日頃メインで使用しているMacBook Airが不調になると、応急措置の一つとしてiPad mini4を引っ張り出す。AdobeもMSも開けないので仕事には全く使えないが、ツイートとか日々のコミュニケーションの道具としては充分なスペックなので助かる。ただキーボードがないのは厳しいので、以前にはEWIN製の脚付カバー+日本語配列BTKB(Bluetooth Keyboard)のセットを買った。しかし当時の記事の通り、このKBの使い勝手は死ぬ程酷くて、結局放ったらかしになっていた。だって本当に酷い。
さて先日の新たなMBA不調が起こる丁度前の時期に、偶然こちらのRM製BTKB、RM3289BKの情報がレコメンドされてきていた。「過去の購入物の類似品」というレコメンドで有用な物に出会ったことはなかったので期待はしていなかった。どうせ大きいか、変な配列なんだろうと思って見ると、確かに配列は正規のJISやASCIIではないものの、妙なFnキー使い等をしなくても入力が出来る様だった。
ただ製品情報が分かりにくく、メーカーへのリンクもなかったので怪しい中華メーカーなのかと調べた。ブランド名の「RM」は「Royal Monster」の略で、(株)アール・エムという神奈川県に実体のある国内の携帯グッズメーカーだった。また、発売元は同県内の(株)福山商事となっていた。製造自体は中国だろうが、窓口が国内なのはまだマシだろう。
このメーカー、サイトを見ると日本語配列BTKBを結構作っていた様だが、今入手できるのはこの製品だけの様だった。ちなみにサイトの「商品情報」に情報は無く、型番のみ列記された「カタログ」の方にあるので分かりにくい。
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RM3289BK 購入価格3,970円(込) 7色から設定できるバックライト付き。本体のスタンドはEWINの物。
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「Royal Monster」 |
サイズは幅238×奥行128×厚6mm。幅だけ言えば9.7"iPadサイズだが、iPad mini 4が8"で203.2x134.8mmなので、奥行きはそれ以下だからケースで挟んでもちょっと横がはみ出る程度で許容範囲かと考えた。
現物が届いてから気付いたのは、ON/OFFの切り分けが微妙な点。スリープ時はKBの電源(小さいスライドスイッチ)をいちいち切る必要がある。あと、実測245gとやや重い。底板が丈夫な金属製だからなのだが、ここはもっとヤワで良いと思うな。
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EWIN製BTKB(下)との比較。確かに小さいし、iPad miniにフィットするサイズだったが、何せ使えなかった。
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ちなみに、実はiOSへの対応がイマイチで、14個のキーが正しく反応しないトラブルがあった。窓口の福山商事の対応は迅速で、交換の手続きもスムーズだった。だが…やっぱり駄目だった。キートップにシール貼るからいいやもう。(こういうものだという慣れ) |

iOS対応に切り替えられなかった14のキー。
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