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この連載のバックナンバーを読み返してみると、始めた当初とはだいぶ自分の環境が違ってきていることに気付く。特にDuoをLANに組み入れたりするための環境はかなり改善された。連載のテーマとは少しずれるようにも思うが、今回はそのご報告を。画像も文も多いので、前後編に分けた。
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「モバいる?
いらない?」は、私が再就職し、再び電車通勤を始めた辺りで連載を開始した。その後何度か異動して、今の部署は社内の2系統のLANの他にTA1台がグループ毎にあるという、何の会社だかわからないくらい(笑)非常に素晴らしい通信環境になっている。そのおかげでLAN経由の通信では必須のIPが通るアダプタなどが無くても、普通にモデム経由で外に繋げられる。これはEtherが標準ではないDuoでは結構助かる環境だ。
一方では道具立ての方もかなり良くなり、「市場で見つかるわけない」とか「高くて買えるわけない」と書いていたEther接続のための周辺機器も一通り揃えることができた。DuoDockとモニタを設置するようなスペースはないので、あくまでMiniDock以下のサイズのDock類の使用を前提としている。
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DuoとLet`s note
miniは共に私物。支給品のデスクトップwinは共用が面倒なため新入社員に譲った。
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シリアルからEtherに変換する「Fallaron
Ether Wave
Adapter」は、シリアルの上限速度である230までしか速度が出せないものの、DuoにEther機能を付加する周辺機器の中で唯一、スリープ脱着が可能なものだ。中古本体のみ、ACもナシだったが、8,000円程度で入手できた。
ところでこれとよく似た外観のモデルを秋葉原では3,500円程度で見かけることがあるが、AAUI用であることがほとんどなのでご注意を。
また、このアダプタは、デイジーチェーン接続できるのが特長だが、途中のアダプタに不具合があると、その先が繋がらなくなるというデメリットがあるのでこれもご注意を。LANに接続の際は、なるべく末端に。
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通称「エイ」とか「イカドン(イカの頭の様なドングル)」と呼ばれる。ファラロン製品はデザインや色がよい。
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SCSIからEtherに変換する「ASANTE
micro EN/SC
」は、Ether機能を直接付加するものに比べれば接続は不安定らしいが、理論上は10Base/Tより速度が出るらしい。
私はMiniDock経由での接続のためについうっかりやってしまうのだが、れっきとしたSCSI機器なのでスリープ脱着は厳禁。また、脱着後のAppleTalkのセレクトに他機種と比べてちょっとクセがあるが、コンパクトで色合いも旧PowerBookに合っている。箱入りのデッドストックを4,850円で買うことが出来た。
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いろんなバリエーションがあるが、これはPowerBook用。コードはADBから電源を取るためのもの。
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次回は、Ether機能をDuo
PDSで直接付加する本命、EtherMicroDock他について。
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ところで、この回のアップ後、「青組」のHero総帥からメールをいただいた。
8/7付けの更新で、
>
DuoにEther機能を付加する周辺機器の中で唯一、スリープ脱着が
> 可能なものだ
との記述を発見しましたが、NewerのEthernet
MicroDockもスリープ時の脱着が
可能です。
何か読み違えていたらごめんなさい。
ただし、装着後(再起動ナシで)ネットワーク環境をEthernetに切り替えるには、
Open
Transportがインストールされている必要があります。
(これはソフトウェア上の要件ですね)
一方、取り外す際にはネットワーク接続を切断してから(=ファイル共有などの
停止)という条件が付きます。
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なるほど、仕様としてそれを明記しているものを私が読んだことがなかったので、できないものと思いこんでいたようだ。実際に、私もスリープ状態で脱着できたこともあったのだが、逆にコケてしまうこともあったために「スリープ脱着できたのはたまたま」と考えていたのだ。
MicroDock系は、フック形状の個体差やボタンの押し具合でも異るが、スムーズに外せないことがあり、そういう場合は大抵コケる。私が「Fallaron
Ether Wave
Adapter」を「DuoにEther機能を付加する周辺機器の中で唯一、スリープ脱着が可能なもの」と書いたのはそういう意味だった。
いや、いずれにしてもご指摘感謝。ちなみに私はOT以外の環境で接続したことがない。これまた研究不熱心で恐縮。
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