page-6 コミュニケーション |
'99.3.20 |
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モバイルコンピューティングの定義についてはpage-3で書いたけど、それによって取られるコミュニケーション自体は百人百様だ。私の場合はDuoの内蔵モデムが"144"なので、メール落として自分のサイトの会議室をキャッシュに納めるので精一杯だ。その後電車での長い移動時に運良く座れたら、それが絶好の文章打ちタイム。メールの返事や会議室のレスとか、自分のページ用の記事とか、たまに仕事の原稿整理とか。いや本当は"たまに"でもないんだけど。 ところで、そういうときにこんな経験をしたことのある人はいないだろうか? 隣に座っている人が、鞄や膝の上で突如タイピングを始めるのである。それも、デモでもするかのように何かの操作と思しきタイプをするのだ。記憶に残っているだけで、4〜5回はそういう経験がある。実際にキーを叩いている横でそんなことをされたら、あまり良い気はしないのだが…。ましてや私はタッチタイプではないし、考えながら打っているからそんなに速い訳でもない。「チッチッチ、そんなタイピングじゃあ日本で二番目だ」なんて、怪傑ズバットじゃあるまいし余計なお世話だ。 しかし想像するに、きっと本人にそんな意図はないのだろう。「私もノートPC好きなんですよ」位のアピールだという気がするのだ。だったら言ってくれればいいんだけど、そこは日本人だからなぁ。シャイとディスコミュニケーションは紙一重だしな。例えば電車で、混んでる車内から降りるときも「ちょっと通して。降ります」の一声も掛けずに体当たりで出ていく人多いし(つい足を掛けてしまう)、車内が蒸し暑い時に率先して窓開ける人は少ないしね。それは違う話?いや根は同じだと思うけど。 いずれにしても、移動環境でノートPCを使っている人は、例えば保険外交員の人の様に会社からザウルスか何か持たされて仕方なく使っている人より、自ら使うことを楽しんでいる人の方が多いように感じる。そういう使い方をしている人なら少しは話も通じるはずなのだから、もうちょっと気楽にコミュニケーションとっても良いように思うが…。確かに変にフレンドリーでも引いてしまうだろうが、目立つノートPCを電車内で操作できる程度の度胸があったとしたら、それ位なんとかできると思うんだが。 以前、喫茶店でノートPC(非PowerBookだけど)を辿々しく使っている事務系の人に話しかけたことがあって、ノートPCでインターネット始めたいけど、まだまだお金が掛かるそうなので面倒だなんて話をしたことがあった。同僚に言わすと、それはナンパというそうなのだが(笑)。 モバイルだろうがなんだろうが、コミュニケーションって結局は人と人だしね。あ、何か結びが締まらなくなったな(苦笑)。 『モバいる?いらない?』は、とりあえず今回で終了。続けて読んで下さった方、感想下さった方、感謝。またネタがあったら付け足して書いていく予定。その時はよろしく。 |