page-14 DuoとEther その後 後編

'00.8.17

載のテーマとは少しずれるようにも思うが、私の、DuoをLANに組み入れたりするための環境の変化をご報告。今回はその後編。


も大きな変化をもたらしたのは、Ether機能をDuo PDSで直接付加する本命、Ether MicroDockの導入。これは知人ずてで箱説付き未使用を20,000円位で入手した。

 前出の2種が「代替のEthernet」と認識されるのに対して「内蔵Ethernet」となる。DuoにEtherを付加する周辺機器で、SCSI変換やシリアル変換の物は実はIPが通らない。ハードの仕様と言うより、それらが使われた時代はまだOpen Transportではなく、ドライバが対応していないのだ。そういう意味ではEther MicroDockは他の周辺機器と比べて明らかなアドバンテージがある。




 が、しかし、実はIPが通るかどうかの確認はしていない。なくてもモデムで外に繋げられる様になったので、わざわざ申請して社内のIPを取る必要がなくなったためだ。多分Open Transport対応でIP通るんだろうな。相変わらず研究不熱心で申し訳ないが。


ころで、DuoにEtherを付加する方法は他にもまだあるが、買えなかった、もしくは買わなかったものも結構ある。

 MiniDockと同型の筐体でEtherポートのある E-Machines EtherDockは、そもそもレアで高価(今でも5〜7万する)。その上リビジョンによってはPPC Duo非対応(肝心のEtherが使えない)のために購入前要チェックとあって、入手までのハードルが高い。それでもMiniDock同様の、レバーを使った容易な脱着が魅力的だったのだが、実は、装着したままの状態ではDuoをスリープできないとわかった。そのことを知って購買意欲は一気に衰えたため、その後は探す努力をしていない。

 また、UltraDock16secというのもあるが、先にEther MicroDockを購入していたため、これも特に探さなかった。MiniDockクラスの大きさでありながら脱着がMicroDockの様に力任せというのに不安を覚えるため、このタイプは元々あまり食指が動かなかったということもある。


Newer technologyの雑誌広告より
UltraDock16sec

 これらの実物画像やスペックはいずれも「まーくんの診察室」で見ることが出来る。


Duo登場当時とはパーソナルコンピュータの周辺機器は全く違ってきている。USBやFireWireはPCIベースではないDuoには何をどう改造しても付加できないだろうし、PCMCIAもSCSIのカードリーダーで何とかメディアの読み書きが出来る程度。また、今様の大容量内蔵HDに換装するとSCSIディスクモードが使えなくなったりする。

 しかし大量データのやり取りということだけで言えば、標準でEtherのないDuoでもEtherを付加することさえできれば、高速のネットワークに接続することで代替でき、まだまだ今のネットワークの中で活かすことができる。

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