第1回

父の背中

〜NEC PC8001

'99.4.15

 しかしそうは言いつつ、当時は多分大工事だったジョイスティックの増設をしたり、わざわざ純正外のモニターを繋いだりと、"吊るし"の嫌いな人だったのだが、この辺は私も受け継いでいるところかもしれない。
 しかし、マックのキーを叩きながら今思うに、どうやら私は父の言った根本のところは聞いていなかったようだ(笑)。まぁ、マックは優れてはいるんだけど。多分ね。
↑まだまだ規格の統一されていないインターフェイス。右からプリンター、カラーモニター、モノクロモニター、テープレコーダー。

 私が初めて触れたパソコンは、新しもの好きの父が買ってきた"8001"だった。実は、父はNECとは競合するメーカーでOA機器の企画をしていたのだけど、「工業製品は、最も売れている物が、磨かれて最も優れた物になるんだ」という主旨のことを言って自社製品ではない"8001"を使っていた。

 そんな訳でか本当はフォルクスワーゲン・ビートルが大好きだったのに、5台乗り継いだ車は全部トヨタ車だった(一台目の軽もダイハツだったから、トヨタの様なものということで)。

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