先週は、ロッテリアからナポリタンを挟んだハンバーガーが新たに発売されると聞き、ナポ好きとしては食べてみたいな位には思っていた。しかし例によって食に対する熱意自体が少ない私にとって、日常行動圏内にない店に出向いてまでとは思わなかった。ロッテリア、意外にないのだ。勤務先のある神田からだと近いのはお茶の水や上野辺りか。
上野と言えば、既に「ナポリぱんだバーガー」を限定販売している店舗だ。まさか両方売るのか? それとも期間中は川越シェフにその座を譲るのか?
「ナポリぱんだバーガー」は昨年3月上野店限定で発売。同6月〜7月には期間限定で全国発売になった。全国版との違いはパンダ焼き印のあるバンズ程度の様だが(それで100円近く違う)、このバンズは他にも同店の独自商品に使われている。上野店並びには系列のパスタ&ピッツァの店があるので、当初はそこの具材を流用しての同店限定かと考えていたから全国展開は意外だった。ともあれ、上野公園ルエノFS店に行って確かめてきた。
果たして、この2商品は併売でそして別物だった。
ところでルエノって何だ? 確かにあの一角は最近新しくなったが。調べるとロッテリアが運営するフードコートだから「L'UENO」なのだそうだ。ではFS店って? フランチャイズならFCだし。Feasibility Study(フィジビリティ・スタディ:事業化採算性分析)であれば実験的商品を投入する店という意味なので合点はいくが、ロッテリアは他にも実験商品が多過ぎてよくわからん。ラーメンバーガーはどういう評価だったんだ。
さて、川越ナポはブランド名を冠した時点で期間制限有りなのだし、ひと月未満の企画物。美味しいとは思ったが定番化はなさそう。元より高級料理でないナポのアレンジで他より高い商品が売れ続ける訳もない様に思う。そもそも川越シェフは、そういう庶民洋食の人ではないのだしね(笑)。
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川越シェフのナポリタンバーガー(TATSUYA KAWAGOE 具だくさんソース)420円/手前、ナポリぱんだバーガー(チーズ)350円/奥

構成具材は種類が同じなだけで別モノ。もっちりして(良く言ってだが)甘目のぱんだのバンズに対して、パリふかっとした川越。ナポも、ぱんだは素ナポなのに対し、川越は具材有りでジューシー。具だくさんソースと名乗る程ではない気もするが。

パティはご覧の通り厚さが違い食感は別物。ナイフで切れば良かったな(苦笑)。個人的には川越は黒胡椒が強くてあまり好きではないのだが。 |