MAC&OTHER
公文書

'06.5.27  mac&other

モバイルSuika装備(後編)

 JR東日本の「モバイルSuica」は、携帯電話にフェリカという技術を使ってIC乗車券やSF(電子マネー)の機能を持たせるサービスだ。しかしその辺のコンビニかどこかでチャージするという訳にはいかない。まず「ビューカード」というクレジットカードに入会しないとならず、そのカードが発行された後に設定用アプリと本体のアプリをDL、改めて「モバイルSuica」の会員登録をして初めて使えるようになる。

 この会員登録で住所氏名など個人情報を登録するわけだが、私はこれを携帯電話でやるはめになった。システムとしては「仮会員登録」として大量の文字入力はPCから行い、最後の認証部分だけ携帯電話でやるようにもできる。ところがこの「仮会員登録」のウェブページはwin版IE6.0以上"推奨"となっている。とりあえずマック版IEはOSXでも5.2までなので駄目。更にNC7.0もFF5も全然駄目なのである。VIEWカードの申し込みはOS9+IE5.1でウェブから簡単に出来たのに、である。一体何のつもりなのだろう。

 西武線との乗り継ぎの関係で私の定期は磁気である。そのため時折乗り越し精算をしなければならないが、精算機のほとんどは「モバイルSuika」に対応していない。磁気定期は使わない前提のシステムなのである。理屈は分かるが不便なのだ。

 携行には今まで愛用してきたベルトクリップを使う予定でいた。画面部分は回転するしレンズもあるしでジョイントを両面テープで取り付けるスペースがフェリカの部分にしかない。JRの改札通過のための基準はかなり厳しいそうで、フレームの金属部品が障害で試験をパスしなかった機種もあると聞いていた。しかしこれは何とかパスできた。半径15cm程の範囲なら大丈夫でしょうと駅構内デモンストレーションの担当者が言っていたのは正しかった。

 2回に渡って文句ばかり書いてきたように思うが、改札で認識されませんでしたなんてオチだけは避けられた。

JR東日本 モバイルSuika

W41CA
ベルトクリップ用の突起。改札で「タッチ&ゴー」する時にセンサーを叩き割りそうである。


読書 安野モヨコ「監督不行届」 祥伝社

安野モヨコと庵野秀明が夫婦というのは驚いたが、安野モヨコがヲタ嫁だというのにはもっと驚いた。
「そ…そんな!!!」「おどろいた時にわざとどもる それもオタクです」


'06.5.25  mac&other

モバイルSuika装備(前編)

 5月の頭に携帯電話の機種変更をした。本欄に書いていなかったのは肝心の機能を使用できていなかったからだ。今回の機種変更の目的はQRコードの読み取りと、それから「モバイルSuica」の使用だった。

 だからカシオ自慢の機能の多くは、その恩恵にマックユーザーは浴せないという事もとりあえず我慢している。USBクレードルは単なる充電台としてしか使えないし、CDの音楽データをセキュアSD形式にコンバートする方法はマックにはない。付属のソフトは全てwin用なのでCDは全く無用の物だった。

 カメラの機能は格段に向上しているしminiSDが使えるのは便利だ。もっともiBookへデータを移すにはリーダーが必要なので、アダプターを介して移していた時と手間が劇的に減ったわけでもない。それと、ケータイモードだとファイル名が撮影日で付くがPCモードで撮影すると全く異なるのはむしろ不便だ。まあどちらも私だけが気になるものだろう。

 ちょっと期待していたラジオは悪くないが、イヤホンは、直接は携帯電話に挿せず、専用コードを介して接続する煩わしさでケチが付く。何よりジャックの蓋を開けるのに細くて長い爪を必要とするのに閉口した。

 さて本題の「モバイルSuica」であるが、これは次回に。携帯電話で改札を通れたり買い物が出来たりするJR東日本のサービスだ。同グループの仕事をしている私としては取りあえず手にしておきたいものだった。ちなみにこれ、他の「おサイフケータイ」の機能と違いその辺でチャージしてすぐに使える訳ではない。まず「ビューカード」というクレジットカードに入会しないとならない。GWを挟んで手続きが遅くなってしまった。

W41CAのクレードル
シールで塞がれたクレードルのUSBポートはそのまま。格好悪いからゴム蓋でも用意しとけと悪態の一つもつきたくなる。


読書 奥田英朗「マドンナ」 講談社文庫