないのだろうか。そうかも知れないが、取り敢えず不味い。頼むから油そばにはこのチューシュー入れないで欲しい。たまにここの油そば食べる事もあるので。

 まあそんな日高屋ランチにあって、取り敢えず生中を頼む私も、所謂エリートなのかも知れないが。 ゴンとテーブルに置かれるグラスを忌々しそうに睨むおっさん達(主観)を一瞥してゴクゴクといただくのだった。尤もこの店、午後の2階席なんか酎ハイ飲ってる爺さんばかりだけどな。

読書 (再読)三浦しをん「格闘する者に○」新潮文庫

三浦しをんのデビュー作で初出は2000年となっている。しかし今読んでも、しっかりと三浦しをんだった。随分久し振りの再読で、調べたら'06.9.24だった。


'17.1.26  Bグル 

油そば2連チャン
再訪、とんこつラーメン店の油そば。田無「ラーメンくれは」
 前回ここで食べていない方の油そばを食べるために再訪した。「熊本〜」は旨かったがニンニクが極端過ぎてそうは食べられない。しかし鶏白湯も油そばらしくないしなと思いながらも試してみたくなった次第。

 日曜の2時近くにも関わらず結構繁盛していた。自転車の客は他におらず、また店の前に停められた。

 注文時に並か中かを訊かれるが、聞き取りづらいのがやや難点。二度目なので辛うじて返答。相変わらず次々茹でられる替え玉に混じり茹で上がるのを待つ。着丼時は「熱いので」と言い添えながらカウンターに丁寧に置かれる。その際に小さめのボトルでラー油が出て来た。こちらには付くらしい。

「鶏白湯と鶏油の油そば」並(650円)。ラー油付き。


 下手するとチャーシューまで鶏だったりという懸念があったが、しっかりした豚だった。つい、まず温めるために麺の下に潜らせる。

 麺はツルツルで旨い。鶏づくしのタレは多めでもあり、やはり油そばぽくはないのだが、麺に絡んだ状態が程良い。油そばというのとは、やはり違う気もするのだが。

ラーメンくれはラーメン / 田無駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

地下ダンジョンのシンプル油そば。新宿「油そば専門店 山ト天 新宿西口ハルク店」

 この店の存在はネットでは随分前から知っていたし、新宿は生活圏ではあるが、小田急ハルクの地下という位置が微妙に縁遠くて行ったことはなかった。

 いざ行くとなると、これが意外な程に行きづらい場所と分かる。特に地上からだと深くて狭い階段でしか繋がっていない。

 「ハルチカ」というエリアは、酒場寄りのフードコートだった。アクセスが悪い割にはそれなりに栄えていた。見たところ店員は押し並べて若く、それだけに活気はあった。ただ、丼の空中渡しは如何なものかと思うが。

 具は申し訳程度で致し方ないが、食べるラー油は良いアクセント。しかしこの具の配置はどうなんだろうか(苦笑)。

 タレは少なめで色が薄い。そして…甘い。甘辛いのではなくて、甘めの甘塩っぱさ。卓上のラー油を3周させてちょうど良い具合。

 安いし食べるのも呑むのも悪くはないが、もう少しアクセスが良ければなぁ。

この階段はサイバーパンクな演出?

これ演出じゃなくてリアルな配管でしょ?

「油ソバ」並(600円)シンプル。
油そば専門店 山ト天 新宿西口ハルク店油そば / 新宿西口駅新宿駅西武新宿駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

'17.1.19  Bグル 

神田駅前の発見、2題
海老は要らない海老味噌ラーメン。神田「日高屋神田西口店」
 初めて店頭でこのPOPを見た時は、味噌ラーメンに海老乗せて海老味噌ラーメンとは随分適当なバリエーションだなぁ位にしか思っていなかった。ところが後日、最近すっかり親日高屋派となった某ラの人が控え目に絶賛しているのを見て、スープが海老なのかと知った。そこが海老なら充分新しいのに、こんな適当な海老乗せてちゃ台無しだろうにと思った。

 日高屋は目指していく店ではなく、腹が減ったときに近くにあれば寄る店だと思っているのだが、たまたまちょっと昼を外れた時間に駅前に行く用事があったため、立ち寄ることにした。

 これ結構良いんじゃないかな。野菜はもうちょっとあると良いかも。逆にこの海老は、返って食感悪くなるだけなので要らない。彩り程度に桜海老を少量乗せるとかくらいで良かったのでは。

 海老ラーメンというとモモンガとか過剰に濃厚な物のイメージが強いけど、これ位が良いんじゃないかなと思った。

駅を西口側に出ると目に飛び込んでくる看板。

海老味噌ラーメン590円。後は撮影小物なので気にしないでください。

日高屋 神田西口店ラーメン / 神田駅新日本橋駅淡路町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

まぜそば+魚介が意外に新しくて旨い。神田「 魚がしそば 神田駅前店」

 以前この場所にあった「油や」は足が遠のいてしまっていたが、最近になって別の店に変わっていた。と言っても、経営は前と(そして隣と)同じにっぱん水産で、業態と店名も隣と混ざった様な店になっていた。

 全体の和風の印象が強くて、日本そばなのかと思っていたが中華麺だった。価格は、具材が具材だけに最低780円で、1,000円台もある。

 スタンダードな「魚がしそば」にはあまり好きでないアサリが乗っていたのでやめて、ねぎとろにした。タレが山葵醤油とはどんな感じだろうか。


ねぎとろそば(880円)アラレいい。茎山葵はもっと欲しかったな。
 着丼しての第一印象は価格的には得だなぁという事。そもそも寿司屋としての「魚がし寿司」に文句はなく、海鮮はお得意だろう。とろを端に避けて麺から食べ始めるが、これもまあ旨い。前とは麺を変えたらしい。

 これは、アリだな。最近油そば+プレミアムな肉というのが流行っているが、海鮮も悪くない。もちろん、この店の様に具材が確かであることが前提だけれど。

券売機。種類が多い割には分かりやすい。

意外に少ない卓上。ハバネロ、魚粉、昆布酢、ガリ

具タレ余り気味なので珍しく「おっかけ」(鯛飯+スープ)頼む。鯛どこ?
魚がしそば 神田駅前店油そば / 神田駅新日本橋駅淡路町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

読書 三浦しをん「仏果を得ず」双葉文庫

本題ではないのだけれど、この人の描く人物というのはなぜこうも魅力的なのだろう。まあ魅力的でない主要人物がいたら話もぶち壊しなのだが。女性が押し並べて艶っぽいのが良い、なんて書くと、お前は何を読んでいたんだと言われるだろうが。取り敢えず、私も仏果は得られそうもないな。


'17.1.15  Bグル 

まぜそばに専門店が本気の牛タン。
歌舞伎町「仙台・陣中 牛タンまぜそば専門店」
 新宿であらためて油そばの店を検索したところ、こちらの店に行き当たった。歌舞伎町は結構(いや、かなり)うろうろしているはずだが、全然記憶になかった。昨年10月に出来たばかりだそうだ。ちょっとツイートで話題にしたらすぐ公式から反応があったので、今風企業体の仕事はしっかりしているらしい。

 油そば/まぜそば+プレミアムな肉という組み合わせだと、歌舞伎町でもローストビーフ油そばの店が流行っているが、今度は牛タンか。しかも母体は牛タン専門店。牛タン好きだけど、さてどんなものだろうか。

 店はツヤ有り白基調のファサードが綺麗で洒落ているし開放感もある。ただ…このビルで良かったのかなぁ。両脇風俗紹介所だし、正面は例の事故があったビル跡だし。そこを気にしなければ大きめの通りに面した良い場所ではある。

 広くて清潔感のある店内。そして券売機も分かりやすい。基本ラインがはっきり分かる。券売機でこういうのが分かりにくいと一気に萎えるんだよな。

 ただ、高い。最低千円は牛タン料理と思えば安目かもしれないが、まぜそばと思うと抵抗がある。とは言え、例えば「牛タン麺」的な売り方では更に敷居が高まっただろうから適度なバランスなのかも。

 今回は赤を食べたが旨い。ラー油ダレとあるが辛みは強くない。薄目かなと感じた牛タンだが、その歯触りは麺と一緒に食べるには丁度良い。本来の牛タンも知らしめたいのかサービスで炙ったのを一切れいただいたが、比較の意味で良い。

 テールスープ付きというのも良いかな。汁なし麺に付くスープは意外に難しいが、これは当然しっくり来る。個人的にライスいらない派なのだが、これだけ肉とタレがあるなら一緒に食べても良いだろう。

 総じてアンテナショップ然としてはいるがメニューもサービスも悪くない。ただなぜ東京進出がこの場所かな。資本も歴史もある店なのだし、微妙な路面よりは駅ビルとかの方が良かった様に思うが。

「牛タンまぜそば赤」(1,000円)量が少ないのではなく、専用の器がデカい。

薄くてもコリコリした食感の牛タン。

小ライスはこうやってやっつけるか。


清潔感溢れるカウンターに、調味料は控え目。

最近のまぜそば系には説明書きが必須らしい。

何かの防犯システムの様な(笑)券売機。
仙台・陣中 牛タンまぜそば専門店ラーメン / 西武新宿駅新宿西口駅新宿三丁目駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

'17.1.12  Bグル 

つけ麺屋の油そば。 田無「春馬」
 田無駅周辺は、油そばで検索をするとそれなりに選択肢が出て来る。尤も、この店もあくまで(つけ麺、ラーメン、油そば)というカテゴリーなので、店は良くても油そばの旨さが保証された訳ではない。

 店のある場所は駅に近い繁華街の外れ。かなり寒い日だったにも関わらず開店5分前で一組来ており、開店後10分経たず満席になった。

 食券を渡す時にいろいろ訊かれるのは事前に知っていたので迷わず答える。

「麺は、前から使っている中太麺と太麺から選べますが」。
「太麺で」。
開店前に雑談を交わしたのでリピーターでない事は分かったはずだが。丁寧な説明ではある。

「普通のマヨネーズか辛子マヨネーズをお付けできますが」。
「普通のでお願いします」。
付けなくて良いという選択肢もあったな。

「サービスで大盛りか、半ライスお付けできますが」。
「…じゃあ大盛りで」。
いや、この店は普通盛りでも結構な量だと書かれていなかったか。

 「迷わず」どころか迷いだらけ。いらないとか少なくという返事が出来ない。やれやれ。

 カウンターのみだが椅子の間隔がありそれ程には窮屈な感じはない。ただ、椅子の幅が狭く、特に太っている訳でもないのだが普通に腰掛けても腿が落ちる。小綺麗な店内だが、床が妙にぬめる。

 着丼。マヨネーズはレンゲに乗ってきたので味変に使うまで取っておける。

 名前通りの太麺はしっかり腰がある。しかしより特徴的なのはその短さ。ちょっと持ち上げるとすぐ端が出る。豪快に啜れなくて残念という意見も見られるが、啜るのが嫌いな私にとっては理想の麺と言える。猫舌なので啜ると途中から熱くて口に入れられないのだ。

 タレの第一印象は、とにかく甘い。魚介系で魚粉の舌触りもある。早々にラー油を投入した。それと油が結構多い。

 具もタレも、あくまでつけ麺ありきという感じだったが、これはこれでまあアリかなとは思った。店自体は良い感じだし、なるほどの順位なのかも。


油そば(大盛サービス)660円。

春馬つけ麺 / 田無駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

読書 角田光代「福袋」河出文庫

久し振りの角田光代だが、先日本欄に書いた、以前買ったのに忘れてまた買ってしまった本。「負の宿命の様な母親とだらしない男」という角田光代モチーフ。これは今は違うのだろうか。新刊探そう。


'17.1.10  Bグル 

油そばの、古典且つ基準。 武蔵境「珍珍亭」
 珍珍亭について書くと話が長くなりそうだが、いざ書こうとすると何も書けない気もする。よく利用していたのは学生の頃だからもう30年は前の話であるし。

 と言っても思い出話を語る訳ではなくて、そもそも今も行こうと思えば自転車で10分程度の所に住んでおり、最近になってたまにまた寄る様になった。

 但し平日は行けないし、日祝は店休日だし、土曜はずっと行列で、途切れる頃には麺が品切れで店じまいである。営業時間は16時半までだが、土曜日の15時過ぎに開いているのは希な方だ。

 店舗そのものは学生の頃と殆ど変わっていない。これだけの有名店なんだから、拡張したり改装したりすれば良いのにと思ってしまうが変わらない。まあ、そこが良いとも言えるけれど。

 そう言いつつも、学生時代に主に食べたのは店舗でではなく、出前をサークル部室で食べていた(母校バレますネ)。丼ではなく、今でも持ち帰り用に使っているプラの容器に入っていた。出前版はタレと一緒に予めラー油と酢が掛かっており、そのお任せ具合と浸み具合がむしろ良かった。今もそうなのかは未確認。ちなみに今の持ち帰り用の方は、タレは敷かれているが、ラー油と酢は別に丁寧にビニール詰めされた物が付く。

 味については今更私が書くのもおこがましいが(何のための食べログだよ)、シンプルでブレがない。具は厚くてがっしりしたチャーシュー、古典的なナルト、程良いメンマ。醤油ダレの風味とラードの加減も不変。生玉子やネギは加えないのが好みで、タレに浸かった少量のネギの効き具合を楽しむ。余計な細工がなく、いつ食べに来ても変わらぬ味が嬉しい。

 この日、ホールは3人のおばちゃんで、厨房は2人。いつもより少ないのか。程良くて過剰でなく手慣れた接客に和む。水はセルフではないが、空き気味だとすぐ勧められる。

 自分にとっての古典であり基準となる油そばがこの珍珍亭の油そばだが、これはちょっと揺るがない。

油そば(並)650円。('17年1月)

チャーシューはまず丼の底に沈めて温めるのがお作法(w

スープ(50円)は単にラーメンのスープだけど、小休止に程良い。('15年12月)


「並」の持ち帰り('15年10月)。タレは結構漏れるのでご注意を。

'10年12月の店舗外観。

'17年1月の店舗外観。いつの間にか看板がなくなっていた。食べログで他の方の画像を見ると、2015年春辺りにはなくなっていた模様。
珍々亭油そば / 武蔵境駅東小金井駅
昼総合点★★★★ 4.0