page-15 Duoの不調〜キーボード編

'01.1.24

スクトップの再構築は1カ月毎に行いましょう」と、マック雑誌のTips記事なんかにはよく書いてある。あれって、たまに耳かきするみたいな感じかな。ちなみにDuoならではで、そういうのってあるだろうか? 

 私にはある。曰く「キーボードのゴムの掃除は3カ月毎に」だ。

 毎日持ち歩いているし、時々煙草を吸いながら打つし、一日何文字打っているかは知らないがとにかく結構使っている。そうして3カ月くらいすると、接触不良でいくつかのキーが入力できなくなるのだ。

台かのDuoでB型からF型まで色々のキーボードを使ったが、違うのは剛性であって接点の感度が改良されているわけではない。ある程度経つと結局は入力できなくなるキーが出てくるのだ。接点はフィルム基盤と導電ゴムで、大抵は強く押せば認識されるのだが、ヤワなDuoの筐体はその度に軋む。ましてや更にヤワなスケルトンのボディだと余計に気になる。

 「ん」「つ」「shift」や「 」(この字はWinでは正しく表示されない)などがよく打てなくなる。私はかな入力なので、ローマ字入力の方は別のキーになるのだろう。

 この状態が続くのはDuoにも私の精神衛生上も良くないので、掃除をすることになる。

 実は、分解掃除のしやすさという点ではDuoのキーボードはかなり優秀だ。点数も少ないし、動作に関係する部分でバラせない箇所はない。

 接触不良の原因は、大抵は導電ゴムについた汚れ。埃とか煙草の灰などだ。フィルム基盤上の接点が酸化している様な場合もあって、これは無水アルコールで拭いたりするのだが、導電ゴムの方は更に簡単で、石鹸で洗えば良い。

 キーボードは裏面の奥側3本のネジをT8トルクスドライバーで外せばとれる。キートップは引っ張れば簡単に外せる。キートップを全て外せばキーボードはゴムシート、2枚のフィルム、裏にシールドが付いたプラスティックのベースに分解できる。「Duoは1台しか持っていないのでキートップを全部外すのは不安」という方は「アップルメニュー」の「キー配列」を見れば良いが、文字入力以外のキーは表示されないので書き留めておく必要がある。

 そうやって整備をしても、Duoのキータッチは現在のレベルで見れば全然良くない。バネと接点を兼ねたゴムシートが「クッキンクッキン」と締まらない感触を指先に返してくる。整備性のためだと自分に言い聞かせる(違うだろうが)。

 そんな訳で、Duoを使いつつ3カ月に一度、洗面台に栓をしてジャカジャカとキーボードを洗っている。別にいいか、そんなものでという気になっている。時々いやにはなるけどね。

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