最近、食べログに飽きているかも知れない。というか、元々そんなに続かないかとは思っていたが。一時期の掌編恋愛小説ブームみたいなものか(ブログまで立ち上げといて…)。そもそも私は食にそれ程関心がないのだ。そう言うと、あのナポリタン愛や油そば執着は何なのだと言われるが、あれはそこだけ。そして私の食べログは口コミ7件でパタリと止まっている。
食べログの星の数は当てにならないと言う人がいるが、言うまでもない。口コミ本文を読めばそれは分かる。余程の事がなければいずれも★★★(平均点)なのだが、そのくせ文章には辛辣なことが書かれていたりする。表で仲良く裏で陰口みたいでもある。私はその手の優等生になれないので、ついタイトルから酷くなってしまったりする。食べログ向きじゃないのだ。
ところで最近、久し振りに「孤独のグルメ」を読み返した。次女もんちゃんが漫画を描いていて、「ごはんが描けない」と言い出したのが切っ掛けで引っ張り出した。まず実物を観察して描くことが大事だけど、食べ物の様に漫画的アレンジが重要な対象物もある。それがどの様に必要かは人の描いた漫画がヒントになるだろう。そうだ、こどグルを持っていたじゃないかと思いだした次第。尤もさすがに谷口ジローの絵がそうそう中1初心者の参考となる訳ではなかった様だが。
それはともかく改めて読むと、なぜ「孤独の」かがよく分かる。大ヒットしたドラマでは単にとぼけた雰囲気にアレンジされていたが、原作では登場人物もそれを見るゴローも、あまり心温まる感じの人達ではない。どこへ行っても、互いに何かを掛け違えているし、場に和んでいないことが殆どだ。そして自分もそういうところがあるから、その部分に共感を覚える。
店がどうであれ外向きには平均点と付ける食べログ記事への違和感は、そういう自分だからだろうか。でもしかし、読めば孤独と分かる読解力は欲しいし、そういう人にだけ共感を覚える。
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券売機くじで当たる凪の特典ステッカー。確率は不明。名刺大のカードより、携帯に貼って貰った方が持ち運びやすかろうという発想は目から鱗だけど、私は貼らないな。

“ステッカーチューン”で煮卵。

“ステッカーチューン”で叉焼。それはともかく、つけ麺もなくなり1品メニューってどうよ。

系統は全然違うけど、最近よく行く神田のけくぅ。冷やしラーメン(赤)750円
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