'03.9.12

幅木、剥がれる

 先日、久しぶりではあるが我が家にまた補修が入った。屋上に出る扉が付く小部屋をペントハウスと呼ぶが、このペントハウスの内装下端の幅木がほとんど剥がれてしまったからだ。幅木というのは、壁が床に接する基部に設けられた横板のことだ。盆前にとても暑い日があったが、その日に剥げた様であり、見て貰ったところ原因はやはり温度ではないかという話だった。

 このペントハウスは「家族物語MX」には設定がないため、専用に図面を起こして貰ったものである。本体外壁になるべく近いサイディングを選んで貰ったが、デザイン自体が本体に合っていない。これは図面の段階で私がもっと拘るべき点であったのだが、済んだことだ仕方がない。そのペントハウスには換気設備が無く室温が高くなりやすいという事には建ててから気が付いた。さすがにそこまでは図面で気付かなかった。しかし専門家ならそれは設計段階でわかろうはずが、この結果である。

 幅木の取り付け方を強化したところで、設計上の問題であれば根本的な解決とは言えない。従って換気口を開けるなどの対応が必要であるという結論に至った。2箇所に簡単なキャップの付いた換気口を開けるだけなら1個3千円程の部品代と工賃は2万位という概算までは出た。

 「で、それ、うちが全額払わないとならないものなのですか?」と、訊いた。

 施工ミスでないなら設計上の問題ですよね。単に快適にして欲しいとか何となく気に入らないとか言っているのではなく、構造上壊れるのが分かっている部分を改善して欲しいという希望なんですがと担当者には話した。しかし、住んで1年超の家だからか、一度手打ちにしたからか、無償と即断は出来ないようである。営業担当は当方の「気持ち」を理解されたようであり、当方も先方の「理屈」は理解しているつもりではある。結論はまた後日。

(後日。全額先方負担での工事ということで連絡いただいた)