page-4 駅とグレ電

'99.3.4

バイルコンピューティングというと、CMの影響もあってか、携帯やPHSでというイメージの人が多いらしい。確かに私の周りにはそういう方法を実践している人が何人もいるが、そもそもそれはPOWERBOOK ARMYのコアな人たちなので、それがマジョリティとは思えない(笑)。私自身"外"からの通信は、専らグレ電から接続している。

頃でこそグレ電も普及しているが、それでもいざというときには見つからないものである。ウィークディの私は電車での移動がほとんどなので、大体は駅周辺で探すのだけど、意外に緑の電話ばかりのことも多い。さらにJRの駅なんかだと、グレ電どころかテレカも使えない「紫の日本テレコム(JR系なんだよね)の電話」しか空いていないなんてことさえある。

近、仕事で東京駅に行くことが多いのだが、ここはグレ電化が随分と進んでいる。

 東京駅の八重洲側に広がる地下街は、実は2つに分かれていて、駅に近い部分が「東京駅名店街」(運営はJR系の関連会社)で、その先の有楽町方面まで延びる部分が「八重洲地下街」(地下駐車場が運営)となっている。「八重洲地下街」はほぼ100%のグレ電化の様である。「東京駅名店街」の方は6割方といったところだが、ここにはめずらしい赤外線インターフェイス付きのグレ電が多く見られる。以前は秋葉原ラオックスのザ・コンピュータ館に試験配置されて話題になった物だ。それも見たところ2種類があった。

 やはり多くの人が行き交うメインターミナルだなぁなどと思っていたら、事情通の同じ部署のプランナー氏によれば、「いや、あれはね、前あの辺にNTTがあったんですよ。それでです。(八重洲地下街の方は)携帯もかかるしね。それにしょっちゅう公衆電話の場所が変わるんで、その度新しくなるんですよ」なるほど〜。私的には「ビジネスマンのための東京駅グレ電マップ」とか作りたい(趣味じゃなくて、仕事の提案としてね)ところだけど、グレ電普及が需要主導でないならそれも無理そうだなぁ(苦笑)。

 

↑通信中の愛機、スケルトン仕様のDuo2300c。つくづく仕事用に見えないことを実感。いや、実際これは仕事の通信をしているわけではないのだが。Irの窓が2つあるところに注目。

地下街でも「通信」あれば「逓信」あり。→

<前へ

次へ>