第2回 面倒な道具? 〜NEC
PC8801mk2FR |
しばらくしてから今はなきHAL研製の巨大なトラックボール(ケンジントンのアレよりデカイ)を繋いだが、とても思う様に絵を描けるデバイスではなかった。自分で描けないなら、道具としてはあまり魅力は感じない。 |
||
PC8801mk2FRは、8ビット時代の"ハチハチ"の大ヒット作mk2SRの廉価バージョン。機能そのままにスロット減らしたりしてコスト削減したというやつ。全機能をフルに使った付属のデモは、マドンナの「マテリアルガール」に乗せてグラフィックがコマ送りされるものだったが、購入当時ですら、えらくショボかったのを覚えている。それに、カラーで絵が表示され、それがまがりなりにも動くというのが素晴らしいことに違いはなかったのだが、これを自分でやるとなると、気の遠くなるような作業が必要になることは私にもわかっていた。当時は絵を描くには、座標を指定して点を打っていくしかなかったからだ。 |
|