旨い酒

'01.3.29

 知人のサイトでのリンク紹介に、私のことが「旨そうに酒を呑む」と書かれていたが、そう見えるのだろうか。まあ、呑んでて実際に酒が旨いのだから、傍目にも旨そうに呑んで見えるのだろう。でも現実にはいつも旨く酒を呑める訳ではない。まあ、それは何にしてもそういうものだろうけれど。

 酒は旨いけれど店(客)が良くないこともあるし、そのどちらも申し分ないけど自分のメンタルなコンディションが整っていないことも多い。考えていくとルービック・キューブみたいに上手く合わなくなる。

 素敵な店、気分の良い夜、でも呑みたい酒がない。カシャ。
 自然に足が向き、良く冷えたグラスにビール、しかしうるさい団体客。カション。
 不味い酒、つまらない店、最低の自分、クソ。ガチャン!

 酒はまあいいし、自分の不調はいつものことで仕方ない。だから、せめて店くらいは悪くないカードを揃えたいのだけど、これもなかなか思う様にはならない。

 人恋しい時も、放って置いて欲しい時もあるので、店も1種類というわけにもいかない。特に困るのが後者の場合で、まともな店なら3〜4回も行けば顔を覚えるから、向こうも放って置くわけにもいかない。逆に3〜4回行っても会釈すらしない様な店には、まずもう一度行ってみようという気にならない。かと言って一度も入ったことのない店にローギアな時に入るのはリスキーだ。

 なので、自分の調子が良い時になるべく初めての店に入ってみたりする。そうすると、失敗しても"3コマ全部"ということは避けられる。

 酒の方は、私の場合ビールかウオツカなので外すことはそんなにはない。モルトなんて呑んでいたらそうもいかないだろう(苦笑)。もっとも、「ドライ」と「棚に出したままのスミノフ」しかなかったりしたら、さすがに私も不快だけど。いや、意外にあるんだよね、クソ。カシャッ。