キングオブ・プリンキング・フルオート? 第1回

'01.11.14

第1回
第2回

 今日11月13日に入荷になった。勤め先の近くに大型専門店のEがあり、閉店間際に駆け込んだのだが、40挺入荷したいうお話で残りは3挺になっていた。50連マグも同時入荷だったので1本購入した。

 今回のクルツは、雑誌広告から7ヶ月での発売となった。まぁ早いと言えば早い方か。もっとも古くはFN P90、最近では未だ発売されないP38のことを私は忘れたわけではないが。

 それはともかく、機関のアレンジには賛否両論だ。MP5が実銃ではクローズドボルトであるのを特徴としているにも関わらず、マルゼン・クルツはオープンボルトとなっている点である。これは雑誌広告では一切触れられておらず、雑誌の記事でも11月号のC誌で初めて触れられ、12月号になってG誌に書かれたという程度の扱いである。雑誌の書き様も歯切れが悪く「連射速度のために」とか訳のよく分からないことがC誌に書かれていた(本当に訳分からない。C誌の記事には多いが)。

←閉じたポートの中に凹型のボルト。美しい…。今までにこれを再現していたMP5はない。

 そもそもNewM11/Type Uの機関を流用する前提では、コスト的にもクローズドの再現はあり得なかっただろう。と、偉そうに書きつつ、私も発表当初に「3点バーストは再現されないだろうな」などと書いていた。そんなの当たり前である。今時そんなことに挑戦するのはKSC位だろう(讃えているわけでは、決してない)。

 ところでこれは誰もが思っていることかもしれないが、このMP5が企画されるに当たっては、「NewM11/Type Uのヒットの勢いで"次"に行くのは良いけど、今更KG9では売れなさそう。どうせ新規で型起こすなら人気のあるクルツあたりが良いからとりあえず作ろう」という判断が真相のような気がする。それ位の話、専門誌に書けないものだろうかなぁと思うが。って私の想像だけど。

実はマルゼンのパッケージって好き。→

 と、まあ、この辺は事前に書いておいた文章で、買って4時間程度では画像を撮るだけで精一杯である。詳しいレポートはまた改めて。今後の予定は…「ボルトの表現はホントにリアルか? 〜ユースエンジニアリングA5とのボルト比較」「撃ち心地主眼の試射〜室内プリンキング」他(笑)。

 しかし「連絡所」で極高地殿も書かれていたので、これだけは特別サービス。"マルイPDWのストックは付くか?"…ま、勿論そのままはまるわけはないか。そうは言っても、このストックはバットストックに3箇所穴が開けられれば付くものなので、移植は比較的簡単。ただ、マルイのパーツをバラで買うと4〜5千円かかってしまうので、中古から移植とかでなければ割高な感じ。それにこの様子ではマルゼンも後で出しそうだし、それを待った方が良いかもしれない。ちなみにフレームの作りとマルゼンの商品展開から言って、クルツ以外のサイズには展開しないように思う。

←下段。左がマルゼン。ボルトSP受が出っ張っている。