随筆/myhome
公文書

'11.10.18  myhome 

修理その2
 また修理の話と言っても、先日直した芝刈り機が壊れたという訳ではない。そもそもあれから芝は刈っていないし。そろそろ勢いも落ち着いてきて、秋らしくなってくるのではないかという感じだが、この秋は枝垂れ梅の手入れに本腰を入れようかと考えている。アブラムシ、カイガラムシ、ケムシと、虫が付き過ぎるし、真夏に枯れ始める。あるいは寿命ということもあるのかも知れないが、とにかく追肥くらいしてやろう。前にしたのはいつだったか…本欄に記録がない。

 いや、それは「修理」の話ではないな。修理したのはインターホンである。

 インターホンが壊れていた。うちは1棟2世帯なのでインターホンは2系統ある。そのうち私の世帯の子機の調子がおかしかった。カメラは生きているし親機のモニターを点けると外の音は拾うのだが、親機の声が届かない。子機のボタンを押しても子機側でチャイムが鳴らない。という事は、壊れているのはスピーカーだけだろうという希望的予測の下に分解した。

 と言っても電子部品の不具合が目視で分かるかどうかに全く自信はなかったが、果たして、内部も基盤も綺麗なものだが、スピーカーとグリルの間に貼られたフィルムが劣化して破れており、黒いはずのスピーカーのコーン部分の色が抜けていた。金属部分に錆などは見られないが雨水が浸みたのだろう。触れるとパリンと破れた。

 型番を基に調べるもなかなか行き当たらないが、インターホンで調べるとあっさり、それもうちのと全く同じアイホン社製モノクロモニター付ドアホンの修理記事に行き当たった。そうか、Ω値は違っていても問題ないのか。

 あっさり修理完了。適当なフィルムを細切りにした両面テープでグリル内側に貼った程度が手間だった位。掛かったのは材料費の320円のみ。買ったら2万円だし、頼んだら3万近くしたんだろう。

 まあ誰も褒めてはくれんのだが。

インターホン:建物等に設置される構内専用の電話で、法的には有線電気通信法および有線放送電話に関する法律の規制が適用されない物。住宅用のとりわけ戸建用をドアホンと称するのが一般的らしいが厳密な定義はない。和製英語。
アイホンMK2・3(MKS-2AD/B-T)
何事にも先達はあらま欲しき…tamsan's リストア記録

上が母世帯。比較的雨に濡れないからとも思うが、念のためよく見るとスピーカーは大差ない状態。近いうちに同じ作業が必要かも。

電気的には頼りない2本の線だけで繋がっている。ま、あまり複雑でも困るんだが。

ちなみに子機自体は下端のネジ隠しを外して現れるプラスネジで止まっている。

意外な程に中は綺麗だった。

左がすっかり色の抜けたスピーカー。

苦手なハンダ付け…。

読書 村上春樹「風の歌を聴け」講談社文庫(再読)

何故だかここ暫く新しい本を買う気になれず、書斎の書庫というか押入奥の古いスチール棚から昔読んだ本を引っ張り出していた。この本は勿論何度目かの再読だが、前いつ読んだのかの記憶はない。見返しに鉛筆で購入日を記す様な習慣は私にはないので(父はそういう人だった)いつ買った物かは分からないが、9刷で昭和60年5月の発行、26年前の本だった。小口だけでなく中の紙も充分に黄ばんでいる。今更この作品についてあれこれ書くのは恥ずかしい気もして、そんなことだけ書いてみたり。


'11.10.9  myhome 

修理
 私は、修理の作業などが割合に好きな方である。自転車はしょっちゅう弄っているが、時には風呂桶の外装や血圧計のパイプ継ぎ手など、何が面白いのか良く分からないような物まで弄っていたりする。

 大抵必要に迫られてのことなのであるが、気が紛れるというのもある。なぜ紛らせたいのかは大して面白くない話なので省略しがちである。

 さて日曜。世間で言う3連休なのであるが、ある事情で呑気に走りに出るわけにも行かなくなり、従って細々と庭の掃除や、娘の上履き洗いや、前々から気になっていた破損した道具の修理なんかをやっていた。勿論昼過ぎには呑んでいた。

 うちに手動の芝刈り機がある。本欄でも初夏には大抵登場している。小型の電動機はキワ専用で、広い部分は手押しで刈っている。この芝刈り機はかなり古い物で、亡くなった父が買った物なので単純に考えても20年近く前の物である。その割には大した手入れもしないのにそれなり稼動してくれるが、刈った芝を溜めるバケットがポリバケツ様の素材で、かなりポリポリと割れてきているのだ。ポリバケツ補修専用テープなる厚手で粘着力の強いテープで補修しているのだが、脱着とか木や壁面への接触など力の掛かる部分でもあり、次第に裂けたりしてしまっていた。

 そこへ、先日ツイッター上で街のゴミバケツをタイラップでフランケンシュタイン宜しく継ぎ接ぎしたものを紹介している人がいて、これならいけるかもと思ったのを思い出した。タイラップは実は大量にある。自転車用に買ったのだが、元々自転車用でないもののためロット数が大きかったのだ。ドリルは勿論ある。さっそく作業。そうか、こういう方法があったんだ。

 ついでに枝の割れた竹熊手の補修も。針金グルグル巻き面倒だなと思っていたが一挙に解決。尤も、庭を掃き始めたら先が2本折れてしまった。

 一番速やかに直さねばならないものは、暫く時間が必要な様である。

昨年の勇姿。

自転車屋にはない緑色のタイラップ(W

手術手術♪

叱られてキレた娘に叩き割られた風呂場のドア。多分ABS樹脂。

瞬着でポイント留めて、ポリ用テープで補強。

熊手もついでに。

'11.7.19  bicycle  myhome 

無香料
 化粧品の無香料ブームというのは、今はもう終わっているのだろうか。いや、今でも「無香料」を大きく謳う製品は多い。化粧品の香料というのは、勿論製品の個性を打ち出すために付けられているのが主であるけれど、素材自体の不快な匂いである油臭さや刺激臭をマスキングする役割もあるのだそうで。それが抑えられた素材の開発やら採用やらで無香料は実現したのだそうだ。

 しかし、こと男性化粧品に関しては、そもそも勘違いの香料の選択がスタンダードとなってしまっていたのを否定するという意味合いが強かったのではないか。市場の狭い製品は洗練されないという原理から、女性用に較べて男性用化粧品は遙かに遅れた製品だと言える。だから先行している市場の原理をそのまま導入して、およそ日本人男性に合わない様な香りの製品を主軸に据えたのが昔の日本で、その反動としての無香料ブームはあるべくしてあったのではないか。

 とはいえ実際の所、無臭の化粧品には体臭に対してのマスキング効果がないために(消臭成分含有はまた別の話として)、無臭の整髪料を使っていると、夏場は自分の頭皮の匂いが気になるのだとつい最近気付いた始末。フレグランスは頭に振り掛けられないものなぁ。

 何の話かというと、自転車の話で、当たり前のことなのだけど、長く走って帰ってくると匂ってしまう。コロンを振るのは逆効果だし、制汗剤かなぁ。でも好きな香りがないんだよなぁ。先日ボトルの色だけでライムグリーンのシーブリーズを買ったら、明らかにオンナノコの匂い(というかガムみたいな匂い)なので娘にやった。

 女の子には無香料ってないのだろうなぁ。向かいの大学の体育会女子寮ですら、生徒が出て来るのは匂いで判るしな(何を感知してるのだか)。

 スポーツマン向けのコロンがあるにしても、まあそれも自分には合いそうもない次第で。

画像の方は[myhome]ネタ。フェンスがゲゲゲな件。

妹の勤務先の在庫。お馴染みアイリスオーヤマのルーバーラティス。

ともあれステイン系を上塗りしないことには。これが手間。

艶まで違う…。ちなみにブロックもケルヒャーで洗浄した。

RC20の記録 藤沢の国道一号。いつもの1割減で走ろうという意図通りの結果…になってなかった。
走行時間4h26m56s/走行距離105.53km/平均速度23.7km/h/総走行距離8285.8km
 
読書 藤代冥砂「誰も死なない恋愛小説」祥伝社文庫

タイトル買いで読了ならず。「稀代の写真家・藤代冥砂が、奔放で美しい11の女性達を描いた」云々の説明に「あぁ」となっていたのは事実。だってねぇ。ところが驚いたのが、この方なんと自分と同世代の男性なのだった。えぇー。そうなんですか、そうですか。


'11.6.18  myhome 

「庭が腐海に沈む前に」
 週間の予報では雨だったはずの土曜だが、曇天ではあるものの何とかもっている。妻ともんちゃんはどこぞのフリマへ行っているのだとミルから聞く。ああ、その話があったから、先日私に「お父さんも要らない物はファミマで売ると良いよ(フリマの間違い)」と言っていたのか。なぜそれが伝聞かというと、朝帰りした時にはもう出掛けてたからなんだけどさ。

 まあそんな訳で、どこへも行けずなんとなく居間で過ごす。私が自室に籠もるとミルは延々録画した音楽番組の少女時代を見続けるので、居間に居座る。飽きると庭に出て木を眺めてみたりする。

 そう言えば1週間前に撒いた殺虫剤やら除草剤の効果の程はどうなったのだろう。

 3種の梅に撒いたオルトラン水和剤は有効だった様だ。撒いた日の夜には雨が降ったから、吸収される前に流されてしまったのではないかと思っていたのだが、枝を埋め尽くしていたアブラムシはすっかり干涸らびて粉末状になっていた。餌がいなくなったためか、天敵テントウムシが幼虫成虫共に目立つ様になっていた。アブラムシの分泌液が原因で起きる「すす病」で多くの葉が黒くなっていたが、これで治まってくれるだろう。

 ちなみにオルトランはカイガラムシにも有効となっているが、残念ながら今回は変化なしの様に見える。尤もこいつらは死んでも外殻がそのままだったりするので、目視では効果がよく分からないと言えば分からない。枝垂れ梅には2種類のカイガラムシが付いている。以前から見掛ける方はタマカタカイガラムシだと分かったが、今年初めて見る方は何という種か分からない。刮げ落とせばそのまま死滅するらしいが、前者は入り組んだ梅の木肌の中にも付いており刮げるのが難しい。ボルンという殺虫剤がカイガラムシ専用なのでこれを撒く予定。

 対処療法的に害虫を駆除していくのではなく早期に予防すべき所なのだが…。自分の生活全般のことを見ている様な気にすらなってきたり。

オルトランの浸みた樹液を吸って死滅したアブラムシ

タマカタカイガラムシ

名称不明カイガラムシ

'11.6.14  myhome  bicycle 

週末の梅雨
 梅雨だから雨が降るのは当然だろう。でも何もわざわざ週末毎に降ることもないだろうにと誰かに文句を言いたくなる様な、またもや雨降りの週末だった。幸い終日ではなかったので多少用事はこなせたが。

 家の用事で一番気になっていたのが梅の木のアブラムシ退治。枝垂れ梅のは発見時点で結構な繁殖で、いくら夕方降りそうだからってまた来週に延期出来る状態ではない。朝から殺虫剤を噴霧して回った。しかも去年は見られなかったカイガラムシまでいる。

 使用するのはオルトラン水和剤。粉状のを水に溶いて使用する。1袋1リッターなので使い易い。顆粒は根から、水和剤を含む液状の物は葉から吸い込まれて作用するそうだが、葉からの方が早いのだかどうだか。いずれにしても1週間後に何も変わらない様なら焼き払う位の事も考えないと。庭が腐海に沈む前に…。冗談ではなく、真面目な話まずいのだ。うちの庭にはこの枝垂れ梅の他に薄紅色の大きな梅と白い小さな梅があるが、枝垂れ梅が駄目になれば、当然他の梅、ひいては近所の他の梅に飛び火してしまうだろう。

 そして他の時間は髪を切りに行ったり、すっかり寝かせていたレオパードで多摩湖へ走りに行ったり(前のまとまった距離の走行記録が昨年の9月!)、そしてもんちゃんの新自転車(お下がり)を仕上げた。

 あまり喜んだりもしないんだろうなと思ったが、取り敢えずシートの高さ調整があるので呼んで座らせる。すっかり小さくなってしまったプーさん号(18型)と違ってしっくりくる様だった。「走ってみようか?」と訊いてみるとサンダルのまま飛び出していった。

 家の周りの2本の私道を1周2周と走り始める。途中から併走して写メを撮り始めると、何か楽しくなったらしく、結局7周くらいした。

 しかし、夕方は雨。殺虫剤や除草剤が流れてしまうかなと庭をぼんやりと眺め、娘2人の姉妹喧嘩にうんざりしながらビールを呑んで過ごす。トーンダウンの週末。

3本の梅に掛ける殺虫剤「オルトラン」と、通りの雑草を一掃する除草剤「グリホキング」。

枝垂れ梅の枝。どうよこれ。

救い出された梅の実。今年4回目の収穫でまだこんなに獲れる。

最後の補充部品1前カゴステー。右が新品なんだけど、直角が出ていない上に、Rが違うせいで左右の高さが違うぞおい!

最後の補充部品2リア反射板。内側からネジ止めなので、こいつのためだけに後輪外すの厭だなと思っていたら、タイヤの空気を抜けばあっさり取り付けられるのだった。

シート高とハンドル高。丁度良い感じ。もんちゃん…大きくなったな。
レオパードの記録 多摩湖 走行時間50.37min/走行距離19.04km/平均速度22.6km/h/総走行距離508.4km