随筆/myhome
公文書

'06.4.12  myhome

ラティス・フェンス

 週末は、隣家との境にあるフェンスを立て直した。

 今までは地面に柱を立てフェンス2枚につき柱2本で支えていたが、あり合わせの金具などで固定したため2年ほどで歪んでしまっていた。今回フェンス2枚を純正の留め具で連結した後、塀の上に専用金具で固定した。柱がなくて強度はどんなものだろうかと気にするほどの高低差はない。とりあえずうちの庭から素通しとなる隣の貸家のトイレと風呂場の窓を見えないようにするのが目的であるから。

 フェンスの材料となるラティス材はアイリスオーヤマ製。ホームセンターに置いてあるDIY用のラティスはほぼこの製品である。少なくとも私の行動範囲でそれ以外を見掛けた試しがない。

 実は建材メーカーもラティス材は扱っているが、それなりの値段がするしっかりした物で、店に積んでおき素人に売るようなブツではない様である。

 こちらは90cmの正方形の物が1,980円。南方産の安い木材に、ウッドパテ盛りまくりという品質である。時間が経つとパテ部分が目立ってくるし塗料の防腐効果もそんなには期待できないから、出来る限り屋外用木工塗料を上塗りする。もっとも今回は枚数が多いため枠だけ塗ることにした(根性無し)。特にルーバー部分を綺麗に2回塗りする手間はただ事ではないのだ。

 ブロック塀への取り付け金具も厄介であった。溶接されたボルトが半端に頭を出しているためラチェットレンチを深く掛けられない。もちろん浅過ぎると頭を舐める。その上斜めに溶接されている個体まである。

 金具類は銀色地のゴマシオ柄だったので、連結金具だけは前日とにかく艶消黒でスプレー2回塗りした。

 設置はひたすら自分の根気との戦い(笑)。娘達に「暖かいから外に出なさい」と言っておきながら放っておくわけにもいかず、「手伝い」と称してその辺にある適当な木片にペンキを塗らせる。

 その内余裕が無くなって放っておくと、裏の老夫婦の所に遊びに行ってしまった。

施工前。

取り寄せたルーバーラティス

保ちそうなスプレーで連結金具を塗装。

完成図。

'06.3.14  myhome

春は農薬

 春に備えていろいろ用意した。肥料も買えと突っ込みがあるかも。同じ様な物をいくつもと思われるだろうが、一応用途は異なる。

 殺虫剤「オルトラン」は根から染み込みアブラムシから樹を守る。「モスピラン」も同様だが、こちらは口にする作物に使える。その分少し高い。それぞれ枝垂れ梅と白梅に使う。昨年はアブラムシが酷かったが今年こそはちゃんと梅酒を作ろうと決意。

 除草剤「グリホキング」は相手を選ばないが状態を選ぶ。葉に掛かった相手だけを根まで枯らす。梅の樹周辺に生えた雑草に掛ける。原液を希釈して噴霧する。「クサノンV」は無差別で残留が長いので砂利を敷いた所に使う。

 これらの中で「グリホキング」は初購入。昨年まで同種の物は「サンフーロン」を使用していたのだが今年はいつもの店の店頭からなくなっていた。成分を見ると同種の物どころか同じ物だった。しかも安い。これはなんだろうと思い買ってきてから調べた。

 医薬品にジェネリック医薬品というのがある。特許切れを他社が出すものである。昔からあったが、最近盛んに広報をしている。

 「グリホキング」は農薬のジェネリック品である。オリジナルはモンサント社(米)の「ラウンドアップ」(1970年発売)で日本では日産化学が商標権を持ち、生産・販売している。主要有効成分はグリホサートイソプロピルアミン塩で、調べると同種の物は他にも沢山あった。

 注目したいのはその価格差である。「サンフーロン」は「ラウンドアップ」の1〜2割安だったが、「グリホキング」はなんと1/3以下である。

 しかしジェネリック品を信用しない訳じゃないが中国製というのがどうにも引っ掛かる。効果は試せるが、安全性は自分で確認できないし。とりあえず口にする梅に使うのはやめとこうかなぁとここに書く位は風評被害にならないだろう。
殺虫剤と除草剤
前列は殺虫剤「オルトラン」「モスピラン」。後列は除草剤「グリホキング」「クサノンV」。

白梅
真上から見る白梅というのもなかなか。ただし満開ではない。

辛夷
辛夷(こぶし)もまだ、もうちょっと。

読書 藤沢 周「紫の領分」 講談社文庫

'06.2.13  myhome

蝋梅その2

 週末はあれこれやることを考えながらも、往々にして園芸おやじで過ごしがちな私である。

 まあ…、けやきの木を「切り倒す」のを園芸と言って良いどうかは微妙だが。けやきはとにかくしぶとく生命力がある。ああ生えてるなと思っていたら、気付くと大木である。うちの様に周囲に余裕のある家ならまだしも、民家の密集したところでこんな物が育ったひにはたまらないと思うが他の家ではどうしているのだろう。いや、「まだしも」ではない。我が敷地内のけやき、5mを超えており竹や蔓草と絡んだまま夏の盛りを迎えると怖いことになる。今年は3月から貸家の住人も替わるとあって今やるしかない。結局根本の1.5m程を残して鋸で切り倒し切り刻んだ。右腕は今週使い物にならないだろう。

 翌日曜日は逆に木を植えた。けやきを切り倒したのを悔いて…では当然なくて、先日小金井公園で見た蝋梅を買ってきたのである。最適な条件は「日当たりが良く・湿っていて・西陽厳禁」。文字面だけだと矛盾しているように思うのだが、そもそもそういう場所がうちの庭にあるのか? 陽は照っている方だが芝の育ちが悪くて湿りがちな一角があったので掘る。赤土ばかりなのでとりあえず土壌改良なんちゃらを混ぜてその層を固めてから、堆肥と油粕と化成肥料を土と馴染ます。で、さっきの土を被せて、蝋梅を植えた。かなりの芽が落ちてしまっており枝も数本折れていたがこんなものだろう。

 その後は芝のサッチ(枯れ草)取りをしてから芝焼きをした。バーナーで延々焼かないとならないかと思っていたら、さーっと燃え広がって顔色も「さーっ」。あっという間に作業終了であった。危ないなぁ。

 実はその後JEDIを点検していたら「さーっ」な不具合を見つけてしまったのだが、それはまた別の話題ということでまた後日。
 

BMW推奨サンルーフの使用法。取説4-2より。

かなり目分量の配合。これがケーキなら膨らまないね。

攻撃色で襲ってくるアレの様。「仕方ないよ。定めならね」

'06.2.8  myhome

蝋梅〜ろうばい

 晩冬が賑やかになる我が家の庭。2月となりそろそろ梅や辛夷の蕾が気になりはじめる。庭に出て一通りそれらの枝を確かめると、雑草の発芽予防にはまだ早いかなとかその前に芝を焼かないとなとか考えながら庭をうろうろする。しかし天気の良い日は庭よりも手前のテラスにある自転車の方が気になってくる。結局跨がって小金井公園まで走りに行った。

 しばらく走り中央の辺りに差し掛かると、広範囲に渡って何やらフェンスが張り巡らされている。工事説明の看板があり、透水性の舗装に貼り替えるのだと書かれている。まあいいやそんなことは。フェンスの切れた辺りの堀を覗きに行く。鴨がいたはずだがその日は何もいない。ふと後を振り向くと、ろうばいが沢山咲いていた。

 ろうばい=蝋梅。ロウバイ科。中国南部原産の耐寒性落葉低木で12月から2月が開花時期である。半透明の蝋細工の様な黄色い花が咲く。最近電車の中吊りで中高年向きと思しき蝋梅を見に行くツアーなどが掲出されていたためにどんな花かを知っていたが、現物は写真よりはるかに綺麗である。しばらく見入り、これいいな、庭に欲しいななどと思い始める。家に帰ってからも母に「蝋梅、綺麗だよね」とか言いながら撮ってきた携帯の画像を見せたりする。調べると流通時期は11〜2月というから買うのは今なんじゃないか。しかし今がまさしく満開の時季で、花が満開になっている木を買ってくるというのもなんだか間抜けな気がしてならない。いや何の根拠もないのだが。

 そんなことを考えていたら雪が降ってしまった。とりあえず芝を焼くのは今週末では無理だな。

 ここしばらく近隣のDIY屋には自転車で出掛け、1m長のアルミパイプ位はガムテープで車体に貼り付けて運んでいたが、ろうばいはそういう訳にもいくまい。そこまで考えて、また長いこと328iに乗っていないことに気が付いた。やれやれ。


H嬢にしてもまるさんにしても皆「自転車ネタはつまらん」と書いてくる。ま、男ノ子ネタだしな。そんで次が園芸ネタかよ、という突っ込みお待ちしてますてことで。
釈尊降誕会(生まれた日)は4/8。釈尊成道会(悟りを開いた日)は12/8。涅槃会(亡くなった日)は2/15で、じゃあ2/8ってなんだっけかというと、日露戦争が勃発しホテルニュージャパンが炎上しうちのボスが生まれた。順番は違くなっているかも。