先日H嬢が「最近は“お話”は書いてないんですか」という様なことを訊いてきた。
「あー、書いてるのを忘れるんだよね。書きかけで忘れちゃうんだよ」。
「駄目じゃないですか」。
そうだ。駄目だ。向上心のない奴は駄目だ。…って台詞の出典も忘れている様では駄目だ。そんな訳で書きかけて放ったらかしだった掌編(?)の一つを引っ張り出した。
で、仕上げた次第で。
これを書いていた時の私は何だったんでしょうねぇ。別に自分のストレスをぶつけていた訳ではないのだが、書き上がってみれば随分な話だなぁ。
よく喜劇のパターンで、しょうもなく畳み掛けるように「失敗」をしてしまう人の出てくる話があるが、あれが「失敗」でなく「憎悪」であったりするとどうなのかなと、まあ書き始めてからだが、考えた。
でもこんなんで何枚も読んでられないよな。てな訳で原稿用紙4枚というバランスである。よろしければ暫しお付き合いを。
出口らしきもの「お前らが、かよ。」 |